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母(若い頃から霊感が強く、その手合いが見えたり感じたりしてたことを思い出しました)に相談したところ、話だけでは確かなことは言えないが、私と電話で話している裏側に何かが「憑いている」存在を感じるからその可能性が高い、とのこと。
私は急いで写真を実家へ送って見てもらい、今までのことも含めて話したところ、この黒い霧が私の体全体を覆うことで憑いている物の目的は達成されるはずだが、それは私の死を意味していると。
そして、この黒い霧の正体は生霊の怨念だろうとのことでした。

この時に私の直感は、半年前に付き合っていたSとのことを思い浮かべました。
彼女と別れる際に、静かに、だけど確実に

「怨んで、怨み尽くしてやる」

と最後にうす笑いしながら告げていたっけ。
平気なフリをしていたけど、決意を込めたその物言いにゾッとしたのを、まるで昨日のことのようにあの顔つきまでも思い出されたのです。

その後、車を運転している時に左頬にスゥッと冷たさを感じたり、真後席から強い視線を感じてルームミラーを見ると姿は見えないけれど確かに誰かが見ている気配がしたり、そんなことが度々ありました(母から一日も早く浄化して祓った方が良いと言われていましたが)。
そんな不可思議なことが日を追って度重なるようになり、さすがに精神的にまいってしまいました。

母に連絡し夏期休暇に入るや早々実家へ向かいましたが、「それ」が本当に生霊ならば途中で帰郷を妨害するようなことが起こるであろう、と母から警告されていました。