この日AちゃんとSちゃんの二人は、夏の思い出作りにとF県内でも有名な心霊スポットである廃校に来ていた。
S「幽霊でないかな〜」
A「ほんとにでたら怖いけど(笑)」
S「ははは、出てきてほしいからきてるんでしょ!!」
A「そうだった(笑)」
などと恐れ知らずな二人は2Fへと足を進めた。
階段を登りきったとき雰囲気がガラッと変わったのをAは感じた。
Sは気付いてない様子で、何処から拾ってきたのか、木の棒で床をピシピシ叩いている。
Aは「ここヤバイって、帰ろう」
とSに言ったが聞く耳もたず、結局先に進む事になった。
曇っているせいか、月明かりが届かず、限りなく闇に近い廊下を携帯の光を頼りに進んでいくと、1番奥であろう2−Fの教室の前に人影が見えた。
Aは直感でそれが向こうを向いているのがわかった。
そんな事はどうでもよく、その人影にさすがのSもびっくりしたようで気付かれないよう来た道を引き返した。
5分ほど休んだ後、Sが、
「さっきの人影確かめてみようよ!!」
と言い出した。止めても聞くような奴ではないとわかっていたため、しぶしぶついて行った。
少し歩くとまたさっきの人影が見えてきた。
S「なんだ、ただのお地蔵様かぁ〜つまんないの」
この時、Aはこれまでにない恐怖を感じていた。
まず、なぜ学校に地蔵があるのか。
そして、さっきまで後ろ姿だったはずの地蔵がなぜこっちを向いているのか。
そして....2−Fの前にいたはずなのにどうして2−Eの前にいるのか。
Sは気付く様子もなく、地蔵様を木の棒でピシピシやっている。
Aはこの時見てしまった。ピシピシ叩かれている地蔵様の目が少しずつ開いているのを。
A「........」
S「どしたぁ!?」
A「........」
S「なんの冗談だよっ(笑)」
A「う..し....」
S「なんだよっ(笑)、びびってんの〜!? 可愛い〜!!」
→
S「幽霊でないかな〜」
A「ほんとにでたら怖いけど(笑)」
S「ははは、出てきてほしいからきてるんでしょ!!」
A「そうだった(笑)」
などと恐れ知らずな二人は2Fへと足を進めた。
階段を登りきったとき雰囲気がガラッと変わったのをAは感じた。
Sは気付いてない様子で、何処から拾ってきたのか、木の棒で床をピシピシ叩いている。
Aは「ここヤバイって、帰ろう」
とSに言ったが聞く耳もたず、結局先に進む事になった。
曇っているせいか、月明かりが届かず、限りなく闇に近い廊下を携帯の光を頼りに進んでいくと、1番奥であろう2−Fの教室の前に人影が見えた。
Aは直感でそれが向こうを向いているのがわかった。
そんな事はどうでもよく、その人影にさすがのSもびっくりしたようで気付かれないよう来た道を引き返した。
5分ほど休んだ後、Sが、
「さっきの人影確かめてみようよ!!」
と言い出した。止めても聞くような奴ではないとわかっていたため、しぶしぶついて行った。
少し歩くとまたさっきの人影が見えてきた。
S「なんだ、ただのお地蔵様かぁ〜つまんないの」
この時、Aはこれまでにない恐怖を感じていた。
まず、なぜ学校に地蔵があるのか。
そして、さっきまで後ろ姿だったはずの地蔵がなぜこっちを向いているのか。
そして....2−Fの前にいたはずなのにどうして2−Eの前にいるのか。
Sは気付く様子もなく、地蔵様を木の棒でピシピシやっている。
Aはこの時見てしまった。ピシピシ叩かれている地蔵様の目が少しずつ開いているのを。
A「........」
S「どしたぁ!?」
A「........」
S「なんの冗談だよっ(笑)」
A「う..し....」
S「なんだよっ(笑)、びびってんの〜!? 可愛い〜!!」
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