85 無名さん
「うむ。
俺の見立て通り、良く着物に映えておるな。
実に綺麗だ。」

あっ、三日月さん今・・・。

「ホント!?
ありがとう!宗近大好き!!」

喜ぶ主の声が聞こえてくる。
主がこれだけ喜んでいるのだから、気のせいかもしれない。
だが確かに今、三日月さんは私の本体へと視線を向けて言葉を発していた。


自意識過剰すぎぃ
自分に向けて綺麗だって三日月が言ったように見えたなんてどんだけ自分ageなの?