晒し同盟改め

過疎同盟

僕の先輩が実際に体験された話です。 

先輩はバイクが好きで愛車のビッグスクーターで毎日夜にドライブに出かけてました。

そしてある日友達数人で心霊スポットに行くことになったそうです。

オカルト系が好きな人はわかるかもしれません。トンネルを抜けたら電話ボックスがあるあの場所です。

そこから電話をある番号にかけたらこの世の者じゃない者が電話に出ると言うものです。

じゃんけんに負けた先輩が電話をかけたのですが、やはり何もでるわけがありません。

興醒めしてバイクで帰っていると、携帯が鳴り始めました。

バイクを止めて出てみると

「…………」

無言電話です。

間違えかなと思いまたバイクを走らせていると、また電話が鳴り始めました。

またかよと思い相手の名前を見てみると

「公衆電話」

と表示されていました。

ビビりまくった先輩は電話に出ず携帯を投げ捨てて帰りました。

そして帰り道にお決まりの様ですが先輩は事故にあってしまいました。

たいしたケガはなかったのですがバイクは廃車になりました。

そしてそのバイクを業者に持って行った時です。

プルルルル

先輩はゾッとしました。ずっとどこからか電話が鳴っているのです。

そうバイクのシートの中に捨てたはずの携帯が入っていました。

着信

「公衆電話」