92 無名さん
あれ?追加されたかも知れんが厚ともハアハアしてるよ夢主は


「厚〜?」

次は厚の番だと布団に近付けば、ずっとこちらを見ていたらいし厚が二カッと笑った。
萌え殺す気かこの子っ!

「起きてたぜ!
今日はちょっと調子が良いんだ。」
「うん、本当に元気そう。」

緩みに緩んでいるだろう表情をそのままに、自分で起き上がった厚の頭を撫でる。
すると厚も嬉しそうにしてくれるので、私はもう幸せいっぱいだ。

「はい、一応冷ましたけど気をつけて飲むんだよ。」
「おう!」

気持ちは元気だが、やはり身体は辛いのだろう。
ゆっくりと湯のみを受け取り、一口ずつ慎重にお茶を飲んでいる。

「おかわりいる?」

飲み終わったタイミングでそう聞くが、厚は苦笑いで首を振った。

「お腹いっぱいになっちまった、へへ。」

食の細さを気にしているのだろうか。
元気だった時は他の子よりも沢山食べていたと、以前薬研から聞いたことがある。
だからこそ、お茶の1杯で満足してしまう自分が嫌なのかもしれない。

「また欲しくなったらいつでも言ってね。
まぁ、作るのは燭台切さんなんだけど!」

冗談めかしてそう言えば厚も少し笑ってくれて、私はホッと息を吐く。
お腹いっぱいになって眠くなったのか、五虎退と同じく厚もすぐに眠ってしまった。
うん、2人の寝顔マジ天使っ!!