1 削除済
2 削除済
3 無名さん
前スレ降臨してずっと暴れてた三上たん大勝利
4 名無したんさん
今日は荒らしてあげるお
みんな楽しんでんね
5 名無したんさん
ガブガブしてくれる子もいてそれなりに楽しいお
6 名無したんさん
飽きた
また来るね
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これは僕が小学生の時に体験した怖い話です。

当時、学校が終わるといったん家に帰ってまた学校に来てうんていや鉄棒などで友達と遊んでいました。
ある日、何回逆上がりができるかで友達と勝負になり、夢中になってしまい、気づいたら夜8時をまわってしまったことがあります。

鉄棒があるのは旧校舎の小さな運動場で、その隣には体育館があり、ちょうど鉄棒のあるところから直進したところには、体育館と連結する体育館倉庫がありました。
その連結する廊下には夜になるとヤンキーの中学生のお姉さんがタバコを吸いに来ると有名でした。

夜8時をまわり、いっこうに勝負がつかないので友達は「○○君の勝ちでいいよ」と言って帰ってしまいました。
僕はそれでも納得がいかず、あと30分練習するつもりで、ずっと逆上がりの練習をしていました。

回転する途中、ぶら下がった状態でふと倉庫の前の廊下を見ると中学生のお姉さんが見えました。
地面に着地して、もう一度よく見るとお姉さんは一人らしく、倉庫のドアの前で倒れ込んでいます。

僕は心配になって、ちょっと怖かったけど声をかけました。
しかし、気を失っているらしく返事がありません。

どうしようか…と思っていると倉庫の中で、

「ふふふ…」

という女の子の声が聞こえたような気がしました。

倉庫に目をやると、さっきまでは気づかなかったけど、ドアが少しだけ開いていました。

「誰かいるの?」

…返事がありません。

勇気を振り絞って中に入りました。

中は真っ暗なのですが、ドアを開けた状態だと体育館の非常用出口という緑のランプがあるため、少しだけ見えます。

倉庫の中には、バスケットボールの籠やマットなどがあります。
ですが、探しても誰もいません。

諦めて帰ろうとしたその時!!
急にドアが閉まりました。

僕はあわててドアを力いっぱい開こうともがいていると、ドアの隙間から中学生のお姉さんが恐ろしい目つきでこちらを睨み付けました。

僕はびっくりして転んで、一瞬呆けていると背後から、

「あそぼ…」

と誰かに囁かれました。
幼い少女の腕でしょうか、僕の首を思いっきり絞めてきて息ができなくなりました。

僕は力いっぱいその謎の少女の髪の毛を引っ張ると、ぶちぶちぶちっと引きちぎれ

「うぎゃーーーー!!!」

と少女は奇声を上げました。

少女の手が緩んだため、僕はドアの方へ行き思いっきり開くと、今度は開きました。

早く家に帰ろうと思い、あせっていると中学生のお姉さんが突然肩をつかみ

「どうしてあそんでくれないの」

…お姉さんは不気味に微笑み目から血を流していました。

僕はつかんでいる手を振り切り全力疾走で家に帰りました。


家に着いたら夜10時をこえていて、親に叱られました。

風呂に入れ!! と言われ、脱衣所で服を脱いでいました。
その時、ポケットに膨らみがあることに気づきました。

手を入れて中の物を出すと、それはおびただしい程の女性の長い髪の毛でした…。

そういえば、この学校には昔体育舘で死んだ少女の霊が出るという噂があるそうです。

今でも、体育館の掃除中モップに大量の長い少女の髪の毛がからまっていることがあるらしい…。
 
蓮の花。
気持悪いくらいに大きな蓮の花。ピンク色の。

小さい故に物体が大きく見えるのは普通だと思います。
でも、記憶にある蓮の花はボクよりも大きく、葉なんかはボクみたいな子供一人、乗っても沈まなさそうな大きさで。

その蓮の花の沼に連れていってくれた男の子も、少しというかかなりヘンだったんです。
ボクと同じような年で、声も高く半袖に半ズボン、というのは覚えてるんだけど。

身長差のせいで相手の頭が視界に入らない、ってのありますよね?
同じような年齢で、しかも小2辺りでそんな身長差っておかしいでしょ?

ボクが130としても、頭二つ分くらい=相手の身長は150近く、なんて、ヘンですよね?
蓮の花の沼につれていってくれたその男の子の記憶は、まさにその身長差で…要するに、頭の、首の上から全てが記憶にないんです。

別に怖くないだろって?

うん。そうですよね。
でも、ここからです、ボクがいいたいのは。

その男の子は自転車に乗れなくて、仕方なく男の子は歩きで沼地まで行くことになったんです。

蓮なんて珍しいものが見れると意気揚々としてたボクは男の子のことを気にかけずに飛ばしちゃったんですね。
それに気付いて止まると、男の子はどこにもいない。

あれ、と思って前を向くと既に居て。
その時は、足早いね、くらいにしか思わなかったんですけど。

そして、住宅街に囲まれた田んぼの間にある道を通って、気が付いたら一面に蓮の花が咲いてたんです。
気持悪い、ピンク色の大きな蓮が。

普通のピンクじゃないんです。
皆さんは、健康な人間の肺を見たことがありますか?

丁度、あの色です。
紅梅色を更に気持悪くしたような色。

葉と茎は深い緑色で、沼は死体が埋まってても不思議じゃないくらい、濁った色。

恐怖はなくむしろ、じぶんはいまほかに人がいない、とくべつなばしょにいるんだ。そんな気になっていました。


気が付けば、さっきまでいたはずの男の子はおらず、もちろん蓮の花もなく。

前にあるのは、変な形の変な色をした変な細長い何か。

怖くなり、その場から自転車に乗り走り去った、その時に。

「ぼくはここにいるんだよねぇたすけてよおねがいたすけてもらうためにきみをここまでつれてきたんだからねぇはやくきこえてるんだろはやくはやくはやくはやく」
 
怖い話でもよく言われている内容だが実際に俺も体験している話だが聞いてほしい。

俺が大学で一人暮らししていて親戚の結婚式に出るために車で実家に向かっていた。
新幹線や高速は金がかかるし金欠病だった俺は一般道路でひたすら走っていた(片道五時間)。

んでS県H市のある交差点で信号待ちをしていた。
県道だが交通量は結構多い道、俺が左側のサイドミラーを見るとスクーターが来て俺の車の左前で止まった。

俺がチラ見するとスクーターの奴はフルフェイスのメットだが髪が長く灰色のパーカーにジーンズだが女だと直感で分かった。
まあそれで信号が青になって俺が右折をした、スクーターは真っ直ぐ行った。

んで俺はまあ2キロくらい走ってまた交差点の信号に止まった。
するとまたさっきのスクーターが後ろから走ってきて俺の車の左前で止まった。

なんだこいつ?
道間違えてUターンでこっち来たのかな?

その時はあまり感じることもなくそのまま先に進んだ。

それからだ。
交差点に止まる度にあのスクーターの女が俺に追いついて俺の車の左前に止まる。

少々短気な俺としては「何だお前!」って気になったが別に悪いことしてるわけじゃないから言えるはずもない。
もう半分以上きてるし後は高速で行こう、そして引き離してやるって気持ちになり高速に乗った。
もうスピードは120キロくらいであっという間に実家のあるインターチェンジに着いた。
インターチェンジ出て国道なんだが信号待ちをしてたんだ。

何気にサイドミラーを見ると、あのスクーターの女が追いついて俺の左前で止まった!

まずスクーターでは追い付けるはずない!
ここまで来てようやくこのスクーターの女が「この世の者ではない」って事に気付いた。

んでコレも驚いた。

車のMDのスピーカーに

「逃げでも無駄よ」


と言われた。

普通なら怖くて気絶するかもしれないが短気な俺は、

「逃げるだぁ!? 上等だ! 家についたら浄霊したるからなぁ!」

とスピーカーに向かって叫んだ。

するとスクーターの女は煙のように消えていった。


んで家に着いて親父、お袋から一言。

親父「つまんねえお土産ばかりもってくるな」

お袋「あら、また連れてきたの?」

家族愛って奴(笑)

まあ結婚式出席でそんなの連れてくるなってことで親父が祓ってくれた。

やはり憑かれたんだな、俺。

なんで目を付けられたかはわからずじまいだったけどね。

あまり怖くなくてスマソ。
 
それは今から少し前の事でした。

俺は心霊スポットを見て回るのが好きで、暇があると友人を誘い遊びに行っていました。
その日も友人5、6人を誘い、最近1番恐ろしいと言われていた心霊スポットに向かった。

海沿いの国道を走り、薄暗いトンネルを出た所にお目当ての場所があった、そこは4年前に使われなくなった、よく出ると言われているラブホテルだ。
潰れたのも最近なのでまだ使えそうなベットやら椅子が置いてあった。

結構有名な場所だったので期待をしつつ、各階の部屋を見て回った。
しかし、期待外れだ、なにも起こらないし、なんも見えない、俺は昔から結構『見える』人ではあったのだが。

意気消沈。その日はなにもなく、期待していただけに友人もみんなやる気もなくなり帰る事にした。


それから何日過ぎてからだろうか、最近電車の音がうるさくて寝付きが悪いのだ、俺が住んでいる場所は駅が近いのもあり、電車の音は聞こえていたがこんなにハッキリ聞こえて気になるとは思わなかった。

友人にも相談し、引越しをしようと考えていた。

それから何日か過ぎてから忘れもしない事が起きた。

その日も電車の音が聞こえていた。

ん? 今日は一段と電車の音がうるさいな。

そんな事を考えていたら、どんどん電車の音が大きくなるではないか、あまりにもうるさいので、布団をかぶり寝る事に。

だが、うるさい。

今度はすぐ脇を走るような音だ、段々怖くなり耳に手をあてたのだがどんどん音がうるさくなる。

今度は耳元でガンガン聞こえる、その音をよく聞いてみると。

恐ろしく低い声の男性がお経を唱える声だった。

俺は怖さに耐え切れなくなり布団から出て逃げ出そうとした、すると、お経は聞こえなくなった、俺は安心して深呼吸をした。

すると、自分の後ろに気配を感じる、振り向こうとするが体が動かない、すると後ろから笑い声がしたあと、あの低い声で。

『逃がさない』


あぁー! っと叫んだ時には体は自由になり、部屋から急いで出て、友達に助けを求めた。

俺はあれから電車の音を聞くたび恐怖が蘇る、いつ殺されるのだろうかと。
 
俺が大学生の頃の話。
霊は関係ないかもしれないし、ちょい都市伝説っぽいけど恐怖を覚えたのでこっちに投下した。

一時期、活字本に目覚めて古本屋に行けば古書を買ってアパートでポテチとコーラをパートナーに読みふけっていた。

ある日、行き着けの古本屋で本を漁っていると真っ白な本があった、よく見ると白い本カバーでカバーを取ったらえらく不気味なタイトルだった。

「遺書の本」

俺は正直引き気味だったが中身が気になりチラッとだけ読んでみたんだ。

以後記憶を辿りながら書く。

「生きるのがつらい、俺は死ぬから」

「クラスのみんな、私じゃないの、それを証明するため私は死んで身の潔白を証します」

「死ね、俺も死ぬ、俺を見つけた奴は死ね、これを読んでいるお前、死ね」

こんな超ネガティブな内容ばかり。

んで最後のページ見てもなにも書いていない、自費出版でも出版社、著者名くらいは書くだろうに。

古本屋の顔なじみのオヤジに

「何かこの本、気味の悪い本っすね〜」

と言うとオヤジは、

「ん? ああそれかい、何だか一週間くらい前に中年の女性がお金はいらないから置いてほしいっていうから置いたんだ」

当然買う気もないから金額も聞かなかった、だが後日、同サークルの先輩がすごい興味を持ってその本を読んでみたいっていって古本屋に案内したんだが、あの「遺書の本」は無くなっていた。

店のオヤジに聞いても、

「あれ? 誰も買ってないしすばる君が手にとったのが最後だぞ」

オヤジ商売やる気あるのか!? って思ったよ。

ってゆうか何の本かオヤジ知らないし。

まあもう二度と読みたくないけどね。
 
この話は、俺が小学3年生の夏の時の話。

俺の父親は、山登りや海が大好きで、よく一緒に色んな所に旅に行ってました。

俺が小学3年生の夏、父親と父親の友達とその息子さん(小学4年生、以後A)の4人で山にキャンプをしに行こうという話になり、H県K市の山奥に車2台でキャンプに行きました。

俺達は、山奥の河原でキャンプをしました。
そこは、一般道から横に入り人気のない舗装されて無い登り道をひたすら1時間ぐらい走らせた所にありました。

川があり、何故か【小さな木】が一本だけ生えた河原でした。
他には、石や砂利以外何も無い普通の河原でした。

昼間に家を出発した為着いた頃にはいつの間にか夕方になってしまっていました。

俺「まだ全然明るいのに何か不気味…」

空を見上げると何故か嫌な予感がする気がしました。

父親二人は、テントを組み立てていたので俺は暇でAとそこらへんを歩いて散策していました。

すると先ほどの【小さな木】の枝に何かがひっかけてありました!
アメリカがよくハロウィンとかで使うようなカボチャのガイコツみたいなのが吊されていました。

実際に見たのは初めてだったので怖くなり動けず固まっていました…。

その時は「俺達が来る前に誰かがキャンプしてたのかな?」と思いましたが、今思うと日本のあんな山奥にカボチャのガイコツ以外何もゴミが無いのが不思議です。
それにそのカボチャはやけにきれいで真新しい感じがしました。

父親達が、テントの準備を終え、俺達を呼びました。

テントの中で夕食を食べ、また明日起きてから皆で周りを見に行こうって事になり寝る事にしました。
しかし、俺は夕食の時に十六茶を飲んでいたせいか全然眠くありませんでした。

皆が寝静まった頃にやっと少し眠くなってきました。

すると…Aの父親の方で(何か)の気配を感じました! 何か動いています!!
気になったのでそっちを見てみました。

するとAの父親の寝袋に(何か)の影が動いていました。
月明かりに照らされたテントの上の方で(何か)が浮いています。

見てみると…髪の毛が物凄く長く、額が割れ、口からは黒い血を流した首が浮いていました。
Aの父親の寝袋に「ポタッ…ポタッ…ポタッ…」と血が落ちていました。
時代劇とかでよくある、お侍さんが首を切られて村人達に見せしめをしている〔あの首〕でした。

俺は、怖くて怖くてその首の動きを見ているしかありませんでした。
すると〔そいつ〕は、気付き、俺を睨みつけるかのように横目で見ながらニヤリと笑いました!!

目が合い、

「殺されるッ!!」

と思った俺は、〔そいつ〕に背を向け父親に抱きつきました!

必死に目を閉じ息を止めてました。

気が付くと寝てしまっていたようで朝になっていました。

夜、あった事を父親にこっそり話すと父親は笑い話を流されました…。


それからは何も無かったのでいつの間にか夜の事を忘れキャンプを楽しみ無事に帰宅しました。

それから15年経った今気付いてしまったのですが…俺が小学3年生のガキの時はまだ時代劇なんて一度も観た事がありません。
〔生首〕とかの知識は一つもありませんでした…。

一度でも見たり知ってたりする事なら幻として見るかもしれませんが、見た事が無いし知らないなら、頭の中の妄想や幻想では無いという事になってしまう…。
すると…あのリアルな〔動く首〕は本物だったって事ですかね??

俺は、その〔生首〕を見てから色んな物が見えるようになりました…。
 
以前会社が借りていた事務所の話。

その賃貸用のテナントは事務所にはトイレはなく、外にある共同トイレを使用するようになっていました。

多分7〜8階建でエレベーターがあって、トイレは非常階段の横に設置されてました。
事務所は3階で2階が女子トイレ、3階が男子トイレという風に各階毎に別れていました。

トイレと共同で台所みたいな湯沸かし場とかが一緒になってて洗い物をする時はみんなそこを使用します。
3階のトイレはさほど怖くないんですが、2階の女子トイレの丁度2つあるうちの奥が電気がついてるのに薄暗く、私は手前のトイレをいつも使ってました。

ある日夕方にトイレに行きたくなって私はいつものように2階のトイレへ向かいました。
そしてなぜかいつもは使わない奥のトイレが気になってしまい、

「たまに使ってみようかな」

と思ってドアノブに手をかけました。

「?!」

開かない…というより向こうから誰かがドアノブを押さえていました。

ドアノブの下の鍵を見ると鍵は使用していない青の表示でした。

「変な人やな? 使ってるんなら鍵かけてしたらえーのに!」

と思って、いつものトイレに入りました。

でもトイレをしてる間に人の気配はしますが、何となくトイレの壁の下の隙間から本当に入ってるか確かめたい衝動になりましたが、やめました。

トイレから出ると湯沸かし場で先輩と逢いました。
後で先輩に言ってやろうと思って事務所で先輩が戻るのを待っていました。

程なくして先輩が戻ってきたんで、

「あの奥のトイレ、鍵かけないで誰か入ってましたよ。迷惑ですよね(笑)」

って話をすると、

「私、奥使ったよ。普通に開いたし、○さんと以外誰とも逢わなかったし誰も奥使ってないよ」

一瞬顔が強張りました。

私も先輩以外に誰とも逢わなかったし、すれ違いさえしない。
その時本当に下から覗かなくてよかったって思いました。

よくよく考えてみるとこのテナントは、3階の私の会社のある事務所以外に2部屋別の各会社が借りていたんですが両方とも半年に一度は引越ししたり、又入ってきたりと出入りが激しいのです。
早くて3ヶ月で引越ししたり等…そしてうちの会社も事務所を移転する事になり、そのテナントを去りましたが…。

まだあの事務所では、トイレに鍵をかけずに用をたしてるひとが居るのでしょうか?
 
この話しは霊感があって幽霊が見えたりする人に読んでもらいたい私の体験です。

私の家はK県のS神社で(そこそこ有名な神社です)そのせいか私は小さい頃からよくこの世の者じゃない者をよく見ました。
昔はソレが見えるたびに恐怖で両親に泣きついてたのを覚えています。

その度父は、

『大丈夫、彼らはさびしくて姿を見せるだけで気をしっかり保てば何もできないから』

と教えられました。

最初は怖くて、自殺を考える程悩んだりしましたが、中学を卒業するくらいには見えてしまうことに慣れ、こっちが強気でいれば向こうはすぐいなくなるので霊感に対しての恐怖心はすっかりなくなりました。

たまに、金縛りにあい近くに霊的なものを感じますが、その度

『めんどくさぃはやく消えろ』

と強く思うだけで霊は消えてくれました。

しかし、そのせいで私は幽霊をナメていました。


数年前、私は3LDKで家賃2万円という明らかないわくつきな部屋に引越しました。

前の住人が失恋を苦に自殺したらしいですが、私にしてみれば霊なんかどこに居ても出会うので関係ない話しだと思っていたのです。しかし、その考えは間違っていました。

その部屋での初日やはり金縛りにあい、私の上に女性が乗っていました。

私はいつものように『俺は霊なんか怖くないさっさと成仏しる!!』と強く念じました、いつもはこれですぐ消えてくれました。しかし、その女性は消えません、金縛りも解けません。

私は少し慌てましたがここで恐怖心を持つと付け込まれると思い、

『いいかげんにしろ俺はお前なんか怖くないんだ』

とまた強く念じ続けました。

しかし、女性は消えません。
私はさすがにヤバイと思いました。

すると急に女性は、

『ぁははぁは ハハハハハハあははははははハハハはははハハハハハハ』

と笑いだしました、もう私は恐怖で涙が出てきて、声はでませんが、大声で助けを呼ぼうと頑張りました。しかし、金縛りは解けません。

そして女性は狂ったように笑いながら顔を私に近付け手を首に回しました。
私は恐怖で気を失いました。


気を失う瞬間女性は私に言いました。

『ダィズギ‥もうハなサナィ』


次の日私は目を覚ますことができました。あまりの恐怖で失禁していました。

すぐにその部屋を出て実家に帰り、憑き物を落としてもらおうとしました、しかし父は

『これはヤバイ‥‥〇〇(私の名前)当分外にでるな‥‥こうゆう霊は人を殺せるくらい強い気を持っていてお前が生きてるのはこの霊の気まぐれだ』

と言われました、私はまた恐怖で泣き崩れました。

今はこうして生活していますが、あの時もしあの女性が私を殺そうとしていたら‥‥今でも足が震えます‥‥。


ちなみにその霊は父が1ヶ月かけて落としてくれました‥‥。

そのあと聞いた話しですが、アパートなど前の住人が事故や自殺などで亡くなったりした場合、次の入居者に報告しなければなりません。
ですがその部屋に2週間以上人が住めば次の人には報告する必要はないそうです。

ですので2週間だけそうゆう部屋に住みすぐ出ていくという事を仕事でやってくれる人がいるそうです。
ただ中にはそのことを仕事にしているプロの人たちが2週間もたない部屋があるそうです‥‥。
 
では、さっそくですが私の恐怖体験をお話しさせていただきます。

これは私が高校生の頃です。
いつも通り学校から帰る途中に見てはならないものを見てしまったんです…。

私は自分には霊感がまったくないと思っていました。
生まれてから1度も霊を見た事も金縛りにもあった事がなかったからです。

ですが、霊感がない人に限って「1回でもいいから見てみたいわ」などの好奇心的な発言をしますよね。
皆さんに言っておきます。見たいなんて絶対に思わないでください。

では本題に入ります。

私は当時バス通で学校に通っていました。
バスで帰る途中に幽霊が出るというトンネルを通らなければなりません。

私はいつも一番後ろの席に座り乗ってくる人を後ろから見てるのが習慣になっていました。

その日は雨がひどく全身ビショビショになりながらバスに乗り込みいつも通り1番後ろに座りました。
私の他にいつも乗っている人が前の方にたくさん座っていました。

その日もオバケトンネルを通りました。
すると、急に何故かとてつもない寒気に襲われ体が言う事をききません。

首は少し動いたので窓の方を見ました…。

「憎しみや恨みを一瞬で感じさせる物凄い形相のいろんな顔が窓にびっしり……」


しかし、私は驚きませんでした。

何故かって?

バスの中で私の前に座っているたくさんの人の顔と同じだったからです…。


私は次のバス停で下りました。

私はその日気付いた事がありました。

「私には霊感があります」
 
これはおいらが小学校三年の時に、クラスと一家を震撼させた体験。

おいらの家は幼稚園の時に引っ越してきたばかりで、まだ何年もたっていない新築同然の家だったんだ。
もちろん家の中はすでに生活していたために整っていたが、庭にはまだ手入れが行き届いていなかったため、母親の提案で、某河原に父親が休みの時に庭石を拾いにいった。

某所に着いて母親がいきなりこう言い出した。

「〓〓ちゃん(父の呼び名)ここ気持ち悪い、居たくない、早く帰ろう?」

父はそういった事を信じない性格のため、気にもとめずに河原へずんずん進み石を探す。
おいらはっつうと、暇なのであちこち探検して回っていた。

その時、あるひとつの石に目がとまった。
楕円形の手のひらより少し大きな白い石、何故かその石が妙に気に入り、持って親のとこへ、母親も父親にも大して咎められることもなく、目的が終わったおいら達一家は河原を後にした。

後日、学校へ行き、朝の会が始まる、その時先生がこう言った。

「〓〓ちゃん? その右の子だれ?」

教室は静まり返る。

だっておいら一番前の右端の席なんだもん。
左にはクラスメートの女の子が座ってたけど、右端の席のおいらのとなりに誰がいるわけがない。

そしてその先生は霊感が強いので有名であり、誰も冗談でない事を理解していた。
そして何よりおいら以外の生徒はみんな見えていたようだった。

その戦慄の朝の会が終わり、先生にお祓いをしてこいといわれ早退し、後日、両親につれられお祓いをしに神社へいった。


まったく怖くないですね、そりゃそうです、おいら自身に何かあったわけじゃないですから…。
体験したのはクラスメート全員です、というのも、おいらがお祓いをしていた同時刻に、おいらのクラスの教室だけ大きな地震が起こったそうです…。


こんな話があります、河原などで水難事故にて亡くなった子供は、その河原で鬼に石を積まされ、積み終わったら河原を渡して向こう岸に連れて行ってやる、その言葉を信じて子供達は石を積みます、しかし最後の一個で積み終わるという時に鬼がきて、積み石を崩してしまう…その繰り返しを延々と続け、成仏できずにそこに自縛されてしまう、という話。

おいらの拾った石は、その最後の積み石だった、だから返してほしくてついてきたそうです。

みなさんも河原に庭石を拾いに行く際にはおきをつけて…その石にも何か憑いてるかもしれませんからね。
 
私、日本橋に会社があるサラリーマンなんです。まだなったばかりですけどね。

話は変わりますが、最近のケータイってほとんどカメラ機能ついてますよね。
なんか珍しいものみつけたら携帯で撮影。芸能人にあったら勝手に撮影。ネコも杓子もカメラ携帯の時代ですよね。

会社の帰りの時間でした。夜8時頃だったと思います。
日本橋はサラリーマンが多い街ですから、夜の8時といえば帰宅するサラリーマンや一杯やっていこうとするサラリーマンで賑わう時間です。

交差点で信号待ちをしていると、原付と車が衝突しました。事故です。

結構な勢いだったので原付に乗ってた方の人が勢いよく飛ばされて、私を含めたサラリーマンの塊が信号待ちをしている横断歩道の前に投げ出されました。
顔は血だらけで、頭からはおびただしい血がどろどろと流れ落ちていました。

私はびっくりして119番しなければと思いながら携帯を取り出そうとしつつ何気なくあたりを見てみると、信号待ちをしているサラリーマンが老いも若きもこぞってその血だらけの人を携帯カメラで撮影しだしたんです。ぞろぞろと前に携帯をかざしながら、顔はニヤニヤと。

あるものは、同僚と話しながら「ヤベー、コレ。エグいなあ」とか、「すげーもんに出くわしたなあ」とか結構立派そうな服装のサラリーマンや年配の方も。誰も止めに入らない。撮影をやめない。

私は119番し、その場を足早に立ち去りました。あそこに1分でもいたくなかったからです。

あの時。携帯カメラで撮影してた人たちのなんともいえない悪意ある笑みを今も忘れることができません。

日本はやっぱり病んでるんですね。いや、ひょっとしたら私が狂ってるんですかね。
 
一昨年まで住んでたアパートの話。
引越しをしようと決め、物件探しをしてるとき「ちょっとした縁で安くできるから」とそのアパートを不動産会社から紹介された。

部屋は1K、ロフトつき、日当たりも良し。
大き目の収納もあり、交通の便もよく、ほとんど文句ない物件だったのでちょっと奮発してそこに速攻で決めた。

で、当時ネコを一匹飼ってた(前に住んでた部屋はペットOKのボロアパート)んだが、そのことの許可をもらうのを忘れてしまい、「ま、あとでうまくごまかせばいいか〜」てなぐらいの気持ちでネコもつれてきた(トイレ、鳴き癖は完全にしつけてある、という安心感もあったし)。

アパートの住人たちへのあいさつも済ませ、近所のスーパーとかを見てまわり、引越し当日は終了。
荷物も整理してない部屋で寝ようとしたとき、ネコの異変に気がついた。

玄関のドアのほうを見て、微動だにせず、ずーーーっと低い声でうなっていた。
普段はそんなことしないのに。

そのときは「ノラネコでもいるのかな?」としか思わなかったので、そのうち慣れるだろ、と思い早々に寝てしまった。

が、次の日もその次の日も、毎日毎日、夕方ごろになるとその行動をするようになり、これはおかしいぞ、と思い、うなり続けているネコの近くに行った。
すると、なんか玄関の外で、人の気配がする。

お化けとかそういう雰囲気ではなく、明らかに人間の気配。
思い切ってドアを開けたかったが、怖くてできない。つか、そんな根性、もとからないし;;

結局、物音を当てないようにネコをかかえて部屋に戻り、ふすまを閉め寝ることしかできなかった。
それでもネコはふすま越しに玄関のほうを見てうなっていたけど。

結局、そんな毎日が続いたため、満足に寝ることができず3ヶ月で部屋を引き払うことにした。
体重も10キロ落ち、医者にも「相当ストレスたまってるね」と言われたので元のアパートに出戻りする形になった。

で、またアパートの住人に挨拶してくことにしたんだがこっちが「短い間でしたがお世話になりました」と挨拶すると、決まって全員、ネコの話をするんだ。

「このアパート、ネコとか禁止でしょ? なんで飼ってるの?」

「大家さんの許可もらわないとダメだよ」

「大家さん、ネコのことで怒ってるわよ」

とか。
一度も部屋から出してないのに。
去勢したから、大声で鳴いたことも一度もなかったのに。

で、最後の一人にさりげなく聞いてみた。
「なんでネコ飼ってたの知ってるんですか?」って。

そしたら「『アパートのみんな』で交代で見張ってたから」と言われた…。

どうやら、毎日毎日交代で(なんと、大家の指示らしかった…)オレが帰るとすぐにその日の『当番』が、ドアの前でずーーーーっと、見張りをしてたそうだ。
ドアポストからの『監視』もしてたらしく、それでネコを見つけられたみたいだった。

ネコのことで許可をもらわずに飼ってたオレも確かに悪かったが、それならそうと一言言ってくれればいいのにと反論したら、「大家さんの指示だから…」と言う。

その後の話を聞いてみたらどうも、郵便物も「大家さんの指示」でチェックされてたらしい…。
さすがに封筒破って、まではしなかったらしいが誰から来た郵便で、てのは逐一チェックしてたそうだ。

それを聞いて、もう一日とここにいたくない、と思い一週間後だった引越し予定日を無理矢理繰り上げ、翌日引越しをした。

今ではもう、笑い話でしかないが、当時はホントにシャレにならんくらい怖かった話。
 
前もって言っておきますが、たいして怖く無いかもしれませんが、ご勘弁を…。

あれは四年前位の冬の深夜二時を回った頃でした。
俺は当時から、心霊サイトや都市伝説のサイトを見るのが好きで、その夜も部屋の明かりを暗くしてサイトを見てました。

しばらく時間が過ぎた頃でした。突然携帯の電源が切れました。

当時、機種変更したばかりだったのでフリーズするなんてまず無いはずです。
心霊サイト見ていたばっかりに、嫌な予感が頭を過りました。

『まさか、おばけ?』

必死で電源ボタンを押すものの、全然びくともしません。

5分位してからでしょうか、さっきまで全く動かなかった携帯に電源が入り一安心…

も、つかの間。

天井を見上げると青白い人影が居ました。

顔の辺りを見ると、目があるところは眼球が無くぽっかり2つの穴が空いていて、口元は怪しげに笑っている感じに見えました。

しばらく硬直していると、風が流れるように消えていきました。


今考えても、あの人影は何のために出てきたのか見当もつきません。
ただ、あの瞬間の恐怖は今でも忘れられません。
 
友達から聞いた話。

友達が4、5歳だった頃、近所に小さな野良猫がいたそうです。
子猫が凄く可愛いくて仕方がなかった友達や近所の子供たちは、毎日めちゃくちゃ可愛がった。

今思えばそれは加減できない子供の可愛がり方であって、何人もの子供に執拗に抱っこされ、連れまわされて、子猫にとっては苦痛でしかなかったのかも知れない。
だからだろうか、子猫は数日後に皆の前から姿を消してしまった。

最初は寂しがっていた子供たちも、いつしかその子猫のことを忘れつつあった。


それから数ヵ月たったお盆のある日。

友達の母親と母親の妹である叔母が一緒に庭にいたところ、物置と化している離れから物音が聞こえた。
二人は不審に思い、戸惑いながらも離れに行って、そっと引き戸を開けた。

中は真っ暗で、明かりをつけようにもなぜか電気のスイッチが押してもつかない。
中に不審人物がいたらと思うとそれ以上踏み込むのは危険に思え、暗闇の中にじっと目を凝らす。

すると見えてきたのは見覚えのある毛並みの、懐かしいあの子猫。
子猫は成長して大人になっていたそうです。

子供たちは子猫をこの離れである物置に連れ込んで遊んだりもしていた。
だからきっとここを覚えていて、また戻ってきたんだよね、と二人は声をかけた。

暗闇の中で背を向けたまま佇み、ぴくりとも動かない猫に、

「帰ってきてたのね」「おかえり」「○○ちゃん」「おいで」

などと優しい言葉をかけた。
すると猫がゆっくりと立ち上がって、二人はそこで初めて猫の様子がおかしいと気づいた。
猫の立った姿というのが、通常の四本足ではなく後ろ二本足で、人間のように立った姿だったから。

そして猫はまるでブリキの玩具のように、音にすると「クキキ…」といった風に、首だけを不自然に動かして二人がいる方を見てきた。

体は後ろを向いたままなのに、顔はこっちを向いているという異様さ。
目はまん丸に見開かれ、口元はこれ以上ないほどに食いしばり、血まで滴らせて。

もう二人は恐怖のあまりサンダルが脱げるのも構わず転がるようにして家へ戻り、すぐにお払いしてもらって、あの猫を見たのはそれが最後だったそうです。


きっと子猫の頃に姿を消した時かそのすぐ後に不慮の事故か何かで死んでしまって悔しさを伝えに出てきたんじゃないだろうか、可哀想なことをした…と。

友達はその話を母親に聞かされてから何日も号泣して、今でも若干猫恐怖症だそうな。

私はこの話を時々思い出しては怖くなり、頑張って可愛いナメネコを想像してみるも、目を見開いて歯を食いしばり血を垂れ流すイメージが払拭できないでいますorz
 
幽霊かどうかは分からんが死ぬほど怖かった体験があるので書き込んでみる。
専門学校の帰りの電車の中での話。

ある都営線の終点に住んでるんだけどいつも通り学校終わって帰りの電車に乗り込んだ。
新宿駅だったから無茶苦茶込んでたんだ。

でも終点二つ前のN駅辺りで一気に人が減る訳。
んでも残り二駅だし座らないでドアの前に立ってた。

そんで次の駅に向かう間かな、俺の右後ろの座席に女の人が座ってた。

最初は窓の反射でチラっと目に入っただけだったんだけど、よく見たら変な服装してる。
ツバの広い黒いハットに黒のベストで黒い手袋、さらには真っ黒のロングスカート。外国映画の葬式のシーンに出てくる人みたいな。

しかもものすごいガリガリで正に骨と皮だけって感じ。
内心気味悪いとか思いながらも興味を引かれてチラ見してた。

そんなこんなで見てたらちょうど終点一つ前の駅を出発したんだ。
『あぁ次だ』とか思って駅表示の電光板を見てから女の方に目を戻したら女のいた席は空席だった。

降りた気配もないし出発してから見たのにいない。
怖かったけど恐る恐る周りを見回してもやっぱりいない。

この時点で心臓が鳴りまくって冷や汗も出てきた。
余りの怖さに目を瞑って地元の駅に着く事をひたすら祈ってた。

やっと電車が遅くなって駅に着いたと思って目を開けた瞬間、マジで殺されるかと思った。

ドアの窓を見たら女が俺のすぐ後ろに立ってた。


その瞬間にドアが開いたのでダッシュで改札に向かった。

もう泣きそうだった。
帰り道もひたすら全力ダッシュで家に向かいやっと家に着いたと思ってホッとした。
あ〜怖かったと思いながら自宅のマンションのエレベーターに乗ろうとボタンを押した。
数秒後にエレベーターが来たがB1に向かう。

ふざけんなとか思って待っていても中々上って来ない。
恐怖とイラつきが絶頂に達し、エレベーターのドアに蹴りを入れるとようやく下のドアが閉まる音がした。

早く早くと心の中で思いながら待っているとエレベーターが上って来た。
そこで俺は驚愕した。

エレベーターにその女が乗ってた。
目の前で開いたエレベーターの奥でうつ向きながら立ってた。

余りの事態に身動きも取れずに立ち尽くしているとエレベーターのドアが自然にしまった。
上って行くエレベーターを目で追っていると女の顔が見えた。

そして驚愕した。

目が真っ赤に充血してて目の下が真っ黒。
焦点が定まってないような感じで幸い目が合う事はなかったけどなんちゅうか呪怨の顔みたいな。

しばらく動けずやっとの事で歩けるようになった俺は階段を上って帰宅した。

家に帰り親に話したが信じてもらえず、特に不幸もなかったから良かったけどあの女は人間とは思えなかった。
 
俺の友人が今年の夏にキャンプに行ったときの話し。

友人含めた男3人、女3人の仲良しグループで、バーベキューしたりまぁそれなりにキャンプを楽しんでたんだそうだ。

で、夜になってテント張って、男女それぞれ分かれて寝よう、ってことになったんだが、実は友人は女の子グループの一人とこっそり付き合ってて、皆寝た頃にテント抜け出してどっかでイイコトしよう、と企ててた(外は真っ暗だから、ちょっと離れればドコでもできそうな感じだったらしいw)。

で、友人は他の二人が寝るのを待ってたらしいんだが、そのうちいい感じで他二人が寝息を立て始めたんだそうだ。

友人がそろそろ抜け出そうか、と思った矢先、外から

ガサッ、『ケン』、ガサッ、『ケン』、ガサッ、『ケン』…

って音とも声ともつかないものが聞こえてきた。

ガサッ、『ケン』

って音は遠くの方から近づいてきて、ちょうど自分と女の子たちのテントの周りをぐるぐる回ってる感じで聞こえたらしい。

最初「犬か何かかな?」と思ってた友人も、だんだん薄気味悪くなってきてテントから出るのを躊躇してて、抜け出す約束してた女の子にメールを送ったそうなんだが、バイブにしてればいいのにその時は音が鳴る設定にしてたらしく、隣のテントから着メロが鳴っちゃった。
着メロが鳴った途端、聞こえてた「ガサッ」って音が女の子のテントに集中し始めて、どんどん早くなっていったらしい。
友人は女の子の身に何かあったら、っていうのとメールして音鳴らしちゃった罪悪感でたまらずテントから飛び出した。

そしたら、女の子グループの一人(友人が付き合ってたのとは別の子)が、手足をめちゃくちゃに振り回しながら狂ったように大笑いしてテントから走っていったらしい。
付き合ってた子はワンワン泣き喚いてて、友人が駆け寄って話しかけても答えられないぐらいの有様だったそうだ。

辛抱強く友人が慰めて、どうにか落ち着いた女の子が言うには、着メロが鳴って他の女の子二人が起きたんだが、そのうち一人が起きた瞬間からすごく低い声で

ケンケンケンケンケンケンケンケン………

って笑いながらつぶやき始めて、そのあとテントから飛び出していったんだそうだ。

その後は男2人をたたき起こして、皆でいなくなった子を探しに行って、明け方にようやく見つけたんだが、目の焦点が定まらない感じで、足取りもふらふらしてて、呼びかけにも答えられない状態だったらしい。

キャンプも早々に切り上げてみんなで病院に連れて行ったらしいんだが、詳しい原因も良く分からず、その子の親に連絡して駆けつけてもらって、

「あとは私(親)に任せてください」

という言葉をもらって、帰ってきたんだそうだ。

そんな事もあって、友人は彼女との関係もあまり長続きせず、最近別れたんだが、そんな友人を慰めようと電話したらこんな恐怖話をされてしまった。
 
どうもみなさん、けんこばです。
いやぁまさか投稿した話が採用されるとは…。管理人さんや閲覧者のみなさまには大変感謝致しますw

さて、前回採用された「憑き石」についてです、数々のサイトを閲覧しているおいらですが、投稿という行為をしたことは一度もありませんでした、ゆえに初投稿で採用されたのは嬉しい事この上ないです。
で、もし採用されたら、「この話の真実」を話そうと思っておりました、ですので、二度目の投稿は、真実編として語らせていただきませう。

あの憑き石事件から、おいらはこれといって特に何もない普通の生活を送っていたわけです。
あの事があるまでは、ね。

そのある事っていうのは、ある日突然ね、テレビを消されるという体験。
いや、おいらもね、長年使ってるテレビだし、壊れてきたかな? って思ったわけです。

でも流石に日に何度もほぼ毎日のようにテレビ消えると気味悪いじゃないですか?
それに、リモコンで消したら赤いランプつくじゃないですか? その赤いランプつかないでテレビが消えてるのは、指で直接電源消した証拠なんですよね。

そう考えるとなんか怖くなりましてね、母親にこの事を言ったわけです、案の定「だから何?」みたいな対応、家族の中で一番霊感強くて見るタイプなのに…おいらの母は怨念とか効かなそう…。

あ、話戻します、でまぁ、だだこねて後日買い換えてもらったんです、その日の夜に、何を見てたかわかりませんがテレビ見てたのは覚えてます。問題はここから。

また消えたんですよ。
テレビが。

さすがに冷や汗だらだらです、これやばい、そう思って一階の居間に向かおうと立ち上がったら

部屋の電気消えたよ。


もうパニック、んで物につまづきながら一階へ、母親に言う、その事態に気づいた父も居間に降りてきて、話を聞いてもらった。

すると父が一言。

「あのお祓い効いてないと思うよ」

何言い出すのか我が父は…今思えば怖くておびえてる息子にとどめさすような事言うなと…。

で、ここから父から聞いた話しを、父風に語ります。
俺いつもお前寝つき悪いからって、毎晩寝てるか確認してるのはしってるべ? んで、お祓いして来た日にもさ、お前寝てるか確認しにいったんだわ、で、ドア開けたらお前起きてんだわ…正確に言うとよ、

寝ながら上体起こしてた。

で、俺ふざけてんのかな? って思って、早く寝ろよって言おうとしたんだよ、その瞬間お前が俺から見えない部屋の死角を指さしてるんだ、寝てるのに、それ見て俺冷静になってきたんだよ、だってよく考えたらおかしいべ? 寝てんのに体起こしてるしよ、「あ、やばいなこれ」って思ってドアしめて俺も部屋戻って寝たんだわ。

…えぇ、薄情な父親ですよねw

で、ここからはおいらの推理、父親が言ってたおいらが指さしてた部屋の死角の場所、そこにはね日本人形置いてたんです。
なおかつそこは少し窪んでいて、掛け軸もかかっていたと思います、今もかかってますしね。

まぁ何が言いたいかっていうとね。
お祓いするまで、その場所にあの石を置いていたんです。

つまり、石を持っていき、お祓いしたその日に、石が置いてあったその場所を指さしている、お祓いしたのにですよ? おかしいと思いませんか?

多分そこにまだいるんでしょうね、ちなみにその石が置いてあった場所の真上はおいらの部屋です。


それからというもの、うちには未だにその石に憑いてきた子が、うちにいるような気がしてなりません、母親も同じ事を言います。

守り神か何かになって家を守ってくれていたらいいなぁ…。

ちなみにテレビの電気は買い換えても未だに消されます、存在してるのはわかってるから、いたずらしないでほしいです、突然消えるとほんとにびびるし…。

またこの事があってから、様々な体験をするようになりましたが、その話はまた採用されてからにしようと思います。
 
小学校4年生の時、私たちの学校でゎ怪談話しが流行っていました。
放課後いつも教室に残り5人ぐらいで怪談話しをしていました。

ある日その中の一人、(仮に彩乃ちゃんとします)その彩乃ちゃんがコックリさんをしょぅと言ってきました。
私ゎコックリさんだけゎ本当に怖くてしたくなかったんです。

他の子も彩乃ちゃんに賛成してゃると言い出しました。
私ゎ怖くて帰りたかったけど見てるだけでいいからと言われて見てることにしました。

そしてコックリさんが始まりました。

始めゎ全く動かなくて私も安心して見てました。
けど何度かやってるうちに10円が動き始めました。

多分彩乃ちゃんが動かしてたんだと思います。

他愛もない質問をしながら遊んでたらもう外が薄暗くなっていました。
そろそろ帰ろうと話しになりコックリさんに帰ってもらうよう言いました。

けど返事ゎNO…。

これも絶対彩乃ちゃんが動かしたんだと思います。

その中一人の子がもう怖いって指離しちゃったんですよ…。
そしたらタイミングよく雨風凄い暴風雨になったんですよ。

ますます怖くなってみんな騒ぎ出したんです。

とりあえずその日ゎみんなで帰りました。
次の日から彩乃ちゃんがおかしくなりました。
お供えものをしろとか授業中騒ぎ出したり獣のような態度をとったり…。

彩乃ちゃんと仲良かった私たちゎ先生に彩乃ちゃんのことを聞かれました。
初めゎ怖くて何も話せなかったけど友達とあれゎ演技でゎないかと話しになりました。

そして先生にそのことを話すことにしました。
先生に物凄く怒られコックリさんゎ禁止になりました。

その日の帰り道、私ゎ記憶がないんです。
友達の話しだと学校にあった百日紅(サルスベリ)の木に急にのぼり始めたそうです。

その後凄い勢いで走って近くの公園に行きその公園の木をのぼっていたみたいです。
目が座っていて怖かったそうです。

それから何日かして彩乃ちゃんゎ転校しました。

冷めたお別れ会…。

最後に彩乃ちゃんが言った言葉、

「お前ら20歳まで」


何が20歳までなんでしょぅ?

私ゎ4月で20歳になります。
私たちどうなっちゃうんでしょうか。

それでもあれゎ彩乃ちゃんの演技だと思います。

<後日談>

そんなことも忘れかけた中学3年生の頃…。
高校受験で私立の併願を受けに行ったとき隣にいたのゎ彩乃ちゃん…。

5年もたって彩乃ちゃんゎ私に気付かないみたい。
一目で私ゎ彩乃ちゃんと分かった。

垂れ目だった彩乃ちゃん。
いつからつり目になったの?

帰りに隣で囁いた彩乃ちゃん。


「後5年…」
 
数年前のことです。

当時、私は会社の寮を出て一人で暮そうと計画し、賃貸の物件を探していました。
何冊もの賃貸情報誌を買っては、いい物件を探していました。

そうしているうちに、一つのとてもいい物件を見つけました。
会社に通うのに交通も良く、また駅からも近く、そして余裕のある間取りの広い部屋…家賃も相場よりずっと安く、私はその雑誌を持ってすぐに不動産屋に行きました。

そして、不動産屋に雑誌を見せて、「この部屋まだあります?」と尋ねると…中年ぐらいの男の店員さんがその雑誌の物件をじっと見て、とても複雑な…強張った様な顔をして黙り込んでしまいました。

少しして…小首を傾げて

「これは出したらいけないものなんだけどなぁ」

と、独り言の様につぶやきました。

それから、店員さんは真顔になって、奥の部屋へ来て欲しい、と言いました。

他に誰も客のいない部屋で、その店員さんは、話し辛そうに切り出しました。

「その部屋はあるんですけど、でも、絶対に入らない方がいいです」

理由を尋ねると…その部屋は最初に住んでいた人が失踪した、というイワク付きの部屋だそうで…その失踪した人はどうなったのか、聞いてみると…

「埼玉の山で発見されたんですよ」

「山で?」

「殺されて、埋められていたんです」

私が絶句していると…店員さんが遠い目をしながら話を続けました。

「その後にね、入居した人もいたんですけど、入って三ヶ月でノイローゼになってしまって…その次の人も…」

もちろん、その部屋を借りるのは止めて、その店員さんの案内で、ちょっと狭いけどオススメの物件を選びました。

一通りの話が終わった後、その店員さんは話してくれました…。

「この業界やってると、どうしても出てくるんですよ。入る人が次から次へと自殺する部屋、みんなノイローゼになってしまう部屋。条件が良くて破格の物件ってそういうワケアリとかありまして…本来なら広告なんて出さないんですけど、時として、客寄せで出してしまうこともあるんです。期待させてすいません」

何だか、不動産屋のベテラン店員さんの話だけに、妙に現実味があり、恐かったです。
 
中学生から高校生にかけて住んでいた家は、いま考えてもおかしい家でした。

祖父が結核にかかり、祖母が子宮筋腫、母は特に高熱をだした程度でしたが、父と離婚。私は拒食症になり、妹は腎不全にかかりました。
特に私と妹だけがいる時に、階段にありえない程の大きな男性の影があったり、お盆になると仏壇の前に知らないお婆さんが座っていたり。

私は一時期、何故か屋上にあったプレハブを自室にしていたのですが、夜中、窓をひっかく音やずりおちる音で恐怖のあまり、母屋に逃げ込みました。

ちなみに私が母に頼んで部屋を代えてもらったあとは、特に何もなかったそうです。
私がいた時には飼い猫もよりつかない部屋で、友人が遊びに来た折りにとった写真には、蛇のようなものが全部に写りこんでいたのに(笑)

どうやら、母はよっぽどの鈍感か、何か強いものに守られているんでしょう…毎年新年にひくおみくじは必ず大凶なのに(笑)

余りに悪い事が重なるので、その家は新しい家が見つかった途端に夜逃げのように引越しました。
ちなみに、後になって地元の方に聞いた話では、元々は田んぼだったところで、いつかはわからないが、女性が何かで亡くなったところ、だそうです。
言われてみれば、うちの前の家主も事業がおかしくなって夜逃げしたんだとか。

長くなりますが、そのあとの家も伊勢湾台風でながされた家の跡地、更にそのあとの家も家族中が病気になり引っ越したとの因縁つきの物件ばかりでした。

ちなみに今までで一番怖かった家は、東京は吉原の遊郭跡に建ったと思われるマンションでした(笑)
事情があってふたつきたたない内に引き払う事になりましたが、不動産を選ぶときには、よくよく地元の方に因縁を聞いたほうが良さそうですね。


<追記>

東京吉原のマンションに引っ越した時の事です。
吉原はご存知の方も多いと思いますが、何百年と続く売春街です。中の人は吉原を『村』と呼びます。

今でこそおはぐろ溝などなく、外への出入りは自由ですが、いったん中に入ると、外の世界とは隔絶された土地です。
そして何度も火事や震災、空襲にあい、たくさんの死者がでている場所でもあります。

そんな所に住む事になった私。
家族から離れ、猫を連れて一人暮らしをはじめた日の夜です。

夢の中で、三人の男性? がそれぞれに箱を持ち、私のベッドの脇に立っています。
どこからか『このみっつの箱を差し上げます』という声が聞こえ、私は必死にいりません! いりません! と叫んでいて…その声で目が覚めました。

すると、いつも大人しい猫が窓に向かって歯をむきだし、うなっています。
これは普通ではない、と思い、私は猫に声もかけられずに、初夏の寝苦しい晩に、冷や汗を大量にかいて見守るだけでした。

その時以外は特に何もなかったのですが、事情がありましてふたつきたたずに部屋を引き払いました。
今でもあの箱は何だったのか、部屋に入ろうとしていたものは何だったのか…もし猫が守ってくれなかったらと思うと…。
 
あれは、4年ぐらい前18歳で専門学校進学に決まった時。

実家から学校まで車で2時間程。
通う事も出来たんだけど、せっかくだからとゆう事で1人暮らしをする事にしました。

父の反対もありアパート探しは、ギリギリまで探しました。
そこで見つけた学校から徒歩5分程の1ROOMフローリングのアパート。

古いわけでもなく、不便でもない。
ちょっと気になったのは、『404号室』とゆう部屋番号とまわりのアパートと比べて『安い家賃』とゆう事でした。

でも暮らしてみると都。部屋番号も気にならなくなりました。
なんたって、角部屋(^^)


でもこのアパートに住んで半年程経った頃、バイトから帰って夜中の2時頃、すぐに就寝しました。

どれぐらい経ったのか分かりません。
ふと目を覚ますとフワフワ浮いていて真下には、グッスリ眠る自分。

パニックになった私は、とにかく目を覚ますか体に戻らなきゃと必死にもがきました。

そう思ってパッと目を開けると布団で寝ている自分に戻ってる。

『きっと疲れてるから夢でも見たんだ』

とまた眠りにつきました。


眠りも深い頃、横向きに寝ていた私の後頭部を掻きむしるような感覚でパッと目を覚ました。

するとまた真下に自分が寝ている姿。

更には、落ち武者の生首が私の後頭部を口でムシャムシャ、ムシャムシャかじっているんです。

その感覚は、フワフワ浮いてる私の後頭部にも感じる事が出来ました。

『このままだと生首に殺される!』

と思った私は、さっきみたいにもがけばきっと目が覚めるはず! ともがきました。

するとまた布団の中で眠っている自分に戻ってる。生首は、いない。

あまりにも霊感がなく鈍感な自分がこんな体験をするなんてこれは、ヤバ過ぎる…もう眠れない! 寝たら殺されるかもしれない!

そう思い体育座りのまま布団を被り、眠いのを堪えてました。
どれぐらいたったか分からないけど、いつの間にかまた眠りコケていた私は、何かに縛られる様に苦しい感覚で目が覚めました。

またフワフワ浮いてる…また真下に仰向けに寝ている自分の姿。

今度は、白い大蛇に体をグルグル巻きにされ苦しそう。

またフワフワ浮いてる私自身も息苦しい…もう訳が分からなく体をジタバタさせ声も発しようとしました。

すると目が覚める。大蛇は、いない。

時間は、4時30分過ぎ頃だったと思います。

その後は、眠らないようにずーっとケータイのサイトをいじったり辛抱し、朝6時過ぎてから母に半泣きで電話をして迎えに来てもらいました。


1週間実家から通いましたが、アパートに戻る事になり叔父さんから貰った御守りを部屋の一番目立つ所に。
また、近くに住んでいた友達も当分の間部屋に泊まってくれました(病は、気から?)。

それからは、何もなく過ごしましたが怖くて2学年からは、アパートを解約し、車で通う事になりました。

それ以外の怖い体験は、全くありません。
あのアパートで今も誰か不思議な体験をしてるんでしょうか…それとも私への忠告だったのでしょうか?
 
僕の友人に、古美術商をしている坂さんという人がいる。

店が坂の途中にあるから「坂さん」。
30過ぎて枯葉のように生きている半引きこもりだ。

取り扱っているのは一応は美術品や骨董品の類となっているけど、素人目に見ても価値なんてなさそうなガラクタで店が埋め尽されていて正直言って大分不気味だ。
品数だけはやたらと豊富なので、大繁盛とまではいかないまでも、食べていくのに困らない程度には客がついている。

だけど、その品揃えの中にいくら探しても見つからない物がある。

美術品としてはポピュラーで、どこの店でも一つくらいはある物が無い。
金はないがコネはある坂さんなら、いくらでも仕入れてこれそうなのに、決してそうしない。

その事を疑問に思った僕に、坂さんはある物を見せてくれた。


坂さんはレジスターの下から15センチ四方の箱を取り出して、僕の前に置いた。
箱の表面にはエナメル細工で出来た小さな薔薇が沢山付いていて、宝石箱のようだった。

「……箱?」

「箱やないよ。寝室やね」

坂さんは人差し指で箱の側面を小さく2回叩いた。

「失礼します」

箱に向かってそう言ってから、静かに蓋を開けた。
箱の内側は赤い布が張られていた。
見るからに柔らかそうなその布に包まれて、ソレはあった。

丸みを帯びた、長方形の白い物体。
すべすべした表面を見るに、石膏で出来ているようだった。

左右の側面にそれぞれ一つ、底に二つ、上に一つ、嵌込み穴のようなものが開いている。

もっとよく見ようと覗き込んだ瞬間、強烈な吐き気を催した。
次いで首筋に激しい痛みが走り、僕は椅子から転げ落ちた。

痛みは右手、左手にも現れた。
鋭い棒で何回も何回も刺されているようで、だけど勿論棒なんか見えない。というか店の中には僕と坂さん以外には誰もいない。

そうしている内にも両足も痛みだし、立っていられなくなった。
痛みでのたうち回る僕を尻目に、坂さんは箱の中へ向けて小さく呟き、静かに蓋を閉めた。

痛みは急に消えた。
床に転がったまま呆然とする僕に、坂さんはため息混じりに言った。

「君がじろじろ見るから、客やと思たみたいやね。ちゃんと言うといたから、もう大丈夫やよ」

「……なんなんすか、一体」

「彼女はウチが気に入ってるから、出ていきたないんやわ」

「彼女?」

坂さんは箱をしまい、僕を立たせてくれた。

「そう。嫉妬深くて執念深くて、おまけに自分にパーツが無いんを気にしてんねや。新しいのん仕入れても直ぐに自分のもんにしてまうから、ウチじゃもう扱わんことにしとんねわや」

「それってつまり……」

僕は慌てて首に手をやった。
ぬるぬるとした血の感触に背筋が凍った。

救急箱から傷薬を取り出し、坂さんは思い出したように言った。

「彼女が君のこと、気に入った言うてんねやけど」


勿論即座に断った。
 
通っていた中学校と言うのが所謂、河の土手沿いに建っていた。

河川敷にはサイクリングロードなんかもあって、そこは川向こうから来る生徒の通学路にもなってるんだが、ある日そのサイクリングロードで焼け焦げた死体が見つかった事があった。自殺だったらしい。

しかも死体が見つかったのは朝の時間帯。
川向こうから来る何人もの生徒がそれを目撃したらしい、中には死体を直接見たヤツもいて、曰く『真っ黒こげの丸い塊みたいなものが』曰く『辺りに焦げ臭い臭いが』等など真偽の程はさて置き、学校中どこに行ってもその話題で持ちきりだった。

我が教室もそのご多聞に漏れず、川のこちら側に家のある俺は興奮しながらもその話に耳を傾けていた。
室内はいつも以上にざわめいていて最早、取りとめもない状態だった。

ところが――

「ついてきてるよ」


そんな一言が聞こえた。

騒音と殆ど大差ないざわめきの中で、やたら小さなその声が妙にはっきりと聞こえた。

まあ取りとめも無い会話の一部を偶然に拾ったんだろう――俺はそう思って気にしなかったが、ふと気付けば周りが酷く静かな事に気付いた。
皆、固まったように停止している。

やがて男子生徒のひとりが、不意に声を張り上げた。

「気持ち悪いこと言ってんじゃねーよ、女子!」

そいつはそんな風に叫ぶと女子のグループの方をキッと睨み付ける。

「違うよ! あたしらそんな事言ってないって! 男子の方じゃないの!?」

女子のひとりが言い返す。

そうなのだ。何とクラスの全員があの「ついてきてるよ」と言う呟きを聞いていたのだ。
しかもクラス内の誰もそんな言葉は言っていないと言う。
教室はやがてパニックに陥り、泣き出すヤツが続出。
騒ぎを聞きつけて隣のクラスの奴等もやって来て騒然となったが、担任が素早く登場し、そんな騒ぎを力ずくで収拾した。

担任が言うには「誰かの声を聞き間違えただけだ!」との事。
確かにそれが一番理屈に合っている。だが本当にそうだったのだろうか。

あの時皆が聞いた声は確かに女性のそれだった。だけど決して子供のそれではなかったように思える。

そして、あの声は聞き間違いにしては余りにもはっきりと皆の耳に聞こえていた。
教室の端から端まで全員に。あんなに小さな呟き声にも関わらずだ。

後日、件の焼身自殺の記事が新聞に載っていた。
自殺者は市内に住む二十七歳の女性。異性関係のトラブルから自ら命を絶った、とその小さな新聞記事には極簡素に書かれていた。
 
これは私が実際に体験したコトです。
一年前に、学校の勉強合宿に行った時の出来事です。

私が行った旅館は何度か建て増しを繰り返したような山の奥の旅館でした。
外装も内装も以外とキレイで「宿泊費が安かった割には随分とキレイな旅館だな」と不思議に思いましたが、予想していたよりも良い環境で勉強できると思い、上機嫌で部屋に向かいました。

その日の勉強が終わり、疲れたのか同じ部屋の三人は先に寝てしまいました。
私の部屋は五人部屋だったので、起きてるのは私とM君だけになっていました。

M君と「眠れないね」などと話していると、窓の方から白いもや(?)のようなものが入って来ました。
何だろう? と思っていると、その白いもやのようなものが天井に掛かっている蛍光灯の間をスリ抜けました。

瞬間、パッと蛍光灯がつき一瞬にして消えました。
本当に一瞬で見間違いかと思うほどでした。

しかし、M君の「今一瞬電気ついたよね」という一言でその思いも消え去り、その日の夜は興奮と不安であまり眠れませんでした。


次の日、昨晩あまり眠れなかったので休み時間に部屋で横になっていました。
20分ほど寝て眠気がとんだところで、時間がある時に読もうと本を持ってきたことを思い出しました。

時間を見るとまだ10分ほど残っています。
友達は他の部屋で遊んでいるのか部屋には誰もいなく、暇だったので本を読むことにしました。

壁に寄り掛かり本を読んでいると、背中の辺りの壁に隣の部屋から何かがぶつかるような衝撃がありました。

最初は「隣の部屋の人が暴れているのだろう」、ぐらいに思っていたのですが、耳を澄ましても隣の部屋からは物音一つ聞こえてきません。
もともとそれほど新しい建物ではないので、騒いでいれば隣の部屋に聞こえないハズはないのです。

背中にはなおも衝撃があります。
気味が悪くなり壁から離れると、それまでが嘘のようにぴたりと衝撃がなくなりました。

その出来事があった後に気付いたのですが、何故かその部屋は隣の部屋と離れていて、壁を叩いたくらいじゃ衝撃は伝わらないと思います。

更に気になるのは衝撃が背中越しにピンポイントで伝わってきたコトです。
偶然にしてもそんなことが有り得るのでしょうか?

後日聞いた話なのですが、他の部屋ではテレビの裏にお札が貼ってあるのが見つかったそうです…。
 
この度も採用して頂きまして、誠にありがとうございます。
今後も採用される毎に、我が身に起こった数々の体験を記そうと思っております。

さて、前回採用して頂いた、「憑き石(真実編)」にも記した通り、その事件以降から体験しだした恐怖を記そうと思います。
でもまぁそんなに頻繁に体験したわけではありませんが…おいらは憑かれやすい体質だそうで…あ、この話はまた後日に。

えー、この話は、当時高校の卒業も近くなったおいらが、飼って約三年くらいのわんこを散歩に連れて行った時の話です。

まぁ何故かは記憶にありませんが、普段は昼間散歩に連れて行っているのに、その時は夜9時近くに散歩に連れて行ったんですよね。
多分、親戚か何かと夕飯を食べに出ていて、帰宅が遅くなったとかそんな理由だったと思います。

今思えばこの時既に魅入られていたのかもしれません。

その日は夜に散歩ということもあって、普段とは別の道を通っていました、その道は昼間でも人があまり通らない場所で、街灯があまりないのでかなり気味が悪かった記憶があります、でもとにかくその日は満月で、空がとても綺麗だったので、気味悪いのを空を眺めながら歩いて紛らわしていました。

その時です、わんこが突然ピタリと止まり、何もない虚空を、じーーーっと見はじめましてね。

犬を飼っている方ならわかると思います、犬って突然何もないところをじーーーっと見たりするんですよね、多分匂いか何かがするので見ていると思うのですが、犬には人には見えない者が見えたりするともよく耳にします。

この時もそうだったんでしょうかね…普段はハーネス(散歩紐)を引っ張ると、嫌な顔しながら渋々ついてくるうちのわんこ、この時はまるで石か何かを引っ張っているような感覚でした。

そして体から全てを引きずり出すような…ものすごい生暖かい風が吹きました。

直感的に、「あ、やばい」と思ったんでしょう、気がつくとわんこを抱きかかえてて、自宅に猛ダッシュ。

ですが何故だか母親にはこの出来事を話さずに、明日バイトであるということもあり、帰宅後にすぐに寝ました。


そして夜中3時くらいだったと思います、突然目が覚めまして…でもおかしな事に部屋がフラッシュをたいたような明るさなんです。

あれ、電気消して寝たはずなんだが…と思いつつ、何気に首を右に向けたんです。
女の人立ってました。

うお!? と思い、目を閉じ、再び目を開けると部屋は真っ暗でした。

気のせいかと思い込もうとしましたが、あんなもの見て平然とできるわけもなく、ベッドから降り、テレビの前まで毛布をひきずっていき、ガクブルしていました。

すると数分後に、下の部屋から足音が聞こえてきまして…。

当時真下の部屋には母親が寝ていました、また例の憑き石を置いていた部屋でもあります。

最初は起きたかな? と思っていたおいら、でも時計を見ると3時半、起きるような時間ではありません。
あ、トイレか! と半ば無理やりな理由を思いつきましたが、その考えも虚しく散りました。

円を書くように部屋を旋回している事に気づいたんです。

正確には母親を中心にしてぐるぐる回っていたというべきですかね…。
いずれにせよ恐怖でそれどころじゃありませんでした…怖くてすくみあがり、テレビの前で固まっていました。

それから次第に足音も聞こえなくなり、時計を見ると3時半過ぎでした、恐怖のあまりに時間の感覚がずれていたのかもしれません、何時間も経っているかのような恐ろしい数分間でした。


その後は朝日が出るまでテレビの前にて待機、朝日が出た同時に一階のストーブの前で体育座りして、父と母が起きるのを待ちました。

そして起床した両親に昨夜の出来事を報告、この日は両親が実家に用があるとかで出掛ける事になっていたので、御守りを持って出掛ける用にと強く言い、おいらは殆ど眠れないままバイトへ行きました。ちなみにその日は何もなく、両親は無事帰宅しました。

みなさんも感じた事のない風を体感した時は充分注意してください。
その風自体が霊体そのものかもしれませんから。
 
高2の夏休みが終わった頃の話。
俺の高校は9月の頭くらいに文化祭があってその準備で家に帰る頃には外は真っ暗になっていた。

田舎なので外灯も殆ど無い。
その日も遅くなって友達と二人で自転車を漕ぎながら真っ暗な県道を走っていたんだ。

帰り道は少し遠回りになる広めの道と川を挟んで山沿いの少し近道の二種類があるんだが、山沿いの道はガードレールも無いし墓もあるのでかなり不気味だったので少し遠回りになる広めの道を帰る事にした。
そして、その広めの道を友達と横に並んで他愛無い会話をしながら走っていた。

ふと、友達の方向を見ると視界に山沿いの道が見えた。
月明かり位しかないんだけど山の林の暗さのせいで道の方は何とか見える。

その道を何かが俺たちと同じくらいのスピードで走っているのがぼんやりと見えた。
同じくらいのスピードなんだから自転車か何かだろうと思い、俺は「ああ、あっちの道を誰かが帰ってるんだな」位にしか考えなかった。

暫く友達と話しながら向こうの道を走っている何かを気にしていたんだけど、向こうの道が小さな外灯に差し掛かった時、その何かが「フッ」と消えた。

「あれ?」

と思って友達に、

「なぁ、今向こうの道何か走ってたよな?」

と聞くと友達も「あ…お前も見たんだ」と言って来た。

そして二人で自転車を止めて向こうの外灯を見る―――が、やはり何もいない。
こっちの自転車のライトがガードレールに反射してたんじゃないかとか考えたけど向こうの道にガードレールは無い。

「もしかして幽霊か?」

と友達が言って、俺も「ああ、そうかも」と思った。
遠巻きに見たからなのかインパクトが少ないからなのか不思議と恐怖感は無く、むしろ初めての心霊体験? に「すげぇww」「やばくね?ww」とか言い合ってた。

で、ひとしきり騒いだ後友達が「帰ろうぜ」って言ったのでまた自転車を漕ぎ出そうとしたとき。

耳元で

「うひひひひ」


と男とも女とも取れる声が笑った。

思わず「うわああああ!!??」と叫んで友達の方を見ると同じように驚いた顔でこっちを見ている。

少し固まっていたが直ぐにゾクゾクと恐怖心が上ってきた。

そして友達に目で「逃げよう」と訴えかけるとひたすら自転車を飛ばして逃げ帰った。


それから数週間はその道を帰るのが怖くなり、学校の帰りはじいちゃんに迎えに来てもらった。

あれ以来、その声には遭っていないが、今でも「学校の怪談」のパッケージの「うひひひひ」を見るとそれを思い出してゾッとしている。
 
大学時代に俺が講義を受けていたんだが、少しゾクッとしたんだ。

「少し」だから大したことないなって思いながら講義を聞いていたんだが、よく見ると講師の教壇の横に若いメガネをかけた小太りの男がいた。
格好はカジュアルでジーンズにチェックのシャツ。

誰も男には気付かないし多分見えているのは俺だけだと思ってまわりを見たら、数人だけは気付いたようで少し驚いたような顔をしていた。

「誰だ? コイツ?」

って思った時にいつの間にか俺の目の前に立っていた。

さすがに少し驚いた、見えている数人は俺の方を見ていたのを横目で確認。

ソイツ、口から血を流しながら

「お前こそ誰だ?」


って言った途端に煙のように消えた。

講義が終わってから見えていたであろう数人は俺のところにきた。
やはり見えていたようだ、しかしあの霊の目的は未だにわからない、何のために現れたのかは不明。
 
弟が自動車免許を取ったときの話。

はじめてのドライブを行うということで、助手席に友人を乗せて深夜出発。
街の中をぐるぐると運転してたのだが、川べりを走ってるとき、電柱の横にうつむいて佇む女性を見たそうだ。

「変な女だなぁ」

と思いつつ横を通りすぎ、助手席に座る友人にその話をしてみたところ、友人は「へ?」という返事。

弟「いや、電柱の横に変な女がいたんだよ!」

友「いやいなかったって」

弟「マジだって!」

友「それじゃ、もう一度見に行こう」

適当な路地でUターンして川べりに戻ったのだが、そこには誰もいなかった。

友「やっぱいないよね」

弟「気のせいかな……見たんだけど」

時間は1時を越えたあたりだったそうだが、さすがにそろそろ帰ろうかという話になる。

先に友人を家に送ってから帰宅するということで、帰路の運転中。
なにげにバックミラーを覗くと、後部座席にさっきの女性がいたそうだ。

弟は驚いて冷や汗だらだらだったそうだが、友人に喋りかけることができなくなり、やっと口にできたのは「もうちょっとドライブしよ?」という言葉。
弟の霊感はかなり強いのだが、友人には微塵もないらしく、言ったところで信用してくれないと思ったからということ。

後部座席の女性は無言のまま。女性が気になる弟はバックミラーを覗くことができず、まっすぐ前を見て運転。
ドライブを続けようと言ったにも関わらず無言になった弟を見て、友人も何か変なことになっているということに気が付いたそうだ。

友「なぁ、おまえどうしたの?」

弟「実はな、後ろに女が座ってる。さっきの」

霊感はないが雰囲気を察した友人も後部座席を見ることはできなくなった。
無言で前を見て街の中をぐるぐるとドライブする2人とうつむいて後部座席に座り続ける女性。


3時間ほど3人を乗せた車は街の中を徘徊してたのだが、気が付くと女性は消えていた。
それを友人に伝えると、彼も安堵の溜め息。

よかったなぁよかったなぁとお互い声を掛けながら、友人を自宅まで送り届け、弟も家に到着。
時間はすでに午前5時を過ぎ、そろそろ夜が明けるころ。

駐車場に車を止めた弟は、恐さが抜けなかったらしく、ダッシュで自宅は自分の部屋に飛び込み、布団にもぐって寝たそうだ。


お昼を過ぎたころ、母親が凄い剣幕で弟を叩き起こす。

母「なんで車の中が泥だらけなの!!!」

弟は事情を説明して平謝り。

変なもの乗せるんじゃないと怒った母親は、そのまま車をお払いしてこの事件は終了。

お粗末さまでございました。
 
こんばんはー。
個室トイレについての話をします。

友達と8人で、多摩川上流(東京都)に遊びに行った時のことなんだけど。
そこは東京都言っても、もう山梨県に近い奥多摩町というところで、信じられないくらい綺麗な川と山々に囲まれたトコなのね。

俺達は以前から予約を入れてあったバンガローに泊まりに来た訳だが、今から思えばそのバンガローってのがちょっと気持ち悪い雰囲気ではあったんだよね。
まぁ建物自体がかなり古いものだし、これから皆で大騒ぎして泊まるのにおかしなこと言いたくないからね、もちろんその気持ち悪い感覚は胸にしまっておいた。

昼飯時に着いた俺達は、近くのスーパーで買って来た材料でBBQなどを楽しんだあと、バンガローの中で飲み会って流れになった。
男8人も揃うと大騒ぎで、そりゃ滅茶苦茶楽しかった。

飲み続けてると当然、トイレに行きたくなるわけなんだけど、そのトイレってのが各バンガローの中に設置されてなくて外に共同便所って形で設置されてるのよ。
いくら酔っていても、ちょっと一人で行くのは躊躇われるような暗さなので(山奥の河原だから当然なんだけど)トイレに行くときは、安全の事も考えて数人で付き合うって感じだった。

そのうち、1人の奴がいないことに俺が気付いた。

「おい!? Aの奴どこいった?」

「あれ? 一人で便所かな?」

「ああ…そういやさっき出てったかも…」

おいおい!!

酔って川にでも落ちたら死んじまうぞって事で、比較的酔っていなかった俺が探しに行く事になった。
正直、ちょっと怖かったのだが他の奴らはヘロヘロだしAの事も心配なので俺は仕方なくトイレに見に行く事にした。

トイレに着くと、4個並んだ個室のうちの1つ、奥から2番目のドアが閉まってる。
俺は少しホッとして声をかけた。

「おい!! 気分悪いのか? 吐いてんのかよ?」

個室からは返事なし…こりゃ中でぶっ倒れてるのかななんて思いながら、

「おい!! 開けるぞ」

ってノブに手をかけたが鍵かけてありやがる。

仕方なく俺はドアをガンガン叩きながら、

「おーい!! いい加減にしろよ!! ほら!! 出てこいよ」

そのとき…ドアの向こうからやっと返事が…。

『いい加減にするのはおまえだよ!!』

聞いた事ない、いるはずない女の声でした…。
俺はあまりのことに驚いて、Aの事も忘れて走ってバンガローまで逃げてった。


バンガローに着くとAは何食わぬ顔で皆と飲んでる…気分悪くて河原で吐いて戻ってきたんだと。

俺がさっきの出来事を話すと、皆酔った勢いもあるのか

「面白そうじゃんか」

「いこぉぉぉぉっ!!」

って感じで大盛り上がり。

俺はあんまり行きたくなかったんだけど、ここに一人で残るのも耐えられないので、ついていった。

トイレに入ると、やっぱり問題の個室のドアは閉まってる。外側からいくらドアを引いても動かない。

「俺が上から覗いてやるよ!!」

1人が隣の個室の壁をよじ登って中を覗いた…。

「うわ!!! なんだよこれ!! やべぇ〜よ!!」

なんだなんだと皆で覗き込む…。

「なんだこれ!!?」

「………!!」

1人の奴が走り出すと、皆一目散に逃げ出した。

その晩は皆眠れずに朝まで過ごして、早朝逃げるようにして帰った。


トイレのドアが開かなかったのは、内側から板が打ち付けられていたからだった…。

そして便器は完全に破壊されていて使用することは不可能、一番の問題はその個室の壁中にびっしりと貼られた御札でした。
 
霊というより生身の人間がメイン。

俺の勤務先では弁当屋が出入りをしているんだ。
安くて量が多いし味も悪くないから結構需要がある。

その弁当屋の配達員にN君って若くてさわやかな青年がいる。

N君「いつもご利用いただきありがとうございます!」

弁当を配達する笑顔がたまらないと女性陣には人気がある。

実はこのN君には生霊が憑いている。
若い女性なんだがこれがまた強そうなんだ、俺が視線を合わせるとすごい顔で睨むのさ。

忠告したいけどアンチ心霊派だと鼻で笑われる、それはシャクだから遠まわしに聞いてみた。

俺「N君、最近体の調子はどう?」

N君「あ、すばるさん、絶好調ですよ!」

こんな会話が続き煮え切らなくなって、

俺「後ろにいる女の子さ、何とかした方がいいぞ、それ生霊だよ」

N君「あ、すばるさんは見えるんですね、前に付き合っていた彼女ですよ、未練がましくて参りますよ」

俺「そうなんだ、だがそれは…」

N君「あ、無視してますから、前彼女は事故で下半身不随になっちゃってそれで俺はイヤになって別れたんですよ、しかし本人にいくら言っても消えないから今は無視してます」

笑顔ですごい内容を抵抗もなく話すN君。

笑顔の下には鬼畜の顔があるんだとN君を見る目が変わった。


その後N君、事故で下半身不随になって弁当屋を辞めた。たぶん事故の原因は…。

今は普通のおばさんが配達にきている。
人間は怖いと思う出来事だった。
 
あれは5年前の話。俺が19歳のときだった。
偶然このサイトを見つけたので投稿します。

あの日俺を含め男女4人で俺の家で飲んでいた。
みんな酔いがまわっていてテンションが上がりツレの1人が、

『肝試しでも行かね?』

と提案したんだ。

真夏だしすることもなかったのでみんな賛成した。
男のツレが車の免許を持っていたのでそいつの運転で少し離れていたが有名な心霊スポットに行った。

そこは廃墟になったビルなんだが見た目はボロく薄気味悪い…なんで取り壊しになんねぇんだろ? とか1人で思っていた。

噂では白い服の女の霊がでるらしい。
まぁもちろん俺は霊とゆぅものを信じていなかったから行ったわけだが…。

みんなビルの雰囲気に圧倒されていた。

提案したツレが、

『ま…まぁ入ろうぜ』

ときりだし入ることに。

ビルは3階建てになっていて3階のトイレででるんだってさ。

ビルに入った直後に携帯が鳴った。別のツレからだ。

どぅやらツレも飲んでいたらしく今からそっちに向かうとゆぅのだ。
こーゆぅのは人数が多いほぅが盛り上がるし呼ぶことにした。

俺達はこんなとこで待つのも嫌なので3階のトイレに向かうことにした。
エレベータなど動くわけないのでもちろん階段だ。

何事もなく3階についたので若干俺達の気持ちもやわらいでいた。

そして問題のトイレの前。
女に前を行かせるわけにはいかないのでツレとじゃんけんをして俺が先頭で行くことになった。

すべての個室を開けてみたが何事もない。

『やっぱりデマか…』

と安心とガッカリで変な空気になった。

すると外の廊下から足音がした。
ゆっくりとこっちに近づいている。

全員息をのんだ。

『よぅ、お化けでた?』

呼んだツレ2人だった。

『お前かよー…』

全員息を吐く。

結局何もなくビルを出た。

女の子達はタクシーを呼んで帰ることに。
俺達はツレの車で途中から来たツレと4人で帰った。

『なぁー…あの白いワンピースの子誰だっけ?』
途中参加のツレが言った。

『あー、俺も思った』

もぅ1人がゆぅ。

『はぁ…?』

『えーいたじゃん。5人で遊んでたんだろ?』

車内が凍り付く。

『お前本気か?』

『なにからかってんだよ、黙られねぇよ』

俺達はツレに4人で飲んでいたことを説明した。

『ま…マジかよ…』


その後その霊を見たとゆぅツレ2人の1人は変死、もぅ1人は行方不明…。

後からわかったことだが、あのビルは昔会社があったらしく倒産して廃墟になった直後あのビルで首吊り自殺があったそぅだ…。

それから何度かあのビルを取り壊そぅとしたらしいんだが幾度となく事故などがおこって結局放置…現在にいたるそぅだ。

今もあのビルはある。
みなさんの近所にもそんな噂があるビルがあるんでしたら行っていけません。

その霊を見てしまったら最後なんですから…。
 
話を載せていただければ嬉しいです。
これは私が体験した話です…。

私が当時高1の時です。季節は夏。
つまり心霊スポットなどに行く季節でもあります。

私は心霊スポットに行ったりする事が割と好きでした。
私の友達Tちゃんもそういうのが好きで私達の地元には、おばけ公園と言われてる所があります。ここは地元では結構有名な所です。

私とTちゃんはおもしろ半分で行く事にしました。
まさか…あんなに怖い体験をするとも思わずに…。

たしか8月だったと思います。
私はTちゃんと夜2時くらいに待ち合わせをしました。

心霊スポットに行く時間にピッタリです。
Tちゃんが来てさっそくおばけ公園に向かいました。

私「何か出そうだよね…」

Tちゃん「ほんとに出たらどうしよう…」

など、ビビった発言をしながら向かいました。

そして、おばけ公園に着くまで後10メートルに差し掛かった時、

「ぎゃ゛ゃ゛〜〜〜〜」


という人か動物か何かわからない凄い叫び声が聞こえました!!

私「えっ…? 何? 今の声?」

Tちゃん「わかんない…。子供が親に殴られてるんじゃ…」

私「ありえないよ! 今何時だと思ってるの!? しかも、それだったら外でやられてるって事になるし…!」

Tちゃん「でも、もしかしたら…。行ってみよう??」

私は正直行きたくありませんでした。

だって、冷静に考えたらありえないじゃないですか!!
でも、あの時はそんなに考える程落ち着いてはいませんでした。

そして、私達は覚悟を決めて行く事にしました。

私達は2人でくっついて行きました。2人とも心臓がバクバクと鳴っていました。
おばけ公園に着きました。
私達は辺りを見渡し何もいない事にホッとし、

私「何もいないし怖いから帰ろう?」

Tちゃん「………」

私「ねぇ…!? 聞いてる…?」

Tちゃん「わかった…」

私「よかった…。よし、帰ろう!」

Tちゃん「何がいるか、わかった…」

私「えっ…!? 何言ってんの!?」

Tちゃん「あそこ…」

Tちゃんが震えながら指を指した…。

顔がぐちゃぐちゃで全身の関節が外れて手足が変な方向にむいていて、こちらをじーっと見ています…。
そして、いつの間にか自分達の前に立ちはだかってます。

私達は呼吸ができなくなりました。


そして、私達にこう言いました。


「オマエタチモコウナリタイカ?」
初めて投稿させていただきます。
拙い文章ですが、お付き合いいただければ幸いです。

皆さんはノロイという映画をご存知ですか?
ノンフィクションホラー映画なのですが、私はそれを友人宅で数人と見ていました。

友人宅はマンションで、玄関から真っ直ぐにリビングダイニングがあり、廊下の扉を開けた目の前の壁は全面窓ガラス。
右手にキッチンがあり、カウンターがある前にダイニング。左手に三人がけソファと一人がけソファがあり、それがテーブルを囲むようにL字に置かれていて、その逆にテレビが置かれていました。

雰囲気を出す為暗くして、私と友人三人と友人の兄弟と観ていました。
私は三人がけソファの右端に座り、隣に友人の弟(T)妹(A)、友人(W)一人がけに友人(K)とその家に住む友人(S)という感じでした。

初めは何もなかったのですが、段々頭が痛くなり始め、吐き気もしてきたのです。

私自身そこまで霊感がある訳ではないのですが、多少ならわかるくらいで、やばいかなーと思い、霊感があるKを見ました。
やはりKも苦渋の表情を浮かべていたので、ビデオを止めて電気をつけました。

症状があるのは私とKとWだけでした。
これくらいなら、と私達はそのままビデオを最後まで見ました。

吐き気などもすっかり忘れて、Wは家に帰り、寝ようとTとAを部屋へ連れて行ってから私達はリビングで寝ることにしました。

Sが三人がけソファKが床に布団をしいて、私は一人がけソファでした。
Sはすぐに寝つき、Kも暫くしてから眠りました。

暗い部屋の中、私は一人で携帯をいじっていると、確かに友人達の寝息以外の息遣いが聞こえてきます。
気のせいだと思い込ませて携帯に向き直るのですが、どうしても気になるのです。
暫くした時、気付いてしまいました。
息遣いは私のすぐ真横、一人がけソファと窓の間から聞こえていたのです。

髪で見えませんが、それが女であることはわかりました。

全身が総毛立ちましたが、あまりの事に逆に冷静になってしまい、ここから離れれば大丈夫…などと思い、三人がけソファに移りました。

女はもう消えていました。


次の日にKにそれを言うと、Kは

「実は映画観てるときからその女いたのよ。映画観てる間中ずっと私達の周り回ってたよ。でも言うとマズいと思ったから何も言わなかったんだけど」

どうやら彼女が苦渋の表情を浮かべていたのは、それが原因だったようです。

そしてもう一つ、

「夜中に目覚ましたらキッチンにTくんみたいな顔が青白く浮かんでた。ねぼけてたから不思議に思わなかったけど、よく考えたらあの身長じゃ顔が見える訳ないし、顔だけ見えるのも不自然よね。しかもなんか横に伸びてたし。でも一番びっくりしたのはそのまま寝ようと上向いたら女が張り付いててびっくりしたわ」

私はそれもシカトして寝付けた彼女が一番怖かったです
これは以前私が勤めていた会社での話です。

私は一階で顕微鏡などを使い研究をし、二階でその結果をパソコンに打ち込むという作業を毎日朝八時〜夜中の二時くらいまでしていました。

そんなある日、いつものように一階で顕微鏡を覗いていると目の前を誰かが通り過ぎました。
私は先輩だと思い『お疲れ様です』と言ったのですが…返事がなく誰も見当たりません(工場は安全上全体が見渡せるような施設配置であるにも関わらず)。

疲れての錯覚かな? と軽くとらえ仕事を続けましたが、また人が通り過ぎました。
しかも、今度は足まで確認できたので、また『お疲れ様です』と言ったんですが…誰もいません。隅々まで確認したのに…。

かなり疲労がたまっているのか? と思いそろそろ帰ろうと思いながら顕微鏡を覗いていると私の顔のすぐ横にぴったりと顔をつけてくる人がいたんです。
いつも私の上司はそうしてくるので上司かぁと思い『私そろそろ帰ります』と言ったんですが…また誰もいません…。

気味が悪くなり足早に帰宅しました。
といっても私の会社は工場の敷地内に銭湯(15人くらいが入れる)や寮があります…。

私はまず疲れを癒やす為お風呂に入り、体を洗っていました。
すると私の背後で勢いよくシャワーを出す音が聞こえたんです。

二時半近くなのに誰だ? と思い後ろを見ると案の定、誰もいません。
私は耐えられず、すぐお風呂からあがり、部屋に戻り寝ました。

いつもならそのまま目覚まし時計に起こされるまで起きないはずなんですが…その日はなぜか四時に目が覚めました。

しかし、体が動かず、声も出ない!
しかも、私のお腹の上には黒い人影が座っている。

私は夢だろうと思って部屋の隅々まで見渡した(夢であれば現実と違うところやおかしなところがある為)。
だがおかしなところは見当たらない…。

これはヤバいと思い題目を数回唱えました。
すると黒い人影がすうっと消え、その瞬間動けるようになりました。

<後日談>

先輩に話したところ俺たちみたいに過酷に働かされて亡くなった人が警告に来たんじゃないか? とのことでした。
初めて投稿させていただきます。
私は今まで心霊現象というものに関わった事がありませんでしたが、この時ばかりは本当に怖かったのを覚えています。

私が中3の時の話です。
私は普段、姉と祖父と一緒に川の字で寝ています。私は入口から見て左側に、姉は祖父のベッドを挟み右側に寝ているのですが…。

ある夜のこと、私は姉に背を向けた状態で寝ていたのですが、ふと目が覚めました。
しかし体は動かず目も開きません。

少し寒気もして、「どうしよう、どうしよう…」と思っていた時、足元でサーッと障子が開いた音がしたのです。
そして誰かが入って来る気配…。

その気配は私の背中の方に立ち、じっ…と私を見つめていました。そんな感じがしました。

そして一言、

「この子じゃない……」


と…。

そう呟くとその気配は障子を開けて出ていきました。

パタン…と障子の閉まる音が聞こえたと同時に私の体の緊張も解れました。

でもそのあとは怖くてなかなか寝付けませんでした。


朝になり、昨夜あったことを霊感持ちの姉に話すと、

「あー、私と間違えたのかもね」

と、一言。

普段霊的な事を話す時、言ってる事が本当か嘘かイマイチわからない姉でしたが、この時ばかりは信用。

でもその幽霊が姉を探していたとするなら、もし姉が見つかっていたらどうなっていたのでしょう…?

ちなみにそれ以来心霊体験的なモノが多くなりました。

長文すみませんでした;;
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