81 無名さん
「苗字さん…よかったんスか?」
「は?」
なんのことだ、と聞けば「今の話聞いてた?」と黄瀬君は頬杖をつきながら私に話しかけてきた。
「…適当に返事してたけど…?」
「今の話、あんたに好意もってるバスケ部の先輩に連絡先教えるけどいいよね。って話」
「え…そんな話だった?」
え、うそ。となりながらも聞き返せば「うん」と黄瀬君は頷いた。
「困る…え、どうしよう…」
「ちゃんと人の話聞かないからっスよ」
「う…っ」
黄瀬君の言ってることに間違いはなく、言い返せない。
「ま、いんじゃないっスか。うちの学校バスケ部強いとか聞いたし、連絡先教えたところで何も変わらないッスよ」
「……そうかな…」
「向こうが忙しければっスけど」
「確かに…」
そもそも連絡先教えたところで別に私が頻繁に連絡するような性格ではないし、むしろスルーするような性格だからそのうち連絡しなくなる。そのパターンを繰り返してきた過去がある為、黄瀬君が言ってることは確かに理解できた。
「俺もそーゆータイプッスからね」
「へーそうなんだ」
「そうっス」
にこ、と黄瀬君が笑い、私は話は終わりだなと判断して教科書を開く。
「え、興味ないんスか?!」
「?何が?」
「……もういいっス。苗字さんはそういうの興味ない人だったッスわ」
つまんね、と黄瀬君は言うと視線を私から外して一限目の準備をはじめた。
ここの描写が特に腹立つ
夢主は黄瀬にまったく興味ないけど黄瀬は夢主と友人の話を盗み聞きするくらい夢主に興味ありますよーって感じで胸糞
「は?」
なんのことだ、と聞けば「今の話聞いてた?」と黄瀬君は頬杖をつきながら私に話しかけてきた。
「…適当に返事してたけど…?」
「今の話、あんたに好意もってるバスケ部の先輩に連絡先教えるけどいいよね。って話」
「え…そんな話だった?」
え、うそ。となりながらも聞き返せば「うん」と黄瀬君は頷いた。
「困る…え、どうしよう…」
「ちゃんと人の話聞かないからっスよ」
「う…っ」
黄瀬君の言ってることに間違いはなく、言い返せない。
「ま、いんじゃないっスか。うちの学校バスケ部強いとか聞いたし、連絡先教えたところで何も変わらないッスよ」
「……そうかな…」
「向こうが忙しければっスけど」
「確かに…」
そもそも連絡先教えたところで別に私が頻繁に連絡するような性格ではないし、むしろスルーするような性格だからそのうち連絡しなくなる。そのパターンを繰り返してきた過去がある為、黄瀬君が言ってることは確かに理解できた。
「俺もそーゆータイプッスからね」
「へーそうなんだ」
「そうっス」
にこ、と黄瀬君が笑い、私は話は終わりだなと判断して教科書を開く。
「え、興味ないんスか?!」
「?何が?」
「……もういいっス。苗字さんはそういうの興味ない人だったッスわ」
つまんね、と黄瀬君は言うと視線を私から外して一限目の準備をはじめた。
ここの描写が特に腹立つ
夢主は黄瀬にまったく興味ないけど黄瀬は夢主と友人の話を盗み聞きするくらい夢主に興味ありますよーって感じで胸糞