1 無償でお金ください

無償でお金ください

 ネット上で無償でお金くださいって発言すれば、簡単にパパなんか見つかると初心者の時は思ってしまっていました。
とても簡単に、物事を考えてしまっていたのです。
だから、最初の頃と言うのはハズレばかりのやりとりだったりしました。
とっても有名で安全と噂の高い、某アプリの利用でした。
ちなみに、このアプリは、利用する方法さえ間違わなければパパと出会える場所でした。
でも初心者の私は、ただのおバカさんでした。
無償でお金くださいって気軽に投稿することで、手軽に出会えると信じ込んでしまっていたのです。

 会員数が多い、とっても有名な出会い系アプリの中での活動でした。
その時は女子大生で、アルバイトしなくても済む生活を夢見ていたんです。
男性が多ければお金持ちもいるし、当然性欲ギンギンじゃない人との出会いだって掴めると思っていました。
P活なんて、男性が多いところなら楽勝であると思い込んでしまっている自分でした。

 無償でお金くださいって内容の投稿をしていきました。
勿論、直接的に書きません。
これは利用規約でもあるとおりです。
垢バンの可能性があるため、ぼかして書きました。
さすが有名どころです。
連絡は到着するのですが、支払えありのエッチ関係目的の男性が多く辟易でした。
(この時点で投稿したのは、アダルト系の掲示板だったからかも)
そういうメールはスルー。
ちゃんとしたメールが来るまで、お金の支援希望の投稿をしていきました。
お金を無償支援しますという言葉を真に受けて見つけたお金くれる彼氏

 その男性のプロフをチェックしたところ、凄くまともそうな写メまで掲載しているし、製薬会社の役員という触れ込み。
年収も高く、やったぜ!と喜びを感じました。
無料通話アプリ交換をし、会う時間や場所を決めていきました。
もうワクワク感が半端じゃなくなっていました。

 待ち合わせ場所に登場したのが、写メとは別人だなんて・・・大きな衝撃を感じてしまったのです。
凄くスケベそうなニヤニヤした顔で、ホテルに行こうと言うんですから。
食事デートの約束だったのに、いきなりホテルって何?
そこから、あーだこーだあって、ちょっとだけモメてしまったんです。
勿論、食事デートなんてなし。
ひたすら体を求められるだけでした。
お金がない時はどうする
困った時に助けてくれる