1 削除済
2 無名さん
いちおつ
スレタイどうした
3 無名さん
いちおつ
スレタイわろ
4 無名さん
いちおつ
安室透さん
5 無名さん
いちおつ
ハンジさーん!
6 無名さん
いちおつ
奈良坂透
7 無名さん
いちおつ
グリムジョー
8 無名さん
いちおつ
王馬くん
9 無名さん
いちおつ
ザエルアポロ
10 無名さん
いちおつ
西くんちゅっちゅ
11 無名さん
今日も仁王さんが輝いてる…
12 無名さん
いちおつ
長谷部すきすき
13 無名さん
ハンジさーん!
14 無名さん
かっちゃん大好きー!
15 無名さん
小狐丸すきすき
16 無名さん
西くんちゅっちゅ
17 無名さん
王馬くん罵倒して
削除されたから立て直した
>>>13231
我が家の洗面所の蛇口はレバーで上げ下げ式、これをまず念頭に置いてくれ。
で、ついさっきの実話だ。

洗面所でうがいして、吐き出すために前屈みになった瞬間に、上がってたレバーに勢いよく鼻っ面ガッチンコで1hit。

痛さでしゃがみ込んだ瞬間に水受けの縁でアゴを強打して2hit。

後に倒れて歯ブラシやら髭剃り置いてる棚に突っ込み、派手にぶちまけて3hit。

慌てて立ち上がった瞬間に、棚から落ちてきたドライヤー踏みつぶして4hit。

血だらけになった足の裏を見ようと片足立ちになった瞬間、バランス崩して風呂場のドアぶち破って5hit。

ぶち破った勢いのまま風呂桶の縁でアバラ強打して6hit。

なんとか体を支えようと伸ばした手が掴んだのはシャワーのコック、頭上から降り注ぐあっついシャワーに打たれて7hit。
ようやく上体を起こすも、手が濡れた風呂場の床にすべり再度アゴを痛打で8hit。

騒ぎに駆けつけた親父が心底呆れて放った「何やっとるんだ・・・」の声に精神的に9hitでフィニッシュ。

結論。
どたばたコントの主役をリアルでやると返事をする気力さえ根こそぎ消し飛ぶ。
ジョージは自己開発セミナーに出席した。

「仕事は待ってるだけでは駄目です。自分で見つける…いや、仕事は作るものなんです」

講師の言葉に大変感銘を受けて、ジョージは大きく頷いた。

ジョージ、28歳。
職業:消防士。
ゴルフ好きの神父がいた。

ある日曜日、あまりによい天気なので、礼拝をさぼってゴルフに行きたくなってしまった。
そこで彼は仮病を使うことに決めたが、信者や知人に知られると大変なので、誰も来ないような遠くのゴルフ場でプレイすることにした。

その様子を天国で聖ぺテロが見ていた。

「我らが神よ。あのような者を許すわけにはいきませんな」

神様が答えた。

「そのとおりだ。あの者が第1ホールでティーショットを打ったら、その球はまっすぐピンに向かい、そのままカップインするだろう。420ヤードのホールインワンだな」

「我らが神よ。なぜあの不信心者にそのような幸運を与えるのですか」

「その幸運を誰に自慢できるというのかね」
<その@>

仕事は出来るが非常に横柄なビジネスマンが、自分のインタビュー記事の載った新聞を、秘書に投げつけるように渡しながら命令した。

「おい、この新聞から俺の記事を切り抜いて、額に入れて飾っておけ」

1時間後、オフィスを訪れた客が飾られている額を見て、秘書に尋ねた。

「なぜこの額には、穴の空いた新聞が飾ってあるんですか?」

<そのA>

弁護士のジョンには、融通の利かない秘書がいた。

「先生、お客様がお見えになっています」

「今忙しいんだ。追い返せ」

「でも、『すごく重要な用件だ』と仰られていました」

「いいか、お前にいいことを教えてやろう。もし客が『すごく重要な用件だ』と言ったら、こう言うんだ。『でも、皆さんそう仰られるんですよ』と」

「なるほど」

その後しばらくして、中年の女性が慌てて事務所にやってきた。

「ジョンに会わせてちょうだい! 今すぐ!」

「今、先生はお忙しいのでお会いできません」

「すごく重要な用件なのよ! それに、私はあの人の妻なの!」

「でも、皆さんそう仰られるんですよ」
独身時代ワーキングホリデーで各国を渡るのは私の趣味でした。
オーストラリアに行った時の事。貧乏旅人ですから豪華なホテルなんて泊まれません。シェアルームタイプの安い安い宿に泊まりました。

3日目に全身がもの凄い痒みに襲われました! 皮膚に異常は何も見当たらないのにとにかく痒い! シェアルームにいた他の人達も猛烈に痒がっています!
何これ? 何なの? と私がパニクってわめいていたら、シェアメイト達が一斉に

「ワォー! オマイガッ! マイツ! マイツ!」

と叫んで笑っていました。

「マイツ??」

何ですか? それは? 良く聞くとオーストラリアの風土には良くある事で、マイツと言うのは目には見えないくらいの虫の事らしく、消毒をしていない不衛生な部屋や握手からでも簡単に感染するダニのような生き物? ところがダニとは違い人間の皮膚組織内に卵を産みつけるらしく、痒いのは今、卵が私達の皮膚組織の中でかえったからだと言うじゃありませんか!

ゾッとしますよ…治療薬は簡単に買えるとの事でシェアメイト全員でお金を出し合って地元の人に買って来てもらいました。
渡された薬は塗り薬でした。体中に塗りたくりました…すると…さらに、さらに、痒みが酷くなり、そりゃもうのた打ちまわる程の痒みで全員が七転八倒しました!
塗っちゃいけない薬で悪化したのか? と思ったら、退治薬に苦しんだマイツが体中を動きまわり逃げもがいているためマイツが死滅するまでが猛烈に痒みのピークとの事を説明された! 最悪!

かくして痒みと格闘する事およそ40時間…やっとこさ治りましたが念のため薬は塗り続けました。
あぁこんな事ならバルサン持って来れば良かったと思った…安い宿はヤバい! 本当にヤバい! 金の問題じゃない!
私は観光客が普通に泊まる様な綺麗なホテルにさっさと移りました。

皆さん、あまりにもケチケチな旅行は思わぬ代償がつきまとうんですね。
国内でもあまりに安い宿には手抜き管理でダニとかムカデとかがいるかも知れないですから気をつけて下さいね。
学校でジョニー坊やは友人に、

「大抵の大人は少なくともひとつは秘密を持っているから、『ボク、本当のことを知ってるよ』って言うと、簡単に口止め料をくれるよ」

と言われた。
ジョニーは家に帰り、それを試してみることにした。

ジョニーが母親に「ボク、本当のことを知ってるよ」と言うと、母親は「パパに言わないでね」って20ドルくれた。

喜んだジョニーは父親が仕事から帰ると、「ボク、本当のことを知ってるよ」と言った。
父親は慌てて「ママに一言もいっちゃあだめだよ」と言って40ドルくれた。

とても喜んだジョニーは次の日、学校の帰りに玄関に郵便配達人を見つけ、「ボク、本当のことを知ってるよ」と言った。

郵便配達人は持っていた手紙を落とし、手を広げて言った。

「おいで、本当のパパをだきしめてくれ!」
ある男が安ホテルに泊まり、翌朝6時のモーニング・コールを頼んだ。

男は6時前に起きたが、ホテルの受付から朝6時30分に明るい女性の声でコールがあった。

女性の悪びれない、明るい態度に少々ムっとした男は言った。

「私は6時って頼んだんだよ。もし今朝、100万ドルの商談があり、それに遅れてたらどうするんだ」

すぐその女性は答えた。

「お客様に100万ドルの商談がおありだと、こんな安ホテルには泊まらないと思いますけど」
昔、公園で友達らとかくれんぼをした。

かなり広い公園なので隠れる場所はいくつもあったが、問題は鬼になった場合。
ただでさえ広くて探すのが大変なのに、友達は四人共隠れるのが上手いので、絶対鬼になりたくなかった。

ジャンケンに勝ち、なんとか鬼を免れた僕は、ケンちゃんと一緒に公衆トイレの屋根の上に隠れることにした。

「みんなどこに隠れたんだろ?」

「さあ。みんな隠れるの上手いからなあ」

「でもター君は体が大きいから、ショウ君達より先に見つかっちゃうかもね」

僕達はしばらく息を殺して、そこに隠れていた。

どれくらいたった頃だろうか。ケンちゃんが「トイレ行ってくる」と小さな声で僕に言ってきた。
僕は見つかるからと止めたが、ガマンできなかったのか、ケンちゃんは下へ降りていってしまった。

その時、

「みーつけた」

という声が聞こえた。

どうやらケンちゃんが鬼に見つかってしまったらしい。

その日から、鬼はケンちゃんの両親になった。
娘「ねえ、ママ。この前、天使には羽があってお空を飛べるといったわよね」

母「ええ、言ったわよ」

娘「さっきパパの会社に行ったでしょ? ママがトイレに入っている時、パパがお席に座った綺麗なおネエちゃんに“君は天使のようだ”と言ってたわよ。あのおネエちゃん、いつお空を飛ぶんでしょうね?」

母「……明日よ」
ウサギ「や〜い、ノロマのカメさんやい。ここからあそこに見える山の頂上まで競争をしようじゃないか」

カメ「えっ……い、いいとも。やってやろう。勝負だ、ウサギさんやい!」

そうして始まったウサギとカメの勝負。もちろん、もう勝負はついたようなもの。
ところがどっこい、何を思ったかゴールまであとちょっとと言うところで寝転んでしまった。

「なんだ、まだスタート地点からあまり離れてないじゃないか。やっぱりノロマだなあ。少しくらい、寝ても大丈夫かな」

そういう事か。
でも、おやおや、寝てる間に段々近付いてきたぞ。

「ふう疲れた。やっぱり負けてしまうのかな。…でもやっぱり最後まで頑張ってみよう! ……おや、あんなところで寝ているぞ? 具合でも悪いのかな…ちょっと起こしてみよう…いや、やっぱり寝かしたまま勝っても嬉しくない。もっと勝ち負けなんかより、大事なものがあるはずだ! お〜い、そんなところで寝ていると風邪ひくぞい。さあ、起きて。一緒にゴールしよう! ここまできたんだ、最後まで走ろう!」

それを聞いた、カメは……。

「……ん、あ…あぁ寝てしまってたのか。わざわざ起こしてくれてありがとね。でも勝負は勝負だからね。勝てばいいの。さぁ、僕の飼い主さん。はやく僕をかごにいれて。やっぱりバイクは速いよね〜、飼い主さん。さっきはちょっと乗り物酔いで少し寝てたけど……」

はいはい、分かったよ。
ぢゃあ、さっきよりはゆっくりめでゴールまで行くからね、カメさん。
スピード違反を取り締まっていた巡査は、やたら速度の遅いクルマを発見し、かえって危険なため停止させた。
中には80歳くらいの女性が5人乗っていたが、運転していた老婆以外は、みな目を見開き、真っ青な顔色をしていた。

運転席の老婆は、不思議そうに尋ねた。

「お巡りさん、あたしはいつも標識どおりの速度で走ってますよ。今だって標識どおりの21キロで走ってたんですから」

巡査は事情を理解し、微笑みながら言った。

「お婆さん、あの標識の“21”というのは国道21号線という意味ですよ」

その言葉を聞き、老婆は恥ずかしそうに答えた。

「あれま、そうでしたか。それは失礼しました」

巡査は老婆に運転に気を付けるように言ってから、一つ気になっていることを口にした。

「なぜほかの4人の方々はさっきから一言も喋らないのですか? 何だか全員放心状態のように見えますが」

すると運転席の老婆が答えた。

「さっきまで、みんなで楽しくお喋りしてたんですけどね。国道258号線に入るまでは」
普段から成績のいい大学生2人がいました。

学年末試験は自信があったので、2人は試験日前日も街へ出て遊び放題。
翌日大幅に寝過ごしてしまいました。

「どうする? 今から行っても間に合わないどころか、もう終わってる」

「大丈夫だ! 俺たちは日頃から教授に信頼されてる。特別に頼んでみよう」

試験に何時間も遅れて、2人は教授にウソの説明をしました。

どうしても2人で行かなければならない事情があったこと。
すぐ帰って勉強にいそしもうとしたところ、車のタイヤがパンクしてしまったこと。
仕方なく歩いて帰ったので、試験に間に合わなかったこと。などなど。

教授は渋い顔で聞いていましたが、やがて

「わかった。君たち2人のために特別に試験をしよう」

そうして2人は特別に試験を受けることができました。

試験は別々の部屋で行なわれ、問題の1問目は簡単なもので配点5点。

問題の2問目は次のようなものでした。


『どのタイヤか?(配点95点)』
よく行くファミマで主人と2人で買い物をしていたら、主人が小声で

「柔らかいナリ! 柔らかいナリッ!」

と必死でコロスケのマネをしていた。

「はぁ? 何が柔らかいん?」と聞くのに「柔らかいナリ!」と何度もしつこいので、「だから! 何が柔らかいのか聞いてるのに!!」と大声を出してしまった。

コンビニが一瞬にして静まりかえり焦る私に、主人は「柔らかいナリ!」と商品を手渡した。

良く見ると「やわらか いなり寿司」と書いてあった。
ネットで知り合った登山愛好家達と雪山に登った俺は、突然の吹雪にあい、近くにあった山小屋へ避難した。

下山中だったため日が沈み、空は暗くなりかけていた。
日帰りの予定だったので、灯りになる物は持っていなかった。

山小屋は既に真っ暗で何も見えない。
暗くて確認は出来なかったが、どうやら窓が無いか、ふさがってるかしてるようだ。

その日の人数は俺を含め4人。
人数を確認した時、俺はピーンとひらめいた。

そして俺はいつものようにからかい目的のため、凍死防止の効果があるゲームをしようぜと持ちかけた。
ゲームはいたって単純、4人それぞれが部屋の隅に立って、10分経ったら次の角まで歩いてタッチして起こすというリレー形式の休憩法だ。

いまだに4人では出来ないという事実を知らない者が居て、後でそれを教えて身震いさせて楽しむのが、意地悪な俺のやり方だった。

1人足りないのは俺がカバーしている。
タネは単純で、スタートは俺。俺が次の奴にタッチしたら、こっそり一つ戻って、次に俺がタッチされたら二つ進むという行動を繰り返すだけ。

リレーは朝まで順調に進み、凍死をした者は誰一人居なかった。

帰り支度をして、山小屋のドアを開けると、部屋に光が差し込んだ…。

と、その時!!

一番驚愕したのは俺自身だった。


なんと部屋の形が凹だったのだ。
自分が小学5〜6年生の頃の話ですが、当時の親父がダメダメの多重債務者で、怖い借金取りがしょっちゅう家に来てました。
母は朝から晩まで勤めに出てたので当然ガキの自分が応対し、大声で怒鳴られたり小突かれたりしてたんですが、近所の人も親父が借金踏み倒してたんで誰も助けてはくれませんでした。

そうこうしてとある日、小学生の自分でもそれとわかるものすごい迫力の人が尋ねてきて、

「おぅボクー、お父ちゃんおるかー?」

とずかずかと家に乗り込んできました。

親父は数日前から帰っておらず、絵に描いたような貧乏アパートで半べそかいてひもじそうな自分を見て同情してくれたのでしょう。

「ごはん食べたか? おっちゃんがなんかおごったろ」

と黒塗りのでかい車に乗せてハンバーグ(いまだに忘れません)を食べに連れて行ってくれました。

そうして家に戻ると、いつも見る取立ての人が玄関の上がり口にどっかりと腰をおろしており、またいつものように「コラガキ*@§☆」とまくし始めたのです。

そこにド迫力のおじさん登場、

「ゴルァおんどれー、子供になにぬかしとんじゃ、ワシは○○会の☆☆ゆうもんや、ワシに同じことゆうてみい!」

とその取立人を追い返してくれました。

帰り際にその人は、「また同じような奴が来たら、これ見せたらええわ」と大きな名刺をくれて去っていきました。

その後その名刺がたびたび威力を発揮し、取立てが止んだのは言うまでもなく、しばらくして親父と離婚した母とその町を出ました。

あのおじさんにはその後会うことは無かったんですが、子供だった自分にはヒーローでパンチパーマの神様でした。
私はマンションに一人暮らしをしていて、当時仕事で多忙な生活を送っており、帰宅するのは夜11時をまわっていることも多々ありました。
毎日睡眠不足でしたから、遅刻しないように目覚まし時計とコンポの最大音で6時に起きるようにしていました。

そんなある日、いつものように帰宅し、ふとコンポの上にあったはずの置物が床に落ちているのに気付き、不思議に思いつつ元の位置に戻しました。

次の日帰宅すると、またその置物が床に落ちているのです。そして、その次の日も…。

私は少し変だな、と思う程度であまり気に留めていませんでした。

その次の日、夕方6時頃、仕事場にいた私に、母からの電話があり、何事かと出てみると、

「今大家さんから電話があって、部屋から爆音が響いてると…」
一人っ子の私は、両親にとても愛されながら育ってきた。

特に母は私を可愛がり、私が何か失敗をしたり、ちょっとした悪さをしたりしても怒ったりせず、ニコッと笑って許してくれた。
親としては少し甘いのかもしれないが、私はそんな母が大好きだった。

ある日、学校から帰って来て、リビングでテレビを見ていると、電話が鳴った。母からだった。

「真奈美、今スーパーに買い物に来てるんだけど、冷蔵庫にニンジンがあるか、ちょっと見てくれる?」

私は「ちょっと待ってね」と言いながら、キッチンに向かった。
そして冷蔵庫を開けようとした時、あるモノが目に留まった。

冷蔵庫の上に置かれた、一冊の手帳。

あれ? と思いながら、私は冷蔵庫を開け、ニンジンがあるかないか確認して母に伝えた。

電話を切った後、私は、そっとその手帳を手に取った。

手帳は、母が昔から肌身離さず持ち歩いている物で、ずいぶんボロボロだった。
私は小さい頃から、この手帳の事が気になっていた。

何をしても笑って許してくれた母。
でも覚えている。私が何か失敗や悪さをする度に、母がこの手帳にサラサラと何か書いていたのを。
そしてそれは今も…。

私はずっと、何を書いているのか知りたかった。
好奇心に支配された私は、罪悪感など微塵も感じずに、パッと手帳を開いた。

無作為に開いた手帳、その真ん中の方のページ、そこにはこう書かれていた。


『今日の真奈美 −3点 残り168点』
中坊の頃の昼休み、ジャン負けした4〜5人がトイレの個室に隠れて、勝ったヤツが個室の1つに上から水をかける、という遊びをやってた。
コードネームは「ベンジャミン」。

外から見えないように隠れるのは意外と難しかったが、数人で1つの個室に隠れる「合葬」や、わざと見える位置にジャージや上履きを置く「分身」など、技も多彩になり、高度で洗練された知的ゲームになっていった。

ある日、教室で楽しくベンジャミン談義をしていたら、小耳に挟んだ先生が

「面白そうな話してるな。どんなゲームだ? 先生も入れてくれよ」

と寄ってきた。

新参者に詳しい説明をしてやるほどベンジャマンな俺たちは甘くなく、

「個室に隠れる。見付かったらバツゲームだよ」

とだけ言い、参加を許した。 

ジャン負けした先生は

「おいおい、なんかドキドキするな〜。見付かったら何されるんだ? 先生妻も子どももいるんだからお手柔らかに…うがysじょjZjしrxgふぉkj」

鬼が30秒数え終わったのに喋り続けたので、先生は即死した。

先生が悲鳴とも嗚咽ともつかぬ音を発している間、バケツの水を2度に分ける「時間差」を警戒し、誰1人口をきかない午後のトイレ。
5才のメアリーは少し厳しい親の言う事もよく聞き、とても賢い子でした。

ある日の事。

「あれ? ママ、私のお人形さんは?」

お母さんは言いました。

「メアリーが出しっぱなしにしていたから隠したのよ。お部屋を散らかしてはいけないといつも言っているでしょう? これからは出しっぱなしにしているものはどんどん隠しますからね」

お母さんの言葉にメアリーは素直に聞き入れ反省し、人形を返してもらいました。

夕方、財布と鞄を持ち、買い物に行こうとしたお母さんは驚きました。
急いで警察に電話をしました。盗難です。

お母さんが警察に状況を話している時、メアリーが入って来て言いました。

「車なら出しっぱなしだったから隠しておいたよ」
俺のバイト先は24時間営業している薬局で、店の前には店長が「客寄せ」のために設置した、ものすごい勢いで左右に旗を振る電動式のパンダの人形が置いてある。

先日、俺が夜のシフトで勤務していたとき、入り口付近を掃除しようと思って外に出たら、OL風の女性が、そのパンダの人形をじーーっと見つめていた。
近所でもキモイと評判のパンダなので、ああまた注目されてるなと、たいして気にもせず掃き掃除をしていたが、どうもそのOLの様子がオカシイ。
パンダから目をそらさないまま、少しずつ歩み寄り、パンダとの距離を縮めていく。

何がしたいんだろうと不思議に思って見ていたら、突然OLが片手を振り上げて構えの姿勢をとった。
そしてパンダの持つ旗が大きく右に振られたときを見計らって、がらあきになったパンダの顔面をドッと突いた。

呆気にとられている俺の視線を気にすることもなく、OLはパンダが旗を右に左に振るたびに、正面にできる隙をついてパンダの顔をど突くど突く。
一定のリズムで、餅つきの杵のようにドッ……ドッ……ドッと。

俺はしばらく黙って見ていたが、あまりにも怖いし、客の目によくないし、何よりパンダの頭がグラグラし始めたので、勇気をふりしぼって、OLを止めた。

しばらくすると「あー! いたー!」という叫び声と共に、数人の男女が走ってきた。
明らかに酔っ払っている男たちは、OLをとっ捕まえると引きずるようにして去っていった。

その場に残って何やら携帯で連絡している女の人に何があったのか聞いてみたら、さっきのOLは会社の飲み会が終わって居酒屋を出たとたん

「今ならあいつに勝てる気がする。ていうか勝つ」

と言い残してどこかへ消えたそうだ。
みてくれも悪く、なにをやっても上手くいかない…そんなオレにも、この前やっと初めての彼女ができた。

正直言って、オレなんかには勿体無いくらい美しい。優しいし、細やかな気配りもできる人だ。

彼女は大学生だがオレは社会人なので、そういつも会えるわけではないが、毎週月曜日にはいつもオレの為に食事を作ってくれる。
しかし、何でもこなす器用な彼女だが、料理だけは苦手なようだ。

ここだけの話、いつも美味しいと言って食べてはいるが、正直まともに食えたものではない。
彼女よ、いくらなんでもペットフードを人間の食べ物の食材に使うのは無理があるぞ…。

この前、彼女と夕方に近くの並木通りを散歩していた時、ふと彼女が、ちょっと困ったような顔で、『ねぇ、私幸せになれるかな…?』と呟いた。

『なれるさ、きっとオレがしてみせる』

そうオレは答えた。

その時の、夕日をバックに髪を風になびかせながら振り返る彼女の美しい姿は今もこの目に焼き付いている。


そんな幸せな日々も長くは続かなかった。

最近になって、彼女はため息をついたり、何か落ち着かない様子が多くなってきた。
オレは心配して彼女の相談にのってあげようとしたが、結局彼女は何も話してはくれなかった。

原因はすぐに分かった。
どうやら他の男と浮気しているらしい。相手は彼女の大学の先輩のようだ。

悲しみと怒りが一気に込み上げてきた。もう何もかもおしまいだ…。
彼女を殺してオレも死のう…それしか、あの二人だけの楽しかった日々に帰る方法はない。

オレは包丁を持って彼女の家に行った。
彼女がドアを開けた途端、オレは彼女に切りかかった。

彼女は泣きながら傷ついた腕を押さえ、部屋の奥へと逃げた。
初めは「許して…許して…」と言っていたが、覚悟を決めたのか、急に大人しくなった。

そして、恐怖に怯えた顔でこう言った。

「最後に…一つだけ教えて…」

オレはゆっくりと頷いた。

「…あ……な……」

彼女は震える声で、こう尋ねた。そしてオレは全てを悟った。


「あ な タ ハ ダ レ ?」
男は、ふとコンビニに立ち寄った。

しばらく店内を徘徊しレジの前を通ると、おでんが全品70円セールだったことに気づいた。

すぐさま店員を呼び、おでんを注文した。

『何をお取りしましょう?』

『そうだな……大根と…はんぺんと…こんにゃくと……うーん……たまご』

『はい』

『あとマイルドセブン』

『はい、お会計580円です』

男は580円を取り出し店員に渡すと、商品の入った袋を持って早々と店を出た。

『う〜、寒い…』

近くの公園に入り、おでんのフタを開けた。


すると一番上にマイルドセブンが乗っかっていたそうな。
夜中にコンビニに行こうと、友達と二人でエレベーターに乗っていた。

そしたら6階で誰もいないのにエレベーターが開いて、「誰だよ〜」とか言いながら、閉めるボタンを連打してドアを閉めて動きだした時に、女の人が凄い形相でドアに迫ってきた。

友達とめちゃくちゃ焦って、固まってたら2階でまた止まった。次はちゃんと人が乗ってきた。

友達と安心した俺は、コンビニへ行き用事を済ませた。

次にあがる時は違うエレベーターを使った(西と東に2つある)。次は何も起きなかった。

部屋に戻ると、さっきのエレベーターの話をすることになった。

「あの女はなんだったんだろうな?」

「もしかして幽霊か?」

など言いながら盛り上がってると、ふと思ったことがあった。

「2階で乗ってきた人、変じゃなかった?」

確かに2階なら階段を使ったほうが早いし、あの時は何も思わなかったが、息切れしているようだった。
1階についたときもすぐに出て行ったし、何より俺達2人はその人の顔を見ていなかった。

次の日、俺達がコンビニへ向かうときに使った6階エレベーターホールで女の人の遺体が発見された。
犯人はまだつかまってないんだってさ。
友人の話。

その友人は高層マンションに住んでいます。
彼は14階に住んでいるためエレベーターは必須なのですが。

夜中に帰宅したときのことです。
エレベーターに乗って14階のボタンを押し、ドアが閉まり動き出したところ、8階のボタンのランプが点灯したそうです。

『あぁ、誰か乗ってくるのか…』

そう思った直後、ハッとした友人は慌てて2階3階4階5階とボタンを連打しました。

エレベーターは2階は通過してしまったものの、3階で止まってくれたので開きかけのドアをこじ開けるほどの勢いで外へ飛び出しました。

そのまま階段を駆け降りてマンションをあとにして、朝までコンビニで立ち読みしていたそうです。

『まぁ俺の思い過ごしだと思うけど、万が一ってこともあるしなww』

そう言った友人は、しかし夜間にエレベーターを使うのは今でも控えているみたいです。
高木美希だ…。

高校の時、同じクラスだった女で、オカルト倶楽部に入ってて気味が悪くみんなから嫌われていた。

しかもそんなヤツに俺は好かれてしまって、たまったものじゃない。
授業中も休み時間もずっと四六時中見つめられ、何回もストーキングされた。

俺の住所を調べて来たのだろう、どうしたものか…。
俺が自宅のマンションの郵便受けを調べると

「うわ!」 

一回目は、釘で打たれた中身に米が詰められ髪の毛で入れ口が塞がれた人形が置かれてあった。
二回目は、漢字が複数書かれている札×4枚。
三回目は、お経のようなものを書き写した紙に、自分の親指で押したとされる血印が押されてあった。

それと、高木にストーカーされている時から、深夜になると首が絞められるような感覚に陥っていた。
日々、きつくなり、死を危険する時さえあった。

俺がこれらに耐えられたのは、彼女の励ましと笑顔があったからだ。
でも、これ以上はじっとしていられない。彼女にも危険が及ぶ可能性だってある。
証拠もあることだし、警察に頼ることに決めたのだ。

しかし、

「麗美?」

突然、彼女はいなくなった。

俺が付きまとわれるようになったのは自分が俺と付き合ったからだと前々から言っていた。
麗美は悪くないのに……急に涙が出てきた。

それからというもの、高木は俺と彼女を別れさせた事に満足したのか、誰かに見られてる感覚も、気味の悪い物を送りつけることもなくなった。

外にいる時、一回だけ遠くにいる高木と目があったことがある。
とても悲しそうに微笑んでいたのが、何故か印象に残っている。
注)これを読む前に貴方が今眠れる姿勢のできる場所に居る事を確認してください。例えばベットの上や勉強机でも構いません。準備が出来ましたらこの下に書いてある文章を読んで下さい。ただしそれを見てしまうと引き返せなくなりますので心臓に病気をもった方や、怖いのやグロいのが無理な方は控えたほうがいいかと思います。

用意はいいですか?


「余田祖ゥ手ベ巣」

これはある呪文の一部で、続きを読んで目を閉じるとあることが起こります。


貴方は今からゲームをしなければいけません。
そのゲームは「レイコさん」と言う女性に関するものなのですがレイコさんの詳しい情報はヤバイのでここでは書けません。

ですが、決して冗談半分でやらないでください。
私の友達が冗談半分でやって入院しました。

それでは。


まず目を閉じると貴方は真っ暗な路上に行きます。
そこにはランプがあり、あなたは辛うじて目の前が見えます。

するとあなたの前方から玉のようなものが飛んできますのでそれをキャッチしてください。

それが「暴走レイコさん」の首です。
このとき絶対に首を落としてはいけません。
キャッチするとレイコさんの顔のパーツが飛び散ります。
目、耳、鼻、歯、唇の5つのパーツが真っ暗な闇の中へ消え去りますのでレイコさんの首とランプを持って探し出します。

見つけたパーツは顔にはめ戻します。
すべてそろえ終わりましたらレイコさんの黒目を見ながら「ごめんなさい」と「すみません」を5回ずつ言ってください。

このとき注意して欲しいのが目を見ろということです。
いくら気持ち悪いと思っても目を見なければいけません。

5回ずつ言うと次の場面に行きます。


次にあなたはビルにいます。

そのビルにはエレベーターが2つありますので「左」のエレベーターに乗ってください。

中に入るとそこにはボタンが無数にあります。
その中から190というボタンを探してください。

そのボタンを押すと190階に行き、ドアが開くと通路があります。
通路を進むと壁にぶち当たります。

左手の方を見るとハンマーがありますのでそれで正面の壁を壊します。
すると中に先ほど完成させた生首がありますので、さっきと同じように「ごめんなさい」と「すみません」を5回ずつ言ってください。


最後の場面に行きます。

あなたは小さな板の上に乗っていて、その板はもう一枚の板と平均台のような細い橋でつながっています。
下は真っ暗ですが落ちないように平均台を渡ってください。
「本当なんですよ! 信じて下さいよ! 何度も言ってるように、私は『女性の国』に迷い込んでしまったんですよ! え、私ですか? 名前は〇〇〇〇。職業はある大企業で課長をしています。家族は妻と息子、娘の4人です。それから趣味は…え? もういい? わかりました。あれは確か昨日の正午だったと思います。本当に突然だったんです! 気付いたら周りには女性しかいないんです! 男性はいますか? って質問したんですけど、はぁ、何あんた? とか、ふざけんな! とか、頭おかしいんじゃないの? とか言うんです! もう私もだいぶ混乱しました。本当に私は頭がおかしくなったんじゃないかって思いました。あの日は私にとって重要な取引が2時からあったんです。このまま出られなかったら私はクビになってしまう。その時です、あれは確か午後1時だったと思います。その『女性の国』の住人がどんどん外へ出ていったんです。これはチャンスだと思って、私も外に出たんです。しかし、私は『女性の国』の住人達に捕まってしまいました。私は拷問に耐えながら必死に助けを求めました。どこから来た? とか、男のお前がどういう目的で我が国に入った? とか、質問責めにあいました。すると、見慣れた顔が私の目の前に現れました。部長だ! 私は藁にもすがる思いで部長に助けを求めました。しかし、部長も『女性の国』の住人だったのです。もう私はあきらめました。その時にあなた達が助けてくれたのです。私は今度こそ助かると思いました。しかしあなた達も『女性の国』の住人だったんですね…私をどうする気ですか? 助けてくれ〜」
「警部! この調書見て下さい。どう思います?」

「何だこりゃ? こいつ正気か?」

「こんな言い訳が通用すると本気で思ってるんですかね?」

「まあ、証拠はあがってるんだからすぐにゲロするさ」

「そうですよね。それにしても、こいつは本当に変態ですね。女子トイレでの盗撮に上司の女性にセクハラ、さらに逮捕するときに暴れたから公務執行妨害。こりゃもう実刑確定ですね」

「それより、あの計画はどうなってる?」

「ああ、アレですか? ええ、もう驚くほど順調ですよ。今、取調室にいる男を我々の仲間にすればちょうど10000人目です」

「素晴らしい! いよいよ我々がこの国を支配する日も近くなってきたな!」

「はい、警部殿! 私も頑張ります!」

「それより、『女性の国』か…いい名前だな。早速使わせてもらうか…」

ある警察署の一室で二人の女性刑事が話していた…。
ある小学校での、算数の授業にて。

有能な先生のキャシーは、クラスではちょっと悪ガキなジョンにある質問をしました。

「それではジョン、今あなたはリンゴを8つ持っています。私がジョンにリンゴを2つちょうだいと言いました。さて、ジョンが持ってる残りのリンゴの数は何個でしょう?」

ジョンは少し考えた後、こう答えた。

「8個」
とある山奥に、深い森に囲まれた一軒の廃墟がある。

戦前、そこで警官が一家皆殺しの末に拳銃自殺したとかいう話らしい。
そういう話があるせいかほとんど訪れる人もいないんだが、時々夜中に廃墟の方から何かを叩くような音がするなんて噂もある。

俺達は盆休みの肝試しとして、深夜その廃墟へと向かった。
廃墟は山の上にあるので、途中の道路に車を停め、後は森の中を徒歩。道なき道を30分ほど進むと、闇の中に廃墟の姿が浮かび上がって来た。

廃墟に侵入しようとした時、どこからか「カーン、カーン」と不気味な音が。
これが噂の怪音らしい。廃墟の中からではなく、裏手の方から響いてくる。

俺達は引き寄せられるよう、その音の方へ向かって歩き出した。

闇の中、何か白い物がチラチラ蠢いて見える。白装束を着た人影だった。

「丑の刻参りだ!」

それに気付いた瞬間、背筋がゾッと冷たくなった。

忍び足で逃げ出したが、運悪く木の枝を踏みパチッと音が。

その音に気付いて振り返る白装束。女だった…が、顔は鬼のようだ。

「お…おまえらぁぁぁーーーーー!!!」

髪を振り乱して追ってくる女。

逃げながら「マジで殺される」と思った。無我夢中で森の中を逃げた。

やっと道路まで出ると、突然「何やってんだ君達?」と呼びかけられた。お巡りさんだった。

俺達は息を切らせながら彼に事情を伝えた。

「なるほどな…よし、私が見てきてやろう。君達はもう帰りなさい」

俺達は促されるまま、半ベソになりながら車まで戻り、急いで逃げ帰った。


次の日、あの廃墟の傍で白装束を着た女の自殺体が見つかった。拳銃自殺だったらしい。

…まさか拳銃を持っているとは思わなかった。あと少し逃げるのが遅れたら、あの女は俺達を銃撃したのかもしれない。

今思うと本当に背筋が寒くなる。霊なんかより人間の方がよっぽど怖い。
うちの田舎であった実話なのだが、黒かったので紹介。

ある一家のおばあさんが老人ボケになった。お漏らしをし徘徊もする。
手を焼いたお父さんとお母さんは、裏庭にプレハブ小屋を建ててそこに閉じこめご飯だけを与えた。

やがてそのおばあさんも死に、葬儀が終わったあとのこと。

父「じゃあ、あのプレハブ小屋も潰そうか」

母「そうね。においが染みついてるから、物置には使えないし」

子「何言ってるの。パパかママが歳とった時に使えるじゃない」
このとき「怖い」や「落ちる」と考えると落ちてしまいます。
実際私も「こわっ」っと考え落ちてしまいました。
落ちると最初からやり直しになってしまいます。

渡った平均台の先にまた首があります。
このときにあなたが首の目を見ると、首が息を吹き返します。

首はあなたに向かって暴言の数々を吐いてきますが、ここでも目を離してはいけません。

すると最後に首が、

「なんでここに来たんだ?」

と言いますので、

「帰りたいです」

と答えてください。

すると現実の世界に帰ります。

向こうの世界では1時間くらいの出来事ですが実際には5分くらいでした。。。私の場合。


それでは最後の呪文を言う前におさらいはしましたか?

もしもあまり良く覚えていないと、私の友達と同じように入院してしまうかもしれないので気をつけてください(彼の場合エレベーターの階を聞き流していた)。

呪文を見た後に目をつぶって五秒数え目をあけると最初の場面にいます。


それでは行きますよ?


「余田祖ゥ手ベ巣」

逆向きに読んでください。
「泣くなよ。酷なようだが、死んだ人間は、もう帰っては来ない」

「…帰って来ないから泣いているのよ。放っておいて」

「放ってはおけない。君のことが好きだから」

「…今は、そんなセリフ、聞きたくなかったわ」

「…ごめん」

彼女はいつまでも泣き続けた。俺が殺した、アイツを思って。

「…アイツを殺した犯人は、俺が必ず見つけ出すよ」

こんな卑劣な嘘も吐けるんだ。自分で戦慄した。

「本当に? 約束してくれる?」

彼女は泣き顔をあげた。俺の瞳を直視する。

「ああ。見つけたら、殺してやる」

「…ありがとう」

彼女の表情からは、俺への感謝よりも、アイツへの愛が溢れていた。

パーン!!

「見つけたよ。君の瞳のなかに」
私は一人暮らしのOLだ。

うちの会社には、気味が悪い上にセクハラで、みんなから嫌われている上司がいる。
最近私につきまとってるストーカーも、あいつじゃないかと思うんだけど…。

今日も疲れて帰宅した。
いつものようにドアの鍵をあけた。

「ガチャ」

驚いた。なんと、リビングがめちゃくちゃに荒らされている!
あのストーカーの仕業に違いない。

ああ! そういえば今朝、鍵を掛け忘れたんだっけ!

私の家には、リビングの隣に寝室があるだけで、リビングの窓は閉まっている。
ストーカーが入れるとしたら玄関しかない。

まったく、鍵をちゃんと閉めていればなあ…。

疲れていたので、もう警察を呼ぶ気にもなれない。
ため息をついて、私は寝室へと向かった。
頭のいい男が、占い師を困らせてやろうと一計を案じた。

「喜びそうなことばかり言ってくれるのはいいから、今度は俺がどういう人間なのか当ててみな」

「そうですか、それでは……。まず、あなたは三人の子のお父さんです」

「ほれみろ、間違いやがった」

頭のいい男は言った。

「俺は四人の子の父親なんだ」

占い師は静かな声で言い返した。

「それは、あなたがそう思ってるだけです」
私は自分の目を疑った…どういうことだ? 一体これは…?

その日の朝、目が覚めた私は窓の外を見た。
すると、街を歩いている人全員が後ろ向きに歩いているのだ。

それだけではない。車も自転車も何もかもが逆さまなのだ。
…たぶん、これは悪い夢に違いない。

「一体、どうなっているんだ!」

私は叫んだ。すると、

「あなた、どうしたの?」

妻の声だ! 助かった。彼女なら何か知ってるはずだ。

しかし、私はあぜんとした。
何と、妻は以前とは似ても似つかない中年の男だったのだ…。

「お前は誰だ!?」

「何言ってるの! あなたの妻じゃない!」

「朝っぱらから冗談は勘弁してくれ。僕はそんな冗談に付き合ってられるほど暇じゃないんだ。仕事に行ってくる」

私は会社に行く準備をするためにスーツを着ようとしたその時、

「あなた! 何してるんですか!?」

突然、妻(?)に怒られた。

「何なんだ! もういい加減にしてくれ!」

「そんな格好で外に出ないで下さい!」

「はぁ? 君は何を言っているんだ!?」

「外に出る時は何も着ないのが常識でしょ! 今日のあなた、ちょっと変よ。あなたがそんな非常識な人とは思わなかったわ!」

妻は泣き出した…こうなると非常に面倒だ。

「わかった! 今日はもう外に出ないから!」

そういう訳で私は会社を休む事にした。そして、私は会社に電話をかけた。

「もしもし、すいません、昨日から風邪気味なので、休みを取りたいのですが…」

しかし、電話の応答は意外なものだった。

「お前、何を言ってるんだ? 風邪ごときで会社を休める訳がないだろ!」

「あの、言ってる意味がよくわからないのですが…」

「とにかく早く会社に来い!」

電話は一方的に切られた…。
何なんだ、全く! どうなっているんだ!?
私は妻に話を聞いてみる事にした。

「おい、一体何がどうなっているんだ? ちゃんと説明してくれ!」

「あなた、本当に何も知らないの? じゃあ、説明してあげる。そう、あれは5年前の事よ。私達の国は政治、工業、文化、全ての分野において発展を続けてきた。そして、ついには世界のトップに立ったのよ。しかし、それは同時に世界の多くの国から反感を買うことになった。そしてとうとう私達はこの世界で孤立してしまった。しかし、ちょうどその時大々的な政治改革により就任した初代大統領は、この状況を打開するために画期的な政策を打ち出したのよ。それがこの『逆転化政策』よ。そしてこの政策が施行されて今年で5年になる…」

「ちょっと待ってくれ。その『逆転化政策』と今の状況がどう関係あるんだ?」

「まだ、わからないの? つまり、私達は前に進みすぎたためにこの世界で孤立してしまったのよ。たまには後ろを振り返る事も重要だし、時代から逆行することも大事なのよ! そういう概念を国民に浸透させる為にこの政策は施行されたの」

「わかった。それで皆が後ろ向きに歩いている訳はわかった。でも、君が男になっていたり、服を着て街を歩いたり、風邪で会社を休むのが非常識というのは、どういうことなんだ! 後ろ向きとは全く何の関係もないじゃないか!」

「それは…この政策が施行された後、後ろ向きに歩くだけでは不十分だ! だから、世の中全ての概念を逆転させよう! という意見が大勢を占めた為に3年前からこのようになったのよ。わかった?」

「わかりたくないね! そんなバカげた政策に従うつもりはない!」

そういうと私は、服を着て街へ出ていった。

「あなた! 待って! 行かないで!」

私は妻の声を無視して外へ出た。

そして私は一人だけ前向きに歩いた。
こんな後ろ向きの世界なんかなくなってしまえばいいんだ!

すると、私は誰かに取り押さえられた。

「誰だ? お前たちは?」

「警察だ。ちょっと署まで来て頂けますか?」

(助かった!)

私は思った。

何故ならこの世界は全てが逆転している。つまり警察に連れていかれるのは善人のみのはずだ。
しかし、私の考えは間違っていたのだ…。
その後、警察では厳しい取り調べが続いた。まるで、犯罪者の様な扱いだ。
それでも私は自分の考えを主張した。

「全ての人間は前向きに歩くべきなのです! みなさんは後ろ向きのままでいいんですか!? こんな考え、絶対に間違っている!」

そして私には、国の『逆転化政策』に反対したため、『不逆転罪』が言い渡された。私は死刑になるらしい…。

「皆、間違っている! 絶対におかしい!」

そして私は…………


「……た…なた…あなた! 早く起きて下さい!」

妻の声だ。

どういうことだ? 私は死刑になったはず…そうか! あれは夢だったのか! 確かに妻も女性になっている!

「あなた、朝から変ですよ。何か悪い夢でも見たの?」

「いや、その逆だ、いい夢を見たんだ。おっと、もうこんな時間だ。行ってくるよ」

「いってらっしゃい、気を付けてね」

「おはようございます」

「ああ、おはよう」

「こちらが本日の予定になります」

「ありがとう。いやぁ、今日はいい夢を見たよ。これで私も何とかなる」

「そうですか、それはよかったですね」

「じゃあ、そろそろ行ってくるよ」

「いってらっしゃいませ、大統領」


207×年、大々的な政治改革により就任した日本国初代大統領は政治、工業、文化など、全ての分野で発展を続けた末に、国際社会から孤立した自国を救う為に、「後ろを振り返る事、時代から逆行する事の重要性」という概念を再認識させるという目的で『逆転化政策』の施行を宣言した。

そして、手始めに国民全員に対して後ろ向きに歩くことを義務付けた。
その後、後ろ向きに歩くだけでは不十分と考えた大統領は世の中全ての概念を逆転させることを決断した。

その結果、日本は全ての分野において発展はストップし、後退を続けた。
しかし、後退は止まることなく続いていった…。

そして………


21××年…。

「先生! 世界地図のこの空白は何なんですか?」

「これは、大昔に『日本』という国があった場所よ」

「『日本』…? それはどんな国だったんですか?」

「先生もよく知らないんだけど、聞いた話では国民自らが作り上げた高度な文明を自分達で滅ぼしたっていう、おかしな国だったらしいわよ。先生もよく勉強しておきます。じゃあ、授業を続けます…」
ある日の夜。二人の兄妹が居間でテレビを見ていた。

テレビの内容に飽きたのか、兄は妹にぼんやりと話しかける。

「俺、昨日夢を見たんだよ」

「へぇ、どんな?」

「綺麗な女のコが俺を睨み付けてさ、『この人殺し!! 父さんと母さんを返してよ!!』って怒鳴るんだ」

「へぇ。お兄ちゃんはその女のコにそう怒鳴られる覚えはあるの?」

少し興奮気味に話す兄に、妹はスナック菓子をかじりながらそう問い掛ける。

兄は軽く笑いながら首を横に振った。

「まさか! ねぇに決まってるだろ!」

「でもその女のコは『父さんと母さんを返してよ!』って言ったんでしょ?」

「…おぉ。不思議な夢だよな…。もしかして前世で俺は人殺しだったのかも!!」

「…そうかもね。でも昨日の夜、お兄ちゃんさぁ…」


クシャリ、と空になったスナック菓子の袋を潰しながら、妹は言った。


「二匹のゴキブリ殺してたよね」
訪問客「こちらでジョン・スミスという男が働いているのですが、ちょっと面会させて頂けませんか? 私は彼の祖母ですが」

受付「お気の毒ですが、今日は欠勤です。あなたのお葬式に出ています」
もうすぐ手術をうけることになっている男が必死になって車椅子でホールにやってきた。

看護師長が彼を止め、尋ねた。

「どうしたんですか?」

「今、看護師さんが言ったんです。『簡単な手術だから心配ないですよ。きっとうまくいきますわ』って」

「あなたを安心させようとしたんでしょ。何をそんなに怖がってるの」


「看護師さんは私に言ったんじゃないんです。主治医にそう言ったんです」
これは、インターネットで募集・投票して決まった、世界一面白いジョークらしいです。
見事No.1に輝いたこのジョークは、とある精神科医さんが考案したもの。

狩猟家の一人が地面に崩れ落ちた。
彼は呼吸している様子もなく、白目を剥いている。

もう一人の狩猟家は慌てて携帯電話を取り出し、救急隊に電話をかけた。

『友人が倒れた! どうすればいい!?』

オペレーターは冷静な声で返答した。

「落ち着いて。まず、生きてるのか死んでるのかを確認しましょう」

その直後、オペレーターの耳に1発の銃声が響いた。

狩猟家は言う。

『はっきりさせたよ! で、これからどうするの?』

(*゜∀゜) Hahaha!!

【解説】

"Make sure he is dead."は「死んでいるかどうか確認せよ」と「確実に殺せ」の二様に解釈できる。
オペレーターは前者の意味で発言したが、狩猟家には倒した獲物の頭にとどめの一発を打ち込む習慣があるため、彼は後者の意味に解釈してしまった。

以上。笑えましたか?