1 無名さん
独り言1345
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ある日のカラオケ店でのこと。
店員「いらっしゃいませ今晩は、お客様二名様で?」
客「………」
この客はよく一人で来るムカつく葬儀屋だ。
ひどいときには1日に2回も来る。ほとんど無口で喋っても聞き取れないくらいの声でしか話さない奴。
今日は珍しく女なんてつれて来やがって。
店員「ではお部屋の方○○○号室となります。ごゆっくりどうぞ」
まったく、あんな無口な奴でもカラオケになれば普通に歌うものなんだな。
数時間後あいつが出てきた。
店員「お会計の方1620円になります」
客「?? ……ち……く……か?」
また聞き取れない声で何か言っている。もう一度聞き返すと、
客「ちょっと高くないか?」
そんなはずは………そうゆう事か。二人の客を見て理解できた。
店員「申し訳ありません。お会計の方810円になります」
お金を払うと何か独り言を言いながら帰って行った。女を連れて……。
店員「いらっしゃいませ今晩は、お客様二名様で?」
客「………」
この客はよく一人で来るムカつく葬儀屋だ。
ひどいときには1日に2回も来る。ほとんど無口で喋っても聞き取れないくらいの声でしか話さない奴。
今日は珍しく女なんてつれて来やがって。
店員「ではお部屋の方○○○号室となります。ごゆっくりどうぞ」
まったく、あんな無口な奴でもカラオケになれば普通に歌うものなんだな。
数時間後あいつが出てきた。
店員「お会計の方1620円になります」
客「?? ……ち……く……か?」
また聞き取れない声で何か言っている。もう一度聞き返すと、
客「ちょっと高くないか?」
そんなはずは………そうゆう事か。二人の客を見て理解できた。
店員「申し訳ありません。お会計の方810円になります」
お金を払うと何か独り言を言いながら帰って行った。女を連れて……。
とある病院での夜中の出来事。
記録室で書き物をしていたらひょっこりと部屋を覗く気配がした。○さん。
「どうしたの? ○さん」
声を失う手術をした○さん、困ったように立っている。
「家に電話? 何かあった? 書類なら今書いてるよ?」
小指を立てたあと、額に手を当てて頭をゆらゆらさせている。
小指…女…女房。…気分悪い?
いま、○さんに奥さんが付き添ってる事を思い出した。
「奥さん、気分悪い? 見に行った方がいい?」
○さんがうなずいた。急いで○さんのいる部屋に走る。
部屋が見えたとき、部屋から息子さんが出てきて「すいませんお袋が!」と叫んだ。
具合の悪そうな奥さんを息子さんと2人で病棟に移し、疲れによる貧血だろうということで、点滴をしてしばらく様子を見ることにした。
しばらくして様子が落ち着いたのを見て、家に帰れるように奥さんと息子さんに○さんの診断書を渡した。
同時に○さんが奥さんの不調を教えてくれた事も。
なんだか奥さんは泣いていて、息子さんは泣きそうだった。
迎えに来た車を見送って、つぶやいた。さよなら、○さん。
記録室で書き物をしていたらひょっこりと部屋を覗く気配がした。○さん。
「どうしたの? ○さん」
声を失う手術をした○さん、困ったように立っている。
「家に電話? 何かあった? 書類なら今書いてるよ?」
小指を立てたあと、額に手を当てて頭をゆらゆらさせている。
小指…女…女房。…気分悪い?
いま、○さんに奥さんが付き添ってる事を思い出した。
「奥さん、気分悪い? 見に行った方がいい?」
○さんがうなずいた。急いで○さんのいる部屋に走る。
部屋が見えたとき、部屋から息子さんが出てきて「すいませんお袋が!」と叫んだ。
具合の悪そうな奥さんを息子さんと2人で病棟に移し、疲れによる貧血だろうということで、点滴をしてしばらく様子を見ることにした。
しばらくして様子が落ち着いたのを見て、家に帰れるように奥さんと息子さんに○さんの診断書を渡した。
同時に○さんが奥さんの不調を教えてくれた事も。
なんだか奥さんは泣いていて、息子さんは泣きそうだった。
迎えに来た車を見送って、つぶやいた。さよなら、○さん。
ある青年が海辺で知り合いの老人に出会った。
老人は挨拶ついでに青年にこう尋ねた。
「おまえさん、漁師になりたいそうだが、よくそんな気持ちになれるもんだね。おまえさんのじいさんは漁に出て死んだ。そしておまえさんの父親もまた、漁の最中に海で死んだ。それでもおまえさんは海が恐ろしくはならないのかい?」
これを聞いて青年は言った。
「じいさん、あんただって変な人だよ。あんたのじいさんは家のベッドで死んだ。そして、あんたの父さんもまた家のベッドで死んだそうじゃないですか。それなのによくもまあ、恐ろしがらずに毎日家に帰ってベッドに平気で寝ていられるもんですね」
老人は挨拶ついでに青年にこう尋ねた。
「おまえさん、漁師になりたいそうだが、よくそんな気持ちになれるもんだね。おまえさんのじいさんは漁に出て死んだ。そしておまえさんの父親もまた、漁の最中に海で死んだ。それでもおまえさんは海が恐ろしくはならないのかい?」
これを聞いて青年は言った。
「じいさん、あんただって変な人だよ。あんたのじいさんは家のベッドで死んだ。そして、あんたの父さんもまた家のベッドで死んだそうじゃないですか。それなのによくもまあ、恐ろしがらずに毎日家に帰ってベッドに平気で寝ていられるもんですね」
うちの職場の事務の女の子がストーカーっぽい同僚に困ってるらしいです。
人づてに聞いただけなんでハッキリとはわからないんですが、ストーカーは営業課の26歳の社員らしく、昼食時に勝手に隣に座ったり、帰りに駅の改札で偶然を装って待ち伏せされたりするそうです。
それに教えてもいないのに携帯の番号やメルアドまで知られてしまったようです。
僕も心配なので相談に乗ろうとお昼ご飯を一緒に食べようとしたり、一緒に帰るために駅の改札で待ってみたりしてるのですが、彼女も遠慮してるのか、中々本心を語ってくれません。
直接は言いにくいのかと、人づてに電話番号やメルアドも聞いたんですが、そっけない返事しかこないです。
本当に心配です。
何とか力になりたいんですが、どうすればいいでしょう?
(26歳 営業課平社員)
人づてに聞いただけなんでハッキリとはわからないんですが、ストーカーは営業課の26歳の社員らしく、昼食時に勝手に隣に座ったり、帰りに駅の改札で偶然を装って待ち伏せされたりするそうです。
それに教えてもいないのに携帯の番号やメルアドまで知られてしまったようです。
僕も心配なので相談に乗ろうとお昼ご飯を一緒に食べようとしたり、一緒に帰るために駅の改札で待ってみたりしてるのですが、彼女も遠慮してるのか、中々本心を語ってくれません。
直接は言いにくいのかと、人づてに電話番号やメルアドも聞いたんですが、そっけない返事しかこないです。
本当に心配です。
何とか力になりたいんですが、どうすればいいでしょう?
(26歳 営業課平社員)