94 無名さん
「リザードン!【熱風】!エーフィは【サイコキネシス】!」


燃える寸前であろう熱い空気がリザードンの口から吐き出され、翼の風に乗ったそれは勢いよく降下する。

氷の地面に熱風が到達したのを見計らい、エーフィは得意の念力を発動した。

…するとどうだろう。

高温すぎて赤く色付いた空気が最前列の客の前で舞い上がり、氷のフィールドをすっぽりと包み込めるくらいに大きなドーム型の膜を作り上げた。

熱風で満たされた空間と外気の境目がゆらゆらと揺らめいている。

もしも触れてしまえば、ヤケドすること間違いなしだろう。


燃える寸前って桜猫たん熱風の意味勘違いしてない?