1 無名さん

独り言1060

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<全貌>

昨日の経緯を書きます。嫌になるくらい長文です。
載せようかどうかかなり迷ったんですが、4人で相談しそれぞれ思うところもあり、掲載することにしました。

かなり長い話だったのでまとめも時間がかかり、また俺自身かなり衝撃的なことを偶然聞かされたので混乱してます。
また5時間近く話をしてたので、会話の細部は記憶を頼りにかなり補完して会話らしくしている、ということも了承してください。

あと主要な発言しか書いてません。伏せてる部分も多々あります。
一応MとSに見てもらい、修正いくつかしてからアップしてます。
文章ぐだぐだかもしれませんがご勘弁を。

文中、「部落」とか「集落」という言い方してますが、実際の話の中ではそう読んでいません。
あくまで便宜上の言い方です。一応ひどい言葉らしいので伏字みたいなものと思ってくださいね。

6日夜の時点では当事者4人が俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが、Sが、Sの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという隣家のおじいさんも交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。

M、S(箱を持ってきた女の子)、K(Mの彼女)、A(俺)、それとSの父は「S父」、母を「S母」、Sの祖母を「S婆」、Sのおじいさんを「S爺」、隣のおじいさんを「J」としましょうか。
話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なので。

まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。
俺の家での出来事の2日後になります。

5月23日、頼んでいた業者が来て解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかという時、S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がJに納屋を解体することを伝えると、Jは抗議してきたそうです。

S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが「もしかしたらあの箱のことを知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外に出たそうです。
この時点でSは家族にあの日のことは話してなかったそうです。

「納屋を壊すな!」

というJに対し、

「反対する理由はあの箱のことかなのか? あの箱はいったい何なのか」

という様なことを聞くと、Jは非常に驚いた顔をして

「箱を見つけたのか? あの箱はどうした? お前は大丈夫か?」

と慌てた様子で聞いてきたそうで、Sが事件の経緯を話すと、Jは自分の責任だ自分の責任だと謝ったそうです。
そして、

「聞いておかんかったからこんなことになった、話しておかんかったからこんなことになった」

「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」

と言い、帰って行ったそうです。
そして、SはポカンとしてるS父に事件のことを話したそうです。
Jの話を聞いてから俺らに話そうと思ってたのですが、Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。

そして昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い、その「話さないといけないこと」を今日話して欲しいということで、Jを父と一緒に説得して来ていただいたそうです。
◎次に、Mの話

S父がJに「お話いただけますか?」と言い、俺とKが居るところで話して良いものか悩んでいると(部外者ですもんね)、このあたりで

M「先に話させてもらって良いですか?」

そう言ってMが話し始めました。

M「Jさん……。本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?」

M「今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが、この箱については別。俺は祖父や父から何度も聞かされてたし、実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。箱の話をするときの二人は真剣そのものだった」

M「管理簿もちゃんとある。それに事故とはいえ箱でここの人が死んだこともありましたよね。今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで、改めて昨夜、父と管理簿を見たんです」

M「そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。そうなると話がおかしい。父は『やっぱり』と言ってました。俺の家の方からは接触しないという約束ですが、今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。俺の父が行くと言ったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました」

Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。

M「それでですね。Jさん。あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いですぐに亡くなられてますよね。Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり中学生の時にはすでにお亡くなりだそうです」