1 なんJの王長谷川亮太や!2

八神太一

よろしくやで
18:無名さん
>>16
お前バカじゃねーの
晒した奴に説明義務があるだろ
2/6 18:04
[削除]
20:無名さん
>>16みたいな馬鹿は猛烈に腹がたつ
2/6 18:05
[削除]
32:無名さん
どうでもいい
流そうとしてんの?
2/6 18:15
[削除]
35:無名さん
二人ぐらいで連投してるのかと思うと寒いわー
2/6 18:16
[削除]
41:無名さん
別におこじゃないよ
ほんとにどうでもいい
賑わってきていいんじゃない?
2/6 18:17
[削除]
50:無名さん
腹がたつって書いたの私だよ
説明義務たんじゃないよ
2/6 18:21
[削除]
60:無名さん
説明義務たんじゃないって
2/6 18:26
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18:無名さん
>>16
お前バカじゃねーの
晒した奴に説明義務があるだろ
2/6 18:04
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20:無名さん
>>16みたいな馬鹿は猛烈に腹がたつ
2/6 18:05
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32:無名さん
どうでもいい
流そうとしてんの?
2/6 18:15
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35:無名さん
二人ぐらいで連投してるのかと思うと寒いわー
2/6 18:16
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41:無名さん
別におこじゃないよ
ほんとにどうでもいい
賑わってきていいんじゃない?
2/6 18:17
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50:無名さん
腹がたつって書いたの私だよ
説明義務たんじゃないよ
2/6 18:21
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60:無名さん
説明義務たんじゃないって
2/6 18:26
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<その@>

ウチの親父は良く霊を見ていました。

ある日の夕方、親父は土砂降りの中トラックで峠を通っていました。
峠の丁度頂上付近、左側の路肩に、赤いワンピースを着た髪の長い女を見たそうです。

近くに民家などは無く、大雨だというのに傘もささずに、ただ道路の方を向いて立ち尽くしています。

助手席側の窓は、滴る雨粒のせいで多少向こうが見えにくい状態でした。
親父はその窓を通して、すれ違いざまに女を見ました。

顔が半分崩れていたそうです…。


<そのA>

親父の怖い話…。
親父がトラックを運転中、狭いあぜ道を通っていた時の事…。

突如後方から、ものすごいスピードで赤いスポーツカー(Z)がついてきた。
ギリギリ2台並べるあぜ道で、そのZは親父のトラックの横にピッタリついて併走していた。

少しの間、並んで走っていると、Zの助手席の窓が15cmほど開いた。
するとその隙間から、異様に青白くか細い手がゆっくりと出てきた。

そして上から見下ろす親父に向かって、

おいで…おいで…


と手招きすると、その車はまた猛スピードで、夜の闇に消えて行ったそうな…。


親父、すげぇ(・д・)
<その@>

ウチの親父は良く霊を見ていました。

ある日の夕方、親父は土砂降りの中トラックで峠を通っていました。
峠の丁度頂上付近、左側の路肩に、赤いワンピースを着た髪の長い女を見たそうです。

近くに民家などは無く、大雨だというのに傘もささずに、ただ道路の方を向いて立ち尽くしています。

助手席側の窓は、滴る雨粒のせいで多少向こうが見えにくい状態でした。
親父はその窓を通して、すれ違いざまに女を見ました。

顔が半分崩れていたそうです…。


<そのA>

親父の怖い話…。
親父がトラックを運転中、狭いあぜ道を通っていた時の事…。

突如後方から、ものすごいスピードで赤いスポーツカー(Z)がついてきた。
ギリギリ2台並べるあぜ道で、そのZは親父のトラックの横にピッタリついて併走していた。

少しの間、並んで走っていると、Zの助手席の窓が15cmほど開いた。
するとその隙間から、異様に青白くか細い手がゆっくりと出てきた。

そして上から見下ろす親父に向かって、

おいで…おいで…


と手招きすると、その車はまた猛スピードで、夜の闇に消えて行ったそうな…。


親父、すげぇ(・д・)
親父が捜査に関わった事件にも加害者の精神状態・責任能力の問題で不起訴になったケースがいくつか存在します。

で。その中に一件だけ、「あ〜こりゃアッチ方面だな」ってのがあったと。

…きっかけはほんの誤解から。それが積もりに積もって、こじれにこじれたその挙句。
AがBを殺害したその上に、治まりが着かなくなっていたAはその妻子まで殺害。

一度に四人がBの手にかかったのだが実の処、仲裁に入っていたCなる人物が常日頃Bを気に入らず、丁度いい機会とばかりに却ってこじれる様に立ち回ったら予想以上の結果になってしまった―と。

取り調べ当初は普通に応じていたAが、日を追うごとに常軌を逸した言動が目につく様になって来た。

取り調べ中に目線が取り調べ担当者ではなく、突き抜けて更に後ろを見ていた。
間違いなく怯えの色が隠せず受け答えも上の空。拘置所でも一人でブツブツと。係官も他の拘留者も気味悪がり。

彼の隣に拘留されていた窃盗犯は係官に「独り言というより何人かを前に謝ったり言い訳している様に聞こえて気持悪い」とこぼしていた、と後から聞いたとか。

日々挙動が異常さを増し、弁護人はそれを根拠に法廷戦略を展開。
結果として不起訴、然るべき施設に入院。

担当医に言わせると、「良心の呵責から自分の中に殺害した家族を再現。彼らと会話する事で実在すると今も自らに言い聞かせ続けて居る」と言う。

…只、直後からオフレコで聞いた処に因るとAの入っていた房の向かいに拘留されていたある被疑者と当時の係官がそれぞれAの房に彼以外の人影を幾度か目撃しており、中には子供とおぼしき影もあった、と。

Cはと言えば虚偽の証言で人間関係を意図的に悪化させた訳だが、殺害までは予想外だったとの事で書類送検のみの処分。
自らが招き寄せた結果の割りには全く悪びれた様子も無く周囲は釈然としないままだったが。

定年少し前に―その頃の親父は空港とその周辺が所轄で責任者だった―聞いたのが、Cの息子夫婦と孫が逆恨みがきっかけで一家四人殺害、逃げ損ねたC本人も身よりの無いまま半身不随になった、という一件で…

やっぱり因果応報ってあるんだな…と当時を思い出しながら実感した、って語ってました。
こんばんは、2回目の投稿です。

ウチのオヤジは、バッチリ霊が見えるタイプなのです(最近は見えないらしい)。
息子の俺は霊感ゼロですが(・ω・)

で、うちは3人家族なんすよ、父・母・俺で。
今は新潟に住んでんすけど、俺が6歳くらいまでは北海道に住んでました。

オヤジは昔暴走族とかやってて、あんまり怖いもの知らずなんです。
けど、仕事でトラック運転してる時に幽霊を何度も目撃していて「怖いなんてもんじゃない」て言ってました。そんなオヤジの怖い話…。

夜中に、色んなトンネルを通っていたらしいのですが、中にはいわく付きのトンネルもあるんですね。
その日、親父は隣に助手を乗せて長い距離を走行中、そのトンネルに入ったそうです。助手は隣でぐっすり寝ていました。

トンネルの中ほどに差し掛かった頃、突然目の前に、おじいさんと小さな男の子が乗った自転車が現れたそうです。
もちろんブレーキは間に合わず、ドンっと轢いてしまったのです。

当たる直前、自転車に乗っていた2人は、親父の顔を怒りの眼で睨んでいたそうです。

人を跳ね飛ばした!

と思った親父は、すぐに外に出て後ろを確認しましたが、あたりにはなにも無かったし、誰も居なかったそうです…。

長くなったので、また続き書きます☆
まずことの発端はあるサイトからだった。

その日は雨が降っていたしかなりダルかったから学校サボって家でゴロゴロしてたんだ。

けどテレビつけても昼ドラとかニュースとかしかやってないからかなり暇だったんだよ。
だからパソコンでいろいろ見たり調べたりしてた(ほとんどAV(笑))。

んで怖い話でも見たいと思って俺がよく見ていた怖い話専用のサイトを開いた。
前の日も見てたから本当ならまだ何も変わってないはずなのだが、同じ話でも見とこうと思って。

でもなぜか昨日はなかった話が1つだけ載っていた。
今までそんなことがなかったからテンションが上がってその話を読んでいた。

けど内容が全然意味わかんなくて、狂ってる奴が載せた話なんだと思った。
内容ってかアアアアアア………ってずっと書いてあるだけなんだよね。

マジうぜぇとか思って、途中でサイト閉じてベッドに横になったときあることに気づいた。
管理人はなんでこんな話載せたんだろう…。

そんなミスすんのかなぁ? とか思って。
けどまぁいいだろとか思いながらそのことは忘れていた。

んで次の日学校行ったらそのサイト見てるツレもたまたま休んでてそのサイト見てたらしいんだ。

ツレは最後まで見てたらしくて、

『あの話途中から読める文章になってきて、呪うとかわけのわからんこと書いてあったぞ。なんか最後まで見なかったら呪うとかなんとか…暇な奴もいるんだな』

『ちがいねぇよ』

とかって2人で笑ってた。

そっからしばらくして変なことが起こるようになったんだ。
誰もいないのに声聞こえたり物が落ちたりとか…。

ツレが言ってたこと思いだして、気になったからサイト開いたらあの話はもうなくなってた。
んでそのツレに話の内容聞いたらそいつまったく覚えてないんだよ。

あの話があったって事実さえも…。

さすがに怖かったけど別にその現象が俺の生活に支障もたらしてるわけじゃないからほっといてるけど、やっぱ気分悪い。

サイト名は出せないけど誰かその話知ってる人いたらコメント下さい。
少女はいつも綺麗なフランス人形を大事に抱いていました。
なんでも事故で両親を亡くしたらしく両親の形見だそうです。

両親を亡くしたショックで言葉をしゃべれない少女は伯母の元に行くも伯母に酷い扱いをうけ、少女はある晩死んでしまいました。
やっと煩わしい小娘がいなくなったと伯母は高笑いしました。

しかし次の日から少女がいた部屋から異臭が漂ってきました。
伯母は仕方なくその部屋に行くと部屋には強烈な異臭が充満していました。

どこからだと部屋を見渡すと部屋の隅に人形が後ろ向きでポツンと置いてありました。
伯母は少女のものだとすぐにわかり腹が立っていたのでしょうその人形を蹴り上げました。

すると人形の首がボロリと転がりました。
その人形の顔を見て伯母は発狂しました。

人形の顔は腐って眼はいまにも飛び出さんばかり、
歯はむき出しになっていました。

伯母はその後おかしくなり自殺してしまいました。
綺麗なフランス人形を抱きかかえたまま………。
爺さんが死んだ時の話。

爺さんの部屋の整理を俺も手伝ったんだが、押し入れに古い木箱が入ってた。
開けてみると、どうやら戦争の時の思い出の品々が入ってるみたいだった。

俺はそれをこっそり自分の部屋に運んで調べたんだ。
何かお宝が、例えば刀とか軍服とかカッコイいものがあるかもと思って。
今思えばとんでもないバカなガキだった。

中には赤茶色のぼろ切れ、銃剣の剣、水筒や変な置物、手帳、ワケわからんガラクタ、何枚かの写真、そして…白っぽい何か。

「なんだこれ?」

白っぽい何かは布にくるまれてた。長いのが二本、細かい欠片が多数。

しばらくして気づいた。腕だ。
これは人間の、肩から先の骨だ。細かいのは指だろう。

しかし誰の? 爺さんは五体満足で帰って来た。
戦争の話は一度もしなかったが、親父が言うには結構な地獄を見てきたらしい。戦友の骨だろうか。

手帳を開いてみた。恐らくは日記帳だと思う。日付と共に戦場も移っていく。
良く読めなかったが知ってる地名がいくつかあった。多分南方だろう。軍オタが読めば面白いのかもしれない。

日記は唐突に終わっていた。
最後のページにはただ一行だけ、

『我、餓鬼道ニ堕チタリ』
某ビジネスホテルに勤めてるんだが、最近ちょっと怖い事があった。
別に幽霊を見たとかじゃないし、幽霊の噂も特に無いホテル。

数年前に飛び下り自殺があった部屋があって、そこは今は普通に客室として使われてるんだが、あ、もちろんそんな事は古めのホテルならどこでもある事で。
その部屋に前日の宿泊客の忘れ物を取りに行った。

ふと窓を見た時に、飛び下りた下の屋根部分(食堂の屋根がある)に凹みがある事を思い出して、好奇心か何かわからないけど、なんだか無性に見たくなった。
清掃中だったので窓は開いていて、そっと覗いて見たら、ベコッと凹んだ屋根が見えた。

あんな固い材質が凹むなんて、相当痛いだろうな〜なんて思った瞬間、なんだか自分にはあの凹みが直せる気がしてきた。
自分ならこの窓からピョーンと飛び下りて、軽く屋根に着地できるし、触っただけで屋根が直るに決まってる。

体の体重が突然感じられなくなって、今この窓をつかんでる手にちょっと力を入れれば、空中にフワリと浮かんで外に出れる気がした。
さぁ直さなきゃ直さなきゃ、ホテルマンとしてあの凹みは直さずにいられない。

直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ…

「清掃入っていいですか〜?」

突然後ろから話かけられてハッと我に返った。

指が白くなるくらいの力で窓の桟を握っていた。
霊感なんて全く無いし、そういうのを信じてる訳じゃないけど、あの部屋には二度と入りたくない。

今日も通常通り、その部屋にはお客様が入ります。
あるカラオケボックスでの話です。

高校1年だったKちゃんは、学校が午前中で終ったので放課後友人4人とカラオケへ行くことになりました。

「ねえ、どこのカラオケに行く?」
「○○に新しくカラオケができたらしいから、そこに行かない?」

そうしてKちゃんと友人は新しくできたカラオケへ行くことになりました。

カラオケに着いたKちゃん達はそれぞれ好きな曲を歌いました。

そして約2時間が経過した頃。
友人の中の1人であるAちゃんが話しだしました。

「あのさ、カラオケで絶対かけちゃいけない曲があるのしってる?」

しばらく休憩していたKちゃんや友人はみんなAちゃんの話に興味を示しました。

「何それ? どんな曲?」
「○○の空っていう曲らしいんだけど…それを2番の途中まで聞くと死んじゃうらしいよ」

そこにいた全員が一瞬静まり返った。

「あはは! そんなのただの噂でしょ! よし、あたしがかけたげる!」
「で、でもやめといたほうがいいんじゃ…」
「平気平気! ちょっと本とって!」

そして…

「あった! あれ、でもこの曲、歌手のとこ名前がないよ??」
「ねえ、やっぱやめとこうよ。噂だとしても恐いじゃん!」
「大丈夫だって!」

Kは友人の反対をおしきりその曲を入れました。
特に恐い曲や歌詞でもなく1番が終わり2番に入りかけたその時―。

画面が一瞬砂嵐のようになり、音が途切れました。
しばらくして画面は元に戻り、人が街を歩く映像に変わりました。

「なーんだ、やっぱ何もないじゃん!」

Kちゃんがそう言うと、隣に座っていたAちゃんが映像の異変に気付きました。
「? どうしたのAちゃん? 画面睨み付けて」
「…女の人」

「へ? 女の人?」
「うん…何だか、だんだん近づいてきてる…」

「またぁ、あたし達を恐がらそうとしてんでしょ!」
「違うよ! …本当に女の人が」

必死のAちゃんに疑問を抱きながら、友人とKちゃんは画面を見る。

「…や、やばいよこれ…」
「うそ…」

確かにAちゃんの言うことは本当でした。
画面の人並みの中にたたずむ女性、その女性が5人のほうへと近き、何かぼそぼそと呟いています。

「いや…」

Kちゃんや友人が恐怖で立ち上がろうとした瞬間

「…の…よぅな…空…」

Aちゃんが1人何かを言いだしました。

よく聞くと、Aちゃんは知らないはずのその曲を歌っていました。
しかもAちゃんは歌を歌うにつれ白目を向いて、体を痙攣させていました。

恐怖になったKちゃん達は、慌ててその部屋を出ました。


その後Aちゃんは事故に遭い重傷を負い、Kちゃんは高校のトイレで自殺をしてしまったそうです。

残りの友人がどうなったかは現在も不明だそうです。
これはある少年の話。

少年はいつも夜遊びをしていました。
親は何度言っても聞かない少年に呆れていました。

そんなある日また夜遊びをしていた少年は裏道から帰っていました。
あまり裏道を通らない少年。何故ならそこは昼でもやや薄暗い場所な上ある噂があったから。

その噂とは裏道を通る前に『口無しさん遊びましょ!』と言ったあと走るのです。
少年はふざけ半分で実行しました。

『口無しさん遊びましょ!』

すぐに走り始めた少年は驚愕しました!
なぜなら後ろからは走って来る人影が…

その顔は赤い目を見開き、人にあるはずの口が無いのです。

少年は泣き叫びながら裏道を走ります!

「助けて! 誰か助けて!」

そんな声も空しく響くのみ…。
ついに少年は捕まってしまいました。


次の日少年は変死体で見つかりました。
その顔はまるで口無しさんのように赤い目と口のあるはずの場所は皮膚のみでした。
以前『蛇の呪い』を投稿したものです。
掲載有り難うございます、では調子コイてもう一つ。

これは私の体験談。

私が勤める会社は江戸時代に建てられた古い建物があり(ちなみに文化財になってます)、そこに『あまり入らない方がいい』と言われる部屋があります。
何でもそこで侍が切腹したとかいう噂のある部屋なんですが、その部屋にあるものを取ってコイ! と上司に言われたもんで、渋々取りに行きました。

その部屋は窓がどこにも無く、電気も無いため(文化財なので付けたらダメらしい)日中でも真っ暗なんです。
なので、懐中電灯照らしながら、ビクビクして上司に言われた品物を捜し、速攻で終らせました。

その時は何事も無かったんでホッとして帰宅し、フツーに飯食べてフツーにゲームして、フツーにマスかいて寝たんです。

ところが夜中に目が覚めてしまいました。
私は二階で寝てるんですが、下で人の話声が聞こえるんです。

最初は下で寝ている両親かなぁと思ったんですが、よく聞くと男の人二人で話している声でした。
私は寝起きのボケた頭だったもんで、それに気付いても

『???誰???』

だったんですが、仕事で入った部屋の事を思い出し、

『!!!まさか!!!』

と思った瞬間カチーンと金縛り。

そしていつの間にか近くで『カチッ カチッ』っと音がします。

『??何??』

と目だけ動かして音のする方向を見ると、私の寝ているベッドのすぐ横にお坊さんが座っていました。

今考えると、部屋が真っ暗なのに何故お坊さんと解ったのか不思議ですが、その時は判りました。
そしてそのお坊さんが、数珠の玉を一個づつ指で弾いていたんです、『カチッカチッ』って音はその音だったんです。

『げ〜〜っ!』

と叫びたいんですが、声が出ません。

そしたら、誰かが階段を登ってくる音がしてきました。
家には両親と私と弟の四人で住んでますが、その誰の足音でもない全く聴き慣れない足音でした。

その人があの噂の切腹したお侍さんだと判断した私は、『あぁ〜 来はったんや』と意外に冷静だったんですが、人の家に何の用事か知らないが勝手に上がり混んで、寝てる邪魔してるこの二人にダンダン腹が立ってきて、

『出ていけコルァ〜』

と思いっきり叫ぶと、最後の『ルァ〜!』だけ声が出て、二人は消えちゃいました。

次の日に昔の事に詳しい上司にこの事を話すと、噂の切腹したお侍さんの話は本当の話で、何でも当時の殿様の後継人争いに巻き込まれたそうで、その人の知恵袋だったお坊さんもその時に首をはねられてるそうです。

何か無念の思いを伝えたかったのかなぁと少し可哀想に思いましたが、上司は『そら人の家に勝手に上がり混んだ奴らが悪い』と笑っていました。
俺の家の近くに、大きな霊園があるんだけどさ。
名前を聞けば多分判ると思うので、伏せさせていただきます。

俺が中学生の頃の事だから、相当前になるんだけど、当時は夜間でも車とか自由に出入りが出来たんだ。

だからって訳じゃないけど、結構車の中でイチャイチャしてるアベック(古いねぇ)がいたんだ。
俺達は一番興味がある事だからね、何人かで自転車で見に行ったんだ。

やけに月の明るい夜だったのを憶えてる。先頭のヤツが突然、あ〜木の下に人がいる〜、気持ち悪り〜と言った。
後のヤツらも本当だぁとか、男だぁとか言って通り過ぎた。

俺は二人乗りをしていたので、よく見た。
大きな男で、木の下に立っていて全然動かないんだ。

そのまま通り過ぎ、みんなと合流してアベック探しをした。
30分くらいチャリンコで探してみたが、見つからないので帰る事になった。

そしてさっきの男がいた所で、まださっきのヤツがいる〜、とまた先頭のヤツが言った。
30分くらい経っているのに、同じ木の下に立っていた。

真っ黒で顔なんかは判らない。
俺とチャリンコを運転しているT、もうひとりKと三人でゆっくり走りながらじっくり? 見た。

そのうちに、男が突然動き出した。俺達が通り過ぎた後をゆっくりと。
俺は歩いている足元をずっと見ていた、Kも同じく足元を見ていたと後で言っていた。

でもどんなに目を凝らして見ても、足が動いているようには見えない。
ただ黒い影がスーっと滑る様に、反対側の墓の方まで来ている。

俺達三人に、別に危害を加える訳でも無かった。
そのうちに俺達三人は霊園から出て、みんなのいるところに行った。

先に帰ったヤツらもあの黒い影はどうなった? と聞いて来た。
俺とKは足元を見ても動いていなかったよと、みんなに教えた。

だだ俺のチャリンコを運転していたTの言い方は違っていた。
黒い影が動き出した時に、俺の前を白い人みたいなのが横切って行ったよと。

俺とKの見たのは何? Tが見たのは何?
俺達はゾ〜っとした。この霊園の脇の道路は事故が多く、何人か亡くなっている。

霊園の西側には、以前火葬場があった。
丁度火葬場の釜があった所に家が建っている、しかしその家に住んでも誰かが病気になるか、亡くなるかで長続きしない曰く付きの家がある。
これは俺が小四の時本当に体験した話…。
季節は秋。

その日は朝から薄暗く雨がじとじと降っていて少し肌寒い感じだった。
俺は部活で少年野球をやっていて、終わったのが夕方? 時。日も傾きかけてた。

ちなみに残ってる生徒は少年野球のメンバーだけだった。
俺は薄汚れて汗ばんだユニホームを着たまま同じ部活の仲間のAと帰宅する事にした。

校門はグラウンドの反対側にあるのでとぼとぼ校門まで歩いてた。
途中で鳥小屋があるのだがそこに差し掛かった時何気なく鳥小屋を見た。

すると、中に俺らと同い年くらいのおかっぱ頭でいかにも昔の子みたいな女の子が鳥をいじめて遊んでいた。
肌の色が灰色っぽかったのは今でも覚えてる。

とにかく見覚えない女の子なのでおかしいと思ったが注意した。

俺、A「鳥いじめたらダメだよ!!」

そう言った瞬間、女の子は凄い勢いで俺達の前まで来て、「ここの学校の人?」「音楽室はどこ?」と聞いてきた。

俺が「あそこの二階だよ」と校舎を指差して答えると女の子は「ありがとう」と言って本当にもの凄い勢いで蜘蛛のように校舎の壁をよじ上り始めた!!

…俺とAは声にもならない恐怖で家まで一気に走った!!
…走ってる時も追ってきそうな気がして心臓破裂しそうな勢いで生きてる感覚なかった…。


あとから聞いたんだけど、かなりの昔、まだ木造だった時、女の子が誤って二階の音楽室から転落して亡くなったらしい…。
何か関係あるのか分からないけど今までで一番怖かった体験だった…。
俺の地元に首くくりの木と呼ばれている楠がある。
何もない坂の上にポツンとあって、やたらでかい。樹齢数百年はあると思う。

何で首くくりの木と呼ばれているかというと、その名の通り、やたらとその木で首を吊る人が多いから。
数人とかじゃない。じいちゃんに聞いたところ、分かってるだけで十人以上がその木で首を吊ってるらしい。

楠のある坂は中学の頃通学路になってたんだけど、気持悪いから遅くなる時は必ず友達と一緒に通ることにしてた。

ある日の夕方、太陽が山陰に隠れだして周囲が薄暗くなり始めた頃、友達と楠の前を通った。
暗いといってもまだ自転車のライトを点けるほどでもなく、それほど怖いとは感じなかった。

グダグダ話をしながら惰性で坂を下っていたところ、友達が何気なく後ろを振り返って叫んだ。
俺も自転車を止めて後ろを見てみると、楠に何かがぶら下がっているのが見えた。

沈みかけた太陽が正面にあり、逆光で影のようにしか見えなかったが、人間のようだった。
それも1人や2人ではない。枝いっぱいに鈴なりにぶら下がっていた。20人以上はいたと思う。

友達と一緒に必死で自転車を漕いで帰ったのは言うまでもない。
初めて投稿させて頂きます。

俺はS県S市で一人暮らしをしています。
つい最近に体験した話しを書きます。

自分は全く霊感がなく今まで体験した事はありませんでした。

ある日の深夜2時頃に風呂に入りました。
髪を洗ってる最中に何か物凄い視線を感じ手を止めて上下左右に見回しました。

すると上の換気口の中に顔の輪郭がなく丸い目玉だけが覗いてました。
見たと同時に金縛りにあいその目から視線をはずす事はできませんでした。

10秒ぐらい見ているとその目が白目に変わりその目がろうそくみたいに溶けだして自分の方に落ちてきたのです。
動く事も叫ぶ事もできないのでじっとこらえるしかありませんでした。

そして何秒かたち金縛りが解けなぜか気を失ってしまったのです。
そして誰かに起こされたかのように目が覚めると浴槽の中につかっていました。

ここである疑問が…自分はシャワーを出したまま髪を洗っていたのになぜ浴槽がお湯いっぱいだったのか、そして気を失っている自分を起こしたのは誰か、もう一つ寒気が走ったのが浴槽の底が『一緒に来い』という言葉を残し溶けていたんです。

話しはこれで終わりますがそのあと警察やら何やら大変でした。
話しは信じてもらえませんでしたがそこは退去しました。

『一緒に来い』という言葉はどういう意味だったんだろうか。
色々と考えると寒気が走ります。

長い文をお読み頂きありがとうございました。
俺はたぶん霊感があってこっちの世界の方ではないものをよく見ます。
ふつうは見るだけなんだけどたまにやっかいなことになる時もあったり…。

俺が高校の時にはもうすでにそういったものを見慣れていて、もし見えてもあまり怖いと思わなかったんです。
高校までに一度だけやばい体験をしてたけどそれからもずっと霊を見てたし時間もたってたから気にしてませんでした。

こっからが体験談。

俺は部活はしてなかったんだけど学校祭の用意で帰りが遅くなった日があった。
暗い夜道をチャリで帰っていた。

んで、家まで半分くらいまできたところで急に背中に悪寒を感じた。
なんか寒い? ってゆうかゾクッてして、チャリ止めて振り返ったけどなんにもなかった。

もともと人通りも少ない道に加え夜だったから気のせいだろうとか思い前を向いたら、うっすら遠くの方でなにかが近づいて来てるのが見えた。

暗いからはっきり見えない。でも人じゃない。小さいものがゆっくり動いてる。
猫? それにしては不自然な動きをしている。

その場を動けずいろいろ考えながら硬直していたら、そのなにかが街灯の下まで近づいていた。
それは這いつくばっている人だった…。

これはやばい。と思って逆を向きチャリをこごうとした瞬間足を掴まれた。
握り潰されそうなくらい強い力で。
足を見るとさっきの女が俺の足を握っている。
さすがにあれは絶叫した。

叫びながら足をバタつかせたが離れない。
泣きじゃくる俺に追い討ちをかけるように女がゆっくりと顔を上げてきた。目をあわせたらダメだと思ったがそらすことができない。

だんだん上がってくる顔。
足を握られてる痛みなんて忘れてただろう。

もうダメだ…。
そう思った瞬間、意識がなくなった。


『おい、大丈夫か!?』

と近所のおっさんが起こしてくれたのが学校を出てから2時間半後。夜の11時だった。

おっさんになにか見なかったかと聞くと

『いやっ、なんも見てないぞ。仕事の帰りにここ通ったら誰か倒れとんからなんや思て近づいたら、〇〇やったんや。なんかあったんか?』

『…うぅん、なんもない。こけて目さめたらおっちゃんの顔がドアップ。キレイな女がよかったわ(笑)』

『ふざけたことゆっとらんとはよ帰れよ』


ってしょーもないやりとりして帰って親にあったことをすべて話したけど信じてくれるわけもなくド叱られたのはゆうまでもない。

夢だったのか? とも思ったが足にはくっきりと手形が残っていた…。

手形は何日かしてとれたがあの真相はわからずじまいでした。
これが高2の時体験した怖い話。


なんか全然怖くなくてすいません。
でも体験した方はほんまに怖かったんです(泣)

この後もいろんな現象にあうんですけどそれはまたの機会に……。
男は焦っていた。
話は数時間前までさかのぼる。


男はその日引っ越しをしていた。
新しい部屋はとても三万とは思えないほどの間取りだった。

多少不動産屋の反応がおかしかったが気にしていない。なんせ男は霊なんか存在しないと言う奴だからだ。
「都会でこれだけ安いなら助かるぜ」と喜んでいた。

そして一通り荷物の整理が終わり男は夕食でも買いに行くかと外に出ようとした。
………が、「ドアが開かない! 何故だ! なんで開かないんだよ!」男は多少苛立つ様に叫んだ。

ドアでも壊れたのかと思い業者に携帯電話でかけようとするがなぜか圏外。
「最悪だよ」と、うなだれたがすぐに立ち直ると一階だからベランダから出ようとした。

しかしやはりベランダも開かない。
ようやく事態を飲み込んだのか。本気で焦り出した。

その時部屋のふすまがスーッと勝手に開いた。ますます焦る男。
早く出なければと後先考えずベランダの窓を割ろうと物をぶつけようとした時後ろに何かぶつかった。

男は思わず振り向いた。そこには顔が焼けただれた女がいた。
男驚く間もなく女に引きずられふすまの中へ………。


それから三日後その部屋で遺体が見つかった。あの男の焼死体だ。
そこには何故か身元不明の女の白骨死体が男を掴んでいた。

………まだその部屋は残っている。
こんばんは。
高校時代の友達に、Eという奴がいました。

Eの家は和風な作りで、玄関は引き戸、玄関から外は駐車場で、砂利が敷きつめてありました。

なので誰か家族が帰ってくると、車のタイヤで砂利をガリガリする音が聞こえます。
それからカギを開けて、引き戸を開けるカラカラという音が聞こえます。

彼は両親と姉の4人家族でした。

ある日の夜、仕事に疲れて帰ってきた彼は、2階の自室ですぐ寝てしまいました。

夜中に突然目が覚めると、誰かが玄関をカラカラと開ける音が聞こえてきました。

(姉ちゃん帰ってきたんだな…)

と思いましたが、砂利の音は聞こえなかったし、よくよく考えると玄関のカギを開ける音もしていませんでした。

そして良く耳を澄ましていると、その何者かは

ピチャ…ピチャ…ピチャ…

と濡れた足音で1階をさ迷っています。

怖くなった彼は、来るな来るなと思っていましたが、やがて階段をのぼって来ました。

ピチャ…ピチャ…ピチャ…

濡れた足音は彼の部屋の前まで来ると、ピタリと鳴り止みました。

しばらく布団を被っていましたが、待てど暮らせど何も起こらなかったので、安心して布団から顔を出した瞬間…
いきなり金縛りになり、彼の顔から10cmもないくらいの距離に、血だらけの苦しそうな女の顔がありました。

女の霊は、仰向けに寝ていた彼の首に両手をまわすと、すごい力で彼の首を締め付けました。
なんとかもがいていると、フッとその霊は消えていきました。


次の日の朝、歯を磨いていた彼は、首に赤黒いアザがついているのに気がつきました。
友人の知人が体験した話なのですが、私個人としては怖いと思ったので投稿しました。

以下、友人から聞いた話です。

仮にその知人をAとします。
Aは大学生になり、アパートで一人暮しをしていました。

ある夜、暇だったのでビデオ屋に行ったそうです。

安いのを探していると、タイトルも何も書かれていないビデオがありました。
Aは、「もしかしてよくあるパターンかな?」と面白半分にそれを借りたそうです。

さっそくAはそのビデオを見ることに。時刻は既に深夜2時を回っていました。
そして雰囲気を出すため、部屋を真っ暗にしたそうです。

最初は三分ほど砂嵐。
次に画面が変わり、地下鉄らしきガランとした車内風景が。

ただ一人映っているのは向かいの席に座る老人のみ。
老人に髪は無く、目は虚だったそうです。

Aは、気味悪ぃ…と思いながらも、車内のその老人を見ていたそうです。

するとその老人に変化が。
口を少しずつ開けているのです。ゆっくり 、ゆっくりと。

見ているAも最初はなんともなかったらしいのですが…老人が虚ろだった目をカッと見開き、顔の半分の大きさぐらいまで口を開けたとき、Aはなんとも言えない恐怖を覚えたそうです。
老人と初めて目が合ったのです。

そして次の瞬間、また砂嵐。
Aはなぜかホッとし、テープを取り出そうと手を伸ばした瞬間、背後に気配を感じました。

ばっと振り返ると、ビデオの中の老人が。
しかもさっきと全く同じ、口を顔の半分以上開け、カッと目を見開いた状態で。


Aは気絶し、気付いたときにはもう朝だったそうです。
老人の姿は消えていました。

友人いわく、その知人Aには霊感はないそうです。

長文駄文、失礼しました。
これは私が小さいときに、従兄弟から聞いた話です。

当時付き合っていた彼女の家に行く道に大きく広い墓地があり、近道なのでほぼ毎日そこを通っていたそうです。

その日も夜、彼女に会いに墓地の間を車で通っていました。
なんだかとても寒気を感じて、「ヤバイな」と、思ったそうです。

車の中の空気が一瞬変わったと思ったら、窓も開いていないはずなのにハンドル近くに挟んであった地図が、いきなりパタパタと強風が当たるかのように動き出しました。

「まずい!」

と思い、再び前を見て運転していると遠くに緑色の光を放つものが見えたそうです。
そして、それが物凄い勢いで近付いて来ているのがわかりました。

見てはいけないと思いつつも目が離せず、見てしまったそうです。

それは、上半身のない下半身でした。
それも飛脚のような感じで、裸足にふんどし姿で緑色のオーラを放ち、物凄い勢いで走って来たそうです。

それが横を通過した瞬間、アゴと首に激痛が走りハンドルの操作を失い、墓地を囲っているコンクリートの塀に激突したそうです。

事故のケガは、幸いにも首の鞭打ち程度で済んだそうです。
もちろん、病院では“事故での衝撃”と診断されたそうですが…。

一体、従兄弟が見たあれはなんだったのでしょうか?
あるところにとても怖い話を作って投稿する高校生がいました。

その高校生の作った怖い話はサイト内で大反響を及ぼし、人気が高かったそうです。

そんなある時、いつものようにサイトに入り、スレを見ていると、もっと作ってくださいという人のスレがありました。
嬉しくなった男は、怖い話を作って投稿しました。

するとまた、もっと作ってというスレが書かれてあったので、少し待ってくださいと書いておいた。

その数日後、学年末試験で怖い話を作るどころじゃなかった。
久々にパソコンを開いてみると、メールが何十通もきていた。

なんだあ? 迷惑メールか?
何だろうと思い、メール内容を見ていると、誰からも知らないアドレスで内容はもっと作ってと書かれてあった。

ああ、そういや忘れてたなあ。
と思いつつ、他のメールを見ると、ぎょっとした。

その他の何十通のメールが同じ内容でもっと作ってと書かれていたのだ。
恐怖心を抱いた男はサイトを退会し、今度は携帯サイトのほうで投稿した。

1ヶ月後、休みの日に男は携帯を開くと唖然とした。
あの時と同じ、もっと作って、という内容でそのメールが100通以上きていたのだ。

恐ろしくなった男は携帯サイトを退会し、携帯の電源を切った。
その瞬間、家から電話が鳴った。

男はためらいがちに電話をとると、男のような女のような声が聞こえた。

もっと作って


男はすぐに電話のコードを抜いた。
その瞬間、今度はインターフォンが鳴った。

男は、思い切ってドアを開ける。
だが、誰もいない。

その時、後ろから肩を叩かれた。


モットツクッテ
俺、二か月前まで病院で働いてたんだけどそこはホントにやばかった。
業務内容とかも法律違反しまくりでやばかったし幽霊も見たけど、そんなこと関係ないくらいヤバイことがたくさんあった。


俺の担当の病棟にシズって祖母ちゃんが入院してて、その祖母ちゃんが半身不随でほぼ寝たきりなんだけど。
嫁さんの多香子さんて人は毎日毎日見舞い来てた。

シズさんは痴呆も進んでて、嫁さんが誰かすらわかんない状態だった。
それでも多香子さんは毎日来てて、俺たち職員も良い嫁さんだなーって思ってた。美人だったし余計に。

でもあるとき、シズさんの部屋(個室)に体温計忘れてきたのに気付いて部屋に行ったとき、俺は見ちゃいけないものを見た。

「はーい、あーんして? あーんは?」

多香子さんがシズさんに何か食べさせていた。
邪魔しないように、あとから出直そうと思ったけど、多香子さんが持ってるものを見て動けなくなった。

多香子さんがシズさんに食べさせてたのは、どう見ても使用済みのスポンジを細く切ったものだった。
いくらボケてるとはいえ、シズさんは口を開けない。

そしたら多香子さんは

「おーいクソババア? 口開けろよ?」

と言って、割り箸をシズさんの口にねじ込んで無理矢理開けさせて、スポンジを押し込んでいた。

それ以上は見てられなかった。

俺は走って婦長に知らせに行ったが、「わたしたちは何も知らないのよ」と言われた。
要するに他言無用、忘れろってことだ。婦長たちも前から、多香子さんによる虐待に気付いてたんだ。

俺はそれがすごく怖かった。
美人で優しい出来た嫁さんだった多香子さんの、あのすごく楽しそうな歪んだ表情より怖かった。


でも、この話には続きがある。

それから半月もしないうちに、シズさんが亡くなったんだ。
死因は誤嚥性肺炎だった。

誤嚥性肺炎てのは、食物あるいは食物以外のものを誤って飲み込んで起きる病だ。
俺は多香子さんのせいに思えてならなかった。
しかし、シズさんの引取に多香子さんはいなかった。
なんでだろう、と思っているとシズさんの息子さんが話し掛けてきた。

「先日、妻も亡くなったばかりなんです」と。
息子さんも理由は言わなかったが、俺はなんとなくシズさんの復讐のような気がしていた。

それに、亡くなってからわかったんだけど、シズさん、ボケてなかったんだ。
全部演技だったんだ。

遺品から出て来たシズさんの日記に、多香子さんから受けた虐待が全部細く書いてあった。
唯一動く右手で必死に書いてたみたいだ。

そして、最後のページを見た時、俺は本当に怖かった。

「多香子死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね多香子死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね多香子多香子多香子多香子死ね死ね死ね死ね死ね死ね」

ひたすらそう書いてあった。文字は震えることなく力強く書かれていた。


人間の執念に心底恐怖した。
そして、人を呪わば穴二つ、って本当なんだと思った。

霊的な怖い話じゃなくてスマン。
でも本当に洒落にならない怖い体験だった。
この話しは5年くらい前にあった話しなんだ。

季節はだいたい春先くらいかなぁ。
仕事で北陸方面に向けて走っていたんだ。

場所がわかる人も居るかもしれないが時々、日本海が見えるバイパスで気持ちよく走っていた。
そこは短いトンネルがちらほらあってアップダウンとくねくねした峠道、潰れた食堂や旅館があるんだ。

前後に走る車も居なくて対向車もほとんどなくて段々眠くなってきた。
短いトンネルを抜けてすぐ右カーブする手前にトラック一台停めれるスペースで仮眠をとる事にしたんだが、ゆっくり停車してタバコをふかしてた。

ドンドン…

と助手席の窓を叩く音がして「えっ」って思って窓もミラーも見ても何もない。

トラックを降りて見に行ったらガードレールすれすれで停まってるし車の下も見たけど何もない。
気のせいかと思ってまたタバコをふかしてた。

後ろの仮眠用ベッドに移って寝ようとした時ふと視線を感じて助手席の窓を見たら、10〜14歳くらいの女の子が左半面の顔を出しながら窓を叩く寸前で視線がバッチリ合った瞬間、下に消えたんだ。

この時点ですでにガクブル! ミラーも丸ミラーも確認したけど何もない!
この場所に停まるなって事かと思って眠気も吹き飛んですぐ移動したよ。

この後に何かあったって事はなかったけど…運転手してたら色々怖い話しは持ってるんだ。

また違う話しをしようと思う。
誤字、脱字失礼しました。
これは私が体験した話です。

その日は学校で学園祭がある日でした。
私は最高学年で朝早くから準備があったので、一人で早めに学校に行くことにしました。

学校に行くと門の前に見たことのない女の子が恨めしそうに学校を見ていたんです。
そのときは別に気にしていなかったんですが、学園祭が始まってからその女の子をよく見かけるようになったんです。

学園祭では何もなかったんですがその日の放課後、忘れ物をしたので学校に取りに行くことにしました。
私は恐がりだったので友達についてきてもらったんです。

教室についたとき何かの視線を感じたんです。視線の方を見たらあの女の子がいたんです。
その女の子はこっちを見て何かをぼそぼそ言っているんです。

私はそれから学校を出るまでの記憶がないんですが、友達が言うには何か声が聞こえてきて私が勝手に動き出したそうです。
不思議に思って見ていると急に窓を開けて飛び降りようとしたらしいです。

友達は私の名前を呼んだんですが反応しなかったらしくって声がした方を見て何かを投げたらしいです(覚えてなくてごめんなさい)。
そしたらギャアァァァァァと聞こえた後、私は気を失ってしまったそうです。

友達を誘ってなかったら死んでたと思うと今でも怖いです。
先日たまたま学校の近くの保育園を通った時の話。

その日は帰りが遅くなり9時くらいに保育園の前を通りました。
中には何人かの子供が遊んでいました。

近くには墓地があり不気味に思いましたが、その時は早く帰りたかったからあまり気にしませんでした。
でも保育園が遠くなっても子供達の声が聞こえてきます。

振り返ると、そこには荷台にしがみつく子供達がいました。

「あははははははははははははははははははは!」

そう笑うと自転車によじ登ってきました。

そこで自転車が倒れて、僕が痛みで呻いていると首にものすごく冷たい掌が触れた。

「あ〜あ、このまま死ぬのかなぁ〜」

みたいなことを考えていると頭の中に好きな女子の顔が浮かんできて、

「死ぬなら告ったあとだ!」

と全力で走り出しました。

無事に家に着いたら、焼けて体が焦げていた子供達がこっちを見てそのまま消えていきました。
自転車は見つかりましたが、ほとんど炭の状態になっていました。

父が言うには昔この保育園の場所には空襲で焼け死んだ人達が多くいたそうです。
きっと子供達は寂しかったんだと思います。
あれは夏のお盆入りのことでした。
先輩3人と自分で4人での部活帰りでした。その時は夜遅く10時頃でした。

1人の先輩と話ながら帰ってると赤い服装で帽子を深くかぶったおばさんが自分と先輩の間に入ってきて、自分の耳元で「危ない死ぬよ」ってズゴイ声で言って車が来てるのに道路を渡りました。
普通なら轢かれてるのに消えていてその人はいませんでした。思えばそのおばさんは足がありませんでした。

その夜から2晩金縛りにあい声を聞いた3人の1人の先輩も金縛りにあったそうです。
それに誰か後ろから見てるような気がするしあげくに先輩と自分が同じ日に左足に重度のケガなどとんでもないことが起きました。

お祓いに行くとどうやら足が欲しく2人に付きまとってるらしくお祓いの場所では扉が勝手に開いたりしてとんでもない抵抗でした。
お祓いをした後はまったくなんでもないけど霊が見えるようになってしまいました。

今でも鮮明にあの声が耳に残ってます。
とんでもない夏休みでした。
これは私が中学の時の話です。

私が通っていた中学の近くに霊が出ると有名な廃病院がありました。

昔、廃病院の取り壊しが行われたそうなんですが、取り壊しが行われそうになると何時も事故や原因不明の病にかかって結局取り壊しは行われなかったそうです。
私の家はその廃病院の前を通らなければならなかったので毎日気持ち悪いなぁと思いながら帰っていました。

そんなある日、友達が「おいA(私の名前)あの窓見ろ!!」と言い私は見たのですが何も見えませんでした。

すると友達が「あそこに手を振ってる奴がいる」と言いました。
でも私には全く見えなかったので「気のせいやはよ帰ろうや」と言ってその場から離れました。

その帰り道信号待ちをしていると、歩道に車が突っ込み友達を轢きました。
横にいた私は何故か無事でした。すぐに病院に運ばれましたが、その友達は亡くなりました。

それから数日して私の中学で病気やら交通事故で亡くなる生徒が増えその全員に共通しているのが、皆あの病院の窓にこちらに向かって手を振ってる人を見たということでした。
しかし、それを見たのは亡くなった人だけなので、正体は分かりませんが、もしかしたら、もうすぐ死ぬ人にバイバイをしているのではないのかと思います。

私は今も廃病院の前を通って家に帰っています。
いつか、私も見てしまうのかと思うとぞっとします。

以上が私の体験した話です。
皆さんも廃病院の窓に手を振ってる人を見たら気をつけて下さい。
18才の頃、免許を取り立てで友達とドライブに行った。
四人で行ったのだが一人は先輩だった。

やはり、行き先は心霊スポット。向かっている車内でもすでに怪談が始まっている。
小一時間走ると目的地に到着。皆、あーでもないこーでもないと雰囲気を盛り上げる。

結局何もないままその場を後にするが、運転は先輩にお願いする事にした。
帰り道、再び怪談話しをしていると突如先輩がこう言った。

『皆、怖がらずに聞いてくれ』

当然、怪談の続きかと思った。
がそうではないらしい。先輩は小さな声でこう言った。

『死ぬかもしれない』

なんの事か分からないまま問いつめると、先輩は無言で急ブレーキをかけた。

皆、驚きながら先輩を見るとガタガタと震えながら何かつぶやいている。
怖くなった俺たちは皆で車外に飛び出した。

しばらくしてから、先輩の様子が気になり車に戻ると、そこに先輩の姿はなく荷物も何もなかった。
すると、友人の携帯が鳴る。

相手は先輩だった。どうゆう事なのか聞こうとし電話に出る。
がガサガサと音だけ聞こえすぐに切れてしまった。

その後こちらからかけても全く繋がらない。
訳も分からないまま先輩を待ったが一向に帰ってこない。

二時間…三時間…時間だけが過ぎ、さすがに警察に連絡した。
捜査は朝までかかったが何の手がかりもつかめないまま皆は解散した。

俺は、先輩がどうなったのか…行方が分からないまま今でもたまに思い出す。
15年前の話だ。
オレのばあちゃんは霊感が物凄い。

幼い頃から数えきれないほど霊体験をしてきたせいで、今じゃ浄霊なんかもできるとか。
もはやばあちゃんにとって霊は恐怖の対象ではないらしい。

そんなばあちゃんが、7年前じいちゃんの葬式の時に語ってくれた話。


オレの父方の実家は鹿児島県のとある小さな島で、ばあちゃんはそこで生まれ、そこで育った。
はじめてばあちゃんが「ソレ」を見たのは子供の時。

海のすぐ近くに住んでいたばあちゃんはある日ただ何となく海を家の窓から見つめていた。
すると、遥か先の海の上に何かがいるのに気が付いた。

最初は船かと思ったがしばらく見ていても動かない。
よく目を凝らして見るとそれは真っ黒な人影のようなものだった。

もちろんそんな沖の方に人が立てるような場所はないし、何より家からでも確認できるということは、その人影は船並の大きさということになる。
この世のモノではない、とばあちゃんもすぐにわかったが、いつも見ている幽霊なんかとは雰囲気が全く違った。
何というか、凄まじく禍々しいものを感じたって。ずっと見ていると震えが止まらなくなって、吐き気を催したんだって。

それ以上見ていられず思わず目をそらして、もう一度海を見ると、もうそれは消えていたらしい。

それから数日後、ばあちゃんのじいちゃん(オレのひぃひぃじいちゃん)が亡くなった。
死因はよくわからなかったが、ばあちゃんはあの海の上に立っていたモノが原因だと何故か直感した。

次にその黒い影を見たのが、ばあちゃんが18歳の時。
それから数日してばあちゃんの父が亡くなった。

その次が24歳の時。
ばあちゃんの従姉妹が亡くなった。

今に至るまで、身近な人が亡くなる時は、必ずその黒い人影が海に現れるらしい。

オレのじいちゃんは白血病で亡くなった。
その数日前、ばあちゃんが砂浜を散歩している時に、やはり黒い人影が海に現れたらしい。


「だからね」

ばあちゃんはじいちゃんの遺影を見ながら言った。

「じいちゃんが死ぬってことも何となく分かってたんよ。もうこの歳になると何が怖いって身近な人の死ほど怖いものはないねぇ。結局アレが何なのかわからんけど、近しい人が死ぬって分かってて何もできんてのは、本当に、物凄く怖いことなんよ」

ばあちゃんは続けた。

「アレ、はじめて見た時は遠くにおったのに、今じゃすごく近くにいるんよ。人が死ぬたびにどんどん近づいてきよる。こないだ浜で見た時は本当に近かった。近づけば触れられそうなくらい、近かった」

「アレが目の前に来た時が…私が死ぬ時なんかねぇ…」

そう言ってばあちゃんは、とても寂しそうに笑ってた。
俺たちは缶蹴りをやっていた。

友達3人と一緒に缶蹴りをしていると1人、子供が来て、ねえ僕も入れてよ、僕が鬼でいいからさあと言い、俺たちは仕方なく入れてやる事にした。

その子供はまず1人目を見つけ、缶を踏んだ。
その瞬間、見つかった友人が消えてしまったのだ。

さあ〜て、次はどこかなあ〜?

子供は薄気味悪い声を出して、2人目の友人を見つけ、物凄い速さで缶を踏みに行った。
その瞬間、また見つかった友人が消えてしまった。

さあ〜て、あと2人だけだあ〜

だんだん子供の声が図太くなってきている。その時、横で隠れていた友人が走り出した。
だが、必死の抵抗も虚しく、缶を踏まれ……最後の友人も消えてしまった。

あと1人…あと1人…

もはや子供の声ではない、酷くドスの訊いた声でぼそぼそ呟きながら歩いている。

その時、チャンスが来た。子供は自分とは真後ろの方向で、向こうへ向かっている!!!
俺は、全力で走った!

ちらりと子供を見ると、首が真後ろに回転して後ろ向きのまま、子供は笑い顔で物凄いスピードでこちらに向かってくる!!!

このままじゃ…ヤバい!!!
俺は何かに突き動かされるような感覚だった。俺はそのまま全力疾走した!

俺と子供は缶とは、同じ距離だったが紙一重で俺の方が速い!
俺はわずかの差で、缶を蹴り上た!!!

ヤメロォー!!!!!

最早、子供ではない恐ろしい形相で俺の顔がつくかつかないかの距離でそいつは叫んだ。
俺はその場で気絶した。


気がつくと夕方だった。友達3人が心配そうな顔で覗き込んでいる。子供の姿はいない。
友達は缶蹴りの事を覚えていないらしい。

だが、俺は覚えている。
あのまま缶を踏まれていたら、俺たちはこの世にはいなかったかもしれない……。
つい昨日わかったことなんですが。
どうやら我が家には生霊が来ている、らしいです。

あまりにも気持ち悪いことが続き、知り合いの尼さんのところに行った母が教えてくれました。
気持ちの悪いこと―。それは立て続けでした。

思えば私が勤務する学校のトイレで見たものから始まっていた気がします。
個室に入って何となしにドアの下を見ると、影が…。足音もなく、ただ影のみがありました。

しかもどう見ても生きている人の影じゃない…だって足音もしなかったし、はっきりした形が無いんですから。
気持ち悪かったんですが誰にも話せず、単なる疲れから来てるもんだと自分を言い包めました。

ところがよく考えてみると、しばらく前から誰もいない私の部屋で畳を素足で歩くような音がしていたり、夜中に階段をすごい音を立てて駆け上がってくる足音が聞こえてたりしていました。

とどめは台所からの呻き声。
口にガムテープを貼って声を出した感じ、といえば想像できるでしょうか。

『むうぅう………うぅうぐぅ…うぐぅ…ぐうぅ…』

と4回。母親と私、二人で同時に聞いたものでした。

それがつい三日前。その前に父親がダウンしました。

話によればこれらすべては今回の生霊によるものらしいです。

とりあえずのお祓いして処置はされてきたものの、またいつどのようになるかわかりません。
そして生霊として出てきた人物も名前を言われなかっただけで何となくわかったようです。

正直生きてる人のほうがよっぽど怖い。身に染みました。
霊感0の俺の友達(Mとする)の体験なんだけど、Mの家族でY県のある山に日帰りで低山登山に行ったんだ。

Mは自然の空気を満喫してハイテンション、んで山道を歩いていると樫の木があって下に色褪せたロープが無造作に落ちていた。
Mは嬉しそうにロープを持って遊んでいたんだ(ムチみたいに遊んでいた)。んで山の吊り橋で家族で記念撮影。

その時は何にも無かったんだけど帰ってきてからメシ、風呂、ゲームといつものパターンでまったりしたんだけど疲れからMは早めに寝た。
んでしばらくしてから部屋の空気が生温くなりMが不思議に思っていると金縛りになった。

M「うわぁ〜、金縛りだ」

まだ余裕があったんだけど、その余裕は恐怖へと変わった。

真っ暗の天井から首吊り用のロープがいつのまにか吊されている、そして何処からか紫のワンピースを着た中年の女性が宙に浮いて現れて金縛りで動けないMの前でロープに首を掛けてストン!

Mは涙目で少し失禁、すると女性の首がにゅ〜と伸びて女性の首から上はワッカになったロープにあるのだが首が異常に長く体は床に付いた。
Mはそのまま気絶した。

次の日に家族も真っ青になった、吊り橋で撮った写真だが右上に逆さまだがMの部屋に現れた首吊りの中年女性の霊が写っていた、無論首が長く…
Mの家族はその日にお祓いに行って事なきを得た。

たぶんMが見つけたロープってあの中年女性が首を吊ったロープなんだろうな…俺とMはそう思った。
今日はまた随分と遅くなってしまった。

日課となっている散歩に出掛けたとき、すでに時刻は深夜の二時をまわっていた。
太陽の光を浴びながらの散歩というのは最高に気持ちがいいものだが、それが今日は残業のせいで台無しだ。

…まあいい。明日は休みだ。それに、夜の散歩というのも悪くはない。

歩きだしてどれくらいの時間が経っただろうか。
昼間と比べると嘘のような静けさの中を、一人黙々と歩いて行く。

グシャリ。

「ん?」

暗い路地に差しかかったとき、何かを踏み潰したような感触があった。
何とも形容しがたい、奇妙で、不気味な感覚。

「何だ? 犬の糞でも踏んだか?」

それにしては小さかったような気がする。決して大きくは無かった。
例えばそう、ピンポン玉くらいか? …とはいっても、確認する術がない。
この辺りは街灯が全くと言っていいほど無く、見通しが悪い。生憎、灯りになるような物も持ち合わせていなかった。
しかし…、何か嫌な予感がするのは気のせいか。得体の知れぬ恐怖感が不安を掻き立てる。

…よし、今日はこれで引き上げよう。

何を踏んだかは、家に帰ってから靴を確認すれば分かることだし、もう夜も深い。
元来た道を帰ろうと振り返り、歩みを進める。

しばらく歩くと、先ほどの路地の辺りの電柱の影に隠れるようにして、誰かがしゃがみこんでいる。
あたりは視界が悪く、判別がしづらいが髪の長さからして女の子のようだ。歳の頃は…小学生くらいか?

いや、それよりこんな遅くに何をしているのか。
いくらなんでも、こんな時間帯に一人で居るなんておかしい。それにこんな少女が。

早く帰宅したいという思いもあったが、何せ小さな女の子だ。事情を聞かない訳にはいかないだろう。
少女に近づき、目線を合わせるようにしゃがみこみ、話しかける。

顔は暗がりのせいでほとんど分からない。

「こんな時間に何やってるの? お父さんかお母さんは?」

「ボールでね、あそんでたの」

何故こんな時間に? 少女は続ける。

「だけどね、ちいさかったからね、ついさっきなくしちゃった」

「ボール遊びをしていたの? でももう遅いから、帰らないと。家は何処?」

「くらくってね、よくみえないからね、みつからないの」

少女の話によると、ボール遊びをしていたようだが、私にとってそんなことはどうでもよくなっていた。

先ほどから妙な不安感。
この少女はなにかおかしい。それに踏んだ何かも気にかかる。

もう置き去りにして帰ってしまおうか。
早く家に帰って、一息つきたい。この不安感を拭い去ってしまいたい。

そう考えていると、ふと、遠くのほうから車の音がした。
どうやらこちらに向かって来ているようだ。

…こんな時間に車が通るなんて珍しいな。

車は私と少女のほうに近づきながら、目の前を通り過ぎていく。
車のライトに照らされ、浮かびあがる少女の顔。


少女には片目が無かった。
前に「謎のDVD」でお世話になりました。
今回は別の先輩から聞いた話です。

先輩の地元は日本一有名な某樹海があるところで、これは先輩のお父さんが体験した話です。

先輩のお父さんとお祖母さんは少し遠出をして帰り道に樹海に近い山道を車で走っていたそうです。
しばらく走っているとお祖母さんが

「まだだ……」

とつぶやきました。
最初は気にしないでスルーしたそうですが、時折

「まだだ…」

と言うので、お父さんは何がまだなのか聞いてみました。
するとバックミラーを見ながら

「まだついてくる」

と言ったので見ると、

上半身だけの老婆がスゴいスピードで後ろからついてきていたそうです。
樹海から離れると消えたらしいですがそれまでずっとついてきたみたいです。

これは宅飲みをしていたときに聞いた話ですが、この話が終わった時別の先輩が

「それ俺の友達も同じ体験した。ずっとついてくるんだろ?」

その先輩の友達も同じ場所を通ったとき老婆がついてきたそうです。

やっぱり樹海には発見されてない死体が数多くあるためか、その付近ではいろいろ起こるっぽいですね。
初めての投稿になります。
僕が某自動車メーカーの下請会社に勤めていた時の話です。

ある日メーカーから設備のメンテナンス依頼を受けました。

話を聞くと異常は見当たらないのに警告灯が付く、時折設備内部から異音が聞こえるといったものでした。
場所はエンジン製造工場の中にある排風機(屋内の空気を外部に吸い出す機械)でした。

くまなく探してみましたが異常は見当たりませんでした。しかしこのまま帰る訳にもいかないので夜通しで監視することにしました。
日曜日でしたので夜勤はなく、僕以外に数人の方がいるだけで自動車工場とはいえ非常に不気味だったのを覚えています。

何の異常もなく時間は過ぎていきましたが、深夜2:40分を回った頃でした。問題の設備の警告灯が付いたのです。
時間が時間なだけに本当に怖かったのでメーカーの方に立ち会っていただき現場に向かいました。

するとダクトの内部から「ゴトン、ズッズッ」と音がしました。
動物が入り込んでいるかもしれないということでダクト内に入る事になりました。

中に入ると無数の手形が所々に付いていました。
清掃の時に付いたものだろうと思い周辺を調べ何もないのを確認し外に出ました。

メーカーの方に報告し帰ろうとした時、「肩どうしたの?」と聞かれ肩を見ると中で見たのと同じような手形がベッタリ付いていました。
そこから先の事は覚えていません。

後の話ですが、その排風器は老朽化の為取り壊され、その時に中から白骨化した遺体が見つかったそうです。
長文駄文すいませんでした。
私の通っていた学校の同じ学年の顔見知りの女の子が、誘拐されて遺体で発見されたと言う痛ましい事件がありました。

その子の行方がわからなくなったのは中間テストの日です。

その子はその日の放課後同じ部活の子達と部活をサボって公園で遊んでいたそうです。
その帰り道で誘拐されたとテレビでは公表されていました、私たち生徒にも、そのように伝えられました。

話が少し変わりますが、その頃ごく一部の女子の間で自分のサイトを作るのが流行っていて、お互いにサイトを見せあったり仲の良い友達のサイトを自分のサイトのリンク集に貼り付けて宣伝したり、行き来しあったりしていました。

その子も自分のサイトを持っていてその日も誘拐される間際までリアルタイムに今友達と遊んでいてとても楽しい、と言う書き込みをしていました。

お通夜とお葬式が終わった頃からでしょうか、少し学校を賑わす事件がありました。
何でも、その子のリアルタイムにありえない書き込みがあったと言うのです。

私もその子のサイトにアクセスしてみたのですが、かなり話題になっていたのでたくさんの人たちが一気にアクセスしたのでしょう、なかなか繋がらなくて結局諦めて噂しか知らないと言う子が大多数でした。私もその一人です。

一番最初に発見したと主張する子の話では、お通夜が終わった後好奇心からアクセスしてみたところ、最後だと思っていた「今友達と〜」の書き込みの他にまだ書き込みがしてあったので事件の手掛かりになればと警察に言ったところ、その時間に書き込むのは絶対にありえないと言うので信じられなかったそうです。

警察によると彼女の携帯は彼女の帰り道の川に捨てられていて壊れていたし、その書き込みがあった時間は彼女の死亡推定時刻よりも後のことだったそうです。

ここで矛盾が生じます、そのリアルタイムは携帯電話の個別何とか情報を送信しないと書き込みできないようになっているのです。
時間を設定して書き込みする機能もあったようですが、何のためにその機能を使ったのでしょう。

サイトは遺族の方が頼んで警察に消してもらったそうです。


最後に、これが一番この噂を広めさせたきっかけなのでしょう、その子の書き込みです。

黒い字で「許さない」と。
前回「出ていけ」が掲載されましたので別の話しを…。

あれはまだ運転手になって3年目くらいの冬の事です。
いつも夜中に走って目的地に着いたら朝まで寝るんです。たまにね途中で仮眠をとったりするんですよ。

広島に向かって広島市内の手前に西○バイパスってのがありまして現在はキレイに舗装もされて旧道を通らなくても広島市内に行けるんですよ。

問題は西○バイパスの途中で民家がちらほらあってねトラック2台くらい停車できるスペースで仮眠をとった時に起こりました。
いつもの様に仮眠用ベッドで寝ていて夢を見たんです。

風景は昼間で小学3年生くらいで髪は肩くらい白地のブラウスにピンクのスカートの女の子が道路を渡ろうとした時にトラックにはねられる夢…
起きた時には冬なのに冷や汗でグッショリ濡れてました。にも関わらずまた寝たんですよ。

また同じ夢を見て女の子に危ないよ〜って言ってるのに声が出ていない! またはねられる!
起きたら冷や汗。

また同じ夢を見て、出ない声を叫びながら女の子に近づこうとしても見えない壁に遮られる様に近付けなかった。

でも、はねられる瞬間がスローモーションになって頭が割れて肉片が飛び散って腕や足がグチュグチュ鳴っている音で目が覚めたんだけど、まだ夢の中に居てる様な感じで耳元で

「あたしはここでトラックにはねられて死んだの。痛くて痛くて…あたしに気づいてくれた?」

って聞こえた。

その場で合掌して俺には何もできひんけど安全運転を心がけて事故のない様にするよって言ってあげたら耳元で気配が消えてった。

あれからあの女の子は俺に憑いてきたんじゃないかな。
たまにね事故しそうな展開になりかけたら耳元で「危ないよ」って聞こえるんだ。

誤字、脱字、長文失礼しました。
私の地元には、あんまり良い噂を聞かないY病院があります。
その近所の団地に住む友達の家に泊まった時の出来事を紹介したいと思います(仮にAとします)。


その日は話が盛り上がり泊まることになりました。
リビングで話し込み気づいたら0:00をまわっていました。

Aはお腹が痛いとトイレへ行ってしまい、やることが無くなった私は壁の上の方にかけてあった鏡を見ながら髪の毛をいじり始めました。
後ろには台所が写っていて、何となく鏡ごしに目をやると

『!!!!!』

私しかいないはずのリビングなのに…ちょうど、耳から上辺りでしょうか…頭が写っていました。
髪の毛の流れもわかる位ハッキリと。

下はカウンターの壁に隠れて見えません。でも不思議な事に5歳位の『女の子』だと確信しました。
次の瞬間全身に鳥肌が立ちました、頭の反対側には点滴らしきものが見え、目を反らす事は出来ませんでした。

するとスゥ―と頭の位置は動かず台所から庭に繋がる扉の方へ歩いて行き、姿が消えた瞬間、庭の犬が狂った様に吠え出しました。
私は体中の力が抜けてしまい、その場へ座りこんでしまいました。

Aがようやく戻ってきて、私が台所を指差し『お…女の子』と言うと、Aは『いつもは階段にいるのにたまーに出かけるみたい』と屈託のない笑顔で言いました。
私は、そんなAに鳥肌が止まりませんでした。


後日その話を知り合いに話すと、『実は私もあの団地に友達住んでて…この間、昼間に遊びに行った時、外から見たら普通の2階建てなのに中に入ったら2階が気持ち悪いほど真っ黒だったの。真っ暗じゃなくて真っ黒…』と言っていました。

それを友達の霊能者に話した所『あー。この団地ちょーど集め(霊)ちゃう人が多いみたいだね。それにつられて病院から流れてるんだよ』と言っていたそうです。
元々俺には霊感があって、誰かに見られてる気がするなって後ろを見たら自室に見知らぬ男が立っていたとか良くあるんだが、数日前に借家として貸してた家に戻ってきたんだがやばいのが住み着いて(?)たんだ。

まぁ引っ越してすぐだから荷物はテレビとベッドと数日間着る服だけ出したんだ。
そしてテレビに熱中してるといつの間にか深夜1時に。明日の仕事に遅刻しないように急いで床についた。

そしてウトウトし始めた時急に足元(テレビの前)から何か聞こえてきた。
まぁ慣れてるわけではないがまたか…って感じで視線を音のするほうへ向けた。

するとそこにはやはり霊らしき男の姿が。何かをブツブツと言っている。
俺は「引越し初日からかよ…」と思いながら無理矢理自分を寝かせつけた。

そして次の日にまた同じ男が現れた。しかも気のせいか若干こちらに近づいている。
また次の日もそのまた次の日も現れた。しかも日を進めるごとにこちらに近づいている。

そしてある日ふとその男は現れなくなった。
「ようやく消えてくれたか…」とまた視線を上に向けたそのときだ。

なんとその男は俺の頭上に座ってた。天井を地にして座るように。
そして男はずっと「何で俺なんだ…なんで俺なんだ…」とずっと呟いてる。もちろん視線は俺に向いている。

さすがに俺はそこで全身から血の気が引き気絶するように寝てしまったようだ。

次の日目が覚めてすぐに母に説明する。
すると母が知人の霊媒師を呼んでくれた(母は相当霊感が強い)。

霊媒師の話によるとこの霊は前の住人が田原坂(熊本にある有名な幽霊スポット)にいたずらで行って連れて来てしまったらしい。

そしてその霊媒師にお払いをしてもらい、ここ最近はリビングで寝ている。
あの部屋に戻ったらまたあの男はいるのだろうか…。
この話しも、『日本坂トンネル』『夜中の客』の彼の話しです。
彼の兄から聞いた話しなので、正確に伝えられるかどうか。


冬のある日、彼以外の家族で炬燵に入っていました。
そこに彼が帰って来て、突然こんな事を言いました。

彼「兄貴の後ろに誰かいる!」

兄「誰かいるって言ったって、俺の後ろには箪笥しかねぇよ」

彼「その箪笥の中から、人の気配がするよ」

家族が呆気に取られているうちに、彼はまたどこかに行ってしまったそうです。

暫くして彼の姉が言いました。

「箪笥の中から人の気配がするって言ったよね?」

と言うと、立ち上がり箪笥の引き出しを開け、「アイツが言ってたのはこれの事だよ」と言うと、何個かの綺麗な石を取り出しました。

「この石はKがどこかに行って、みやげの替わりに海辺で拾って来た石だよ」


Kは兄の友達で、うつ病になり自殺してしまった。

Kはうつ病になる前に行ったどこかの神社の鳥居の前で写真を撮りました。
その写真に霊が写り、その頃から言動がおかしくなり、自ら命を断ってしまいました。

箪笥の中にあった石には、Kのなんらかの強い思いがこもっていたようです。


部屋に入って来るなり、それを感じた彼の霊感もかなり強いですね。
「バイバイ」を採用して頂きありがとうございます。
前に投稿した「バイバイ」の続きをします。

五年ほど前に廃病院がついに取り壊されました。
私はようやくあの恐怖から開放されると内心喜びました。

しかし、取り壊されてから数日後その喜びが更なる恐怖に変わりました。
私の家の付近で何人もの人が次々と亡くなったのです。

私は、偶然だと自分に言い聞かせました。
そして、付き合っていた彼女が家に来た時に話したことで私は凍りつきました。

彼女は、私の家に来る途中、道路の向こうに手を振ってる人を見たと言ったのです。
私は急いで近くの神社まで彼女を連れていこうとしました。

彼女は、何がなんだか分かってないようでしたが私の焦る姿を見て黙って着いてきました。
しかし、もう手遅れでした。

神社が目の前に見えた時、男が訳の分からないことを叫びながら後ろから彼女を突き飛ばし道路に飛び出た彼女をトラックが踏み潰しました。
私はその場で気を失いました。

そして、病院に運ばれた私は見てしまったのです。
病院の広場から私に手を振ってる人を…。

私は、すぐに神社に行きお祓いをしてもらいましたが、神主さんいわく廃病院を壊した事で霊の居場所がなくなり自由に動けるようになってしまったそうです。
そして、神主さんは、私に、お祓いはしたが助かる可能性は50%だと言いました(お祓いって意味あったのかな)。

まぁあれから五年何とか生きてます。
しかし、まだ恐怖は続いていました。

この続きはまた今度投稿します。
まぁ生きてたらの話ですけど…。
昨日、京都駅近くにある某大学の東館校舎二階の男子トイレで、不可解な出来事に遭遇しました。

4講を受けている最中なんですが、鼻が詰まってしんどかったので(あと眠気覚まし)鼻をかむために奥から二つ目のトイレの個室に入りました。
その後すぐ、誰かが一番奥の個室に入りドアを閉めた音がしました。

そんなことは気にも止めず、鼻をかみおわったのでトイレから出ようとした時、違和感を感じました。

カラカラカラカラカラ…

隣の人、トイレに入ってからずっと紙を出し続けてるんです。

えっ? と思い、立ち竦んでみても、カラカラという音は止みません。
気味が悪くなり、個室から出て隣の個室を見たら

ドアが空いてるんですよ。


気がつけば音も止んでいて、周囲に広がるのは静寂のみでした。
ちょっと怖かったんですけど、今まで姿は見えたことないので思いきって覗いてみました。

でもそこには、出されまくって散乱するトイレットペーパー以外何もありません。
トイレの個室奥のちょっとした隙間を見ても何もありません。

狐につままれるとはまさにこのことなんだと実感しました。

まぁ、特にその後何かがあった訳じゃ無いんですけど…もしも、奥の個室のトイレットペーパーが無くなったら、次はどこの紙を出しに来ていたんでしょうかね。


ふと、青巻き紙・黄巻き紙・赤巻き紙の怪談を思い出しました。
こういう昔からあるような怪談話は古くから伝わる伝承や伝記を基に作られていることが多いそうです。

ということは、もしかしたらこの体験が…。
初めて投稿します。
これは自分の先輩が体験した話しです。

先輩は夜遅くまで友達と遊び、帰ろうと人通りの少ない、海沿いの小さい駅で一人で汽車を待っていたそうです。

そろそろ汽車が来る頃かなと、待合所から出た時です。
線路の近くにあった車用のミラーがガタガタと揺れたそうです。

風も強くないのにおかしいな、と先輩は思いふとミラーを見ました。
するとミラーごしに見た先輩のうしろの線路に誰かが倒れているのが見えたそうです。

びっくりして、先輩は振り向きました。
その時はそこにはなにもなかったと言っていました。

しかしもう一度ミラーを見ると確かに人が倒れています。
しかもさっきよりあきらかに先輩に近づいていたそうです。こっちに向かっています。

恐怖と焦りで振り向くとやはりなにもいません。
しかしミラーを見るとさっきより近くに人が這ってきています。

それが血だらけの女の人だとわかった時には金縛りにあい、動くことも叫ぶこともできなかったそうです。
先輩はこのままだと確実にヤバイと思い、本当に最悪のことを考えてた。と言っていました。

その女の人が先輩のすぐうしろまで来た時、線路近くをたまたま歩いていた後輩のカップルが先輩に話しかけてくれたそうです。
その瞬間に金縛りは解け、先輩はその場に腰をぬかして、後輩に泣きながら今あったことを話したそうです。

先輩はもしあの時後輩が通らなかったら……と話していました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
これは2年前の話です。

その日は学校対抗の球技大会があり、私たち学校の生徒は競技場まで学校が貸し切ったバスに乗り移動しました。

球技大会も無事に終わり、全力を出し切った皆は帰りのバスの中で寝てました。
起きてる人は運転席近くの席にいる数人くらいでした。帰りはトンネルが3ヵ所ある山道を通って帰ります。

バスの1番後ろの5人席にクラスの男子3人が独占して座ってました。
私はその5人席から正面左側の2人席の通路側に座ってました。友達は窓側です。

私は友達が寝てしまったので後ろの男子と席ごしに話をしていました。
途中話が盛り上がり後ろを向きながら話をしてました。

しかし、窓側に座ってた男子が少しだけ開けた窓に立て肘をついて寝始めてしまい…私も話に飽きたので寝ようと前を向いた時…同時にバスがトンネルに差し掛かかった時…

ほんの一瞬…
でも、鮮明に…。

少し開いた窓…
その窓いっぱいに髪が濡れた女性の顔がありました。
その女性はものすごい横目で窓側に座っている男子を見てました。
けれど私が前を向く一瞬の間に目が合ってしまいました。

直感的に「マジかよ、これはヤバイ…」と感じた私は心の中でお経を唱え「あたしには何も出来ない」と何回も叫びました。

恐怖が引かない私は横で寝ていた友達を起こし事情を話すと友達は驚いた様子で、「ここは女の人が出るって有名だよ」と言いました。

もしかしたら私は憑かれたのではないかと思い後日霊能力者の方に見ていただきました。

その結果、憑いてないから安心していいとの話。
安心した私はいつしかそのことを忘れていました。


時は流れ今年の2月…勉強のグループのメンバーと怖い話をしてました。
その時、ふとあの体験のことを思い出したのでそのことを話しました。

メンバーの顔が凍り付きました。

私「どうしたの?」

A子「あんた知らないの?」

私「何が???」

A子「そのバスの中で〇〇君は子守り歌を聞いたんだって…でも、皆寝てるしバスの中で子守り歌を歌う人なんかいないって思ってよく耳をすませたらね…」

私「…うん」

A子「窓の外から聞こえたんだって。〇〇君は怖くなってまた寝ちゃったみたいだけど…」

B子「あの日以来、〇〇君は背中や肩が重いって言ってるから皆で憑いたんじゃない? ってからかってたけど…」


私は全身鳥肌が立ちました…
取り憑かれたのは私ではなく彼なのかもしれない。

今のところ彼に何も不幸はないがつい先日も背中が痛いと言っていました。