1 無名さん

金儲け大好きさらいたん 2

金儲け大好きさらいたん 2

2019.1.20のing!にてSDカレンダー企画第2弾を主催決定

普段の交流を度外視してとにかく人気のあるジャンル絵師に声をかける(売り上げ重視のため)

前回はどうやら絵師に対してカレンダーの配布すらもない完全無報酬状態だったらしい 今回も?

カレンダーは自家通販も視野に入れての頒布を予定

他人の褌で金儲けするな

>>>16864
97 無名さん
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。

また声がする。

「どうした、こっちに来てもええぞ」

じいちゃんの声に限りなく似ているけど、

あれはじいちゃんの声じゃない。


どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に全身に鳥肌が立った。

ふと、隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。


一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め「助けてください」と

必死にお祈りをはじめた。

そのとき、


「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」


あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。

そこまで背が高くないことは分かっていたが、

アレが下から手を伸ばして窓ガラスを
叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。

もうできることは、仏像に祈ることだけだった。

とてつもなく長い一夜に感じたが、それでも朝は来るもので、つけっぱなしの
テレビがいつの間にか朝のニュースをやっていた。

画面隅に表示される時間は確か

七時十三分となっていた。

ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。


どうやら眠ってしまったか気を失ってしまったかしたらしい。


盛り塩はさらに黒く変色していた。
99 無名さん
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。

また声がする。

「どうした、こっちに来てもええぞ」

じいちゃんの声に限りなく似ているけど、

あれはじいちゃんの声じゃない。


どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に全身に鳥肌が立った。

ふと、隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。


一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め「助けてください」と

必死にお祈りをはじめた。

そのとき、


「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」


あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。

そこまで背が高くないことは分かっていたが、

アレが下から手を伸ばして窓ガラスを
叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。

もうできることは、仏像に祈ることだけだった。

とてつもなく長い一夜に感じたが、それでも朝は来るもので、つけっぱなしの
テレビがいつの間にか朝のニュースをやっていた。

画面隅に表示される時間は確か

七時十三分となっていた。

ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。


どうやら眠ってしまったか気を失ってしまったかしたらしい。


盛り塩はさらに黒く変色していた。