とあるパーティーにて。
貴婦人は若者に歩み寄り、こう聞いた。
「ねぇ、私っていくつに見える?」
すると若者は考えながら、
「そうですね…首筋から鎖骨にかけてのラインを見ると18…カールの流れる髪は17とも伺えるが…したたかな瞳は21と語りかけている…」
「まあステキ! 貴方ったらお上手ね!」
貴婦人が嬉々としてそう言うと、若者は言った。
「待って下さい! まだ足し終えていない!」
貴婦人は若者に歩み寄り、こう聞いた。
「ねぇ、私っていくつに見える?」
すると若者は考えながら、
「そうですね…首筋から鎖骨にかけてのラインを見ると18…カールの流れる髪は17とも伺えるが…したたかな瞳は21と語りかけている…」
「まあステキ! 貴方ったらお上手ね!」
貴婦人が嬉々としてそう言うと、若者は言った。
「待って下さい! まだ足し終えていない!」
もうすぐクリスマスだ。一年に一度、良い子にだけ届く表彰状。
優しく、だが海外で働く父、そんなあまり帰らない父のせいかとても怖い母を持つ少年。
そんな彼も例外なくあの人を待ちながら、今年はこんな事をしてしまった、あんな事も…
今年は来てくれないかもしれない。そんな思いでクリスマスを待っていた。僕の欲しいものはホントにくれるのだろうか?
今年こそは…ついにその日がやって来た。目覚めると枕元におかれたプレゼント。やっぱり違う…
がっかりした少年が扉を開けるとそこにプレゼントはしっかりと届けられていた。
メリークリスマス。
優しく、だが海外で働く父、そんなあまり帰らない父のせいかとても怖い母を持つ少年。
そんな彼も例外なくあの人を待ちながら、今年はこんな事をしてしまった、あんな事も…
今年は来てくれないかもしれない。そんな思いでクリスマスを待っていた。僕の欲しいものはホントにくれるのだろうか?
今年こそは…ついにその日がやって来た。目覚めると枕元におかれたプレゼント。やっぱり違う…
がっかりした少年が扉を開けるとそこにプレゼントはしっかりと届けられていた。
メリークリスマス。