96 無名さん
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>「カントクのことは好きだった、それは勘違いじゃない。今でももちろん好きだ」
「真澄くん…」
「でもこの好きは憧れで、俺は俺がいなくてもしっかりしてやれるカントクが好きだ」
「…」
「でも名前は違う」

カントクと話してるのに頭をよぎるのはここで名前とした話ばかり。臣が作ったチーズケーキを持ってきて、俺の幸せがなにかを再確認させてくれたあの日。

「名前は…俺が支えて、護りたい」
「うん」
「だから俺は名前に恋してるんだと思う」
「うん、そうだね」
「カントクのことは変わらず好きなままだけど、恋じゃないと思う」
「違うね」
「…だから」
「私は真澄くんのことを応援したいと思ってるよ」
「え…」
「真澄くんが一途なことは見てたら分かるし、名前ちゃんがこれからどんなに大変な思いをしててもそれに着いていけるのは真澄くんだと思う」
「…」

なんか「お前は俺がいなくても生きていけるだろうけどアイツは俺がいなきゃダメなんだ!」って別れ切り出す浮気男みたいなセリフだな