ジョンは、病気で入院している友人のハリスのお見舞いに行った。
「ハリス、どうなんだ?具合のほうは」
「う…。ぐ…」
体中のあちこちにチューブでつながれたハリスは、満足にしゃべることもできなかった。
「気の毒になぁ……。おい、息子さんに何か伝えたいことがあったら、この紙に書いてくれ。俺がちゃんと持って行くからな」
「ぐぅっ!!!」
「どうした!ハリス!どうした!」
彼は急いで走り書きしたかと思うと、急にぐったりし、そのまま帰らぬ人となってしまった。
――お通夜の日、ジョンはハリスの息子に会った。
「ハリスは死ぬ直前にこれを残した。よっぽどあんたに伝えたかったらしい」
「え……。これが僕への伝言ですか」
その紙にはこう書いてあった。
『酸素チューブから足をどけろ』
「ハリス、どうなんだ?具合のほうは」
「う…。ぐ…」
体中のあちこちにチューブでつながれたハリスは、満足にしゃべることもできなかった。
「気の毒になぁ……。おい、息子さんに何か伝えたいことがあったら、この紙に書いてくれ。俺がちゃんと持って行くからな」
「ぐぅっ!!!」
「どうした!ハリス!どうした!」
彼は急いで走り書きしたかと思うと、急にぐったりし、そのまま帰らぬ人となってしまった。
――お通夜の日、ジョンはハリスの息子に会った。
「ハリスは死ぬ直前にこれを残した。よっぽどあんたに伝えたかったらしい」
「え……。これが僕への伝言ですか」
その紙にはこう書いてあった。
『酸素チューブから足をどけろ』
ある家族が夏休みビーチに行った。
「へぇ。楽しそうじゃない」
と母親が言うと、子供も無邪気に、
「そうだね、皆ニコニコ笑ってるんだもん」
と楽しそうにはしゃいでいた。
そして車を降りる準備をしていると、突然父親が何かに気付いたような顔をして、
「おい、早く帰ろう」
「なんで?まだきたばっかりだよ?」
しかし、不思議がる子供を尻目にさっさと荷物をまとめて父親は車を走らせた。
「ねぇあなた、なぜ帰らなくてはいけないの?」
と妻が尋ねると夫は険しい顔をして答えた。
「あのビーチは何かやばいんだ。周りにいた人たちを見ただろ?」
「でも皆嬉しそうな顔して笑ってたじゃない」
しかし夫は、
「それがヤバイんだよ」
「あの人たちは皆こっちを向いて笑っていたじゃないか!」
「それに、俺達に子供なんていない」
「へぇ。楽しそうじゃない」
と母親が言うと、子供も無邪気に、
「そうだね、皆ニコニコ笑ってるんだもん」
と楽しそうにはしゃいでいた。
そして車を降りる準備をしていると、突然父親が何かに気付いたような顔をして、
「おい、早く帰ろう」
「なんで?まだきたばっかりだよ?」
しかし、不思議がる子供を尻目にさっさと荷物をまとめて父親は車を走らせた。
「ねぇあなた、なぜ帰らなくてはいけないの?」
と妻が尋ねると夫は険しい顔をして答えた。
「あのビーチは何かやばいんだ。周りにいた人たちを見ただろ?」
「でも皆嬉しそうな顔して笑ってたじゃない」
しかし夫は、
「それがヤバイんだよ」
「あの人たちは皆こっちを向いて笑っていたじゃないか!」
「それに、俺達に子供なんていない」
2台の自動車がフリーウェイで正面衝突した。2台とも大破したが、どちらの運転手も無事だった。
先に車から這いだした老紳士が他方の車に駆け寄り、運転していた中年の男を助け出してから柔らかい物腰で言った。
「お怪我はありませんかな?」
男は、相手の意外なほどに紳士的な態度に驚き、丁寧に答えた。
「ええ。あなたは?」
「私も無事です。こんな事故なのにお互いに怪我一つしないなんて、奇蹟としか言えませんな」
そう言うと老紳士は、内ポケットから小瓶を取り出して男に差し出した。
「こんなときは気を落ち着けるのが一番ですぞ」
「おお、これはありがたい」
男は小瓶を受け取り、中身のウイスキーを半分ほど飲み干した。
「さあ、あなたも」
男が返した小瓶を受け取ると、老紳士は小瓶の蓋を閉めて内ポケットにしまい、皺だらけの顔に微笑みをたたえて言った。
「私は警察の事故処理が終わってからゆっくりと」
先に車から這いだした老紳士が他方の車に駆け寄り、運転していた中年の男を助け出してから柔らかい物腰で言った。
「お怪我はありませんかな?」
男は、相手の意外なほどに紳士的な態度に驚き、丁寧に答えた。
「ええ。あなたは?」
「私も無事です。こんな事故なのにお互いに怪我一つしないなんて、奇蹟としか言えませんな」
そう言うと老紳士は、内ポケットから小瓶を取り出して男に差し出した。
「こんなときは気を落ち着けるのが一番ですぞ」
「おお、これはありがたい」
男は小瓶を受け取り、中身のウイスキーを半分ほど飲み干した。
「さあ、あなたも」
男が返した小瓶を受け取ると、老紳士は小瓶の蓋を閉めて内ポケットにしまい、皺だらけの顔に微笑みをたたえて言った。
「私は警察の事故処理が終わってからゆっくりと」
3〜4年前にどこかの心霊サイトの掲示板に書いてあった、文面は正確には覚えていないけどこんな感じ。
1件目、どこかの心霊スポットの話で盛り上がってる中での1レス。
投稿者:ゆう「今度そのスポットに突撃取材してきまーす(>▽<)ノ」
2件目、だいぶ間が空いてから。
投稿者:(実名らしき名前)「祐次、頼むから連絡くれ。母さんノイローゼで倒れたぞ」
1件目、どこかの心霊スポットの話で盛り上がってる中での1レス。
投稿者:ゆう「今度そのスポットに突撃取材してきまーす(>▽<)ノ」
2件目、だいぶ間が空いてから。
投稿者:(実名らしき名前)「祐次、頼むから連絡くれ。母さんノイローゼで倒れたぞ」
高校生の時の夏休み、友達が免許を取ったというので遊びにいこうと電話があった。
時間は午前三時。むし暑い事もあって、サーフィンをやりに神奈川の海岸へ。
海についた時刻が、午前四時。けっこう人もいる。友達は仮眠中。
「俺も仮眠しようかな?」って思った時、車のドアを叩く音がする。
開けてみたら、小学5〜6年の男の子が立っていた。
「今、スゴイいい波だよ。おにいさんもきたら?」
と少年が言うので、俺もサーフィンしにいこうかな?と思ったが、
「ありがとう。もう少したってからいくよ」
と応えドアをしめたのだが、外から、少年の声がする。
「本当に波いいよ」
「今がぜったいいいよ」
あまりにもしつこいので、怒った口調で「わかったよ!」というと同時に、少年のつぶやく声がした。
「ほんとに、いい波だよ。俺、この波で死んだんだ」
はッとして、ドアをあけたがそこには誰もいなかった・・・
高校の時の思い出である。
時間は午前三時。むし暑い事もあって、サーフィンをやりに神奈川の海岸へ。
海についた時刻が、午前四時。けっこう人もいる。友達は仮眠中。
「俺も仮眠しようかな?」って思った時、車のドアを叩く音がする。
開けてみたら、小学5〜6年の男の子が立っていた。
「今、スゴイいい波だよ。おにいさんもきたら?」
と少年が言うので、俺もサーフィンしにいこうかな?と思ったが、
「ありがとう。もう少したってからいくよ」
と応えドアをしめたのだが、外から、少年の声がする。
「本当に波いいよ」
「今がぜったいいいよ」
あまりにもしつこいので、怒った口調で「わかったよ!」というと同時に、少年のつぶやく声がした。
「ほんとに、いい波だよ。俺、この波で死んだんだ」
はッとして、ドアをあけたがそこには誰もいなかった・・・
高校の時の思い出である。
大学生のAは人をからかうのが好きで、例えばレストランに仲間4人で入り、店員が「4名様ですね〜」と言うとAは「良く見ろよ、5人だろ〜!」と言って脅かすのだ。
けっこうしつこくやるので、Aには本当に何か見えるんじゃないかと思うけれど、Aは人の反応を見て「うそだよー」とゲラゲラ笑う。
まわりの友達もなんども注意するけど一向にやめないのだ。
いつも仲間とつるんで飯を食べていたAは、たまには一人で食べようと、近くのファミレスに入った。
Aは窓際の席に座った。ウエイトレスが来て水の入ったコップをAの前に置いた。
そしてAの向い側にも置いた。誰もいないのに。Aは「あれ?」と思った。
「もしかしたらここに先に誰か座ってたのかも。それかウエイトレスが単に間違えたんだ。誰か来たらそのときどけばいいさ」
ウエイトレスがオーダーを取りに来た。Aはナポリタンを注文した。
店には他の客はいなくなってしまったので、Aはやっぱり水はウエイトレスの間違いだと思った。
しばらくしてナポリタンがAの前に置かれた。そしてAの向い側にも‥。
Aは激怒してウエイトレスに言った。
「なんでオレ一人しかいないのに、2つも出すんだ!?」
ウエイトレスはびっくりして、
「あれ?さっきは二人いたのに」
レジにいた店員もAと入って来たのは二人だったと言う。
Aは非常に憤慨して店を出てしまった。
Aは怒りつつも自分がいつもやっているいたづらをやり返されたようで、もうこんなたちの悪いことは止めようと心に決めた。
しかし、それが始まりだった。Aが店に入ると今度は店員の方が必ず一人多く間違えるのだ。
けっこうしつこくやるので、Aには本当に何か見えるんじゃないかと思うけれど、Aは人の反応を見て「うそだよー」とゲラゲラ笑う。
まわりの友達もなんども注意するけど一向にやめないのだ。
いつも仲間とつるんで飯を食べていたAは、たまには一人で食べようと、近くのファミレスに入った。
Aは窓際の席に座った。ウエイトレスが来て水の入ったコップをAの前に置いた。
そしてAの向い側にも置いた。誰もいないのに。Aは「あれ?」と思った。
「もしかしたらここに先に誰か座ってたのかも。それかウエイトレスが単に間違えたんだ。誰か来たらそのときどけばいいさ」
ウエイトレスがオーダーを取りに来た。Aはナポリタンを注文した。
店には他の客はいなくなってしまったので、Aはやっぱり水はウエイトレスの間違いだと思った。
しばらくしてナポリタンがAの前に置かれた。そしてAの向い側にも‥。
Aは激怒してウエイトレスに言った。
「なんでオレ一人しかいないのに、2つも出すんだ!?」
ウエイトレスはびっくりして、
「あれ?さっきは二人いたのに」
レジにいた店員もAと入って来たのは二人だったと言う。
Aは非常に憤慨して店を出てしまった。
Aは怒りつつも自分がいつもやっているいたづらをやり返されたようで、もうこんなたちの悪いことは止めようと心に決めた。
しかし、それが始まりだった。Aが店に入ると今度は店員の方が必ず一人多く間違えるのだ。
それは始めての店でも、旅行先の店でも、誰と行っても。満員電車の中にもかかわらず、Aの前だけ一人分空くようにもなった。
「もう一人の誰かがオレについてくる‥」
Aは外にでられなくなった。ノイローゼ気味になり、体重も減り、別人のようになってしまった。
数カ月もAはその生活を続けていた。外にでられない、という事ではなく、「もうひとりの誰か」と接しないという生活である。
Aはこんなに時間がたったんだから、もう「誰か」はどこかへ行ったかもしれないと思い、久しぶりに外を歩いてみた。
久しぶりの外は気持ちよかった。Aはそのままレストランに入った。
レストランの中はわりと人もいて、明るい感じだった。
Aは普通の席はまだ少し抵抗があるので誰もいないカウンターに座った。
自分がなんでこんなことで悩んでいたんだろうと思わせるくらいすがすがしい気持ちだった。
「いらっしゃいませ」
店員がカウンターのAの前に水を置いた。
そしてAの横にも、その横にも、その横もその横もその横も水を置いたのだった‥‥!
「もう一人の誰かがオレについてくる‥」
Aは外にでられなくなった。ノイローゼ気味になり、体重も減り、別人のようになってしまった。
数カ月もAはその生活を続けていた。外にでられない、という事ではなく、「もうひとりの誰か」と接しないという生活である。
Aはこんなに時間がたったんだから、もう「誰か」はどこかへ行ったかもしれないと思い、久しぶりに外を歩いてみた。
久しぶりの外は気持ちよかった。Aはそのままレストランに入った。
レストランの中はわりと人もいて、明るい感じだった。
Aは普通の席はまだ少し抵抗があるので誰もいないカウンターに座った。
自分がなんでこんなことで悩んでいたんだろうと思わせるくらいすがすがしい気持ちだった。
「いらっしゃいませ」
店員がカウンターのAの前に水を置いた。
そしてAの横にも、その横にも、その横もその横もその横も水を置いたのだった‥‥!
今の旦那と結婚するときに起こった不思議なこと。
東京に出る前実家に預けた、親指大のサボテンを親に、
「このサボテンに花が咲く頃お嫁に行くから大事に育ててね」
と冗談で言ってたら、14年間一度も花が咲かなかったのに旦那を実家に連れてってプロポーズされた三日後、まっピンクの花が咲いたことかな。
親も言ってた本人も驚いたわ。
サボテンは赤ん坊の頭大に育ちました。
東京に出る前実家に預けた、親指大のサボテンを親に、
「このサボテンに花が咲く頃お嫁に行くから大事に育ててね」
と冗談で言ってたら、14年間一度も花が咲かなかったのに旦那を実家に連れてってプロポーズされた三日後、まっピンクの花が咲いたことかな。
親も言ってた本人も驚いたわ。
サボテンは赤ん坊の頭大に育ちました。
ミッキーマウスを勝手にプールの底のロゴに使った幼稚園はディズニー側から指摘され、そのロゴを塗りつぶすことに。
ある小学生が卒業制作で作ったミッキーの紙粘土も指摘され、泣く泣くそれを壊したという。
ある小学生が卒業制作で作ったミッキーの紙粘土も指摘され、泣く泣くそれを壊したという。
ソニーの製品には保障期間が過ぎた直後に作動して製品を故障させるタイマーが内臓されているという。
実際にはソニー愛好家は新し物好きなので、新製品が出たらすぐに買い替えるので、傍目には故障したために買い換えているように見えるからだという。
実際にはソニー愛好家は新し物好きなので、新製品が出たらすぐに買い替えるので、傍目には故障したために買い換えているように見えるからだという。
佐川急便のトラックのロゴとなっている赤フン姿の飛脚のふんどしに触れると幸せになれるという噂が流れた。
しかも走行中のそれに触れるとさらに効果ありといわれた。
まれに子供の飛脚もいるらしく、そのふんどしも触ればラッキー度が高いという。
しかも走行中のそれに触れるとさらに効果ありといわれた。
まれに子供の飛脚もいるらしく、そのふんどしも触ればラッキー度が高いという。
とある仮装コンテンストでアフリカ人に扮した男がいた。全身をまっくろに塗りたくり、半裸で槍を持ついでたち。
この黒塗りがあまりに見事で、黒人以上に真っ黒な肌になった。その甲斐があり、その男は仮装コンテストで優勝した。
そしてそのままのいでたちで友人たちと祝杯をあげていると、突然男は倒れそのまま死んでしまった。どうやら黒塗りのせいで皮膚呼吸ができなくなったのが原因らしい。
金粉ショーを行う人たちはこの話を恐れ、長時間金粉を塗らないようにしているという。
この黒塗りがあまりに見事で、黒人以上に真っ黒な肌になった。その甲斐があり、その男は仮装コンテストで優勝した。
そしてそのままのいでたちで友人たちと祝杯をあげていると、突然男は倒れそのまま死んでしまった。どうやら黒塗りのせいで皮膚呼吸ができなくなったのが原因らしい。
金粉ショーを行う人たちはこの話を恐れ、長時間金粉を塗らないようにしているという。