94 無名さん
オリキャラ視点の拍手小説なんだけど夢主に負けず劣らずのクソでワロタ

「今が作戦の時だね!」
「う、うん……。うまくいくかな……?」
「大丈夫! 二人の精神は今ボロボロだからっ!」
「…………そんな嬉しそうに言われても……」

 私とジニーは談話室の隅で最後の作戦会議をしていた。視界の端には落ち込みまくってるハリーとロンがいる。二人ともパートナーが未だ見つからず、とてつもなく落ち込んでいる。ダサい。
 ハリーは見事に出遅れてフラれたらしい。ほんとダサいなぁ。
 ロンはフラーに大声で告白まがいの誘い方をしたらしい。ダサっ。
 まぁ、(ハリー曰く)フラーはヴィーラの血がまざってるらしいから、影響を受けても仕方ないとは思うよ、うん。ダサいことには変わりないけど。で、パートナーがいるって言ってるにも関わらずこりずにハーマイオニーを誘おうとしてるロンとか、どんだけ情けないやつなの? ほんとろくでなしだわ。

 でも、私は今、そんなろくでなしをパートナーに誘おうとしている。ふふふ、目的のためとはいえ、なんか嫌だな。

 私はジニーとアイコンタクトして頷きあって、そんなダサい兄貴どものところへ近づいていった。