90 無名さん
「…中に、出した…」
「っ…!」
揚羽は目を見張った。
その言葉の意味を知らぬ程、子供ではない。
揚羽は脱力した腕を動かし、腹部に手を添えた。
−−−僅かに膨らんでる…
花宮は気まずそうに顔を逸らすが、そうはさせなかった。
揚羽は花宮の両頬に手を添えて、無理矢理自分と向かい合わせて口を開いた。
「−−−安全日だから、大丈夫。」

なにこれギャグ?ギャグなの?