これは俺がホントに体験した話。
あれはちょうど七年前、俺は中学生だったんだけどさ。夏のお盆休みで親戚の田舎にあるおばあちゃんの家に泊まり行ったんだ。
おばあちゃんは心臓の持病持ちだったんだけどさ。別に寝込んでる訳でもないしいたって元気で優しい、いいおばあちゃんなんだ。
まぁ泊まって二日目の夜の話なんだけど。その日の夜は暑くて風もなくてとても寝苦しかったんだ。
で夢を見たんだけどさ……この夢がすっげー気持ち悪いんだよ。読者のみんなも俺が見た夢を想像しながら読んでほしいんだ。
まず目を開けるとそこが五畳半くらいの和室でさ。そのど真ん中に自分が寝てんだよね。周りを見たら喪服姿の人達が大勢いて俺を見下ろしてんだよね。
俺は怖くなって飛び起きようとしたんだ。でも金縛りみたいのにかかって無理なのよ。でもなぜか首だけは動かせるんだ。
それでふと右を見たらおばあちゃんが正座してるんだ。でもいつもの笑顔は微塵もなく怖いくらいの無表情で俺を見てるんだよね。
俺はおばあちゃんが手に何か抱いてるのに気づいた。目を凝らして見てみたら、それはおばあちゃんが昔から大事にしてる日本人形だって分かったんだ。
するとその日本人形はどこからか刃渡り50センチはあろうかという包丁を取り出したんだ。嫌な予感が俺の頭をよぎる……
すると次の瞬間、その日本人形は包丁を振り上げた。そしてその包丁を俺に振り下ろすかと思ったら、クルッと向きをかえておばあちゃんをグサリ……そして何度も繰り返し刺しつづける。
俺は声にもならない叫び声を上げた。おばあちゃんから血が噴水のように吹き出る、辺りが真っ赤に染まる。
と、そこで目が覚めた。起きた時間はまだ夜で、俺は汗だくで、とても喉がかわいていた。そして不覚にも泣いてしまった。
それほどあの夢は生々しくて怖かったのを覚えている。
翌日、俺が都会に帰る日になった。そして約一週間後。俺は親から衝撃的な事を告げられた。
そうおばあちゃんが亡くなったのだ。
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あれはちょうど七年前、俺は中学生だったんだけどさ。夏のお盆休みで親戚の田舎にあるおばあちゃんの家に泊まり行ったんだ。
おばあちゃんは心臓の持病持ちだったんだけどさ。別に寝込んでる訳でもないしいたって元気で優しい、いいおばあちゃんなんだ。
まぁ泊まって二日目の夜の話なんだけど。その日の夜は暑くて風もなくてとても寝苦しかったんだ。
で夢を見たんだけどさ……この夢がすっげー気持ち悪いんだよ。読者のみんなも俺が見た夢を想像しながら読んでほしいんだ。
まず目を開けるとそこが五畳半くらいの和室でさ。そのど真ん中に自分が寝てんだよね。周りを見たら喪服姿の人達が大勢いて俺を見下ろしてんだよね。
俺は怖くなって飛び起きようとしたんだ。でも金縛りみたいのにかかって無理なのよ。でもなぜか首だけは動かせるんだ。
それでふと右を見たらおばあちゃんが正座してるんだ。でもいつもの笑顔は微塵もなく怖いくらいの無表情で俺を見てるんだよね。
俺はおばあちゃんが手に何か抱いてるのに気づいた。目を凝らして見てみたら、それはおばあちゃんが昔から大事にしてる日本人形だって分かったんだ。
するとその日本人形はどこからか刃渡り50センチはあろうかという包丁を取り出したんだ。嫌な予感が俺の頭をよぎる……
すると次の瞬間、その日本人形は包丁を振り上げた。そしてその包丁を俺に振り下ろすかと思ったら、クルッと向きをかえておばあちゃんをグサリ……そして何度も繰り返し刺しつづける。
俺は声にもならない叫び声を上げた。おばあちゃんから血が噴水のように吹き出る、辺りが真っ赤に染まる。
と、そこで目が覚めた。起きた時間はまだ夜で、俺は汗だくで、とても喉がかわいていた。そして不覚にも泣いてしまった。
それほどあの夢は生々しくて怖かったのを覚えている。
翌日、俺が都会に帰る日になった。そして約一週間後。俺は親から衝撃的な事を告げられた。
そうおばあちゃんが亡くなったのだ。
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