荒らしスレに気をつけなはれや〜
/⌒⌒⌒ヽ
/ __ノ_ノヽ
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ヒ(  ̄< > ̄ )ノ
|_ノ  ̄ ヽ |
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|三O\ ̄ ̄ /\
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荒らしスレに気をつけなはれや〜
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ヒ(  ̄< > ̄ )ノ
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バーテンダーから聞いた話。
彼は若い頃、毎日のように夜遅くまで酒を飲んで帰っていたらしい。
当時、彼が住んでいた町はそんなに都会でもなく、飲み屋街から彼の家まで徒歩で帰ると1時間ほどかかる。
でも、行きはいつも駅までバスに乗るし、帰るのは深夜でバスなんか走ってない。
それにタクシーは高い。
だから、いつもけっこうな距離をふらふら歩いて帰ってたんだと。
その日も気持ちよく酔っ払ってた彼は、通りなれた道を歩いてた。
かなり酔っていたせいもあって、近道と称して他人の家の庭の中を通りすぎたり、垣根を乗り越えたり、色々と無茶をしながら帰っていた。
かなりの距離を歩いたが、まだまだ家は遠い。
彼は早く帰って寝たい一心で、普段あまり通らない裏道や小高い土手のような道も、山道のようなところも方向さえ正しければ平気で突き抜けて行った。
気づくと、あまり人が通らないような道に入っていた。
でも、絶対こっちの方が近い! と、彼は酔いに任せてドンドン進んだ。
あとで思い返すと、ちょうどそこは神社の裏山に当たる場所だったらしい。
少し離れた場所から、
カーンカーンカーン…
とかん高い音が聞こえてきた。
…こんな時間に? なんの音?
酔っていなかったら絶対近づこうなんて思わなかった。
彼はそう言っていた。
だが、とやかく考える前に、とにかく気になって音のする方へ歩いた。
音がやんだな…と思ったら、すぐ近くで再び、
カーンカーンカーン!
びっくりして音のする方を見ると、真っ暗闇の中で白い装束を着た、背が高く、女みたいに髪を伸ばしてガリガリに痩せた男が必死に木に釘を打ちつけていた。
一気に酔いがさめた。
「今時(10年ぐらい前)こいつは何をしてるんだ? こんなやつ本当にいたんだな」
と少し驚いたが、ここは気づかれずに逃げよう…。
そう思った瞬間、
「見たな…」
男はこっちを振り向いて、目をギョロギョロさせながら呟いた。
彼は若い頃、毎日のように夜遅くまで酒を飲んで帰っていたらしい。
当時、彼が住んでいた町はそんなに都会でもなく、飲み屋街から彼の家まで徒歩で帰ると1時間ほどかかる。
でも、行きはいつも駅までバスに乗るし、帰るのは深夜でバスなんか走ってない。
それにタクシーは高い。
だから、いつもけっこうな距離をふらふら歩いて帰ってたんだと。
その日も気持ちよく酔っ払ってた彼は、通りなれた道を歩いてた。
かなり酔っていたせいもあって、近道と称して他人の家の庭の中を通りすぎたり、垣根を乗り越えたり、色々と無茶をしながら帰っていた。
かなりの距離を歩いたが、まだまだ家は遠い。
彼は早く帰って寝たい一心で、普段あまり通らない裏道や小高い土手のような道も、山道のようなところも方向さえ正しければ平気で突き抜けて行った。
気づくと、あまり人が通らないような道に入っていた。
でも、絶対こっちの方が近い! と、彼は酔いに任せてドンドン進んだ。
あとで思い返すと、ちょうどそこは神社の裏山に当たる場所だったらしい。
少し離れた場所から、
カーンカーンカーン…
とかん高い音が聞こえてきた。
…こんな時間に? なんの音?
酔っていなかったら絶対近づこうなんて思わなかった。
彼はそう言っていた。
だが、とやかく考える前に、とにかく気になって音のする方へ歩いた。
音がやんだな…と思ったら、すぐ近くで再び、
カーンカーンカーン!
びっくりして音のする方を見ると、真っ暗闇の中で白い装束を着た、背が高く、女みたいに髪を伸ばしてガリガリに痩せた男が必死に木に釘を打ちつけていた。
一気に酔いがさめた。
「今時(10年ぐらい前)こいつは何をしてるんだ? こんなやつ本当にいたんだな」
と少し驚いたが、ここは気づかれずに逃げよう…。
そう思った瞬間、
「見たな…」
男はこっちを振り向いて、目をギョロギョロさせながら呟いた。
そんなベタなセリフ本当に聞けると思わなかったw なんて思いながらも、とりあえず走って逃げたらしい。
すると後ろの方から、男が
「殺す殺す殺す! 絶対殺す殺す殺す! 絶対殺す!」
と叫びながら猛ダッシュで追いかけてきた。
うわ、やべー! と、彼も必死で走って逃げる。
まだ若く体力もあったから、走れば走るほど差は開いていった。
で、しばらく死ぬ気で走って、なんとかアパートまでたどり着いた。
周りを見渡してもさっきの男の気配はない。
だいぶ引き離したはずだ、もういいだろう…、と、部屋の中に逃げ込んだ。
で、あー怖かったーなんて言いながら、なんとか気持ちを落ち着けて、その日はそのまま疲れて寝たらしい。
翌朝、目が覚めた。
普段通りの朝を過ごして、ああ、昨日のことはもう思い出したくないなぁ〜、でも助かってよかったな〜、と部屋を出て、アパートの門をくぐろうとしたら、玄関に太い五寸釘? が、大量に刺さってたらしい。
彼はソッコーで引越しましたとさ。
すると後ろの方から、男が
「殺す殺す殺す! 絶対殺す殺す殺す! 絶対殺す!」
と叫びながら猛ダッシュで追いかけてきた。
うわ、やべー! と、彼も必死で走って逃げる。
まだ若く体力もあったから、走れば走るほど差は開いていった。
で、しばらく死ぬ気で走って、なんとかアパートまでたどり着いた。
周りを見渡してもさっきの男の気配はない。
だいぶ引き離したはずだ、もういいだろう…、と、部屋の中に逃げ込んだ。
で、あー怖かったーなんて言いながら、なんとか気持ちを落ち着けて、その日はそのまま疲れて寝たらしい。
翌朝、目が覚めた。
普段通りの朝を過ごして、ああ、昨日のことはもう思い出したくないなぁ〜、でも助かってよかったな〜、と部屋を出て、アパートの門をくぐろうとしたら、玄関に太い五寸釘? が、大量に刺さってたらしい。
彼はソッコーで引越しましたとさ。
わたしが母方の田舎に帰ったとき良く遊んでいた、サキちゃんという女の子がいたのですが…。
当時小2の夏休みでした。
実家の裏山でいっしょに遊んでいるときに、いたずら心からか山中の空き地に放置されていた冷蔵庫にサキちゃんを閉じ込めてしまったのです。
子供の頃は好きな子に逆にいたずらとかをして気を引こうとしてしまう、そんな行為からでした…。
すぐに冷蔵庫を開けてあげるつもりでした。
ところが一度閉まってしまった冷蔵庫は、わたしがどんなに引っ張っても開かなかったのです…。
そこで事の重大さに気づきました。
わたしは「開けてよー開けてよー」と泣き叫ぶサキちゃんを後に、その場を立ち去ってしまったのです…。
もちろん親を助けに呼ぶためでした。
しかしいざ家に着くと、このことを話せば酷くしかられるのでは…。そう思った私はなかなか言えずにいました。
そして昼食を出されたとき、わたしの記憶からそのことがすっかりと抜け落ちてしまったのです…。
昼食後、私は眠気に襲われそのまま眠ってしまいました。
気がつくと、父親がものすごい形相で私を起こしていました。
「おい、お前サキちゃんを知らないか!?」
それを聴いた瞬間、私は体中が一瞬で冷たくなっていくのを感じ、とっさに「知らない」と返事をしていました。
あたりはすでに夕暮れでした…。
「まさか…まだあの冷蔵庫の中に…」
その夜、捜索隊など地元の人たちが総出で山中を探したそうですが、未だにサキちゃんは見つかっていません。
捜索隊が出たなら冷蔵庫も発見されて中も調べられているはず…。それでも見つからないのは、きっとサキちゃんはどうにかして冷蔵庫から出れたんだ…。その後山の中で迷ったのか誘拐されたか…。
きっとそうだ、とわたしは自分に思い込ませています…。
ですが、今でも冷蔵庫だけでなく…戸棚やドアを閉めるたびにサキちゃんの
「開けてよー開けてよー」
という声が聞こえてくる気がするのです…。
当時小2の夏休みでした。
実家の裏山でいっしょに遊んでいるときに、いたずら心からか山中の空き地に放置されていた冷蔵庫にサキちゃんを閉じ込めてしまったのです。
子供の頃は好きな子に逆にいたずらとかをして気を引こうとしてしまう、そんな行為からでした…。
すぐに冷蔵庫を開けてあげるつもりでした。
ところが一度閉まってしまった冷蔵庫は、わたしがどんなに引っ張っても開かなかったのです…。
そこで事の重大さに気づきました。
わたしは「開けてよー開けてよー」と泣き叫ぶサキちゃんを後に、その場を立ち去ってしまったのです…。
もちろん親を助けに呼ぶためでした。
しかしいざ家に着くと、このことを話せば酷くしかられるのでは…。そう思った私はなかなか言えずにいました。
そして昼食を出されたとき、わたしの記憶からそのことがすっかりと抜け落ちてしまったのです…。
昼食後、私は眠気に襲われそのまま眠ってしまいました。
気がつくと、父親がものすごい形相で私を起こしていました。
「おい、お前サキちゃんを知らないか!?」
それを聴いた瞬間、私は体中が一瞬で冷たくなっていくのを感じ、とっさに「知らない」と返事をしていました。
あたりはすでに夕暮れでした…。
「まさか…まだあの冷蔵庫の中に…」
その夜、捜索隊など地元の人たちが総出で山中を探したそうですが、未だにサキちゃんは見つかっていません。
捜索隊が出たなら冷蔵庫も発見されて中も調べられているはず…。それでも見つからないのは、きっとサキちゃんはどうにかして冷蔵庫から出れたんだ…。その後山の中で迷ったのか誘拐されたか…。
きっとそうだ、とわたしは自分に思い込ませています…。
ですが、今でも冷蔵庫だけでなく…戸棚やドアを閉めるたびにサキちゃんの
「開けてよー開けてよー」
という声が聞こえてくる気がするのです…。
ある男が夜遅くバスで家に帰ろうとした。
が、駅に着いたときにはもう深夜近く、バスがまだくるかどうか分からない。
しかし家までは遠く、とてもじゃないが歩ける距離ではなかった。
彼は意を決してそこでずっと待っていた。
もうこないかと諦めかけたとき、突然バスが現れた。
彼はうれしくてそそくさと乗った。
と同時に、ふと違和感を感じた。
こんな夜中なのに何故か混んでいて、座れる席は一つしかない。
しかも人が大勢いるのに、誰もが口を閉ざし、バス内は静まり返っていた。
不審だと思いつつも、彼は唯一空いてた席に座った。
隣には一人の女性がいた。
彼女は声を押さえ彼の耳元でこう囁いた。
「あなたこのバスに乗るべきではないよ」
彼は黙って続きを聞くことにした。
彼女は続けた。
「このバスは霊界に行くものよ。あなたのような生きてる人がどうしてここにいるの? このバスに居る人は誰も霊界にいきたくないよ。あなたはすぐ彼らに捕まって誰かの替わりとして死んでしまうわよ」
彼は怖さのあまり言葉もでなかった。
身を震わせながら、どうすればいいかさえわからず途方に暮れていた。
その時、彼女が
「大丈夫、私が助けてあげる」
と言い出した。
そして突然!
彼女は窓を開けて彼を連れて飛び降りた。
バスの乗客が「ああ!! 逃げられちまった」と大声で叫んだ。
彼が落ち着いたとき、彼女と二人で荒れた丘に立っていた。
彼は彼女に「助けてくれてありがとう」と伝えた。
その瞬間、彼女の口元が歪み、筋肉を痙攣させながらニタッと笑った。
そしてこう言った。
「これであの人たちと奪い合わなくてもいいわね」
が、駅に着いたときにはもう深夜近く、バスがまだくるかどうか分からない。
しかし家までは遠く、とてもじゃないが歩ける距離ではなかった。
彼は意を決してそこでずっと待っていた。
もうこないかと諦めかけたとき、突然バスが現れた。
彼はうれしくてそそくさと乗った。
と同時に、ふと違和感を感じた。
こんな夜中なのに何故か混んでいて、座れる席は一つしかない。
しかも人が大勢いるのに、誰もが口を閉ざし、バス内は静まり返っていた。
不審だと思いつつも、彼は唯一空いてた席に座った。
隣には一人の女性がいた。
彼女は声を押さえ彼の耳元でこう囁いた。
「あなたこのバスに乗るべきではないよ」
彼は黙って続きを聞くことにした。
彼女は続けた。
「このバスは霊界に行くものよ。あなたのような生きてる人がどうしてここにいるの? このバスに居る人は誰も霊界にいきたくないよ。あなたはすぐ彼らに捕まって誰かの替わりとして死んでしまうわよ」
彼は怖さのあまり言葉もでなかった。
身を震わせながら、どうすればいいかさえわからず途方に暮れていた。
その時、彼女が
「大丈夫、私が助けてあげる」
と言い出した。
そして突然!
彼女は窓を開けて彼を連れて飛び降りた。
バスの乗客が「ああ!! 逃げられちまった」と大声で叫んだ。
彼が落ち着いたとき、彼女と二人で荒れた丘に立っていた。
彼は彼女に「助けてくれてありがとう」と伝えた。
その瞬間、彼女の口元が歪み、筋肉を痙攣させながらニタッと笑った。
そしてこう言った。
「これであの人たちと奪い合わなくてもいいわね」
携帯よりテレカ全盛だった頃の話です(なのでうろおぼえ、ごめんね)。
しょっちゅう外で電話するので、金券ショップで100枚単位でテレカを買うおばちゃんがいた。
広告付の激ショボテレカの寄せ集めだったが、使用出来ればどうでもいいおばちゃんは片っ端から使い捨てるので、表の絵はどうだってよかった。
上から順に使っていたが、突然おかしなテレカが現れた。
それは、50代の女性が丁寧に化粧をし、白い花に埋もれてうっとり目を閉じている写真のテレカだった。
「何これ?」
おばちゃんも50代だが、同年代として悪趣味だし気持ち悪いと感じた。
全面写真で広告なし。
どうやら、プライベートで個人が作成したテレカが紛れていたらしい。
「こんなのさっさと使って捨ててやろう」
と、おばちゃんは早速そのテレカを持ち歩く事にした。
外出先で電話をかける事になり、公衆電話でそのテレカを使おうとした。
なぜか、無音でどこにもつながらない。
「あらあら?」
もう一度やり直したがやはり無音。
と思ったら、遠くからかすかに、
「こっちよ。こっちに来て」
と声が聞こえる。
混線してると思い、切った。
もう一度かけてみる。今度は少し声が大きくなっていた。
「今度はあなたの番よ」
「…もしもし?」
話しかけてみたが、その後は無音。
嫌になって、切った。
帰宅して、自分の娘に「このテレカおかしいよ」と見せると、一目見て娘は
「こんなの使っちゃだめだよ!」
と言った。
娘にそう言われてそのテレカをよく見ると、周りの花は全部菊で、女性の鼻には綿が詰められていた。
しょっちゅう外で電話するので、金券ショップで100枚単位でテレカを買うおばちゃんがいた。
広告付の激ショボテレカの寄せ集めだったが、使用出来ればどうでもいいおばちゃんは片っ端から使い捨てるので、表の絵はどうだってよかった。
上から順に使っていたが、突然おかしなテレカが現れた。
それは、50代の女性が丁寧に化粧をし、白い花に埋もれてうっとり目を閉じている写真のテレカだった。
「何これ?」
おばちゃんも50代だが、同年代として悪趣味だし気持ち悪いと感じた。
全面写真で広告なし。
どうやら、プライベートで個人が作成したテレカが紛れていたらしい。
「こんなのさっさと使って捨ててやろう」
と、おばちゃんは早速そのテレカを持ち歩く事にした。
外出先で電話をかける事になり、公衆電話でそのテレカを使おうとした。
なぜか、無音でどこにもつながらない。
「あらあら?」
もう一度やり直したがやはり無音。
と思ったら、遠くからかすかに、
「こっちよ。こっちに来て」
と声が聞こえる。
混線してると思い、切った。
もう一度かけてみる。今度は少し声が大きくなっていた。
「今度はあなたの番よ」
「…もしもし?」
話しかけてみたが、その後は無音。
嫌になって、切った。
帰宅して、自分の娘に「このテレカおかしいよ」と見せると、一目見て娘は
「こんなの使っちゃだめだよ!」
と言った。
娘にそう言われてそのテレカをよく見ると、周りの花は全部菊で、女性の鼻には綿が詰められていた。
サラリーマンのTさんはある日、中古車店で働く友人から携帯電話を譲って貰いました。
Tさんは「ホントに貰っていいのか?」と友人に聞きました。
すると友人は、
「ああ、でも実はその携帯、先日事故で亡くなった人のなんだ。親族の方には処分して欲しいと頼まれたんだが、見ての通りけっこう状態もいいだろ? だから捨てるのもったいなくてさ。でも、今の話聞いて気味悪いってんなら受けとらなくてもいいぞ」
Tさんは少し迷いましたが、どうしても携帯電話が欲しかったので貰うことにしました。
数日後、残業で遅くなり、急いで家まで車を走らせていると携帯が鳴りました。
時計を見ると12時をまわっています。
こんな時間に誰だ? と思い携帯を見ると、非通知でした。
誰だ? と思い携帯に出てみました。
T「はい、○○(Tさんの名前)ですが、どなたでしょうか?」
相手「…」
T「あの、こんな時間に何の用ですか?」
相手「…」
Tさんは「ホントに貰っていいのか?」と友人に聞きました。
すると友人は、
「ああ、でも実はその携帯、先日事故で亡くなった人のなんだ。親族の方には処分して欲しいと頼まれたんだが、見ての通りけっこう状態もいいだろ? だから捨てるのもったいなくてさ。でも、今の話聞いて気味悪いってんなら受けとらなくてもいいぞ」
Tさんは少し迷いましたが、どうしても携帯電話が欲しかったので貰うことにしました。
数日後、残業で遅くなり、急いで家まで車を走らせていると携帯が鳴りました。
時計を見ると12時をまわっています。
こんな時間に誰だ? と思い携帯を見ると、非通知でした。
誰だ? と思い携帯に出てみました。
T「はい、○○(Tさんの名前)ですが、どなたでしょうか?」
相手「…」
T「あの、こんな時間に何の用ですか?」
相手「…」
悪戯かと思い電話を切ろうとした時、女の人の声で
女「あなた誰?」
と生気を感じない声が聞こえてきました。
T「あの、最初に申した通り○○といいます。あなたこそどちらさまですか?」
と言いましたが、女はその問い掛けを無視して
女「どうしてその携帯持ってるの?」
Tさんは少しイラッとしましたが、
T「これは友人から譲ってもらったものです。あなた前の持ち主のお友達ですか?」
女「うそよ!」
T「いや、ホントのことです。それにあなたさっきから…」
女「そんなはずはない!!」
さっきとは違う怒鳴り声で女は言いました。
Tさんは驚き黙ってしまいました。
女「ねぇ返してあたしの携帯。ねぇーーー!」
Tさんは恐くなり携帯を切りました。電源も切りました。
しかし、また携帯が鳴ったのです。
Tさんはパニックに陥りかけ、あわてて携帯のバッテリーをはずそうとしました。
しかし中々外れません。
思い切り引っ張りやっととれました。
しかし、Tさんは恐怖のあまり声をあげてしまいました。
なんと、携帯のバッテリーにドロドロの血がへばり付いていたのです。
すると後ろから寒気がしました。
そして、誰かに首元を掴まれました。
後ろを振り向くと、全身血だらけの女がTさんを睨みつけていました。
女「あなた誰? どうしてその携帯を持ってるの? ねぇーーーー!!」
そして次の瞬間
ドーーーン
バリーン
ガシャーン
Tさんの車はガードレールに突っ込み車が大破しました。
Tさんは一命を取り留めましたが、すぐにその携帯を友人に返しました。
その後、あの携帯がどうなったかは不明です。
女「あなた誰?」
と生気を感じない声が聞こえてきました。
T「あの、最初に申した通り○○といいます。あなたこそどちらさまですか?」
と言いましたが、女はその問い掛けを無視して
女「どうしてその携帯持ってるの?」
Tさんは少しイラッとしましたが、
T「これは友人から譲ってもらったものです。あなた前の持ち主のお友達ですか?」
女「うそよ!」
T「いや、ホントのことです。それにあなたさっきから…」
女「そんなはずはない!!」
さっきとは違う怒鳴り声で女は言いました。
Tさんは驚き黙ってしまいました。
女「ねぇ返してあたしの携帯。ねぇーーー!」
Tさんは恐くなり携帯を切りました。電源も切りました。
しかし、また携帯が鳴ったのです。
Tさんはパニックに陥りかけ、あわてて携帯のバッテリーをはずそうとしました。
しかし中々外れません。
思い切り引っ張りやっととれました。
しかし、Tさんは恐怖のあまり声をあげてしまいました。
なんと、携帯のバッテリーにドロドロの血がへばり付いていたのです。
すると後ろから寒気がしました。
そして、誰かに首元を掴まれました。
後ろを振り向くと、全身血だらけの女がTさんを睨みつけていました。
女「あなた誰? どうしてその携帯を持ってるの? ねぇーーーー!!」
そして次の瞬間
ドーーーン
バリーン
ガシャーン
Tさんの車はガードレールに突っ込み車が大破しました。
Tさんは一命を取り留めましたが、すぐにその携帯を友人に返しました。
その後、あの携帯がどうなったかは不明です。
私の彼氏の友達が、実際に体験した話です。
その友達(以下Sさん)が住んでいる地域には、よく人が自殺する川や線路があるそうです。
ある年の夏、Sさんとその友達(Dさん、Aさん、Nさん)、合計4人で肝試しに行こうと言うことになり、自殺が多発している線路に行ったそうです。
線路に着いたものの、辺りが真っ暗なだけで、これといって怖い事はなかったそうです。
S「何だ、なんもねーじゃん」
N「どうする? 帰る?」
など話をしている時、Sさんは、『携帯のカメラで写真を撮ろう!』と思ったそうです。
その友達(以下Sさん)が住んでいる地域には、よく人が自殺する川や線路があるそうです。
ある年の夏、Sさんとその友達(Dさん、Aさん、Nさん)、合計4人で肝試しに行こうと言うことになり、自殺が多発している線路に行ったそうです。
線路に着いたものの、辺りが真っ暗なだけで、これといって怖い事はなかったそうです。
S「何だ、なんもねーじゃん」
N「どうする? 帰る?」
など話をしている時、Sさんは、『携帯のカメラで写真を撮ろう!』と思ったそうです。
そこで、
S「なぁ、携帯で撮らねぇ? 何か写るかもよ」
と3人に提案しました。3人は
「いいねぇ! やろうよ!」
と乗り気だったので、Sさんは自分の携帯でパシャ! と線路全体を写す感じでシャッターをきりました。
しかし、撮り終えた画面はただ真っ黒なだけで、白い影が写ってるとか、赤い線が写ってるなどはなかったそうです。
S「何だ! なんも写ってないじゃん」
A「うわっ! 面白くないなあ!」
D「もう、帰ろうぜ!」
Sさんの友達が帰ろうと言い出したので、4人は帰る事にしたそうです。
4人は横一列に並び、あの先輩がどうだとか、あの女はどうだとか、くだらない話をしながら歩いて帰ったそうです。
10分程歩いた時、ふとSさんはさっきの写真が気になり、
S「なあ、さっきの写真もう一回見てみない?」
と、相変わらずくだらない話をする友達に言いました。
D「まあいいけど…?」
友達3人は、『どうした?』という顔をしながら、Sさんの周りに集まりました。
Sさんは先程保存しておいた線路の写真を、出しました。
すると…。
撮った直後は真っ黒だったその写真の中央に、白い女の顔が小さく写っていたのです。
Sさんはびっくりして携帯を勢いよく閉じました。
友達もびっくりした様子だったそうです。
A「と、取りあえずもう一回見てみようよ…」
そう言われたSさんは、恐る恐る携帯を開けました。
すると、小さかったはずの女の顔が、今度は画面いっぱいになっていました。
Sさん曰わく怒っているような顔だったそうです。
その顔をみて4人が絶句していると、
バキッ!
と携帯の画面が割れたそうです。
Sさんはそれを見て
S「もう今日は帰ろうか…」
と言い、友達と別れたそうです。
次の日、Sさんは携帯を変え、画面が割れた携帯は携帯ショップに処分してもらったそうです。
S「なぁ、携帯で撮らねぇ? 何か写るかもよ」
と3人に提案しました。3人は
「いいねぇ! やろうよ!」
と乗り気だったので、Sさんは自分の携帯でパシャ! と線路全体を写す感じでシャッターをきりました。
しかし、撮り終えた画面はただ真っ黒なだけで、白い影が写ってるとか、赤い線が写ってるなどはなかったそうです。
S「何だ! なんも写ってないじゃん」
A「うわっ! 面白くないなあ!」
D「もう、帰ろうぜ!」
Sさんの友達が帰ろうと言い出したので、4人は帰る事にしたそうです。
4人は横一列に並び、あの先輩がどうだとか、あの女はどうだとか、くだらない話をしながら歩いて帰ったそうです。
10分程歩いた時、ふとSさんはさっきの写真が気になり、
S「なあ、さっきの写真もう一回見てみない?」
と、相変わらずくだらない話をする友達に言いました。
D「まあいいけど…?」
友達3人は、『どうした?』という顔をしながら、Sさんの周りに集まりました。
Sさんは先程保存しておいた線路の写真を、出しました。
すると…。
撮った直後は真っ黒だったその写真の中央に、白い女の顔が小さく写っていたのです。
Sさんはびっくりして携帯を勢いよく閉じました。
友達もびっくりした様子だったそうです。
A「と、取りあえずもう一回見てみようよ…」
そう言われたSさんは、恐る恐る携帯を開けました。
すると、小さかったはずの女の顔が、今度は画面いっぱいになっていました。
Sさん曰わく怒っているような顔だったそうです。
その顔をみて4人が絶句していると、
バキッ!
と携帯の画面が割れたそうです。
Sさんはそれを見て
S「もう今日は帰ろうか…」
と言い、友達と別れたそうです。
次の日、Sさんは携帯を変え、画面が割れた携帯は携帯ショップに処分してもらったそうです。
2年前、とある特別養護老人ホームで介護職として働いていた時の話です。
そこの施設ははっきり言って最悪でした。
何が最悪かと言うと、老人を人として扱わず、物のように扱う職員ばかりで、食事も薬とかおかずをご飯にまぜたり、入浴は水のようなお風呂で、乱暴な介護で抑制も日常茶飯事でした。
職員の給料とか待遇はよかったんですが、あまりにもひどい老人への対応の仕方に、心ある人は我慢できずやめていく人も多かったです。
そのため毎日のように人はいなく、職員全員がいらいらしてる状態で、ひどい職員はそのストレス発散を老人にして怒鳴ったりすることもたびたびありました。
その酷い職員の中でも特に酷い職員がいまして、老人に暴力を振るっていました。
Aと呼ぶことにします。
Aの暴力はいつも酷くて、顔以外の場所を叩いたり蹴るなど。
Aは元ヤクザをやってた人で、みんな見てみぬふりで、暴力によって怪我をしてもうまく隠蔽されました。
俺もAが怖く注意できず、今思えば情けない話です…orz
Aの暴力する老人の対象は、認知症や言語障害でしゃべれない人でした。
そこの施設ははっきり言って最悪でした。
何が最悪かと言うと、老人を人として扱わず、物のように扱う職員ばかりで、食事も薬とかおかずをご飯にまぜたり、入浴は水のようなお風呂で、乱暴な介護で抑制も日常茶飯事でした。
職員の給料とか待遇はよかったんですが、あまりにもひどい老人への対応の仕方に、心ある人は我慢できずやめていく人も多かったです。
そのため毎日のように人はいなく、職員全員がいらいらしてる状態で、ひどい職員はそのストレス発散を老人にして怒鳴ったりすることもたびたびありました。
その酷い職員の中でも特に酷い職員がいまして、老人に暴力を振るっていました。
Aと呼ぶことにします。
Aの暴力はいつも酷くて、顔以外の場所を叩いたり蹴るなど。
Aは元ヤクザをやってた人で、みんな見てみぬふりで、暴力によって怪我をしてもうまく隠蔽されました。
俺もAが怖く注意できず、今思えば情けない話です…orz
Aの暴力する老人の対象は、認知症や言語障害でしゃべれない人でした。
その中で言語障害のBさんは、Aにされた暴力の内容を日記に書いてました。
そして、その日記を別の職員に見せて助けを求めるも無視され、Bさんは身内の人もいなく、4人部屋でも周りの老人は認知症が酷く自分がわからない状態で、AにとってBさんは最高のカモだったのです。
そんなある日、早朝Bさんは急変して病院に行くも亡くなられました。
Bさんが亡くなった夜に、Aは急な心筋梗塞にて亡くなりました。
まるであとを追うように……。
次の日、Bさんのベットを片付けていた時に、本当はいけないことなんですがBさんの日記を見させてもらいました。
Aに対しての暴力の内容や怒りが書かれてました。
Bさんが亡くなる前の夜に書かれた最後の日記を見て、ぞっとしました。
「あいつを地獄につれていく」
その後、すぐ職場をやめて違う仕事に転職しました。
転職してから一ヶ月後、交通事故に合いました。全治三ヶ月。
もしかして日記の内容を見て呪われてしまったのではないかと思ってしまうこともありますが、これは偶然であると自分に言い聞かしてます。
最近ですけど怖い夢を見ました。
地獄みたいなところで、Bさんが笑いながらAを木刀のようなもので殴っている夢を…。
まあ、大丈夫とは思いますけど、これを見てもし何か災いが起きたらすみません。
そして、その日記を別の職員に見せて助けを求めるも無視され、Bさんは身内の人もいなく、4人部屋でも周りの老人は認知症が酷く自分がわからない状態で、AにとってBさんは最高のカモだったのです。
そんなある日、早朝Bさんは急変して病院に行くも亡くなられました。
Bさんが亡くなった夜に、Aは急な心筋梗塞にて亡くなりました。
まるであとを追うように……。
次の日、Bさんのベットを片付けていた時に、本当はいけないことなんですがBさんの日記を見させてもらいました。
Aに対しての暴力の内容や怒りが書かれてました。
Bさんが亡くなる前の夜に書かれた最後の日記を見て、ぞっとしました。
「あいつを地獄につれていく」
その後、すぐ職場をやめて違う仕事に転職しました。
転職してから一ヶ月後、交通事故に合いました。全治三ヶ月。
もしかして日記の内容を見て呪われてしまったのではないかと思ってしまうこともありますが、これは偶然であると自分に言い聞かしてます。
最近ですけど怖い夢を見ました。
地獄みたいなところで、Bさんが笑いながらAを木刀のようなもので殴っている夢を…。
まあ、大丈夫とは思いますけど、これを見てもし何か災いが起きたらすみません。
この話は、ある芸人Iさんの体験談だそうです。
夜中、やっと仕事の終わったIさんは、自分の住んでいるマンションに帰りました。
自分の階に行くためにエレベーターを待っていると、エレベーターから勢い良く男が飛び出してきたのです。
ビックリして身を退いたIさんでしたが、腕に男の体が当たってしまいました。
男は一瞬動きを止めましたが、すぐに物凄い勢いで走り去っていきました。
遅くまでの仕事で苛立っていたIさんは、特に気にせず部屋にむかいました。
部屋につき、やっと一息ついたときに腕に違和感を感じました。
なんと、腕にべったりと血がついていたのです…。
驚いたIさんでしたが、真夜中だったので警察に言うのはまた明日にし、気になりつつも眠りにつきました。
次の朝、ニュースを見ると、自分のマンションで殺人事件があったと報道されていました。
その時Iさんは腕についた血を思い出し、ぶつかったのが犯人だったということに気付きました。
ゾッとしたIさんでしたが、その日は朝から収録があって急がなければならなかったので、すぐに準備をすることにしました。
すると、部屋のチャイムが鳴りました。
覗き穴から外を見ると警察官が立っていたので、ドアを開けました。
「昨日、誰か怪しいものは見ませんでしたか?」
そう聞かれて、夜中あったことを言えばよかったのですが、遅刻寸前だったIさんは
「見てない! 見てない!」
と言ってすぐ警察を追い返してしまいました。
その後、Iさんは仕事にむかいました。
仕事が終わり、自分のマンションにつきました。
昨日のことを思い出したIさんは急いで部屋に向かい、テレビをつけました。
すると、ちょうどニュースで事件についてやっていました。
どうやら犯人が捕まったらしく、Iさんはほっとしました。
そして犯人の顔写真が映し出された時、Iさんは変な違和感を感じました。
しばらく顔写真を見て…Iさんは気付いたのです…。
この人、あの警察官だ!!
そうなんです。犯人は警察官で、事情聴取をするフリをして、夜中、自分とぶつかった、たった一人の目撃者を消そうとしていたのです…。
Iさんは一瞬にして背筋が凍りつきました。
もしあの時、素直に話していたら…?
夜中、やっと仕事の終わったIさんは、自分の住んでいるマンションに帰りました。
自分の階に行くためにエレベーターを待っていると、エレベーターから勢い良く男が飛び出してきたのです。
ビックリして身を退いたIさんでしたが、腕に男の体が当たってしまいました。
男は一瞬動きを止めましたが、すぐに物凄い勢いで走り去っていきました。
遅くまでの仕事で苛立っていたIさんは、特に気にせず部屋にむかいました。
部屋につき、やっと一息ついたときに腕に違和感を感じました。
なんと、腕にべったりと血がついていたのです…。
驚いたIさんでしたが、真夜中だったので警察に言うのはまた明日にし、気になりつつも眠りにつきました。
次の朝、ニュースを見ると、自分のマンションで殺人事件があったと報道されていました。
その時Iさんは腕についた血を思い出し、ぶつかったのが犯人だったということに気付きました。
ゾッとしたIさんでしたが、その日は朝から収録があって急がなければならなかったので、すぐに準備をすることにしました。
すると、部屋のチャイムが鳴りました。
覗き穴から外を見ると警察官が立っていたので、ドアを開けました。
「昨日、誰か怪しいものは見ませんでしたか?」
そう聞かれて、夜中あったことを言えばよかったのですが、遅刻寸前だったIさんは
「見てない! 見てない!」
と言ってすぐ警察を追い返してしまいました。
その後、Iさんは仕事にむかいました。
仕事が終わり、自分のマンションにつきました。
昨日のことを思い出したIさんは急いで部屋に向かい、テレビをつけました。
すると、ちょうどニュースで事件についてやっていました。
どうやら犯人が捕まったらしく、Iさんはほっとしました。
そして犯人の顔写真が映し出された時、Iさんは変な違和感を感じました。
しばらく顔写真を見て…Iさんは気付いたのです…。
この人、あの警察官だ!!
そうなんです。犯人は警察官で、事情聴取をするフリをして、夜中、自分とぶつかった、たった一人の目撃者を消そうとしていたのです…。
Iさんは一瞬にして背筋が凍りつきました。
もしあの時、素直に話していたら…?
私は今、中学校二年生の女子です。
私がコックリさんを体験した時の話(ノンフィクション)を教えます。
私はコックリさんに興味があり、霊感の強い友達を含めて五人でコックリさんをしました。
その場所はお墓の近くにある更衣室です。ちなみに窓を開けてやりました。
「コックリさんコックリさん南の窓からおはいり下さい」
四回連続でやっても、なんの反応もありません。
私もみんなもコックリさんなんて信じていなかったからです。
だがしかし、最後に真剣にやってみようという事になり、真剣になってやりました。
「コックリさんコックリさん南の窓からおはいり下さい…」
……。
すると、十円が神社マークにむかって進むのです。
「誰?? 動かしてるの?」
しかし、誰も動かしていません。
「性別はなんですか?」
…♀
「ヒックッヒック」
友達が突然泣きはじめました。
すると、霊感が強い友達が
「見える、髪の長い女の人がみえる」
と言い出したのです。
泣き止まない友達を見て心配になったので、除霊のできる先生のところへ連れていきました。
「女の人の霊がついています」
と先生が言いました。
コックリさんと同じ答えでした。
「コックリさんて本当にいるんですか?」
と聞くと、
「コックリさんは霊をおびき寄せる力があるので危険ですよ。二度としちゃいけません」
と言われました。
つまりコックリさんをすると、怖がっている人の体に霊が寄り付き、その霊がその人の体を使って自分をアピールするそうです。
なので、その人は動かしてるつもりはないけど勝手に動くそうです。
他のクラスでも同じ事がありました。なのでこれは本当です。
私がコックリさんを体験した時の話(ノンフィクション)を教えます。
私はコックリさんに興味があり、霊感の強い友達を含めて五人でコックリさんをしました。
その場所はお墓の近くにある更衣室です。ちなみに窓を開けてやりました。
「コックリさんコックリさん南の窓からおはいり下さい」
四回連続でやっても、なんの反応もありません。
私もみんなもコックリさんなんて信じていなかったからです。
だがしかし、最後に真剣にやってみようという事になり、真剣になってやりました。
「コックリさんコックリさん南の窓からおはいり下さい…」
……。
すると、十円が神社マークにむかって進むのです。
「誰?? 動かしてるの?」
しかし、誰も動かしていません。
「性別はなんですか?」
…♀
「ヒックッヒック」
友達が突然泣きはじめました。
すると、霊感が強い友達が
「見える、髪の長い女の人がみえる」
と言い出したのです。
泣き止まない友達を見て心配になったので、除霊のできる先生のところへ連れていきました。
「女の人の霊がついています」
と先生が言いました。
コックリさんと同じ答えでした。
「コックリさんて本当にいるんですか?」
と聞くと、
「コックリさんは霊をおびき寄せる力があるので危険ですよ。二度としちゃいけません」
と言われました。
つまりコックリさんをすると、怖がっている人の体に霊が寄り付き、その霊がその人の体を使って自分をアピールするそうです。
なので、その人は動かしてるつもりはないけど勝手に動くそうです。
他のクラスでも同じ事がありました。なのでこれは本当です。
私の友達の話です。
あれは中学3年生の修学旅行の時の話です。
私達は仲のよい6人組で部屋にいました。
消灯時間が過ぎ、最初は他愛もない会話を楽しんでいました。
すると、そのうちの一人(Aと書きますね)のAが、『そういえばこの前金縛りにあってさあ?…』と、自分の体験談を話し始めました。
Aは霊感が少しあるらしく、小さい頃は本当にやばかったらしいです。
Aが話をしているうちに、私の隣にいたRがぶるぶると震え始めました。
普段のRからは想像も出来ないくらい脅え始めたんで、私は驚いて『大丈夫? どうしたの?』と聞きました。
するとRはいきなり
『嫌…嫌だこの部屋無理…無理…』
と言いました。
周りの子達も脅え始め、仕方ないので歌を歌いながら寝ようとしましたが、Rは脅える一方でした。
そしたらAがいきなり
『ここ…はじっこの天井だけやけに黒くない?』
と言いました。
私は目が暗いのに慣れてきてた上、比較的目がよかったのではっきり見えました。
やけにはじが黒い…。
いや、黒すぎる。
みんなに説明して、あの異常なまでの黒さは何故かと悩んでいたら、Rがいきなりその天井を指にさし、
『あ…あ…あーーーー!!』
と叫び、ばたんと死んだかのように寝始めました。
本人は覚えていなくて、次の日の天井は全然黒くなく、染み1つもありませんでした。
あれは中学3年生の修学旅行の時の話です。
私達は仲のよい6人組で部屋にいました。
消灯時間が過ぎ、最初は他愛もない会話を楽しんでいました。
すると、そのうちの一人(Aと書きますね)のAが、『そういえばこの前金縛りにあってさあ?…』と、自分の体験談を話し始めました。
Aは霊感が少しあるらしく、小さい頃は本当にやばかったらしいです。
Aが話をしているうちに、私の隣にいたRがぶるぶると震え始めました。
普段のRからは想像も出来ないくらい脅え始めたんで、私は驚いて『大丈夫? どうしたの?』と聞きました。
するとRはいきなり
『嫌…嫌だこの部屋無理…無理…』
と言いました。
周りの子達も脅え始め、仕方ないので歌を歌いながら寝ようとしましたが、Rは脅える一方でした。
そしたらAがいきなり
『ここ…はじっこの天井だけやけに黒くない?』
と言いました。
私は目が暗いのに慣れてきてた上、比較的目がよかったのではっきり見えました。
やけにはじが黒い…。
いや、黒すぎる。
みんなに説明して、あの異常なまでの黒さは何故かと悩んでいたら、Rがいきなりその天井を指にさし、
『あ…あ…あーーーー!!』
と叫び、ばたんと死んだかのように寝始めました。
本人は覚えていなくて、次の日の天井は全然黒くなく、染み1つもありませんでした。
自分がガキの頃あった不思議な話。
俺の昔の家は母親、父親の部屋があり、その横の部屋はタンスやら鏡やらあって、よく風呂上がりに着替えたりする場所として使ってた。
もちろんガキの頃だからその部屋は広く感じたわけで、よく近所の友達と暴れたりしてた。
その部屋で遊ぶのが好きだった。
しかし、ある1日をきっかけに俺はその部屋が怖くなった。
普段通り、夕方に友達が帰り、その部屋でゴロゴロしてた。
母親は飯作りに行ってたし、父親はもちろん夜まで仕事。
余談だが、俺はよくその部屋のタンスの開けっぱなしで怒られてた。
いつもみたく、タンスを開けては閉めての繰り返しをやって、ガキながらイタズラ心で遊んでた。
すると、もの凄いスピードで手を掴まれた。
中には人形劇に使う、手にはめて劇をするヤツみたいなのがタンスの中から顔を覗かせ、俺の手を引っ張った。
言っておくが、冗談でもなんでもなく鮮明に覚えてる記憶の一つだ。
その恐怖で、母親を泣きながら呼んだことも覚えている。
その後、焦った母親が来て手を離されたのも覚えてる。
それから3年後、ふと兄貴と一緒に教育テレビの某アニメを見ていた。
すると名前は出せないが、人形劇が始まった。
正直なところ、タイトルを言ってしまうと誰でもわかる。
まぁそれはさて置いて、俺はテレビを見て泣いた記憶がある。
もちろん恐怖で。
だって、手を引っ張ったヤツが映っている。
俺はその人形の髪型、鼻の色、目付きなども完璧に見たことがあった。
いや、その人形劇の第一話がある前から知っていた。
だから、ガキながら『俺はこいつと会ったんだよ』などとくだらないことを言っていたらしいが、俺は今でも覚えている。
その人形劇はアメリカの番組であり、日本人が吹き替えなどをしていることになる。
確かに今ではデジャヴなんじゃないか、などと疑われ笑われたりもするが、逆に考えてほしい。
祖母がこの前発した。
『人形は何処だ』
俺の昔の家は母親、父親の部屋があり、その横の部屋はタンスやら鏡やらあって、よく風呂上がりに着替えたりする場所として使ってた。
もちろんガキの頃だからその部屋は広く感じたわけで、よく近所の友達と暴れたりしてた。
その部屋で遊ぶのが好きだった。
しかし、ある1日をきっかけに俺はその部屋が怖くなった。
普段通り、夕方に友達が帰り、その部屋でゴロゴロしてた。
母親は飯作りに行ってたし、父親はもちろん夜まで仕事。
余談だが、俺はよくその部屋のタンスの開けっぱなしで怒られてた。
いつもみたく、タンスを開けては閉めての繰り返しをやって、ガキながらイタズラ心で遊んでた。
すると、もの凄いスピードで手を掴まれた。
中には人形劇に使う、手にはめて劇をするヤツみたいなのがタンスの中から顔を覗かせ、俺の手を引っ張った。
言っておくが、冗談でもなんでもなく鮮明に覚えてる記憶の一つだ。
その恐怖で、母親を泣きながら呼んだことも覚えている。
その後、焦った母親が来て手を離されたのも覚えてる。
それから3年後、ふと兄貴と一緒に教育テレビの某アニメを見ていた。
すると名前は出せないが、人形劇が始まった。
正直なところ、タイトルを言ってしまうと誰でもわかる。
まぁそれはさて置いて、俺はテレビを見て泣いた記憶がある。
もちろん恐怖で。
だって、手を引っ張ったヤツが映っている。
俺はその人形の髪型、鼻の色、目付きなども完璧に見たことがあった。
いや、その人形劇の第一話がある前から知っていた。
だから、ガキながら『俺はこいつと会ったんだよ』などとくだらないことを言っていたらしいが、俺は今でも覚えている。
その人形劇はアメリカの番組であり、日本人が吹き替えなどをしていることになる。
確かに今ではデジャヴなんじゃないか、などと疑われ笑われたりもするが、逆に考えてほしい。
祖母がこの前発した。
『人形は何処だ』
これは実際に私が体験した事です。
私は高校時代に寮生活をしていました。
最初の一年は五人部屋、二年の時は二人部屋、三年の時は一人部屋です。
これは一年の時に体験したことです。
霊感があると母から言われて、初めて霊を見たのは小2の時でした。
それからというもの、たまに夜になれば部屋の外になぜか人の姿が見え、怯えていたのを覚えています。
ですがまだその頃は、はっきりとした姿を見ていません。
寮に入って三か月過ぎた頃。
隣りのAさんと夜遅くまで話していて、ふと廊下の窓を見ると女性がたっていました。
私はAさんを怖がらせないように話を終わらして、寝るように言いました。
その時はまだなにもなく、安心していましたが。
夏休み過ぎて部屋替えがあり、階が違う部屋に移りました。
そのときはもう前の事は忘れていて、なにも気にしていませんでしたが。
部屋替えをして、一か月。
なにもない夜でグッスリ寝ていましたが、急に息苦しくなり目が覚めました。
辺りは真っ暗で、体を起こし辺りを見ましたがなにもなく、みんなも寝ていたので、また横になって目をつぶろうとすると、全身が麻痺して体が動かなくなりました。
金縛り? と疑問に思っていると、横から急に
「大丈夫?」
と知らない声が聞こえてきました。
怖いと思いましたが、なぜかその声に安心を覚えました。
じっとしていると、手を握られ寝ているベットから降ろされました。
落ちて背中が痛かったですが、声も出ずにただ天井を見るしかなく、また「大丈夫?」と声がして顔が出てきました。
その人は楽しそうに私を見ていて、たまにさわってきたりしていました。
急に安心していたのが怖くなり、出ないと分かっていても声をあげました。
すると、女の人は首をしめてきて笑って
「大丈夫だから。気にしないで」
と手に力をこめました。
苦しくなり、私は気絶しました。
翌朝、起床の放送がなり目を覚ますと、首にしめられた感覚が残っていて、鏡を見るとうっすら後が残っていました。
それ以来なにもなかったですが、あの時だれも起きなくてよかったと思っています。
私は高校時代に寮生活をしていました。
最初の一年は五人部屋、二年の時は二人部屋、三年の時は一人部屋です。
これは一年の時に体験したことです。
霊感があると母から言われて、初めて霊を見たのは小2の時でした。
それからというもの、たまに夜になれば部屋の外になぜか人の姿が見え、怯えていたのを覚えています。
ですがまだその頃は、はっきりとした姿を見ていません。
寮に入って三か月過ぎた頃。
隣りのAさんと夜遅くまで話していて、ふと廊下の窓を見ると女性がたっていました。
私はAさんを怖がらせないように話を終わらして、寝るように言いました。
その時はまだなにもなく、安心していましたが。
夏休み過ぎて部屋替えがあり、階が違う部屋に移りました。
そのときはもう前の事は忘れていて、なにも気にしていませんでしたが。
部屋替えをして、一か月。
なにもない夜でグッスリ寝ていましたが、急に息苦しくなり目が覚めました。
辺りは真っ暗で、体を起こし辺りを見ましたがなにもなく、みんなも寝ていたので、また横になって目をつぶろうとすると、全身が麻痺して体が動かなくなりました。
金縛り? と疑問に思っていると、横から急に
「大丈夫?」
と知らない声が聞こえてきました。
怖いと思いましたが、なぜかその声に安心を覚えました。
じっとしていると、手を握られ寝ているベットから降ろされました。
落ちて背中が痛かったですが、声も出ずにただ天井を見るしかなく、また「大丈夫?」と声がして顔が出てきました。
その人は楽しそうに私を見ていて、たまにさわってきたりしていました。
急に安心していたのが怖くなり、出ないと分かっていても声をあげました。
すると、女の人は首をしめてきて笑って
「大丈夫だから。気にしないで」
と手に力をこめました。
苦しくなり、私は気絶しました。
翌朝、起床の放送がなり目を覚ますと、首にしめられた感覚が残っていて、鏡を見るとうっすら後が残っていました。
それ以来なにもなかったですが、あの時だれも起きなくてよかったと思っています。
これは、私が車の免許取り立てだった頃の話です。
その頃、一番仲の良い友達と二人で、運転技術を磨くのも兼ねて毎晩ドライブに出掛けてました。
ただ、田舎なもんで行く所がだんだん決まってきてて、私も友達も飽き飽きしていたんです。
ある日、いつものように友達を向かえに行くと、友達が
「今日はちょっと遠出してみよう!」
と言い出しました。
私も飽き飽きしてたし賛成して、「どこ行くん?」と聞くと
「〇〇市の廃墟ホテルに肝試し行こうや!」
と目を輝かせながら言いました。
その廃墟ホテルは有名で、何でも、火事で焼けたホテルが今も形そのままに残っていて出るらしいって噂だった。
女二人で肝試しとか終わってるなぁ! と内心思いつつ、なんだかんだ楽しみな自分もいて出発した。
その市内までは夜中なら車で一時間半ぐらいの場所にあって、遠出するのも初めてでかなりウキウキしてた。
まさか、あんな事になるなんて思ってもなかったから。
いざ市内に入り、目的地のY浦に着いた。
途中で寄ったコンビニで店員に聞いたところ、ちょっとした山道を登って頂上にそのホテルはあるらしく、一本道なので絶対分かるという話だったので、余裕かまして山道を登っていった。
山頂付近に着いたが、廃墟らしき建物もなく、ただ山があるだけだった。
「あれ? 道間違ったかな??」
と、友達と話しながら一度山道を下り、もう一度コンビニに聞きに行くと、自分達がさっき通った道で合ってるし、ホテルはかなり大きいから夜中でも絶対分かると言われて、私は少し気味悪かったけど、“ここまで来たのに”っていう意地もあって、何が何でもそのホテルを見つけてやりたい気持ちになった。
夜中ずっと山道を登って下って探したけどホテルは見付からず、さすがに夜明け前になって“おかしくないか?”と思い始めた。
その山道は本当に一本道で、曲がり角すらも無い。
廃墟ホテルの看板は発見したのに、肝心のホテルが無い。
友達も同じ事に気付いたみたいで、「次、登って分からんかったら帰ろう」と私に言うので、私も頷きもう一度山道を登り始めた。
その頃、一番仲の良い友達と二人で、運転技術を磨くのも兼ねて毎晩ドライブに出掛けてました。
ただ、田舎なもんで行く所がだんだん決まってきてて、私も友達も飽き飽きしていたんです。
ある日、いつものように友達を向かえに行くと、友達が
「今日はちょっと遠出してみよう!」
と言い出しました。
私も飽き飽きしてたし賛成して、「どこ行くん?」と聞くと
「〇〇市の廃墟ホテルに肝試し行こうや!」
と目を輝かせながら言いました。
その廃墟ホテルは有名で、何でも、火事で焼けたホテルが今も形そのままに残っていて出るらしいって噂だった。
女二人で肝試しとか終わってるなぁ! と内心思いつつ、なんだかんだ楽しみな自分もいて出発した。
その市内までは夜中なら車で一時間半ぐらいの場所にあって、遠出するのも初めてでかなりウキウキしてた。
まさか、あんな事になるなんて思ってもなかったから。
いざ市内に入り、目的地のY浦に着いた。
途中で寄ったコンビニで店員に聞いたところ、ちょっとした山道を登って頂上にそのホテルはあるらしく、一本道なので絶対分かるという話だったので、余裕かまして山道を登っていった。
山頂付近に着いたが、廃墟らしき建物もなく、ただ山があるだけだった。
「あれ? 道間違ったかな??」
と、友達と話しながら一度山道を下り、もう一度コンビニに聞きに行くと、自分達がさっき通った道で合ってるし、ホテルはかなり大きいから夜中でも絶対分かると言われて、私は少し気味悪かったけど、“ここまで来たのに”っていう意地もあって、何が何でもそのホテルを見つけてやりたい気持ちになった。
夜中ずっと山道を登って下って探したけどホテルは見付からず、さすがに夜明け前になって“おかしくないか?”と思い始めた。
その山道は本当に一本道で、曲がり角すらも無い。
廃墟ホテルの看板は発見したのに、肝心のホテルが無い。
友達も同じ事に気付いたみたいで、「次、登って分からんかったら帰ろう」と私に言うので、私も頷きもう一度山道を登り始めた。
すると、山頂まで行かなくても、白かったであろう外観の廃墟ホテルが現れた。
それには友達も私も驚いたが、すぐに怖くなって慌てて山道を下った。
友「何? 何で??」
私「分からん! 分からん! 怖い怖い!!」
叫びながら麓のコンビニに飛び込んだ。
飲み物でも買って落ち着こうと思ってコンビニに入ろうとした時、助手席側にいた友達が
「ぎゃあ! 何これ?」
と言い出したので、慌てて友達の方に行くと、助手席側の窓枠の淵に手形がついてて、形的に車内を覗いていたような手形が窓枠の淵の上下についていた。
これには二人パニクって喚いた!
とにかく車から離れ、コンビニに入って飲み物を買って出てもう一度確かめたが、やっぱり手形はついてた!
私の車は前日洗車したばっかりで、綺麗に磨いたはずやから手形なんかつくはずないし、窓枠なんか触らんからかなり恐くて泣きそうだった。
で、コンビニから出る時にバックしてたら、後ろの窓にも指でなぞったような跡がついてる事に気付いて、車を止めて確認したら、両手で上から下になぞった跡がある。
半泣きで外から拭いたら消えない!!
つまり、中からつけられた跡だった!!
想像してみて下さい!
中から外を向いて何者かが窓をなぞってる姿を…。
窓から何者かが覗いてる姿を…。
かなり恐かったです。
駄文、長文すみませんでした。
それには友達も私も驚いたが、すぐに怖くなって慌てて山道を下った。
友「何? 何で??」
私「分からん! 分からん! 怖い怖い!!」
叫びながら麓のコンビニに飛び込んだ。
飲み物でも買って落ち着こうと思ってコンビニに入ろうとした時、助手席側にいた友達が
「ぎゃあ! 何これ?」
と言い出したので、慌てて友達の方に行くと、助手席側の窓枠の淵に手形がついてて、形的に車内を覗いていたような手形が窓枠の淵の上下についていた。
これには二人パニクって喚いた!
とにかく車から離れ、コンビニに入って飲み物を買って出てもう一度確かめたが、やっぱり手形はついてた!
私の車は前日洗車したばっかりで、綺麗に磨いたはずやから手形なんかつくはずないし、窓枠なんか触らんからかなり恐くて泣きそうだった。
で、コンビニから出る時にバックしてたら、後ろの窓にも指でなぞったような跡がついてる事に気付いて、車を止めて確認したら、両手で上から下になぞった跡がある。
半泣きで外から拭いたら消えない!!
つまり、中からつけられた跡だった!!
想像してみて下さい!
中から外を向いて何者かが窓をなぞってる姿を…。
窓から何者かが覗いてる姿を…。
かなり恐かったです。
駄文、長文すみませんでした。
このお話は、私が中学2年の時のお話です。
時期もちょうど今頃の夏休み。
AちゃんとBちゃんとCちゃんとで、Aちゃんの家でお泊り勉強会をすることになりました。
その日、私はただ勉強するだけじゃと思い、「稲川淳二の怖い話」の本を持って行くことにしました。
実はこの本は、読書感想文のために買ったまだ未読の本。
Aちゃんの家で4人、夏休みの宿題をこなしていました。
お互い分らない所は教え合い、かなりはかどりました。
時間も随分たち、今日はもう勉強は終わりにすることになりました。
私は、待ってましたと言わんばかりに「淳二」を出しました。
そこでCちゃん、それだけじゃつまんないからと言って、ある物を持って来ていました。
Cちゃんはオカルト好きで、よく休憩時間、教室でネットで見つけた怖い話をしてくれるような子でした。
Cちゃんが持ってきてくれた物は、
1.ロウソク5本
2.ライター
3.正方形の白紙
4.白い粉(たぶん塩)
C「ネットで怖い話をするときの魔よけ見つけた」
と言っていました。
怖がりのBちゃんは
B「なんか怖いからやめよ?」
と言いましたが、Aちゃんの
A「みんな居るから大丈夫だって」
の一言でしぶしぶ承諾しました。
その方法は、部屋の四隅にロウソクを立てて、白紙の中央に赤ペンでトリイ?(神社の入り口の赤い門?)を書いて、その上に盛り塩をしてロウソクを立てるというものでした。
5本のロウソクに火をつけ、部屋の電気を消して、私の向かいには火を付け終えたCちゃんが座りました。
いよいよ始まりました。
私は読書感想文を兼ねていたので、「淳二」を1話からじっくり朗読してみんなに聞かせました。
はじめはみんな真剣に聞いていましたが、4話目を過ぎた頃から
「あれでしょその話」
「あ、知ってる」
とか茶々を入れるようになってしまいました。
時期もちょうど今頃の夏休み。
AちゃんとBちゃんとCちゃんとで、Aちゃんの家でお泊り勉強会をすることになりました。
その日、私はただ勉強するだけじゃと思い、「稲川淳二の怖い話」の本を持って行くことにしました。
実はこの本は、読書感想文のために買ったまだ未読の本。
Aちゃんの家で4人、夏休みの宿題をこなしていました。
お互い分らない所は教え合い、かなりはかどりました。
時間も随分たち、今日はもう勉強は終わりにすることになりました。
私は、待ってましたと言わんばかりに「淳二」を出しました。
そこでCちゃん、それだけじゃつまんないからと言って、ある物を持って来ていました。
Cちゃんはオカルト好きで、よく休憩時間、教室でネットで見つけた怖い話をしてくれるような子でした。
Cちゃんが持ってきてくれた物は、
1.ロウソク5本
2.ライター
3.正方形の白紙
4.白い粉(たぶん塩)
C「ネットで怖い話をするときの魔よけ見つけた」
と言っていました。
怖がりのBちゃんは
B「なんか怖いからやめよ?」
と言いましたが、Aちゃんの
A「みんな居るから大丈夫だって」
の一言でしぶしぶ承諾しました。
その方法は、部屋の四隅にロウソクを立てて、白紙の中央に赤ペンでトリイ?(神社の入り口の赤い門?)を書いて、その上に盛り塩をしてロウソクを立てるというものでした。
5本のロウソクに火をつけ、部屋の電気を消して、私の向かいには火を付け終えたCちゃんが座りました。
いよいよ始まりました。
私は読書感想文を兼ねていたので、「淳二」を1話からじっくり朗読してみんなに聞かせました。
はじめはみんな真剣に聞いていましたが、4話目を過ぎた頃から
「あれでしょその話」
「あ、知ってる」
とか茶々を入れるようになってしまいました。
そこで、Cちゃんが名乗りをあげました。
その話もネットで拾ったらしいお話。
その話は、オチがすれ違いざまの通行人が一言言うヤツ。
話も終盤にかかり、Cちゃんが
C「…こっちに向かってくる人が居ました。すれ違う瞬間、その人は…」
『呪ってやるぅぅぅぅぅ!!!』
Cちゃんが声を荒げてキメ台詞を言いました。
その瞬間でした。
Bちゃんの後ろのロウソクの火が消え、私たちはいっせいに悲鳴を上げました。
気が付くと、Cちゃんと私はAちゃんに抱きついていました。
A「……B…Bちゃん?」
Bちゃんは暗闇を背に、盛り塩のロウソクを見つめていました。
A「Bちゃん!」
Bちゃんがすーと顔を上げました。
その瞬間です。
Bちゃんの後ろの部屋の隅から、いっせいに
ゴッゴッ
ぎぎぎ〜
ゴッざざゴッゴッゴッ
ぎゅぎゅぎゅ〜
ゴッゴッゴッ
大勢が壁をたたく音、引っ掻く音が鳴りました。
再び私たちは悲鳴を上げました。
次の瞬間、ドアが開きました。
Aちゃんの両親でした。
Aちゃんの両親は部屋の雰囲気を感じ取り、私たちの親を呼び、お泊り会は解散となりました。
その後、私は両親に外出を許してもらえず、彼女たちとは電話でのやり取りのみとなりました。
しかし、私はあの日のBちゃんを思い出すと、Bちゃんには電話出来ず終いでした。
もちろん、AちゃんもCちゃんも。
出禁が解け、夏休みが終わり、始業式。
Bちゃんは欠席しました。
その日、A・C・私の3人でBちゃんの家に行きました。
いくらピンポンを押しても誰も出てきません。
3人は諦め、帰路につきました。
C「あ!」
Aちゃんと私はCちゃんの指先を見ました。
白いカーテンの架かった2階の窓。
誰も居ません。
それから暫らくして、ホームルームで担任の先生が、Bちゃんの転校をつげました。
そして先生も親も、Bちゃんの行き先については何も教えてくれません。
Bちゃんは何処へ行ったんだろうか…。
今思うと、子供の頃の好奇心が恐ろしく感じます。
今書いてて気が付いたことがあります。
白紙に書かれたトリイの向きが、Bちゃん側に向かって入り口だったのではないかと…。
その話もネットで拾ったらしいお話。
その話は、オチがすれ違いざまの通行人が一言言うヤツ。
話も終盤にかかり、Cちゃんが
C「…こっちに向かってくる人が居ました。すれ違う瞬間、その人は…」
『呪ってやるぅぅぅぅぅ!!!』
Cちゃんが声を荒げてキメ台詞を言いました。
その瞬間でした。
Bちゃんの後ろのロウソクの火が消え、私たちはいっせいに悲鳴を上げました。
気が付くと、Cちゃんと私はAちゃんに抱きついていました。
A「……B…Bちゃん?」
Bちゃんは暗闇を背に、盛り塩のロウソクを見つめていました。
A「Bちゃん!」
Bちゃんがすーと顔を上げました。
その瞬間です。
Bちゃんの後ろの部屋の隅から、いっせいに
ゴッゴッ
ぎぎぎ〜
ゴッざざゴッゴッゴッ
ぎゅぎゅぎゅ〜
ゴッゴッゴッ
大勢が壁をたたく音、引っ掻く音が鳴りました。
再び私たちは悲鳴を上げました。
次の瞬間、ドアが開きました。
Aちゃんの両親でした。
Aちゃんの両親は部屋の雰囲気を感じ取り、私たちの親を呼び、お泊り会は解散となりました。
その後、私は両親に外出を許してもらえず、彼女たちとは電話でのやり取りのみとなりました。
しかし、私はあの日のBちゃんを思い出すと、Bちゃんには電話出来ず終いでした。
もちろん、AちゃんもCちゃんも。
出禁が解け、夏休みが終わり、始業式。
Bちゃんは欠席しました。
その日、A・C・私の3人でBちゃんの家に行きました。
いくらピンポンを押しても誰も出てきません。
3人は諦め、帰路につきました。
C「あ!」
Aちゃんと私はCちゃんの指先を見ました。
白いカーテンの架かった2階の窓。
誰も居ません。
それから暫らくして、ホームルームで担任の先生が、Bちゃんの転校をつげました。
そして先生も親も、Bちゃんの行き先については何も教えてくれません。
Bちゃんは何処へ行ったんだろうか…。
今思うと、子供の頃の好奇心が恐ろしく感じます。
今書いてて気が付いたことがあります。
白紙に書かれたトリイの向きが、Bちゃん側に向かって入り口だったのではないかと…。
知り合いから聞いた話です。
彼女の弟は霊感が強いらしく、小さい頃からよく「そこで男の人が見てる」と、泣き出すようなことがあったそうです。
そんな話を聞いた叔父さんが、
「そんな奴叔父さんがみーんな連れていっちゃうから安心しろ!」
と、笑いながら言いました。
叔父さんが帰るとき、弟は窓から帰っていく叔父さんをずっと見ていたそうです。
そして後から「何か見えてたの?」と聞くと、
「叔父さんが歩いてる先に髪の長い女が立っていて、髪をクシでとかしながらずっと叔父さんを笑いながら見てた。叔父さんがその女の横を通り過ぎても、女は叔父さんの後姿をずっと見てたよ。ちなみに…」
そこで言葉を切って、
「叔父さんの後ろにはズラーって行列ができてて、本当にみんな叔父さんの後ろについていってた」
その叔父さんは、それからすぐに身体を壊し入院したそうです。
その知らせの電話がかかってきた時、弟はうつむいてすぐ部屋に行ってしまい、それから弟はもう自分が見えることを家族にも話さなくなった、と言っていました。
彼女の弟は霊感が強いらしく、小さい頃からよく「そこで男の人が見てる」と、泣き出すようなことがあったそうです。
そんな話を聞いた叔父さんが、
「そんな奴叔父さんがみーんな連れていっちゃうから安心しろ!」
と、笑いながら言いました。
叔父さんが帰るとき、弟は窓から帰っていく叔父さんをずっと見ていたそうです。
そして後から「何か見えてたの?」と聞くと、
「叔父さんが歩いてる先に髪の長い女が立っていて、髪をクシでとかしながらずっと叔父さんを笑いながら見てた。叔父さんがその女の横を通り過ぎても、女は叔父さんの後姿をずっと見てたよ。ちなみに…」
そこで言葉を切って、
「叔父さんの後ろにはズラーって行列ができてて、本当にみんな叔父さんの後ろについていってた」
その叔父さんは、それからすぐに身体を壊し入院したそうです。
その知らせの電話がかかってきた時、弟はうつむいてすぐ部屋に行ってしまい、それから弟はもう自分が見えることを家族にも話さなくなった、と言っていました。
友人の話なんだが、かなり嫌な体験をしたらしい(ちなみに今その友人は音信不通)。
夜中の2時頃だったらしいんだが、見知らぬ携帯番号から電話があったそうだ。
普通の090−※※※※−××○○という番号だったそうだ。
寝てたのを起こされてイライラしながら出たが、相手からは無言。
後ろで誰かがブツブツ言ってたらしい。
友達からのイタ電か間違いだと思って切ったら、またかかってきて、また無言。
4回かかってきたらしい。
流石にキレて「誰だお前!」って言ったらプツンて切れた。
やっぱイタ電か、とそのまま眠りについたら、朝方留守電が入ってたらしい。
「今から……飛び降ります。何度もすいませんでした」
ギョっとして聞いてたら携帯が鳴って、警察から電話があったらしい。
「この方とはどういう関係で?」
と聞かれ
「夕べ急に間違い電話かけてきたんですよ」
と言うと、
「おかしいですね、この携帯、3日前に見つかった携帯ですよ?」
と言われたそうだ。
今まで電話帳も空っぽで、着信もリダイヤルも0件だったのに、夕べ友人の電話にかけた履歴だけが残っていたそうだ。
警察に一応アリバイを聞かれて、俺もその証言に立ち会った。
詳しくは教えてくれなかったが、どうも荷物と靴を置いて飛込みしたらしい。
夜中の2時頃だったらしいんだが、見知らぬ携帯番号から電話があったそうだ。
普通の090−※※※※−××○○という番号だったそうだ。
寝てたのを起こされてイライラしながら出たが、相手からは無言。
後ろで誰かがブツブツ言ってたらしい。
友達からのイタ電か間違いだと思って切ったら、またかかってきて、また無言。
4回かかってきたらしい。
流石にキレて「誰だお前!」って言ったらプツンて切れた。
やっぱイタ電か、とそのまま眠りについたら、朝方留守電が入ってたらしい。
「今から……飛び降ります。何度もすいませんでした」
ギョっとして聞いてたら携帯が鳴って、警察から電話があったらしい。
「この方とはどういう関係で?」
と聞かれ
「夕べ急に間違い電話かけてきたんですよ」
と言うと、
「おかしいですね、この携帯、3日前に見つかった携帯ですよ?」
と言われたそうだ。
今まで電話帳も空っぽで、着信もリダイヤルも0件だったのに、夕べ友人の電話にかけた履歴だけが残っていたそうだ。
警察に一応アリバイを聞かれて、俺もその証言に立ち会った。
詳しくは教えてくれなかったが、どうも荷物と靴を置いて飛込みしたらしい。
私が実際に体験した話をします。
私は元々霊感が強く、良く霊を見ます。
小さい頃から見ている霊がいて、その霊は白い着物を着た人で髪は長い女の人です。
別に怖くはありませんでした。
普通に金縛りにもあいましたが、毎日のように続いたので怖くなかったんですが。
ある日を境に金縛りが怖くなって不眠症になりました。
それから月日が経ち、中学一年の頃、普通にテレビ見てのんびりしてました。
部屋に戻って眠くなって寝ようとしたんですが、視線を感じて周りを見たら、ベッドの上に1人、周りに5人、頭の所に1人、計7人の人が居ました。
怖くなり親の所に行こうとしましたが体が動かず、5分ぐらい経ってようやく解けましたが、周りにはまだ居ました。
怖くて体が思うように動かず、泣きながら親に助けを求めました。
親が私の声に気づき来たときには消えてましたが、とにかく怖かったです。
母親は部屋に盛り塩を置いてくれました。
置いてる時には出たり金縛りにあいませんが、無くなった途端に出てきます。
それから、今日は何か嫌だなって時に塩を置いてます。
この前は小さい時に見た女の人が上に乗っかり、首を締められました。
今でも続いています。
私は元々霊感が強く、良く霊を見ます。
小さい頃から見ている霊がいて、その霊は白い着物を着た人で髪は長い女の人です。
別に怖くはありませんでした。
普通に金縛りにもあいましたが、毎日のように続いたので怖くなかったんですが。
ある日を境に金縛りが怖くなって不眠症になりました。
それから月日が経ち、中学一年の頃、普通にテレビ見てのんびりしてました。
部屋に戻って眠くなって寝ようとしたんですが、視線を感じて周りを見たら、ベッドの上に1人、周りに5人、頭の所に1人、計7人の人が居ました。
怖くなり親の所に行こうとしましたが体が動かず、5分ぐらい経ってようやく解けましたが、周りにはまだ居ました。
怖くて体が思うように動かず、泣きながら親に助けを求めました。
親が私の声に気づき来たときには消えてましたが、とにかく怖かったです。
母親は部屋に盛り塩を置いてくれました。
置いてる時には出たり金縛りにあいませんが、無くなった途端に出てきます。
それから、今日は何か嫌だなって時に塩を置いてます。
この前は小さい時に見た女の人が上に乗っかり、首を締められました。
今でも続いています。
これは僕の友達のお姉さんが体験した話です。
仮にAさんとします。
Aさんはとても霊感が強く、よく幽霊とか見えるそうなんです。
夜とかもよく見えてたりして、もう慣れてしまったらしいのですが、その日の夜は違いました。
ある日、Aさんが寝ていると何か胸騒ぎがして、目が覚めたところ、閉めたはずのカーテンが開いてたそうです。
そしてその先には、ベランダの鉄ごうしのところから女の人がまるで牢屋から出してくれ、といった感じでこっちを睨みつけていたのです。
Aさんはまたかと思ってまた眠りはじめました。
そして次の日の朝、ニュースを見ていると、Aさんの住んでいる所で通り魔があったというニュースが流れていました。
そして被害者の顔が写しだされた時、Aさんは愕然としました。
それは昨夜見た女の人だったのです。
Aさんは少しの間恐怖感でいっぱいでしたが、夜には忘れ、またいつものように眠っていたそうです。
するとまた胸騒ぎがして、目を覚ますと、今度はAさんの部屋の隅で女の人がAさんを睨みつけていたそうです。
Aさんは布団にもぐり、「消えろ!! 消えろ!!」と思いながら一睡もすることなく布団にもぐっていたそうです。
そして次の日の夜、Aさんはまた胸騒ぎがして目を開けた時…。
今度は、横になっているAさんの目の前に女の人がいて睨みつけていました。
Aさんはそのまま気絶し、気付いたときはもう朝でした。
その日の朝、ニュースを見ていると、通り魔が捕まったと速報でやっていたそうです。
Aさんは今までにない恐怖感に襲われました。
その通り魔は、Aさんと同じ同姓同名の女の人だったのです。
仮にAさんとします。
Aさんはとても霊感が強く、よく幽霊とか見えるそうなんです。
夜とかもよく見えてたりして、もう慣れてしまったらしいのですが、その日の夜は違いました。
ある日、Aさんが寝ていると何か胸騒ぎがして、目が覚めたところ、閉めたはずのカーテンが開いてたそうです。
そしてその先には、ベランダの鉄ごうしのところから女の人がまるで牢屋から出してくれ、といった感じでこっちを睨みつけていたのです。
Aさんはまたかと思ってまた眠りはじめました。
そして次の日の朝、ニュースを見ていると、Aさんの住んでいる所で通り魔があったというニュースが流れていました。
そして被害者の顔が写しだされた時、Aさんは愕然としました。
それは昨夜見た女の人だったのです。
Aさんは少しの間恐怖感でいっぱいでしたが、夜には忘れ、またいつものように眠っていたそうです。
するとまた胸騒ぎがして、目を覚ますと、今度はAさんの部屋の隅で女の人がAさんを睨みつけていたそうです。
Aさんは布団にもぐり、「消えろ!! 消えろ!!」と思いながら一睡もすることなく布団にもぐっていたそうです。
そして次の日の夜、Aさんはまた胸騒ぎがして目を開けた時…。
今度は、横になっているAさんの目の前に女の人がいて睨みつけていました。
Aさんはそのまま気絶し、気付いたときはもう朝でした。
その日の朝、ニュースを見ていると、通り魔が捕まったと速報でやっていたそうです。
Aさんは今までにない恐怖感に襲われました。
その通り魔は、Aさんと同じ同姓同名の女の人だったのです。
それは大晦日の夜でした。
毎年一月一日の深夜に福岡の実家に向かう予定があり、家の家族6人(俺、父、母、妹、弟2人)は、次の日に備えて早めに寝ることにしました。
俺は次の日が楽しみで寝ることが出来ませんでした。
目をつむっていても、頭の中は次の日のこと以外ありませんでした。
…何時間経ったでしょうか。
いきなり廊下から、
ポン…ポポン…ポン
不規則に木魚を叩くような音が聞こえてきました。
俺は音が怖くなり、耳を手で塞ぎ聞こえないようにしました。
しばらくして、一瞬塞いでいた手を離してみました。
さっきの変な音はもう止んだみたいだったので、安心してまた妄想の世界に浸りました。
五分程経ち、
ドン…ド……ドド…ドン
廊下でまた変な音が聞こえてきました。
次は木魚のような音ではなく、確かな足音でした。
耳を塞いでも足音なので振動が伝わり、頭の中は何かよく分からない何かが自分の近くにいることに対しての恐怖しかありませんでした。
ここで家の中の様子をまとめてみます。
家は木造一階建てで、部屋の割り当てはこんな感じです。
___[wc]___
|物置 | | 仏壇 | ̄|
| |廊| |渡|
| ̄ ̄ |下| ̄ ̄ ̄|り|
|俺の | |家族の|廊|
| 寝室| |寝室 |下|
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄| ̄|
|台所 | ̄ ̄ ̄ ̄|
| | 居間 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↑上のようになっています。
そして足音は、トイレ([wc])と俺の寝室の真ん中付近で不規則に聞こえてきました。
俺は足音におびえて布団のなかに潜りました。
すると、段々と足音が近付いてくるではありませんか。
恐怖と緊張が最高潮に達したとき、布団の上から何者かが足で俺の体を踏みつけてきました。
毎年一月一日の深夜に福岡の実家に向かう予定があり、家の家族6人(俺、父、母、妹、弟2人)は、次の日に備えて早めに寝ることにしました。
俺は次の日が楽しみで寝ることが出来ませんでした。
目をつむっていても、頭の中は次の日のこと以外ありませんでした。
…何時間経ったでしょうか。
いきなり廊下から、
ポン…ポポン…ポン
不規則に木魚を叩くような音が聞こえてきました。
俺は音が怖くなり、耳を手で塞ぎ聞こえないようにしました。
しばらくして、一瞬塞いでいた手を離してみました。
さっきの変な音はもう止んだみたいだったので、安心してまた妄想の世界に浸りました。
五分程経ち、
ドン…ド……ドド…ドン
廊下でまた変な音が聞こえてきました。
次は木魚のような音ではなく、確かな足音でした。
耳を塞いでも足音なので振動が伝わり、頭の中は何かよく分からない何かが自分の近くにいることに対しての恐怖しかありませんでした。
ここで家の中の様子をまとめてみます。
家は木造一階建てで、部屋の割り当てはこんな感じです。
___[wc]___
|物置 | | 仏壇 | ̄|
| |廊| |渡|
| ̄ ̄ |下| ̄ ̄ ̄|り|
|俺の | |家族の|廊|
| 寝室| |寝室 |下|
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄| ̄|
|台所 | ̄ ̄ ̄ ̄|
| | 居間 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↑上のようになっています。
そして足音は、トイレ([wc])と俺の寝室の真ん中付近で不規則に聞こえてきました。
俺は足音におびえて布団のなかに潜りました。
すると、段々と足音が近付いてくるではありませんか。
恐怖と緊張が最高潮に達したとき、布団の上から何者かが足で俺の体を踏みつけてきました。
それが何故か重たくはなく、軽く乗せているままでしたが、そんなことよりも、何が自分の上にいるか分からない恐怖のせいで、呼吸をすることすらわすれる程でした。
一分程して足が体から離れました。
でも、まだ何かはそこにいる。
そんな警戒心からか、俺はしばらく布団のなかで息を潜めて様子をうかがっていました。
家を出る予定の時間まで、まだ3時間もあります。
「…どうしよう」
ずっと布団のなかで耐えるのが辛くなり、勢いよく飛び出しました。
いつも寝る際は電気を真っ暗にするので、部屋の状況がよく分かりませんでした。
月明かりのお陰か目が慣れ、しばらく無言のまま部屋を見渡していると。
黒い影が部屋の隅にあった。
驚いてとっさに電気をつけた。
すると、隅にはなにもいなくなっていた…。
気が付くと時計の針は予定の時間になっていた…。
家族たちも起きてきて、出発の準備をして、家を出た。
そして家に帰ってきて、また夜を迎えた。
それから毎日のように不規則な木魚のような音が続いた。
しかし、足音は何故か大晦日の夜以来聞いていない。
一体あれはなんだったか…。
俺の怖い体験でした。
友達に言っても信じてもらえず、ここに載せてもらえたらありがたいです。
一分程して足が体から離れました。
でも、まだ何かはそこにいる。
そんな警戒心からか、俺はしばらく布団のなかで息を潜めて様子をうかがっていました。
家を出る予定の時間まで、まだ3時間もあります。
「…どうしよう」
ずっと布団のなかで耐えるのが辛くなり、勢いよく飛び出しました。
いつも寝る際は電気を真っ暗にするので、部屋の状況がよく分かりませんでした。
月明かりのお陰か目が慣れ、しばらく無言のまま部屋を見渡していると。
黒い影が部屋の隅にあった。
驚いてとっさに電気をつけた。
すると、隅にはなにもいなくなっていた…。
気が付くと時計の針は予定の時間になっていた…。
家族たちも起きてきて、出発の準備をして、家を出た。
そして家に帰ってきて、また夜を迎えた。
それから毎日のように不規則な木魚のような音が続いた。
しかし、足音は何故か大晦日の夜以来聞いていない。
一体あれはなんだったか…。
俺の怖い体験でした。
友達に言っても信じてもらえず、ここに載せてもらえたらありがたいです。
どうも、最近このサイトによく投稿させてもらってる者です。
早速本題に入らせて貰うけど、俺の親戚にとんでもなく霊感のある奴がいる。
美砂姉って呼んでるんだけど、今は結婚して地元を離れている。
先日、まとまった休みが取れたんで地元に帰ったんだわ。
そんときにたまたま美砂姉も地元に帰ってきていて、当家自慢のゴーストバスター親父が、
「よし! 美砂もセガレも帰ってきたことだし、いっちょ宴会といくか!」
と、平日の夜に関わらず、親父の同僚、親戚の叔父、そして美砂姉、揚げ句の果てには妹夫婦まで巻き込んで我が家で宴会となった。
美砂姉と会うのは実に10年振りくらいだった。
久々の面会。その一言目。
「あんた懲りてないね」
って言われた。
「えっ? 何が?」
って聞いたら、
「あんたまだ心霊スポットとか喜んで行ってるでしょ?」
図星。夏になる度に俺は連れと心霊スポットに行く。
これが毎年恒例になってた。
「何人か乗ッテルヨ?」
「いや、わかんねぇし。実際どんくらい?」
俺は恐る恐る聞いた。
「いまは七人くらい。この子が大分減らしてくれたみたい」
レオが美砂姉の膝元で勝ち誇った顔をしている。
「いや、T君(俺の名前)まじ、こいつのあの話聞いたらビビるよ」
早速本題に入らせて貰うけど、俺の親戚にとんでもなく霊感のある奴がいる。
美砂姉って呼んでるんだけど、今は結婚して地元を離れている。
先日、まとまった休みが取れたんで地元に帰ったんだわ。
そんときにたまたま美砂姉も地元に帰ってきていて、当家自慢のゴーストバスター親父が、
「よし! 美砂もセガレも帰ってきたことだし、いっちょ宴会といくか!」
と、平日の夜に関わらず、親父の同僚、親戚の叔父、そして美砂姉、揚げ句の果てには妹夫婦まで巻き込んで我が家で宴会となった。
美砂姉と会うのは実に10年振りくらいだった。
久々の面会。その一言目。
「あんた懲りてないね」
って言われた。
「えっ? 何が?」
って聞いたら、
「あんたまだ心霊スポットとか喜んで行ってるでしょ?」
図星。夏になる度に俺は連れと心霊スポットに行く。
これが毎年恒例になってた。
「何人か乗ッテルヨ?」
「いや、わかんねぇし。実際どんくらい?」
俺は恐る恐る聞いた。
「いまは七人くらい。この子が大分減らしてくれたみたい」
レオが美砂姉の膝元で勝ち誇った顔をしている。
「いや、T君(俺の名前)まじ、こいつのあの話聞いたらビビるよ」
高校2年のころ、Hという同級生がいた。
そいつは優等生で人当たりも良く、相手が不良だろうがオタクだろうが分け隔てなく接し、大半の生徒から好かれていた。
俺もそんなHが嫌いじゃなかった。
冬休みが明けて3学期が始まったとき、Hに異変が見え始めた。
いつもニコニコしていたのが全く笑わなくなり、休み時間も席から離れず、ずっと机に伏せたままにしている。
冬休み前より確実に頬もこけている。
風邪でも引いたのだろうと、誰もそれほど気にしていなかったのだが、ついには学校に来なくなった。
心配をした友人が、Hの親友であるFに、
「Hどうした? 入院でもしてるのか?」
と聞いた。
「入院はしていないみたいなんだけど、体調が悪いらしい。今日帰りにお見舞いに行こうと思ってるんだ」
とFが答えた。
すると友人が俺達もついて行くと言い出し、俺も流れでお見舞いに行くことに。
Hの家はマンションの3階だった。
Fが玄関のインターホンを押すと、玄関のドアが開き、中からHの母親が出てきた。
「あら? F君こんにちは。あとは同級生の方達? わざわざありがとうね。ごめんねあの子今寝てるのよ。病気はたいした事無いんだけどね」
と明るく答えた。
その様子からして深刻な病気では無いのだろうと俺が思っていると、家の奥からHが出てきた。
一瞬、それがHだとは思えなかった。
顔は痩せ細り青ざめている。なにより目が違う。
キツネのようにつり上がってるのだ。
そんなHが部屋の奥から四つん這いでこちらを見て、口をムニャムニャ動かしている。
寒気が全身を走った。これがあのH??
そいつは優等生で人当たりも良く、相手が不良だろうがオタクだろうが分け隔てなく接し、大半の生徒から好かれていた。
俺もそんなHが嫌いじゃなかった。
冬休みが明けて3学期が始まったとき、Hに異変が見え始めた。
いつもニコニコしていたのが全く笑わなくなり、休み時間も席から離れず、ずっと机に伏せたままにしている。
冬休み前より確実に頬もこけている。
風邪でも引いたのだろうと、誰もそれほど気にしていなかったのだが、ついには学校に来なくなった。
心配をした友人が、Hの親友であるFに、
「Hどうした? 入院でもしてるのか?」
と聞いた。
「入院はしていないみたいなんだけど、体調が悪いらしい。今日帰りにお見舞いに行こうと思ってるんだ」
とFが答えた。
すると友人が俺達もついて行くと言い出し、俺も流れでお見舞いに行くことに。
Hの家はマンションの3階だった。
Fが玄関のインターホンを押すと、玄関のドアが開き、中からHの母親が出てきた。
「あら? F君こんにちは。あとは同級生の方達? わざわざありがとうね。ごめんねあの子今寝てるのよ。病気はたいした事無いんだけどね」
と明るく答えた。
その様子からして深刻な病気では無いのだろうと俺が思っていると、家の奥からHが出てきた。
一瞬、それがHだとは思えなかった。
顔は痩せ細り青ざめている。なにより目が違う。
キツネのようにつり上がってるのだ。
そんなHが部屋の奥から四つん這いでこちらを見て、口をムニャムニャ動かしている。
寒気が全身を走った。これがあのH??
Hの母親も奥からHが出てきていることに気付き、慌てて俺達3人を玄関から外に押し出し、ドアを閉めた。
帰り道、さっきの事が理解できないでいた俺と友人は黙って歩いていた。
その沈黙をFが破った。
「…Hは猫に呪われてるんだと思う…猫が憑いている」
「は?」
俺と友人はFの方を見た。
「Hは空気銃で猫を撃つのが趣味なんだ。野良猫を見つけては…クラスメイトの名前をつけて…撃つんだ。俺、可哀想だからやめろよって言った。んけど、Hがやってるとなんか間違ったことやってるように思えなくなってきて…」
猫が憑いている!? んなバカな!
でもあのHの変貌ぶりといったら…。
…そんなことが現実に起こりえるのか??
つーかHの趣味が猫撃ち? クラスメイトの名前つけてって…。
などと混乱してると、Fが、もう一回Hの家に戻ってこの話をHの母親に説明してくる、と言い出した。
俺達はもう関わりたくなかったので、そこでFと別れた。
Hはそのまま学校には来ないで、転校という形で去っていった。
後日、Fの話によると、あのあとFも交えてH家で家族会議が開かれ、Hの父親の実家近くの寺だか神社だかにHを預けることになったらしい。
「Hが可哀想だからこの話は他のクラスメイトには話さないであげて欲しい」
とFは言った。
帰り道、さっきの事が理解できないでいた俺と友人は黙って歩いていた。
その沈黙をFが破った。
「…Hは猫に呪われてるんだと思う…猫が憑いている」
「は?」
俺と友人はFの方を見た。
「Hは空気銃で猫を撃つのが趣味なんだ。野良猫を見つけては…クラスメイトの名前をつけて…撃つんだ。俺、可哀想だからやめろよって言った。んけど、Hがやってるとなんか間違ったことやってるように思えなくなってきて…」
猫が憑いている!? んなバカな!
でもあのHの変貌ぶりといったら…。
…そんなことが現実に起こりえるのか??
つーかHの趣味が猫撃ち? クラスメイトの名前つけてって…。
などと混乱してると、Fが、もう一回Hの家に戻ってこの話をHの母親に説明してくる、と言い出した。
俺達はもう関わりたくなかったので、そこでFと別れた。
Hはそのまま学校には来ないで、転校という形で去っていった。
後日、Fの話によると、あのあとFも交えてH家で家族会議が開かれ、Hの父親の実家近くの寺だか神社だかにHを預けることになったらしい。
「Hが可哀想だからこの話は他のクラスメイトには話さないであげて欲しい」
とFは言った。
兄が彼女の家に泊まりに行って来たらしい。
私が嫌味に「楽しんできた?」と聞くと、兄は苦笑しながら言う。
「あの家には絶対行きたくない」
他人をあまり悪く言わない兄の口からこんな言葉が出たことに驚き、私は深く聞いて見ることにした。
彼女の家は古い昔ながらの日本家屋で、噂で金持ちと聞いてはいたが、間近に見るとそのでかさに圧倒された。
「でかいな…」
兄が呆けた様に呟くと、彼女は「古いけどね」と苦笑する。
家の中は1部屋1部屋が広く、通された彼女の部屋も広かった。
部屋でのんびりすごしていると、突然彼女が真剣な表情で言う。
「あのね、私の部屋出るんだ」
「出る?」
「うん。私は実際見たわけじゃないんだけど」
彼女いわく、自分の部屋に泊まりに来た人は必ず、何か恐ろしいものを見るらしい。
ただ、彼女自身は何も見たことがないので、確証は持てない様だ。
深夜。時間はわからない。
腕がつるような感覚で目が覚めた。
起き上がろうと体に力を入れるも、目の前に壁の様なものが邪魔をして起き上がれない。
ようやく闇に目が慣れてきて、視界も寝ぼけた思考もクリアになると、目の前の壁の様なものの正体が見えた。
それは、兄に馬乗りになる彼女だった。
いつもはにかんで笑う瞳は狐の様につりあがり、唇は力を入れすぎたのか切れて血が出ている。
兄が恐怖に目を反らしたら、彼女は動物の様に唸りながら兄に噛み付いた。
歯が肩に食い込み、焼けるような痛みが体を襲う。
普段の非力な彼女からは想像できないほどの力に戸惑いながらも、力いっぱい突き飛ばすと、床に叩きつけられた彼女は動かなくなった。
ただ眠っているだけだ、と確認して、彼女をベッドに運んだが、兄は朝まで眠れなかった。
次の日、夜が明けると逃げる様にその家を出た。
彼女は不思議そうにしていたが、彼女の妹が一言、
「お大事に」
と言って笑っていた。
その後、すぐに彼女とは別れたそうです。
兄の肩の傷は6年経った今でも残っています。
私が嫌味に「楽しんできた?」と聞くと、兄は苦笑しながら言う。
「あの家には絶対行きたくない」
他人をあまり悪く言わない兄の口からこんな言葉が出たことに驚き、私は深く聞いて見ることにした。
彼女の家は古い昔ながらの日本家屋で、噂で金持ちと聞いてはいたが、間近に見るとそのでかさに圧倒された。
「でかいな…」
兄が呆けた様に呟くと、彼女は「古いけどね」と苦笑する。
家の中は1部屋1部屋が広く、通された彼女の部屋も広かった。
部屋でのんびりすごしていると、突然彼女が真剣な表情で言う。
「あのね、私の部屋出るんだ」
「出る?」
「うん。私は実際見たわけじゃないんだけど」
彼女いわく、自分の部屋に泊まりに来た人は必ず、何か恐ろしいものを見るらしい。
ただ、彼女自身は何も見たことがないので、確証は持てない様だ。
深夜。時間はわからない。
腕がつるような感覚で目が覚めた。
起き上がろうと体に力を入れるも、目の前に壁の様なものが邪魔をして起き上がれない。
ようやく闇に目が慣れてきて、視界も寝ぼけた思考もクリアになると、目の前の壁の様なものの正体が見えた。
それは、兄に馬乗りになる彼女だった。
いつもはにかんで笑う瞳は狐の様につりあがり、唇は力を入れすぎたのか切れて血が出ている。
兄が恐怖に目を反らしたら、彼女は動物の様に唸りながら兄に噛み付いた。
歯が肩に食い込み、焼けるような痛みが体を襲う。
普段の非力な彼女からは想像できないほどの力に戸惑いながらも、力いっぱい突き飛ばすと、床に叩きつけられた彼女は動かなくなった。
ただ眠っているだけだ、と確認して、彼女をベッドに運んだが、兄は朝まで眠れなかった。
次の日、夜が明けると逃げる様にその家を出た。
彼女は不思議そうにしていたが、彼女の妹が一言、
「お大事に」
と言って笑っていた。
その後、すぐに彼女とは別れたそうです。
兄の肩の傷は6年経った今でも残っています。
小4くらいの頃の話。
ある体験がきっかけで霊能力が目覚めた俺。
でも、子どもながらに「こんな力があるって知られたら友達なくすかも」と思って、友人の前では見えたり聞こえたりしても無視していた。
そんなある日の事。
うちの弟(当時6歳?)と同年代の弟の友達二人が、夜遅くまで帰って来なかった。
日頃から17時までには帰って来いとしつこく言われていたので、両親は血眼になって思い当たる所を捜した。
もちろん友達の親達も協力してだけど、いくら捜しても見つからない。困った親達は警察に連絡するか考えていた。
その時…。
ふと霊的な何かを感じた俺。
「○○幼稚園」
自分でもよくわからないうちに喋っていた。
父から「そこがどうした?」と聞かれた俺は、
「そこにいるよ、4人いる」
と、またも口が勝手に動いたかのように喋った。
大人達は最初不思議そうな顔でごにょごにょと何やら話していたようだったが、もう捜せるところは捜していたため、俺の言った幼稚園へ向かい出した。
大人達が不思議がるのも無理はない。
俺の言った幼稚園は同じ町内にあるとはいえ、町のはずれの方にあって意外と遠い。
とてもじゃないが子どもが気軽に遊びに行くような距離ではない。
車やタクシーを使ってみんながその幼稚園へ着いた。
そこで見た光景は不思議なものだった。
うちの弟とその友達が、二人で縄跳びを回していたのだ。
真ん中には誰もいない。
だけど、二人はとても楽しそうに手を目一杯伸ばして大きく回していた。
その異様な光景に、大人達でさえ一瞬時が止まったかの様に動けないでいた。
みんなが立ち止まっていると、うちの弟がこっちに気付き手を振りながら向かってくる。
それに気付き我にかえったのか、両親が駆け寄り抱き締めた。
弟は不思議そうな顔をしていた。
友達は親に叱られていたようだった。
そんな和やか? な時間はすぐに過ぎ去った。
「○○ー!」
必死に我が子の名前を呼ぶ友達の両親。
そう、もう一人の子がいなかったのだ。
ある体験がきっかけで霊能力が目覚めた俺。
でも、子どもながらに「こんな力があるって知られたら友達なくすかも」と思って、友人の前では見えたり聞こえたりしても無視していた。
そんなある日の事。
うちの弟(当時6歳?)と同年代の弟の友達二人が、夜遅くまで帰って来なかった。
日頃から17時までには帰って来いとしつこく言われていたので、両親は血眼になって思い当たる所を捜した。
もちろん友達の親達も協力してだけど、いくら捜しても見つからない。困った親達は警察に連絡するか考えていた。
その時…。
ふと霊的な何かを感じた俺。
「○○幼稚園」
自分でもよくわからないうちに喋っていた。
父から「そこがどうした?」と聞かれた俺は、
「そこにいるよ、4人いる」
と、またも口が勝手に動いたかのように喋った。
大人達は最初不思議そうな顔でごにょごにょと何やら話していたようだったが、もう捜せるところは捜していたため、俺の言った幼稚園へ向かい出した。
大人達が不思議がるのも無理はない。
俺の言った幼稚園は同じ町内にあるとはいえ、町のはずれの方にあって意外と遠い。
とてもじゃないが子どもが気軽に遊びに行くような距離ではない。
車やタクシーを使ってみんながその幼稚園へ着いた。
そこで見た光景は不思議なものだった。
うちの弟とその友達が、二人で縄跳びを回していたのだ。
真ん中には誰もいない。
だけど、二人はとても楽しそうに手を目一杯伸ばして大きく回していた。
その異様な光景に、大人達でさえ一瞬時が止まったかの様に動けないでいた。
みんなが立ち止まっていると、うちの弟がこっちに気付き手を振りながら向かってくる。
それに気付き我にかえったのか、両親が駆け寄り抱き締めた。
弟は不思議そうな顔をしていた。
友達は親に叱られていたようだった。
そんな和やか? な時間はすぐに過ぎ去った。
「○○ー!」
必死に我が子の名前を呼ぶ友達の両親。
そう、もう一人の子がいなかったのだ。
幼稚園の運動場をみんなで捜した。
すると、ドーム型の遊具の中にその子はいた。
だが、全身に痣がたくさんありぐったりしていた。
それを見たその子の母親は悲鳴をあげ、「救急車を早く呼んでー!!」と、夜である事など構わずに騒いだ。
「○○くんは一番に見つかったから罰ゲームされたんだよ」
うちの弟がそう言った。
「お前達がしたの?」
「ううん」
そして弟は指をある方向に指した。
それはさっきまで弟達が縄跳びをしていた場所。
そっちを向いて、一気に鳥肌が立った。
弟達と同い年くらいの女の子がそこにいた。
ドロまみれの服。
右側だけ坊主に近いほど短い異様な髪型。
俯いているその体勢。
全てが異様だった。
「マキちゃんだよ」
楽しそうに笑う弟。
そんな弟に目をやると、弟の横に女の子が来ていた。
血色の悪い顔を上げて俺と目が合ったその子は、こう呟いた。
「今度はお兄ちゃんと隠れんぼしよっかな」
その後3日間、俺は意識を失っていた(後で親に聞いた)。
弟は当時の事は覚えてない。
もちろん友達二人も。
あの女の子は俺に憑いて来た。
電信柱の陰、押し入れの中、こたつの中。
どうやら隠れんぼをしてるらしい。
でも俺は気配を感じても決して見ない。
見つけてしまったら、次はこの子が鬼の番だから…。
すると、ドーム型の遊具の中にその子はいた。
だが、全身に痣がたくさんありぐったりしていた。
それを見たその子の母親は悲鳴をあげ、「救急車を早く呼んでー!!」と、夜である事など構わずに騒いだ。
「○○くんは一番に見つかったから罰ゲームされたんだよ」
うちの弟がそう言った。
「お前達がしたの?」
「ううん」
そして弟は指をある方向に指した。
それはさっきまで弟達が縄跳びをしていた場所。
そっちを向いて、一気に鳥肌が立った。
弟達と同い年くらいの女の子がそこにいた。
ドロまみれの服。
右側だけ坊主に近いほど短い異様な髪型。
俯いているその体勢。
全てが異様だった。
「マキちゃんだよ」
楽しそうに笑う弟。
そんな弟に目をやると、弟の横に女の子が来ていた。
血色の悪い顔を上げて俺と目が合ったその子は、こう呟いた。
「今度はお兄ちゃんと隠れんぼしよっかな」
その後3日間、俺は意識を失っていた(後で親に聞いた)。
弟は当時の事は覚えてない。
もちろん友達二人も。
あの女の子は俺に憑いて来た。
電信柱の陰、押し入れの中、こたつの中。
どうやら隠れんぼをしてるらしい。
でも俺は気配を感じても決して見ない。
見つけてしまったら、次はこの子が鬼の番だから…。
これは一昨年の夏の話なんだけど、ウチの嫁さんと二人で美味しいラーメン屋さんに行ったんだ。
腹も膨れ、俺はそのラーメン屋さんが夜景スポットに近い事を思い出し、帰り道にドライブがてら寄って帰る事にした。
何年も行ってなかったので少し迷いながらも夜景スポットへ向かってると、どうやら道を間違えたらしく、ドンドン山奥へと進む羽目になってしまった。
山奥へ進むにつれて助手席の嫁が無口になっていくのを見て、俺は嫁の霊感が強い事を思い出した。
Uターンする程の道幅も無い細い道になってしまい、先に進むしかない道を真っ直ぐ行くと、《○○霊園》への案内看板が目に入り、助手席の嫁は俯いたまま全く喋らなくなってしまった。
今までも薄気味悪い所や霊的な物を感じる場所では無口になっていた嫁なので、今回もヤバそうな雰囲気を悟った俺は、気を紛らわせようと大きな声を出し、明るい話題で場を和ませようとした。
しかし、嫁は相変わらず黙って俯いたままだった。
俺も気味が悪かったが、仕方なく車を走らせていると、道が広く開けた場所を見つけ、すぐにUターンをして来た道を急いで戻って帰った。
ある程度戻った所で、見た事のある景色になり、そこがまさしく目的地だった夜景スポットだと気付き、嫁に言うと、夜景なんていいから早く帰ろうと言うので、結局その日は夜景スポットへは行かずに帰路に着いた。
市街地まで戻り、ネオンで明るくなった所で、俺は恐る恐る嫁に聞いてみた。
「ねぇ、ずっと俯いて黙ってたけど、さっきの所ってやっぱり何か居たの?」
すると嫁は、
「え? 見えてなかったの? 細い道沿いの両脇に人がズラリと並んでジッとこっちを見てたのが…」
それ以来その場所には行ってない。
腹も膨れ、俺はそのラーメン屋さんが夜景スポットに近い事を思い出し、帰り道にドライブがてら寄って帰る事にした。
何年も行ってなかったので少し迷いながらも夜景スポットへ向かってると、どうやら道を間違えたらしく、ドンドン山奥へと進む羽目になってしまった。
山奥へ進むにつれて助手席の嫁が無口になっていくのを見て、俺は嫁の霊感が強い事を思い出した。
Uターンする程の道幅も無い細い道になってしまい、先に進むしかない道を真っ直ぐ行くと、《○○霊園》への案内看板が目に入り、助手席の嫁は俯いたまま全く喋らなくなってしまった。
今までも薄気味悪い所や霊的な物を感じる場所では無口になっていた嫁なので、今回もヤバそうな雰囲気を悟った俺は、気を紛らわせようと大きな声を出し、明るい話題で場を和ませようとした。
しかし、嫁は相変わらず黙って俯いたままだった。
俺も気味が悪かったが、仕方なく車を走らせていると、道が広く開けた場所を見つけ、すぐにUターンをして来た道を急いで戻って帰った。
ある程度戻った所で、見た事のある景色になり、そこがまさしく目的地だった夜景スポットだと気付き、嫁に言うと、夜景なんていいから早く帰ろうと言うので、結局その日は夜景スポットへは行かずに帰路に着いた。
市街地まで戻り、ネオンで明るくなった所で、俺は恐る恐る嫁に聞いてみた。
「ねぇ、ずっと俯いて黙ってたけど、さっきの所ってやっぱり何か居たの?」
すると嫁は、
「え? 見えてなかったの? 細い道沿いの両脇に人がズラリと並んでジッとこっちを見てたのが…」
それ以来その場所には行ってない。
小さい頃の体験談です。
私の実家の近くに、自殺で有名な寺があります。
小学校の先生からも“自殺が多いので行くな”と日頃注意されていました。
ですが、興味心で小学生の私と兄と、兄の友達と私の友達の4人で、夕方に肝だめし? に行ったんです。
裏道から行ったので林みたいな所で、途中に柵がしてあり行き止まりになっていたんですが、冒険心で柵を壊して進みました。
だけど奥へ奥へ行ってしまい、疲れてきたのと靴が捨ててあったりで怖くなり、戻ろうとしたんですけど、来た道がわからなくなってしまい、とりあえず進む事に…。
なんとか林から出れたと思って安心していたら、遊具が全て真っ赤な公園があったんです。
ペンキを塗って時間があまりたってないのか、赤いペンキの色が手について、小学生には楽しく感じ皆で遊びました。
そして、私は疲れてシーソーの上で寝てしまいました。
気がついたら家でした…。
私は、兄が連れて帰ってくれたんだと思い、
「お兄ちゃんがおぶって帰ってくれたん? ありがとぉ」
とお礼を言いました。すると兄が変な顔をして
「何が? 何言ってん?」
って言うんです。だから
「肝だめし終わった後、公園で寝ちゃったやんか?」
と色々説明すると、兄は
「俺も友達も肝だめしとか行ってへんで。〇〇寺とか怖くて入られへんし…」
と言うんです。
次の日に学校へ行って肝だめしの事を友達に確認しました。
すると友達は、
「でも私、入口で怖くなって帰ったから後の事は知らんしなぁ〜」
って言うんです…。
私はいったい誰と遊んでいたのか、未だに謎です…。
私の実家の近くに、自殺で有名な寺があります。
小学校の先生からも“自殺が多いので行くな”と日頃注意されていました。
ですが、興味心で小学生の私と兄と、兄の友達と私の友達の4人で、夕方に肝だめし? に行ったんです。
裏道から行ったので林みたいな所で、途中に柵がしてあり行き止まりになっていたんですが、冒険心で柵を壊して進みました。
だけど奥へ奥へ行ってしまい、疲れてきたのと靴が捨ててあったりで怖くなり、戻ろうとしたんですけど、来た道がわからなくなってしまい、とりあえず進む事に…。
なんとか林から出れたと思って安心していたら、遊具が全て真っ赤な公園があったんです。
ペンキを塗って時間があまりたってないのか、赤いペンキの色が手について、小学生には楽しく感じ皆で遊びました。
そして、私は疲れてシーソーの上で寝てしまいました。
気がついたら家でした…。
私は、兄が連れて帰ってくれたんだと思い、
「お兄ちゃんがおぶって帰ってくれたん? ありがとぉ」
とお礼を言いました。すると兄が変な顔をして
「何が? 何言ってん?」
って言うんです。だから
「肝だめし終わった後、公園で寝ちゃったやんか?」
と色々説明すると、兄は
「俺も友達も肝だめしとか行ってへんで。〇〇寺とか怖くて入られへんし…」
と言うんです。
次の日に学校へ行って肝だめしの事を友達に確認しました。
すると友達は、
「でも私、入口で怖くなって帰ったから後の事は知らんしなぁ〜」
って言うんです…。
私はいったい誰と遊んでいたのか、未だに謎です…。
昨夜飲み屋で聞き込んだ。忘れないうちに書いておこう。
あるサラリーマン。
彼はワンルームマンションに住んでいたのだが、そこで殺人事件が起きた。
勿論殺人事件など滅多に自分の身近で起きるものではないし、刑事が訊ねて来る事もそうそう無い。
不謹慎な話だが、会社で同僚達に刑事が来た時の事やその様子を、「刑事ドラマと違って本物は…」などと得意げに語った。
帰宅してエレベーターに乗り、6階のボタンを押した。
すると3階で止まった。
(おお、3階って殺された階じゃないか?)
ドアが開いたが、ホールには誰も居ない。目の前には花束が置いてある。
被害者の女はエレベーターホールで刺され、瀕死でエレベーターに乗り、中で息絶えた所を発見されたのではなかったか? と、刑事の話を思いだした。
(朝はテープを貼って使用禁止になっていたっけ。もう捜査は終わってしまったのか?)
そんな事を考えていると、ドアが閉まった。
閉まる瞬間にドアが止まり、又開いた。
6階に着いてエレベーターを降りたのだが、ホールを歩いていくと、何かおかしいと感じた彼は後ろを見た。
ドアが閉まらないでガタガタとやっている。
部屋に向かっていた彼は、歩きながら急に恐ろしい考えが浮かんできてしまった。
(3階で死んだ女が乗ってきたんじゃないか?)
そんなバカな事を考え始めると、ますます恐ろしくなってしまった。
(もう一度振り返ったら、エレベーターに女が血まみれで立っていたりして…)
などと妄想がどんどん大きくなって、子供のように走って部屋に向かった。
財布からカギを取り出して差し込もうとするのだが、こんな時に限って上手く廻らない。
どんどん恐ろしい妄想が高まってきた。
直ぐ後ろに女が立っている様な気がしてしょうがない。
(早く部屋に入ろう!)
目をつぶってカギを廻す。
玄関に転がり込んだ彼の目の前には、血まみれの女が立っており、じっと彼を睨んでいたという。
あるサラリーマン。
彼はワンルームマンションに住んでいたのだが、そこで殺人事件が起きた。
勿論殺人事件など滅多に自分の身近で起きるものではないし、刑事が訊ねて来る事もそうそう無い。
不謹慎な話だが、会社で同僚達に刑事が来た時の事やその様子を、「刑事ドラマと違って本物は…」などと得意げに語った。
帰宅してエレベーターに乗り、6階のボタンを押した。
すると3階で止まった。
(おお、3階って殺された階じゃないか?)
ドアが開いたが、ホールには誰も居ない。目の前には花束が置いてある。
被害者の女はエレベーターホールで刺され、瀕死でエレベーターに乗り、中で息絶えた所を発見されたのではなかったか? と、刑事の話を思いだした。
(朝はテープを貼って使用禁止になっていたっけ。もう捜査は終わってしまったのか?)
そんな事を考えていると、ドアが閉まった。
閉まる瞬間にドアが止まり、又開いた。
6階に着いてエレベーターを降りたのだが、ホールを歩いていくと、何かおかしいと感じた彼は後ろを見た。
ドアが閉まらないでガタガタとやっている。
部屋に向かっていた彼は、歩きながら急に恐ろしい考えが浮かんできてしまった。
(3階で死んだ女が乗ってきたんじゃないか?)
そんなバカな事を考え始めると、ますます恐ろしくなってしまった。
(もう一度振り返ったら、エレベーターに女が血まみれで立っていたりして…)
などと妄想がどんどん大きくなって、子供のように走って部屋に向かった。
財布からカギを取り出して差し込もうとするのだが、こんな時に限って上手く廻らない。
どんどん恐ろしい妄想が高まってきた。
直ぐ後ろに女が立っている様な気がしてしょうがない。
(早く部屋に入ろう!)
目をつぶってカギを廻す。
玄関に転がり込んだ彼の目の前には、血まみれの女が立っており、じっと彼を睨んでいたという。
小学生のときの移動教室で、結構大きな神社の隣にある旅館に泊まったときのこと。
自分たちの部屋は二階の角部屋で、一つしか無い小さな窓の向こうにはすぐ隣の建物の壁が見える。
日の当たらない昼間でも暗い部屋だった。
同じ班の子たちは少なからず自分たちの泊まる部屋に不満を持っていて、余りその部屋には居たがらず、到着したばかりの興奮もあって、何人かで他のグループの部屋に押し掛けたりしていた。
私と友人の一人は部屋に残って、二人で話をしていた。
彼女は窓に背を向けていて、私は彼女と向かい合う形で座っていた。
話が盛り上がって二人で声を上げながら笑っているとき、ふと強い視線を感じて私は窓の方を見た。
男の子と思われる子供が一人、窓に額と掌をくっつけて部屋の中を覗いているのが見えた。
私は小さい頃からそういうものを見てしまう方だったけど、やっぱりそれなりに驚いて、友人に「ねえ、窓の外に誰か居る」と言った。
友人が窓の方を振り返った瞬間、窓の方でガシャーンと音がした。
物怖じしない友人は、直ぐさま窓に駆け寄って勢いよく窓を開けた。
私も近付いて下を覗くと、さっきまで其処についていた筈の編み戸が下に落ちていた。
男の子の姿は、もう見えなかった。
編み戸が落ちたことを旅館の人に伝えた後、友人と二人で「何だったんだろうね」なんて言いながら夕食を食べた。
食べ終わると、旅館の人がマイクでお風呂の説明をし、最後に
「お風呂の後に怖い話をします。聞きたい人はロビーに集まって下さいね」
と言った。
どうやら、その旅館では怖い話をするのが恒例になっているようだった。
入浴を済ませた後、私と友人は興味本位で話を聞きに行った。
其処で語られたのは、こんな話だった。
「隣の神社では昔、無理心中があった。深夜の神社で、貧しい両親が小学生の男の子と幼い女の子を薬で眠らせて絞殺した後、二人とも自殺した。翌朝、家族全員の遺体が発見された」
其処までは作り話に有りそうな話だなあと思いながら聞いていたけど、続きを聞いてぞっとした。
「こんな風にたくさんの子供が泊まりに来ると、賑やかさに惹かれて、時々、男の子が窓に張り付いて、部屋の中を覗いていることが有ります」
自分たちの部屋は二階の角部屋で、一つしか無い小さな窓の向こうにはすぐ隣の建物の壁が見える。
日の当たらない昼間でも暗い部屋だった。
同じ班の子たちは少なからず自分たちの泊まる部屋に不満を持っていて、余りその部屋には居たがらず、到着したばかりの興奮もあって、何人かで他のグループの部屋に押し掛けたりしていた。
私と友人の一人は部屋に残って、二人で話をしていた。
彼女は窓に背を向けていて、私は彼女と向かい合う形で座っていた。
話が盛り上がって二人で声を上げながら笑っているとき、ふと強い視線を感じて私は窓の方を見た。
男の子と思われる子供が一人、窓に額と掌をくっつけて部屋の中を覗いているのが見えた。
私は小さい頃からそういうものを見てしまう方だったけど、やっぱりそれなりに驚いて、友人に「ねえ、窓の外に誰か居る」と言った。
友人が窓の方を振り返った瞬間、窓の方でガシャーンと音がした。
物怖じしない友人は、直ぐさま窓に駆け寄って勢いよく窓を開けた。
私も近付いて下を覗くと、さっきまで其処についていた筈の編み戸が下に落ちていた。
男の子の姿は、もう見えなかった。
編み戸が落ちたことを旅館の人に伝えた後、友人と二人で「何だったんだろうね」なんて言いながら夕食を食べた。
食べ終わると、旅館の人がマイクでお風呂の説明をし、最後に
「お風呂の後に怖い話をします。聞きたい人はロビーに集まって下さいね」
と言った。
どうやら、その旅館では怖い話をするのが恒例になっているようだった。
入浴を済ませた後、私と友人は興味本位で話を聞きに行った。
其処で語られたのは、こんな話だった。
「隣の神社では昔、無理心中があった。深夜の神社で、貧しい両親が小学生の男の子と幼い女の子を薬で眠らせて絞殺した後、二人とも自殺した。翌朝、家族全員の遺体が発見された」
其処までは作り話に有りそうな話だなあと思いながら聞いていたけど、続きを聞いてぞっとした。
「こんな風にたくさんの子供が泊まりに来ると、賑やかさに惹かれて、時々、男の子が窓に張り付いて、部屋の中を覗いていることが有ります」
私の家の近くに海があってさ。
そこ周辺がまた崖になってて、ちょっとした自殺の名所なんだ。
海岸へ続く1本道の両側が林みたいになってて。
で、そこは基本入れないんだけど、1ヵ所だけ「立ち入り禁止」て書かれた看板が立ってる歩道みたいなのがあってさ。
興味本位で入ったんだ、その歩道を歩いて。
歩いてくと竹やぶみたいになってきて、そこから昼間でも薄暗くて、寒気がしたのを覚えてる。
でさ、嫌にざわざわしてるんだよ。
風で木の葉が擦れてるだけだって友人は言うけど、どうしても気になって、ざわざわするとこを写真に撮ってみたんだ。持ち合わせてた携帯で。
そしたら一面顔、顔、顔!
ざわざわ言ってたのは、どうやらそいつらの話し声だったらしい。
気持ち悪いと思いながらも、ここまで来たんだしって、崖の上まで行ってみることにしたんだ。
今思えばそれが馬鹿だったよ…。
いよいよ頂上ってとこに到達したらしくて、視界がいきなり開けたんだ。
そこが中々見晴らしもよくて、いいとこじゃんって歩いてたらだよ…。いきなり地面がなくなってさ。
そこ、急に崖になってたんだ。
崖の部分が死角みたいになってて…危うく落ちるとこだった。
危なかったーとか話してたらさ…聞こえたんだよ。
「チッ」
「オチレバヨカッタノニ」
<後日談>
そういえばそこ、悩んでそうなサラリーマンとかはもちろんなんだけど、何故か今を楽しんでるような若者の集団自殺みたいなのもよく起こってて…今思えば、興味本位で行った若者は落とされちゃったのかもね。あの崖の住民に…。
そこ周辺がまた崖になってて、ちょっとした自殺の名所なんだ。
海岸へ続く1本道の両側が林みたいになってて。
で、そこは基本入れないんだけど、1ヵ所だけ「立ち入り禁止」て書かれた看板が立ってる歩道みたいなのがあってさ。
興味本位で入ったんだ、その歩道を歩いて。
歩いてくと竹やぶみたいになってきて、そこから昼間でも薄暗くて、寒気がしたのを覚えてる。
でさ、嫌にざわざわしてるんだよ。
風で木の葉が擦れてるだけだって友人は言うけど、どうしても気になって、ざわざわするとこを写真に撮ってみたんだ。持ち合わせてた携帯で。
そしたら一面顔、顔、顔!
ざわざわ言ってたのは、どうやらそいつらの話し声だったらしい。
気持ち悪いと思いながらも、ここまで来たんだしって、崖の上まで行ってみることにしたんだ。
今思えばそれが馬鹿だったよ…。
いよいよ頂上ってとこに到達したらしくて、視界がいきなり開けたんだ。
そこが中々見晴らしもよくて、いいとこじゃんって歩いてたらだよ…。いきなり地面がなくなってさ。
そこ、急に崖になってたんだ。
崖の部分が死角みたいになってて…危うく落ちるとこだった。
危なかったーとか話してたらさ…聞こえたんだよ。
「チッ」
「オチレバヨカッタノニ」
<後日談>
そういえばそこ、悩んでそうなサラリーマンとかはもちろんなんだけど、何故か今を楽しんでるような若者の集団自殺みたいなのもよく起こってて…今思えば、興味本位で行った若者は落とされちゃったのかもね。あの崖の住民に…。
これは私の友達(A君)が体験した本当にあった話。
A君はよく夜中に数人の仲間と心霊スポットに行っていた。
A君を含め、心霊スポットに行くメンバーはあまり霊的なものを信じていなく、本当に出たら面白い程度に考え、遊び半分で心霊スポットを回っていた。
その日もいつもの様に心霊スポットに行く事になり、その時一緒に遊んでいた9人の仲間と2台の車で、何年も前に廃墟になった病院に行く事になった。
病院に着き、A君達は車から降り、まず病院の周りを調べた。
何年も前に廃墟になっていたので、周りは草や木で生い茂っていた。
病院の周りを探っていると、1つだけ窓が割れているのを発見し、そこから院内に入る事にした。
手に小さな懐中電灯を持ち、足元に気を付けながら荒れた院内を見て回った。
ざっと院内を見て回ったが、特に何も起こらないし、何も居なかったので、今日はもう帰る事になった。
車がある所に戻り、適当に2台の車に皆が乗り込み、その場で解散となった。
つまり、誰がどちらの車に乗ったかは、同じ車に乗り合わせた者同士にしか分からなかった。
そして次の日の夜、A君の元に電話が掛かってきた。
相手は、昨日一緒に遊んだ仲間の1人(B君)の母親からだった。
内容は、B君がA君の家に行ってないか? との事だった。
A君は今日は特に誰とも遊んでなかったので、知らないと答え電話を切った。
しかし、B君は次の日も帰ってこなかったらしく、B君の母親は心配になり捜索願いを出した。
A君は心配になって、あの日一緒にいたメンバーを呼び出した。
皆にB君の事を聞いたが、A君と同様にあの日から会ってないし、携帯が繋がらなかった。
A君がB君の行きそうな場所を必死に考えている内に、二つの疑問が生まれた。
A君はよく夜中に数人の仲間と心霊スポットに行っていた。
A君を含め、心霊スポットに行くメンバーはあまり霊的なものを信じていなく、本当に出たら面白い程度に考え、遊び半分で心霊スポットを回っていた。
その日もいつもの様に心霊スポットに行く事になり、その時一緒に遊んでいた9人の仲間と2台の車で、何年も前に廃墟になった病院に行く事になった。
病院に着き、A君達は車から降り、まず病院の周りを調べた。
何年も前に廃墟になっていたので、周りは草や木で生い茂っていた。
病院の周りを探っていると、1つだけ窓が割れているのを発見し、そこから院内に入る事にした。
手に小さな懐中電灯を持ち、足元に気を付けながら荒れた院内を見て回った。
ざっと院内を見て回ったが、特に何も起こらないし、何も居なかったので、今日はもう帰る事になった。
車がある所に戻り、適当に2台の車に皆が乗り込み、その場で解散となった。
つまり、誰がどちらの車に乗ったかは、同じ車に乗り合わせた者同士にしか分からなかった。
そして次の日の夜、A君の元に電話が掛かってきた。
相手は、昨日一緒に遊んだ仲間の1人(B君)の母親からだった。
内容は、B君がA君の家に行ってないか? との事だった。
A君は今日は特に誰とも遊んでなかったので、知らないと答え電話を切った。
しかし、B君は次の日も帰ってこなかったらしく、B君の母親は心配になり捜索願いを出した。
A君は心配になって、あの日一緒にいたメンバーを呼び出した。
皆にB君の事を聞いたが、A君と同様にあの日から会ってないし、携帯が繋がらなかった。
A君がB君の行きそうな場所を必死に考えている内に、二つの疑問が生まれた。
一つは、あの日の帰りの車に、本当にB君が乗っていたのかという事。
そしてもう一つは、どうしてB君の母親は、あの日の次の日にB君を捜し始めたのか。
B君は、よく友達の家に泊まって何日か帰らない日もあるし、いちいち家に連絡はしない。
A君はすぐに皆に聞いた。
B君はあの日の帰りの車に乗っていたのかと。
でも、B君と同じ車に乗ったと言う人はいなかった。
その話を聞き、皆は急いでB君の家に向かった。
B君の家に着き、すぐにA君はB君の母親に疑問に思った事を聞いた。
すると、B君の母親は少しためらいながら話し始めた。
A君に電話をした日の朝、不思議な電話があったらしい。
その電話の相手は、
『〇〇病院の者ですが、息子さんをお預かりしていますので、お迎えに来て下さい』
と言ったらしい。
B君の母親はいたずら電話だと思い、気に止めなかった。
でも少し心配になり、B君の携帯に電話をしたが、繋がらなかったのでA君に電話をしたと言った。
その話を聞き、A君達の顔が青ざめた。
なぜなら、その〇〇病院はあの日行った廃病院だったからだ。
A君はB君の母親に、それを警察に言ったか聞くと、いたずらだと思い言ってないと言った。
A君達はB君の母親を連れて急いで警察に行き、大まかに事情を説明しあの病院へ向かった。
まだ外は明るいのに、その病院の周りは薄暗く、気味が悪かった。
病院に着き、A君達と警察は院内を探した。
そしてB君は見つかった。
廃墟になり荒れ果てた院内なのに、その部屋はとても綺麗で、真ん中のベットの上には、既に息のないB君が眠った様に横たわっていた。
その部屋の名前は…霊安室。
霊を信じるか信じないかはあなたの自由です。
でも、心霊スポットと言われている所に行くのなら、十分気を付けた方がいいですよ? あなたの身の為に…。
そしてもう一つは、どうしてB君の母親は、あの日の次の日にB君を捜し始めたのか。
B君は、よく友達の家に泊まって何日か帰らない日もあるし、いちいち家に連絡はしない。
A君はすぐに皆に聞いた。
B君はあの日の帰りの車に乗っていたのかと。
でも、B君と同じ車に乗ったと言う人はいなかった。
その話を聞き、皆は急いでB君の家に向かった。
B君の家に着き、すぐにA君はB君の母親に疑問に思った事を聞いた。
すると、B君の母親は少しためらいながら話し始めた。
A君に電話をした日の朝、不思議な電話があったらしい。
その電話の相手は、
『〇〇病院の者ですが、息子さんをお預かりしていますので、お迎えに来て下さい』
と言ったらしい。
B君の母親はいたずら電話だと思い、気に止めなかった。
でも少し心配になり、B君の携帯に電話をしたが、繋がらなかったのでA君に電話をしたと言った。
その話を聞き、A君達の顔が青ざめた。
なぜなら、その〇〇病院はあの日行った廃病院だったからだ。
A君はB君の母親に、それを警察に言ったか聞くと、いたずらだと思い言ってないと言った。
A君達はB君の母親を連れて急いで警察に行き、大まかに事情を説明しあの病院へ向かった。
まだ外は明るいのに、その病院の周りは薄暗く、気味が悪かった。
病院に着き、A君達と警察は院内を探した。
そしてB君は見つかった。
廃墟になり荒れ果てた院内なのに、その部屋はとても綺麗で、真ん中のベットの上には、既に息のないB君が眠った様に横たわっていた。
その部屋の名前は…霊安室。
霊を信じるか信じないかはあなたの自由です。
でも、心霊スポットと言われている所に行くのなら、十分気を付けた方がいいですよ? あなたの身の為に…。
これは、私の友達の先生が学生時代に実際に体験した話です。
あるとき、先生は友達Aと興味本位で、近くの出るという噂の墓地に肝試しに行ったそうです。
そのとき友達Aが、
「白い着物着た女おる」
などと言い出したのです。
でもその先生には見えなかったので、またこいつ嘘ついてるな、ぐらいにしか思わなかったそうです。
数日後、先生は他の友達Bとまた墓地に行きました。
すると友達Bも、
「白い着物着た女が見える」
と言い出したのです。
先生はこれはもう本物だなと思い、その日はすぐ家に帰りました。
また数日後、友達Bと遊んでいた先生達は、横断歩道で信号が青になるのを待っていました。
ふと道路の向こう側を見ると、なんとあの女がいるのです。
横断歩道を挟んで向こう側に。
先生は友達Bに言いました。
「目、合わせるなよ。付いてくるから。絶対」
そして、なんとかその時は目を合わせずに済んだらしいです。
でもその日の夜、友達Bから電話がかかってきて、
「実は俺今日、目合ってしまった…」
と言うのです。
で、今もその女は友達Bの後ろについてきているそうです。
このままじゃやばい、と思い、次の日二人はお祓いに行きました。
そして無事に幽霊を追い払うことができ、二人は安心して家に帰りました。
友達Bが家に着き、玄関を開けると、なんとあの女がいたのです。
そして言いました…。
「おかえり」と。
後日談ですが、その友達Bはそのあと自殺したらしいです。
話はこれで終わりです。
あるとき、先生は友達Aと興味本位で、近くの出るという噂の墓地に肝試しに行ったそうです。
そのとき友達Aが、
「白い着物着た女おる」
などと言い出したのです。
でもその先生には見えなかったので、またこいつ嘘ついてるな、ぐらいにしか思わなかったそうです。
数日後、先生は他の友達Bとまた墓地に行きました。
すると友達Bも、
「白い着物着た女が見える」
と言い出したのです。
先生はこれはもう本物だなと思い、その日はすぐ家に帰りました。
また数日後、友達Bと遊んでいた先生達は、横断歩道で信号が青になるのを待っていました。
ふと道路の向こう側を見ると、なんとあの女がいるのです。
横断歩道を挟んで向こう側に。
先生は友達Bに言いました。
「目、合わせるなよ。付いてくるから。絶対」
そして、なんとかその時は目を合わせずに済んだらしいです。
でもその日の夜、友達Bから電話がかかってきて、
「実は俺今日、目合ってしまった…」
と言うのです。
で、今もその女は友達Bの後ろについてきているそうです。
このままじゃやばい、と思い、次の日二人はお祓いに行きました。
そして無事に幽霊を追い払うことができ、二人は安心して家に帰りました。
友達Bが家に着き、玄関を開けると、なんとあの女がいたのです。
そして言いました…。
「おかえり」と。
後日談ですが、その友達Bはそのあと自殺したらしいです。
話はこれで終わりです。
僕が小学校の頃、家に遊びに来ていた従兄弟に、
「夜中の0時丁度に『よさぶろう』と三回唱えると、自分の右側に『よさぶろう』という霊が出る」
という話を聞いた。
夏休みの晩、蒸し暑くて眠れなかった。
ふと時計を見ると、時刻は0時00分。
その時、あの話を思い出した。
僕は迷わず『よさぶろう』と三回唱えた。
そして自分の右側を見た。
しかしそこは壁。
やっぱり出ないかと思い、残念な気分で左側を見た。
すると、扇風機の上に薄汚れた茶色の服と帽子をかぶった上半身だけの男がいた。
僕は怖くなって、目をそむけてそのまま寝た。
しばらくして、あの出来事もほぼ忘れていて、友達とホラー映画を見にいった。
その日は帰りが遅くなって、家に着いたのは深夜0時前。
僕は早く寝たくて、早速風呂に入った。
ホラー映画を見れば怖い事を考えてしまうもので、家族全員が寝ていることもあって、一人でシャワーをするのが怖くなってきた。
早く上がろうと考えていたとき、
バタバタッ
っと足音が聞こえてくる。
穏やかじゃない足音。
家族ではない。
しかし、その足音はだんだん風呂場に近付いてくる。
すりガラス越しにそいつの姿が見えた。
真っ赤な下半身だけが、そのまま風呂場を通りすぎて行った。
怖くなった僕はすぐに風呂を上がり、布団にもぐりこんだ。
いつの間にか寝ていて、なんだか息苦しくなって目が覚めた。
体が動かない。
金縛りだ。
自分の体の上に、誰かが乗っている。
あの上半身と下半身が合体したような人間が乗っている。
両腕を、押さえつけられている。
気が付くと朝だった。
夢だったのか。
いや確かに、両腕には握られたような痕がある。
きっとよさぶろうは、何らかの理由で上半身と下半身が切断され、体を探していたんだろう。
あれから僕は、出来るだけ早く風呂に入ることにしている。
「夜中の0時丁度に『よさぶろう』と三回唱えると、自分の右側に『よさぶろう』という霊が出る」
という話を聞いた。
夏休みの晩、蒸し暑くて眠れなかった。
ふと時計を見ると、時刻は0時00分。
その時、あの話を思い出した。
僕は迷わず『よさぶろう』と三回唱えた。
そして自分の右側を見た。
しかしそこは壁。
やっぱり出ないかと思い、残念な気分で左側を見た。
すると、扇風機の上に薄汚れた茶色の服と帽子をかぶった上半身だけの男がいた。
僕は怖くなって、目をそむけてそのまま寝た。
しばらくして、あの出来事もほぼ忘れていて、友達とホラー映画を見にいった。
その日は帰りが遅くなって、家に着いたのは深夜0時前。
僕は早く寝たくて、早速風呂に入った。
ホラー映画を見れば怖い事を考えてしまうもので、家族全員が寝ていることもあって、一人でシャワーをするのが怖くなってきた。
早く上がろうと考えていたとき、
バタバタッ
っと足音が聞こえてくる。
穏やかじゃない足音。
家族ではない。
しかし、その足音はだんだん風呂場に近付いてくる。
すりガラス越しにそいつの姿が見えた。
真っ赤な下半身だけが、そのまま風呂場を通りすぎて行った。
怖くなった僕はすぐに風呂を上がり、布団にもぐりこんだ。
いつの間にか寝ていて、なんだか息苦しくなって目が覚めた。
体が動かない。
金縛りだ。
自分の体の上に、誰かが乗っている。
あの上半身と下半身が合体したような人間が乗っている。
両腕を、押さえつけられている。
気が付くと朝だった。
夢だったのか。
いや確かに、両腕には握られたような痕がある。
きっとよさぶろうは、何らかの理由で上半身と下半身が切断され、体を探していたんだろう。
あれから僕は、出来るだけ早く風呂に入ることにしている。
私は霊感があるほうで、家でも足を見たり、女を見たりしていました。
しかし、霊感があるにも関わらず私は霊ものと言いますか…怪談などが好きで、友達からサイトを教えてもらい、夜読みました。
そのサイトには読むと呪われます的な話がありました。
私はこんなのどこのサイトにもあるし、大丈夫だと思っていました。
いわゆる呪い話は4つほどあり、私はすべてをいっき読みました。
読み終わって、一息つこうと布団に入ったまま寝ていました。
朝、携帯の目覚ましで目が覚めた時、私はびっくりして目を疑いました。
なんと、私の部屋のタンス(引き出しが6つある)が、全部同じ感覚(15センチほど)開いているのです。
もちろん母、兄に聞いたら開けてないとゆうのです。
母は私の部屋には入りませんし、兄なんてあまり会いませんから部屋に入るなどありません。
私は霊が何かを伝えにきたと思っています。
みなさんも気をつけてください。
しかし、霊感があるにも関わらず私は霊ものと言いますか…怪談などが好きで、友達からサイトを教えてもらい、夜読みました。
そのサイトには読むと呪われます的な話がありました。
私はこんなのどこのサイトにもあるし、大丈夫だと思っていました。
いわゆる呪い話は4つほどあり、私はすべてをいっき読みました。
読み終わって、一息つこうと布団に入ったまま寝ていました。
朝、携帯の目覚ましで目が覚めた時、私はびっくりして目を疑いました。
なんと、私の部屋のタンス(引き出しが6つある)が、全部同じ感覚(15センチほど)開いているのです。
もちろん母、兄に聞いたら開けてないとゆうのです。
母は私の部屋には入りませんし、兄なんてあまり会いませんから部屋に入るなどありません。
私は霊が何かを伝えにきたと思っています。
みなさんも気をつけてください。
夏の出来事。
学生だった俺達は、夏休みに男5人でキャンプに行こうってことになった。
ボロボロのワンボックスカーで**県の山に向かった。
道中、キャンプ場はいくつもあったんだけど、酒を飲んで騒ぐことが目的だったので、周りに他のキャンプ客のいない(当然民家も無い)山奥の河原にテントを張った。
誰に気を使うことなく、BBQを食いながらビールとワインを飲んでドンチャン騒ぎをした。
俺達の声以外には、川の音と虫の鳴き声しか聞こえない。
深夜になるとみんな酔っ払って、誰からともなくテントで寝だした。
俺も寝ようとテントに入ったんだけど、山の夜は寒くて寒くて寝れたもんじゃなかった。
俺はテントで寝るのをあきらめて、車で寝ることにした。
車の後部座席をフルフラット(ベッド状態)にして毛布をかぶって寝ていると、後部座席のドアを外からコンコンって誰かがノックした。
俺は「テントで寝ていて寒くなった誰かが避難してきたな」と思いながら、スライドドアをガララと開けた。
その瞬間、幼稚園児ぐらいの男の子が車内に入ってきた。
「!!」
俺はビックリして車の一番後ろまで転がった。
車内に入ってきた男の子は後部座席から運転席に行き、シートに立って、オモチャの車で遊ぶようにハンドルを動かしている。
学生だった俺達は、夏休みに男5人でキャンプに行こうってことになった。
ボロボロのワンボックスカーで**県の山に向かった。
道中、キャンプ場はいくつもあったんだけど、酒を飲んで騒ぐことが目的だったので、周りに他のキャンプ客のいない(当然民家も無い)山奥の河原にテントを張った。
誰に気を使うことなく、BBQを食いながらビールとワインを飲んでドンチャン騒ぎをした。
俺達の声以外には、川の音と虫の鳴き声しか聞こえない。
深夜になるとみんな酔っ払って、誰からともなくテントで寝だした。
俺も寝ようとテントに入ったんだけど、山の夜は寒くて寒くて寝れたもんじゃなかった。
俺はテントで寝るのをあきらめて、車で寝ることにした。
車の後部座席をフルフラット(ベッド状態)にして毛布をかぶって寝ていると、後部座席のドアを外からコンコンって誰かがノックした。
俺は「テントで寝ていて寒くなった誰かが避難してきたな」と思いながら、スライドドアをガララと開けた。
その瞬間、幼稚園児ぐらいの男の子が車内に入ってきた。
「!!」
俺はビックリして車の一番後ろまで転がった。
車内に入ってきた男の子は後部座席から運転席に行き、シートに立って、オモチャの車で遊ぶようにハンドルを動かしている。
こんな山奥にこんな小さな子供がいるわけない!
俺はハッチバックを内側から開けて外に転がり出て、裸足で河原まで走って行き、テントで寝ていた4人を叩き起こし、今起こった事を半泣きで説明した。
「寝ぼけてたんじゃないのか?」
と1人の友人が言ったとき、
ビーーーーーーーッ!!
ビビーーーーーーーーッ!
と俺達の車のクラクションが鳴った。
「…これはやばいな」
震えた声で1人がそう言った。
俺達はテントで夜が明けるのを無言で待った。
クラクションが鳴ったのはその2回だけだった。
30分ぐらい経った頃、イライラしだした1人の友人が、
「幽霊かナニか知らないけど、こーゆーときは弱気になったらダメなんじゃね? 子供なんだろ? 『どこか行け!!』って怒鳴ったら消えるんじゃないか?」
と言い出した。
そのとき、テントの入り口から男の子がヌッと中に入ってきて、
「お前たちがどこか行け」
と無表情で言った。
そこから記憶が無い。気付くと朝になっていた。
逃げるようにその場所を離れた。
俺はハッチバックを内側から開けて外に転がり出て、裸足で河原まで走って行き、テントで寝ていた4人を叩き起こし、今起こった事を半泣きで説明した。
「寝ぼけてたんじゃないのか?」
と1人の友人が言ったとき、
ビーーーーーーーッ!!
ビビーーーーーーーーッ!
と俺達の車のクラクションが鳴った。
「…これはやばいな」
震えた声で1人がそう言った。
俺達はテントで夜が明けるのを無言で待った。
クラクションが鳴ったのはその2回だけだった。
30分ぐらい経った頃、イライラしだした1人の友人が、
「幽霊かナニか知らないけど、こーゆーときは弱気になったらダメなんじゃね? 子供なんだろ? 『どこか行け!!』って怒鳴ったら消えるんじゃないか?」
と言い出した。
そのとき、テントの入り口から男の子がヌッと中に入ってきて、
「お前たちがどこか行け」
と無表情で言った。
そこから記憶が無い。気付くと朝になっていた。
逃げるようにその場所を離れた。
あれは今から10年前の事。
私は小さい頃から続いてる病気で再入院した。
私の病状が良くなった頃、大部屋に移動した。
そこにはイジメで不登校になり、精神的にやられて吐き気などする子供たちが集まってた。
私はその部屋の窓側になった。目の前には中学生の女の子がいた。
その子の名前を仮に美幸にする。美幸と私は次第に仲良くなった。
それから月日が経ち、周りの子がどんどん退院して行った。
残ったのは美幸と私の2人。
その日の夜怖くなり、美幸のベッドで寝ようとしたら看護婦に案の定怒られた。
寝ようと電気を消したら、隣のベッドが空いているのに物音が聞こえた。
最初は気のせいだろうと思っていたが、あまりに物音が気になりカーテンを開けると、女の人が赤ん坊を抱いて座っていた。
急いでカーテンを閉め美幸を呼んだが、もう寝ていたらしく返事が無かった。
30分ぐらいが経ち、トイレに行きたくなった私は恐る恐るカーテンを開けると、すべてのベッドに赤ん坊を抱いた女の人が3人、小学生ぐらいの子1人がそれぞれベッドにいた。
廊下を挟んだ隣は産婦人科だった為、出てきたのだろう。
とにかく怖くなりナースコールを押し看護婦を呼んだ。
すると、ベッドに居た人達は消えていた。
看護婦に「トイレについて来て下さい」と言うとついて来てくれた。
「何かあったの?」と聞かれ「見たの。お化け」そう言うと寝るまで付き添ってくれた。
次の日の朝、急に熱が出た。
そのせいで美幸と一緒に退院出来るはずが長引いた。
美幸に昨日の夜の事を話したら「私も物音が聞こえた。でも怖かったからすぐ寝た」と言っていた。
熱が下がり退院の日、看護婦に言われた。
「もしかしたらAちゃんが見た幽霊って子供抱いてなかった?」
って…。
「抱いてたよ」
そう言うと、看護婦はやっぱりという顔でこう言った。
「その出てきた人はね。この病気で赤ん坊が亡くなってから気が狂い、精神科に行ったけど自殺しちゃったの。多分その人が出てきたんじゃないかな」
そうなんだぁ…。
でも悪い人じゃないからね。そう言われて退院した。
私が入院していた病院は今使われていない。
でも夜中に行くと、誰も居ないのに亡くなった赤ん坊の母親が入院していた病室からナースコールが鳴ると言う。
私は小さい頃から続いてる病気で再入院した。
私の病状が良くなった頃、大部屋に移動した。
そこにはイジメで不登校になり、精神的にやられて吐き気などする子供たちが集まってた。
私はその部屋の窓側になった。目の前には中学生の女の子がいた。
その子の名前を仮に美幸にする。美幸と私は次第に仲良くなった。
それから月日が経ち、周りの子がどんどん退院して行った。
残ったのは美幸と私の2人。
その日の夜怖くなり、美幸のベッドで寝ようとしたら看護婦に案の定怒られた。
寝ようと電気を消したら、隣のベッドが空いているのに物音が聞こえた。
最初は気のせいだろうと思っていたが、あまりに物音が気になりカーテンを開けると、女の人が赤ん坊を抱いて座っていた。
急いでカーテンを閉め美幸を呼んだが、もう寝ていたらしく返事が無かった。
30分ぐらいが経ち、トイレに行きたくなった私は恐る恐るカーテンを開けると、すべてのベッドに赤ん坊を抱いた女の人が3人、小学生ぐらいの子1人がそれぞれベッドにいた。
廊下を挟んだ隣は産婦人科だった為、出てきたのだろう。
とにかく怖くなりナースコールを押し看護婦を呼んだ。
すると、ベッドに居た人達は消えていた。
看護婦に「トイレについて来て下さい」と言うとついて来てくれた。
「何かあったの?」と聞かれ「見たの。お化け」そう言うと寝るまで付き添ってくれた。
次の日の朝、急に熱が出た。
そのせいで美幸と一緒に退院出来るはずが長引いた。
美幸に昨日の夜の事を話したら「私も物音が聞こえた。でも怖かったからすぐ寝た」と言っていた。
熱が下がり退院の日、看護婦に言われた。
「もしかしたらAちゃんが見た幽霊って子供抱いてなかった?」
って…。
「抱いてたよ」
そう言うと、看護婦はやっぱりという顔でこう言った。
「その出てきた人はね。この病気で赤ん坊が亡くなってから気が狂い、精神科に行ったけど自殺しちゃったの。多分その人が出てきたんじゃないかな」
そうなんだぁ…。
でも悪い人じゃないからね。そう言われて退院した。
私が入院していた病院は今使われていない。
でも夜中に行くと、誰も居ないのに亡くなった赤ん坊の母親が入院していた病室からナースコールが鳴ると言う。
これは私の姉の彼氏が体験した話である。
ある日、姉の彼氏(A君)は、友達(B君)の家へ泊まりに行く事になった。
数人でB君の家へ向かう途中、1人が
『Bの家のアパート、家賃月1万だってよ。まじ安いよなぁ』
と言った。
A君は、それを聞いて少し不安になった。
いくらなんでも今時月1万で借りられるアパートなんてあるのだろうか。
第一、こんな何人も泊まれるようなスペースが月1万のアパートにあるのだろうか…。
少ししてB君の家に着いた。
A君は安心した。
アパートはボロボロなわけでもなく、部屋が狭そうな様子も全くなかった。
部屋に入ると、やはり見た目同様、狭いどころか広い方だった。
『なぁB、この広さなのにまじで家賃1万なのか?』
A君が疑問をぶつけると、B君は苦笑いして窓際へ行き、カーテンをあけた。
わけがわからず、窓の外を皆で見下ろしてみた。
すると、すぐ前に小さな墓地があった。
『その墓地、なんか出るって有名なんだ。まぁ、ワケあり物件ってやつ?』
とB君が言った。
A君は納得した。
と同時に、なんだか嫌な予感がした。
その夜、皆でトランプなどをして、A君たちは修学旅行のようにはしゃいだ。
すると1人が、
『何か喉かわかねぇ? 次のババヌキでさぁ、負けた奴があの墓地の自動販売機でジュース買って来るのってどう?!』
と言った。
確かに墓地の隅に自動販売機があった。
A君はなんだか嫌だな…と思ぃながらゲームに参加した。
すると、幸い負けたのはA君ではなくB君だった。
B君は渋々部屋を出ていった。
皆おもしろがって笑っていたが、A君は何だか嫌な予感がして、窓から墓地を見下ろした。
少ししてB君が来た。
ある日、姉の彼氏(A君)は、友達(B君)の家へ泊まりに行く事になった。
数人でB君の家へ向かう途中、1人が
『Bの家のアパート、家賃月1万だってよ。まじ安いよなぁ』
と言った。
A君は、それを聞いて少し不安になった。
いくらなんでも今時月1万で借りられるアパートなんてあるのだろうか。
第一、こんな何人も泊まれるようなスペースが月1万のアパートにあるのだろうか…。
少ししてB君の家に着いた。
A君は安心した。
アパートはボロボロなわけでもなく、部屋が狭そうな様子も全くなかった。
部屋に入ると、やはり見た目同様、狭いどころか広い方だった。
『なぁB、この広さなのにまじで家賃1万なのか?』
A君が疑問をぶつけると、B君は苦笑いして窓際へ行き、カーテンをあけた。
わけがわからず、窓の外を皆で見下ろしてみた。
すると、すぐ前に小さな墓地があった。
『その墓地、なんか出るって有名なんだ。まぁ、ワケあり物件ってやつ?』
とB君が言った。
A君は納得した。
と同時に、なんだか嫌な予感がした。
その夜、皆でトランプなどをして、A君たちは修学旅行のようにはしゃいだ。
すると1人が、
『何か喉かわかねぇ? 次のババヌキでさぁ、負けた奴があの墓地の自動販売機でジュース買って来るのってどう?!』
と言った。
確かに墓地の隅に自動販売機があった。
A君はなんだか嫌だな…と思ぃながらゲームに参加した。
すると、幸い負けたのはA君ではなくB君だった。
B君は渋々部屋を出ていった。
皆おもしろがって笑っていたが、A君は何だか嫌な予感がして、窓から墓地を見下ろした。
少ししてB君が来た。
ジュースを買っているB君を見ていたA君は、ふと、B君の少し離れた所からおじいさんがB君をじっと見つめているのに気が付いた。
立ち姿がなんだか気味が悪い…。
というよりも、今おじいさんが立っている場所には、入口からA君が覗いている窓のすぐ下を通らないと行けないはずだ。
下を通ったなら、A君が気付かないわけがない。
ならば、どうやっておじいさんはあそこに…。
そんな事を考えていると、おじいさんがよろよろとB君に向かって歩き始めた。
これは…ヤバいかもしれない!!
直感的にA君はそう思い、B君に向かって叫んだ。
『Bー! 後ろ!!』
B君は驚いて振り返り、おじいさんのいる方をじっと見つめた。
が、すぐにこちらを向いて、
『何もないじゃねーか! 驚かすなよ!』
と言った。
え…?
見えてない…?
『何言って…後ろにおじいさんが…』
……これは、本当にヤバいのではないか…?!
A君はそう思い、再び力一杯B君に向かって叫んだ。
『Bー!! お前ヤバいぞ! まじでヤバイ! とにかく走れ! 部屋にもどって来い!』
B君は意味がわからないと言った表情をしたが、A君のただならない様子を見て、すぐに走り出した。
すると突然、おじいさんが白眼をむいて
ダダダダダダダダダダダ!!
と、ものすごい速さでB君の事を追い掛け始めた!
確実におじいさんの走れる速度ではない…。
『Bーーー! 走れー! 早くー!!』
A君は必死に叫んだ。
B君も必死に走り、やっとのことで入口まで来て、走り抜けた。
その瞬間、おじいさんがボッ…と消えた。
B君はその後、すぐに無事部屋にもどってきた。
他の人もA君の声に驚いて窓際にかけより、すべてを見ていた。
そのため、皆恐怖でその晩は一睡もできなかった。
あれは一体なんだったのか…。
もしB君が逃げ切れていなかったら…。
B君はどうなっていたのか…。
B君はすぐにそのアパートを引越しした。
立ち姿がなんだか気味が悪い…。
というよりも、今おじいさんが立っている場所には、入口からA君が覗いている窓のすぐ下を通らないと行けないはずだ。
下を通ったなら、A君が気付かないわけがない。
ならば、どうやっておじいさんはあそこに…。
そんな事を考えていると、おじいさんがよろよろとB君に向かって歩き始めた。
これは…ヤバいかもしれない!!
直感的にA君はそう思い、B君に向かって叫んだ。
『Bー! 後ろ!!』
B君は驚いて振り返り、おじいさんのいる方をじっと見つめた。
が、すぐにこちらを向いて、
『何もないじゃねーか! 驚かすなよ!』
と言った。
え…?
見えてない…?
『何言って…後ろにおじいさんが…』
……これは、本当にヤバいのではないか…?!
A君はそう思い、再び力一杯B君に向かって叫んだ。
『Bー!! お前ヤバいぞ! まじでヤバイ! とにかく走れ! 部屋にもどって来い!』
B君は意味がわからないと言った表情をしたが、A君のただならない様子を見て、すぐに走り出した。
すると突然、おじいさんが白眼をむいて
ダダダダダダダダダダダ!!
と、ものすごい速さでB君の事を追い掛け始めた!
確実におじいさんの走れる速度ではない…。
『Bーーー! 走れー! 早くー!!』
A君は必死に叫んだ。
B君も必死に走り、やっとのことで入口まで来て、走り抜けた。
その瞬間、おじいさんがボッ…と消えた。
B君はその後、すぐに無事部屋にもどってきた。
他の人もA君の声に驚いて窓際にかけより、すべてを見ていた。
そのため、皆恐怖でその晩は一睡もできなかった。
あれは一体なんだったのか…。
もしB君が逃げ切れていなかったら…。
B君はどうなっていたのか…。
B君はすぐにそのアパートを引越しした。
俺の通ってた中学校まで行く途中に、やたら高い壁(?)に囲まれた家があった。
友人とその家の前を通るたび、へんな家だよな、と話していた。
なにしろ門以外、すべてが高い石の壁に囲まれており、しかもそれより高い木々がはみ出していて、まるで森みたいになっていたんだから。
でも表札はあるし(すごい難しい漢字で、読めなかった)確実に誰かの家という事は分かってた。
でも、住んでるのがどんな人かというのは、中学三年まで知る術がなかった。
中学三年のある日。
クラブの朝練の為、早朝6時ぐらいに一人で学校に向かっていた。
そしたら、途中で事故の現場に遭遇したんだ。
あの石の壁の家に、トラックが派手に突っ込んでいた。
幸い運転手は無事だったみたいで、トラックから降りて携帯で何かを話していた。
で、あの城壁みたいな石の壁には、事故のせいで派手な穴が開いていたんだけど、歩くスピードを落として、ちょっと中を覗いてみた。
友人とその家の前を通るたび、へんな家だよな、と話していた。
なにしろ門以外、すべてが高い石の壁に囲まれており、しかもそれより高い木々がはみ出していて、まるで森みたいになっていたんだから。
でも表札はあるし(すごい難しい漢字で、読めなかった)確実に誰かの家という事は分かってた。
でも、住んでるのがどんな人かというのは、中学三年まで知る術がなかった。
中学三年のある日。
クラブの朝練の為、早朝6時ぐらいに一人で学校に向かっていた。
そしたら、途中で事故の現場に遭遇したんだ。
あの石の壁の家に、トラックが派手に突っ込んでいた。
幸い運転手は無事だったみたいで、トラックから降りて携帯で何かを話していた。
で、あの城壁みたいな石の壁には、事故のせいで派手な穴が開いていたんだけど、歩くスピードを落として、ちょっと中を覗いてみた。
中に居たのは、数え切れない程の大量の人間。男か女かもわからない。
みんな、カクカクした妙な動きで何かをしていた。
??…と中の状況が理解できないまま、でも足を止める訳にはいかず、そのまま学校へと向かったんだ。
その日の学校は4時間の日で、クラブも朝のみの日だったから、学校を出たのが12時ぐらいだった。
また、あの石の壁の家の前を通る…。
と、まだトラックが突っ込んだままだった。
えー、まだ片付けてないのかよー、などと思いながら近づいていくと、運転手が、トラックが開けた穴の向こうに向かって土下座してる。
何だろうと気になって、また歩くスピードを緩めて壁の奥を見たんだ。
…あれだけ居たはずの者達は、ただの一人もいなくなっていた。
代わりに、とてつもない大きさの人間?(上手く表現できない、申し訳ない)が一人だけ居た。
身長は4メートルはあったと思う…。
びっくりして、と言うよりかは呆気にとられて足が止まってしまった。
トラックの運転手はひたすら土下座してる。
そいつは、カクカクした妙な動き(朝に見たあの人間達の動き)をしながら、巨大な家の柱に半身を隠して、もう半身だけで運転手を睨んでいた。
目がやけに大きくて、ぎょろりとしていた。
訳がわからないまま、俺は何となく、一瞬だけ運転手の方に目をそらしたんだ。
そして、もう一度前を向いた時、その巨大な人間が、運転手じゃなく俺の方を睨んでいる事に気付いた。
柱をガリガリとかじりながら…。
途端、これ以上は見てはいけないと、慌ててその場から逃げたんだ。
その後、一日休みを挟んで、次の登校の時にはもう完全に石の壁は修理されていた。
俺がいくら考えた所で、あれが何だったのかは解らない。もう、大分遠くに引っ越してしまったしね。
でも、一連の出来事が不可解すぎた故に、今でも鮮明に思い出せるよ。
みんな、カクカクした妙な動きで何かをしていた。
??…と中の状況が理解できないまま、でも足を止める訳にはいかず、そのまま学校へと向かったんだ。
その日の学校は4時間の日で、クラブも朝のみの日だったから、学校を出たのが12時ぐらいだった。
また、あの石の壁の家の前を通る…。
と、まだトラックが突っ込んだままだった。
えー、まだ片付けてないのかよー、などと思いながら近づいていくと、運転手が、トラックが開けた穴の向こうに向かって土下座してる。
何だろうと気になって、また歩くスピードを緩めて壁の奥を見たんだ。
…あれだけ居たはずの者達は、ただの一人もいなくなっていた。
代わりに、とてつもない大きさの人間?(上手く表現できない、申し訳ない)が一人だけ居た。
身長は4メートルはあったと思う…。
びっくりして、と言うよりかは呆気にとられて足が止まってしまった。
トラックの運転手はひたすら土下座してる。
そいつは、カクカクした妙な動き(朝に見たあの人間達の動き)をしながら、巨大な家の柱に半身を隠して、もう半身だけで運転手を睨んでいた。
目がやけに大きくて、ぎょろりとしていた。
訳がわからないまま、俺は何となく、一瞬だけ運転手の方に目をそらしたんだ。
そして、もう一度前を向いた時、その巨大な人間が、運転手じゃなく俺の方を睨んでいる事に気付いた。
柱をガリガリとかじりながら…。
途端、これ以上は見てはいけないと、慌ててその場から逃げたんだ。
その後、一日休みを挟んで、次の登校の時にはもう完全に石の壁は修理されていた。
俺がいくら考えた所で、あれが何だったのかは解らない。もう、大分遠くに引っ越してしまったしね。
でも、一連の出来事が不可解すぎた故に、今でも鮮明に思い出せるよ。
5歳の時の私の体験です。
ある日の夜に、親の仲間の集まりか何かで結構山奥のペンション(1階建て)に行きました。
記憶では、ペンションから外を見ると真っ暗で何も見えなくて、街灯とか何もなく、ペンションの中の光がちょっと漏れてるぐらいでした。
ペンションの中では子供がたくさんいて、一緒に遊んだりしたのを覚えています。
親達はご飯を食べながら話をしていました。
そして私は遊び疲れて、窓の近くに座っていました。
そしてふいに外を見ると、30センチぐらいしかない小さな子がいたんです。
街灯とかないのに見えてたのは、その子自体がオレンジ(トンネルの中の光のような色)に光っていたんです。
5歳だったその時は怖いって思ってなかったと思うんですが、じーっとその子を見てました。
あんな子いたっけ? って感じで。
気付いたら、笑えてないような変な笑顔で私を見てました。
しかも、よく見ると両手両足がありませんでした。
なのに、一生懸命に体をくねくねさせてるのがわかりました。
でもやっぱり私も5歳で小さかったので、怖いとか思わなかったんでしょう。
記憶ではくねくねしたシーンで終わっていました。
そして中学生になった頃に、その忘れてた記憶が急に出てきたんです。
夢だったのかな? って不思議になったので母親に、
「私が5歳くらいの時に山奥のペンションみたいな所で集まりあった?」
って聞くと、
「あ〜、あったあった。よー覚えてたね」
って。
だから私は、
「そのペンション1階建て? 外真っ暗だった?」
って聞きました。
母親は、
「そうそう1階建てで外は本当に真っ暗だった」
と答えました。
だから、そこに行った記憶は事実だと確信しました。
そして最後に、
「じゃあ集まった子の中に両手両足ない子いた?」
と聞くと、
「そんな子いなかったよ」
って。
その記憶は高校生になった今でも忘れません。
オレンジに光って笑っていた顔が、目を閉じると出てきます。
ある日の夜に、親の仲間の集まりか何かで結構山奥のペンション(1階建て)に行きました。
記憶では、ペンションから外を見ると真っ暗で何も見えなくて、街灯とか何もなく、ペンションの中の光がちょっと漏れてるぐらいでした。
ペンションの中では子供がたくさんいて、一緒に遊んだりしたのを覚えています。
親達はご飯を食べながら話をしていました。
そして私は遊び疲れて、窓の近くに座っていました。
そしてふいに外を見ると、30センチぐらいしかない小さな子がいたんです。
街灯とかないのに見えてたのは、その子自体がオレンジ(トンネルの中の光のような色)に光っていたんです。
5歳だったその時は怖いって思ってなかったと思うんですが、じーっとその子を見てました。
あんな子いたっけ? って感じで。
気付いたら、笑えてないような変な笑顔で私を見てました。
しかも、よく見ると両手両足がありませんでした。
なのに、一生懸命に体をくねくねさせてるのがわかりました。
でもやっぱり私も5歳で小さかったので、怖いとか思わなかったんでしょう。
記憶ではくねくねしたシーンで終わっていました。
そして中学生になった頃に、その忘れてた記憶が急に出てきたんです。
夢だったのかな? って不思議になったので母親に、
「私が5歳くらいの時に山奥のペンションみたいな所で集まりあった?」
って聞くと、
「あ〜、あったあった。よー覚えてたね」
って。
だから私は、
「そのペンション1階建て? 外真っ暗だった?」
って聞きました。
母親は、
「そうそう1階建てで外は本当に真っ暗だった」
と答えました。
だから、そこに行った記憶は事実だと確信しました。
そして最後に、
「じゃあ集まった子の中に両手両足ない子いた?」
と聞くと、
「そんな子いなかったよ」
って。
その記憶は高校生になった今でも忘れません。
オレンジに光って笑っていた顔が、目を閉じると出てきます。
私の実家は東北地方の小さい村にあります。
家は田舎ならではというか結構大きく、敷地内には倉まであって、今思えばかなり裕福な家庭だったのかもしれません。
その倉なんですが、小学生の頃よく親に隠れて中で友達と遊んでたりしました。
ある日、2人で中の骨董品をいじっていた時に変な物を見つけてしまったのです。
大きさは大人のコブシぐらいで、黒い毛糸が絡まったボールのような物で、何であるかはよく分かりませんでした。
汚らしく、興味も無い私はソレを元の場所に戻そうとした時、友達の一人が何故か興味を示したみたいで、ソレを私から取り上げ、投げて遊びだしたのです。
その瞬間世界が暗転しました。
気がつけば、私は病院のベッドで寝ていました。
後日、親に状況を聞くと、どうやら友達2人と川遊びをしていて流されて溺れたみたいで、一緒に居た友達の一人は亡くなっていたみたいです。
その時は、さっき見ていたのは夢だと思っていました。
退院して、親に付き添われて亡くなった友達の家に行った時、仏壇を見て驚きました。
お供え物の横に一つだけ明らかに異様な物がありました。
それは夢で見たあの黒い毛糸の塊で、友達の両親いわく、亡くなった時にポケットに大事そうにしまっていたそうです。
私は急に怖くなって親の顔を見ると、何故か親の顔も険しくなっていました。
帰路につく途中、親が突然、私に問いただして来ます。
倉の中の物に触ってないか、とか色々と聞いてきました。
私は正直に夢で倉で遊んでいた事を話しました。
親は険しそうな顔をしていましたが、その場はそれ以上何も聞いてきませんでした。
それから20年近くたった最近になって、あれは何だったのかを聞いてみた所、昔、この地方は水害が酷く、それを治める為に人柱を使って増水を治めるという事をしていたみたいで、その時、犠牲になった人の毛髪を使ってお守りを作っていたらしいです。
それがあの毛糸塊だったそうです。
今思えば、あの夢も夢じゃなかったような気もします。
家は田舎ならではというか結構大きく、敷地内には倉まであって、今思えばかなり裕福な家庭だったのかもしれません。
その倉なんですが、小学生の頃よく親に隠れて中で友達と遊んでたりしました。
ある日、2人で中の骨董品をいじっていた時に変な物を見つけてしまったのです。
大きさは大人のコブシぐらいで、黒い毛糸が絡まったボールのような物で、何であるかはよく分かりませんでした。
汚らしく、興味も無い私はソレを元の場所に戻そうとした時、友達の一人が何故か興味を示したみたいで、ソレを私から取り上げ、投げて遊びだしたのです。
その瞬間世界が暗転しました。
気がつけば、私は病院のベッドで寝ていました。
後日、親に状況を聞くと、どうやら友達2人と川遊びをしていて流されて溺れたみたいで、一緒に居た友達の一人は亡くなっていたみたいです。
その時は、さっき見ていたのは夢だと思っていました。
退院して、親に付き添われて亡くなった友達の家に行った時、仏壇を見て驚きました。
お供え物の横に一つだけ明らかに異様な物がありました。
それは夢で見たあの黒い毛糸の塊で、友達の両親いわく、亡くなった時にポケットに大事そうにしまっていたそうです。
私は急に怖くなって親の顔を見ると、何故か親の顔も険しくなっていました。
帰路につく途中、親が突然、私に問いただして来ます。
倉の中の物に触ってないか、とか色々と聞いてきました。
私は正直に夢で倉で遊んでいた事を話しました。
親は険しそうな顔をしていましたが、その場はそれ以上何も聞いてきませんでした。
それから20年近くたった最近になって、あれは何だったのかを聞いてみた所、昔、この地方は水害が酷く、それを治める為に人柱を使って増水を治めるという事をしていたみたいで、その時、犠牲になった人の毛髪を使ってお守りを作っていたらしいです。
それがあの毛糸塊だったそうです。
今思えば、あの夢も夢じゃなかったような気もします。