7 無名さん
いちにおつ
──Wingardium Leviosaだけかと思ったら他の呪文も英語なんだね
>「、Protego Totalum」
ガキィン、と、耳障りな金属音が響く。咄嗟に張った防壁は上位呪文だったが、それを瞬時に展開出来る程度にはリンは術師として優れていた。
薄く紫色に光る防壁に阻まれた攻撃。刀を手にした男達は目を見開いて驚き、それでも更に攻撃を加えてくる。この防壁は上位呪文であり、かの闇の帝王の魔法さえも弾いた鉄壁だ。魔力を纏わない、鋼の武器での攻撃なぞ、通すわけもない。
リンは防壁の内側から、目の前に並ぶ男達─皆右手に刀を持っている─を見つめ、口を開いた。
「experiarms、武器を捨てよ。」
凛とした低い声が響いた瞬間、男達が手にした武器は一斉に弾かれる。カシャンガランドスガシャとけたたましい音を立ててリンの眼前に武器の山が出来上がる。男達は何が起こったのかわからないと言った面持ちで、ただそこに立っていた。まぁ、無理もないだろう。
──Wingardium Leviosaだけかと思ったら他の呪文も英語なんだね
>「、Protego Totalum」
ガキィン、と、耳障りな金属音が響く。咄嗟に張った防壁は上位呪文だったが、それを瞬時に展開出来る程度にはリンは術師として優れていた。
薄く紫色に光る防壁に阻まれた攻撃。刀を手にした男達は目を見開いて驚き、それでも更に攻撃を加えてくる。この防壁は上位呪文であり、かの闇の帝王の魔法さえも弾いた鉄壁だ。魔力を纏わない、鋼の武器での攻撃なぞ、通すわけもない。
リンは防壁の内側から、目の前に並ぶ男達─皆右手に刀を持っている─を見つめ、口を開いた。
「experiarms、武器を捨てよ。」
凛とした低い声が響いた瞬間、男達が手にした武器は一斉に弾かれる。カシャンガランドスガシャとけたたましい音を立ててリンの眼前に武器の山が出来上がる。男達は何が起こったのかわからないと言った面持ちで、ただそこに立っていた。まぁ、無理もないだろう。
23 無名さん
>滑るように、囁くように、リンが杖を振る。数十振りの武器はふわりと宙を舞い、リンを囲むように浮遊していた。刃先は男達に向けたまま、リンは微笑む。こんなもの、魔法使いにとってはただの玩具だ。刃物で傷を付けられるほど、リンは弱くない。それどころか、彼女に傷を負わせること自体がまず不可能なのだけれど。
「な……」
「信じてもらえた?」
「ま、待ってくれ。きみは……本当に迷子?僕らの新しい審神者ではなくて?」
「だから、迷子だと言っただろう。ホグワーツへ戻る途中だったんだよ。全く、ポートキーのメンテナンスはちゃんとしろとあれほど言ったのに」
Finite.
リンがため息とともに呟けば、浮遊していた武器はとたん地面へと落ちる。わざわざ呪文を唱えているのは恐らく目の前の彼らがマグルだからである。無言詠唱のままあれやこれやを使えば、面倒なことを招くのだと、リンは重々に知っていた。
「へえ……すごいな、博物館でしかお目にかかれないような日本刀ばかりだ。三日月宗近、一期一振、こっちは之定か?おぉ、虎徹まであるのか」
一振り一振り、呪文で浮かせては観察していく。目の前で繰り広げられる到底現実とは思えないその光景に、男達はしばし呆然としていた。何をしているのかも分からないが、その瞳に敵意や害意はまるでない。ただ珍しいもの、あるいは美しいものを見る瞳で、見慣れない服装の女が己自身を眺めていた。
刀にも詳しいラノベ主人公で草
「な……」
「信じてもらえた?」
「ま、待ってくれ。きみは……本当に迷子?僕らの新しい審神者ではなくて?」
「だから、迷子だと言っただろう。ホグワーツへ戻る途中だったんだよ。全く、ポートキーのメンテナンスはちゃんとしろとあれほど言ったのに」
Finite.
リンがため息とともに呟けば、浮遊していた武器はとたん地面へと落ちる。わざわざ呪文を唱えているのは恐らく目の前の彼らがマグルだからである。無言詠唱のままあれやこれやを使えば、面倒なことを招くのだと、リンは重々に知っていた。
「へえ……すごいな、博物館でしかお目にかかれないような日本刀ばかりだ。三日月宗近、一期一振、こっちは之定か?おぉ、虎徹まであるのか」
一振り一振り、呪文で浮かせては観察していく。目の前で繰り広げられる到底現実とは思えないその光景に、男達はしばし呆然としていた。何をしているのかも分からないが、その瞳に敵意や害意はまるでない。ただ珍しいもの、あるいは美しいものを見る瞳で、見慣れない服装の女が己自身を眺めていた。
刀にも詳しいラノベ主人公で草
25 無名さん
一振り一振り、呪文で浮かせては観察していく。目の前で繰り広げられる到底現実とは思えないその光景に、男達はしばし呆然としていた。何をしているのかも分からないが、その瞳に敵意や害意はまるでない。ただ珍しいもの、あるいは美しいものを見る瞳で、見慣れない服装の女が己自身を眺めていた。
前半と後半で唐突に視点変更するのやめーや
前半と後半で唐突に視点変更するのやめーや
26 無名さん
>>23の続き
「そこな女子」
「、っと……なんだ?」
「そなたは先程、迷い子だと言ったな。」
「あぁ」
「戻る方法は?」
「さて、な。ポートキーはないし、そもそも国をまたいでいるようだからなあ……姿あらわしでは帰れそうにない」
「…………つまり?」
「ない、な。なぁ平安貴族のお兄さん、ここはどこなんだ?」
群青色の狩衣を纏う男に、リンは目を向ける。美というものを体現したらこうなるのだろうかと思うほどの美丈夫だった。
「どこ、か。難しいな。現世でも幽世でもない場所だ」
「亜空間か。なるほど」
「驚かぬのか?」
「別に。私も大概にして常識では語れない世界に生きてるんだよ。さっき見ただろ?魔法使いだからね。亜空間ならこの不思議な空気も納得だ。」
「理解が早くて助かる。して、どうするつもりだ?」
「どう、と言われてもねえ……なにせ八方塞がりなもんでね、まずは連絡を付けないとどうとも言えない」
「そうか」
二人の間には険しい空気が漂っている。それでも会話の応酬はテンポよく続いていた。それでも、リンの左手はいつでも杖を抜けるような位置にあったし、狩衣の男の右手もまた柄を支えていた。
「邪魔はしない。庭の一角を借りていいか」
「構わんぞ。そなたらが審神者でないなら追い出す理由もないからな……荒御霊なぞに堕ちたくはない」
「ふぅん?お前ら付喪神かなにかか」
「察しがいいな。その通り、ここにいる俺達は全員が刀の付喪神……刀剣男士だ。俺は三日月宗近という」
「……なるほど、かの足利義輝が惚れ込んだ刀か。そりゃ美丈夫なわけだ。私はエリー、いや、ここは日本のようだからリンと呼んでくれ。」
くすくすと笑いながら、リンは武器をそれぞれの男達へと返す。杖を振り、まるで指揮を執るよう振られる黒い杖に従うように、刀は鞘へと収まっていった。
「そこな女子」
「、っと……なんだ?」
「そなたは先程、迷い子だと言ったな。」
「あぁ」
「戻る方法は?」
「さて、な。ポートキーはないし、そもそも国をまたいでいるようだからなあ……姿あらわしでは帰れそうにない」
「…………つまり?」
「ない、な。なぁ平安貴族のお兄さん、ここはどこなんだ?」
群青色の狩衣を纏う男に、リンは目を向ける。美というものを体現したらこうなるのだろうかと思うほどの美丈夫だった。
「どこ、か。難しいな。現世でも幽世でもない場所だ」
「亜空間か。なるほど」
「驚かぬのか?」
「別に。私も大概にして常識では語れない世界に生きてるんだよ。さっき見ただろ?魔法使いだからね。亜空間ならこの不思議な空気も納得だ。」
「理解が早くて助かる。して、どうするつもりだ?」
「どう、と言われてもねえ……なにせ八方塞がりなもんでね、まずは連絡を付けないとどうとも言えない」
「そうか」
二人の間には険しい空気が漂っている。それでも会話の応酬はテンポよく続いていた。それでも、リンの左手はいつでも杖を抜けるような位置にあったし、狩衣の男の右手もまた柄を支えていた。
「邪魔はしない。庭の一角を借りていいか」
「構わんぞ。そなたらが審神者でないなら追い出す理由もないからな……荒御霊なぞに堕ちたくはない」
「ふぅん?お前ら付喪神かなにかか」
「察しがいいな。その通り、ここにいる俺達は全員が刀の付喪神……刀剣男士だ。俺は三日月宗近という」
「……なるほど、かの足利義輝が惚れ込んだ刀か。そりゃ美丈夫なわけだ。私はエリー、いや、ここは日本のようだからリンと呼んでくれ。」
くすくすと笑いながら、リンは武器をそれぞれの男達へと返す。杖を振り、まるで指揮を執るよう振られる黒い杖に従うように、刀は鞘へと収まっていった。
28 無名さん
凪子たんやっとPCからの閲覧制限したんだね
必読には「PCからの閲覧制限してます」って書いてあったのに普通にPCから見れてたしきっと凪子たんのミスなんだろうなぁとは思ってたけど…おっちょこちょい32歳子持ち
必読には「PCからの閲覧制限してます」って書いてあったのに普通にPCから見れてたしきっと凪子たんのミスなんだろうなぁとは思ってたけど…おっちょこちょい32歳子持ち
29 無名さん
>>26の続き
>「リン、か。よかろう。俺達の事を知っているようだし、付喪神に真名を与える意味を知らんでもあるまい?」
「まぁね。君たちに危害を加えることはしないし、干渉もしない。仮にも神が住まう地にお邪魔したんだ、それくらいは礼儀だろう?」
群青色の狩衣の美丈夫……三日月宗近は恐らくはここのリーダー格、なんだろう。確かに三日月宗近と言えば天下五剣のひとつに数えられ、かの足利義輝が愛した名刀である。そうでなくともどこかで名前を聞いたことがあるような刀の、付喪神。それを束ねる……いや、否が応でも束ねざるを得なかったと形容した方が良いのかもしれない(だってこの場に人間はリンだけなのだ)が、兎に角三日月宗近がリンを害意なしと判断したことにより、ようやく男達─刀の付喪神たち─はその警戒心を解いたようだった。
「なるほど。あいわかった。」
「……ねえ、庭の片隅を借りていいかな。テントを張りたいんだ」
「天道?」
「いやいやお天道様じゃなくて、うーん……即席の家?雨風凌げる簡易建物?ここにいる間の私の家」
「ふむ。良いぞ。庭は広い故な」
「ありがとう」
興味深そうにこちらを見つめる視線は無視した。面倒ごとは嫌いであるし、なにより仮にも神の端くれである付喪神に関わることはあまり良いこととは思えなかったからだ。
カバンに左手を突っ込み、何かを呟きながらずるりと引き出した天蓋はそのカバンの容量をはるかに超えていた。
「…………よく、それが入ったな?」
「見た目よりもかなり入る。このカバンの中も亜空間なんだよ。私にしか出し入れできないけどね──アクシオ、テント一式」
「面妖な……」
「付喪神がそれ言うのか。──レビコーパス」
>「リン、か。よかろう。俺達の事を知っているようだし、付喪神に真名を与える意味を知らんでもあるまい?」
「まぁね。君たちに危害を加えることはしないし、干渉もしない。仮にも神が住まう地にお邪魔したんだ、それくらいは礼儀だろう?」
群青色の狩衣の美丈夫……三日月宗近は恐らくはここのリーダー格、なんだろう。確かに三日月宗近と言えば天下五剣のひとつに数えられ、かの足利義輝が愛した名刀である。そうでなくともどこかで名前を聞いたことがあるような刀の、付喪神。それを束ねる……いや、否が応でも束ねざるを得なかったと形容した方が良いのかもしれない(だってこの場に人間はリンだけなのだ)が、兎に角三日月宗近がリンを害意なしと判断したことにより、ようやく男達─刀の付喪神たち─はその警戒心を解いたようだった。
「なるほど。あいわかった。」
「……ねえ、庭の片隅を借りていいかな。テントを張りたいんだ」
「天道?」
「いやいやお天道様じゃなくて、うーん……即席の家?雨風凌げる簡易建物?ここにいる間の私の家」
「ふむ。良いぞ。庭は広い故な」
「ありがとう」
興味深そうにこちらを見つめる視線は無視した。面倒ごとは嫌いであるし、なにより仮にも神の端くれである付喪神に関わることはあまり良いこととは思えなかったからだ。
カバンに左手を突っ込み、何かを呟きながらずるりと引き出した天蓋はそのカバンの容量をはるかに超えていた。
「…………よく、それが入ったな?」
「見た目よりもかなり入る。このカバンの中も亜空間なんだよ。私にしか出し入れできないけどね──アクシオ、テント一式」
「面妖な……」
「付喪神がそれ言うのか。──レビコーパス」
34 無名さん
>>29の続き
>細く靭やかな指が杖を振る。布がはためき、骨組みは自然と組み上がる。自分たちも大概にして世の理の枠組みの外にいる付喪神ではあるけれど、人の子だというのにこの面妖な術を使うこの娘は何者なのだろうか。
敵意も害意もなく、悪意も他意もない娘。飴色の瞳は澄みきって、けれどその奥底には昏く燃える焔を宿しているようで、その瞳が彼女が歩んできた人生をそのまま物語っているようにも見えた。
神格が高い三日月宗近だからこそ見えるその不可視のものは、三日月宗近にも、ほかの誰にも想像出来ないほど過酷な道を歩んできた証なのだろう。稚さの残る年頃のこどもには過酷すぎるほどの、険しい人生を。
それを悟り、三日月宗近は瞳を伏せた。
「出来るだけ早くに立ち去るから。借りといてなんだけど、ここには近寄らない方がいいよ、折れたくないならね。私だって命は惜しいんだ。お互いの自衛のために、ね」
「あい、わかった。」
天蓋の中へ姿を消した少女を遮るように、ばさりと落ちた扉がわりの厚布は、そのまま世界の隔たりなのだろう。
淡く紫色に光るその扉は、ただの布であるのにまるで天岩戸のようにも感じられた。
>細く靭やかな指が杖を振る。布がはためき、骨組みは自然と組み上がる。自分たちも大概にして世の理の枠組みの外にいる付喪神ではあるけれど、人の子だというのにこの面妖な術を使うこの娘は何者なのだろうか。
敵意も害意もなく、悪意も他意もない娘。飴色の瞳は澄みきって、けれどその奥底には昏く燃える焔を宿しているようで、その瞳が彼女が歩んできた人生をそのまま物語っているようにも見えた。
神格が高い三日月宗近だからこそ見えるその不可視のものは、三日月宗近にも、ほかの誰にも想像出来ないほど過酷な道を歩んできた証なのだろう。稚さの残る年頃のこどもには過酷すぎるほどの、険しい人生を。
それを悟り、三日月宗近は瞳を伏せた。
「出来るだけ早くに立ち去るから。借りといてなんだけど、ここには近寄らない方がいいよ、折れたくないならね。私だって命は惜しいんだ。お互いの自衛のために、ね」
「あい、わかった。」
天蓋の中へ姿を消した少女を遮るように、ばさりと落ちた扉がわりの厚布は、そのまま世界の隔たりなのだろう。
淡く紫色に光るその扉は、ただの布であるのにまるで天岩戸のようにも感じられた。
36 無名さん
>>34の続き
これが最後で括弧の部分は文字色が灰色だった
>世界の最果て
(……不思議な子だ、ね)
(余りに、過酷な運命の子のようだけれどね)
(もしかしたら俺たちよりもずっとひどい世界にいたのかもなぁ。じゃなきゃあの目は出来ないだろう?)
(それでもわらえるひとです。あのひとはわるいひとではないとおもいますよ)
(あぁ、そうだね。ただ──ひどく、悲しい子だ)
(──ダメだな、術式の構築からやらないと……そもそもここは亜空間だ。ここを出なきゃ意味がないのか?──いや、出たら次元流に呑み込まれ兼ねない。迂闊に出るのは危ないか)
(さて、どうしようか)
(半年分くらいの食料はある。減ってきたら双子呪いで増やせばいい。どうせ歳はとらないんだ)
これが最後で括弧の部分は文字色が灰色だった
>世界の最果て
(……不思議な子だ、ね)
(余りに、過酷な運命の子のようだけれどね)
(もしかしたら俺たちよりもずっとひどい世界にいたのかもなぁ。じゃなきゃあの目は出来ないだろう?)
(それでもわらえるひとです。あのひとはわるいひとではないとおもいますよ)
(あぁ、そうだね。ただ──ひどく、悲しい子だ)
(──ダメだな、術式の構築からやらないと……そもそもここは亜空間だ。ここを出なきゃ意味がないのか?──いや、出たら次元流に呑み込まれ兼ねない。迂闊に出るのは危ないか)
(さて、どうしようか)
(半年分くらいの食料はある。減ってきたら双子呪いで増やせばいい。どうせ歳はとらないんだ)
42 削除済
43 無名さん
前スレのやつ
「迷子って……君のその格好も、さっきの不思議な術も、僕らは知らないんだ。君、何なんだい?」
「何、と言われてもな。魔法使いだよ」
「は……?」
「出なきゃこんな芸当、出来ないだろう?」
──Wingardium Leviosa.
「迷子って……君のその格好も、さっきの不思議な術も、僕らは知らないんだ。君、何なんだい?」
「何、と言われてもな。魔法使いだよ」
「は……?」
「出なきゃこんな芸当、出来ないだろう?」
──Wingardium Leviosa.
45 無名さん
『なんとかして捕まえられないか……ホグワーツに戻れたら図書室の貸出禁止棚漁れば出てきそうだけど手元にあるのは生きた人間にしか効果が無い呪いと魔法薬精製法だしそもそもラボじゃないから作れない……魔法界に連絡がつかない以上無理かな連絡つきゃボージンワークスからでもなんか取り寄せてあっちからでも呪ってやれるってのにクソが……あの外道ほんと無間地獄巡りですまさねえぞ……』
「あ、あの、主?」
『あ?なんだ光忠』
「……ごめん、僕その言葉わからない……」
「、っごめん、英語だったか?」
「あ、あの、主?」
『あ?なんだ光忠』
「……ごめん、僕その言葉わからない……」
「、っごめん、英語だったか?」
53 無名さん
>「随分なご挨拶だね。いきなり武器を向けるとは」
「何の用だ、人間」
「何の、と言われてもね。私も何故ここにいるのか解らないんだよ。いきなりこんな場所に放り出されて、いきなりあなたたちに襲われたんだ」
「……審神者ではないのか」
「さにわ?さにわ……あぁ、審神者、か?私は神職ではないよ。ただの迷子だ」
とうらぶ知らないんだけど審神者だと思って初対面だろうが刀向けてくる集団なの?怖すぎない?
「何の用だ、人間」
「何の、と言われてもね。私も何故ここにいるのか解らないんだよ。いきなりこんな場所に放り出されて、いきなりあなたたちに襲われたんだ」
「……審神者ではないのか」
「さにわ?さにわ……あぁ、審神者、か?私は神職ではないよ。ただの迷子だ」
とうらぶ知らないんだけど審神者だと思って初対面だろうが刀向けてくる集団なの?怖すぎない?
54 無名さん
79 無名さん
薄く紫色に光る防壁に阻まれた攻撃。刀を手にした男達は目を見開いて驚き、それでも更に攻撃を加えてくる。この防壁は上位呪文であり、かの闇の帝王の魔法さえも弾いた鉄壁だ。魔力を纏わない、鋼の武器での攻撃なぞ、通すわけもない。
リンは防壁の内側から、目の前に並ぶ男達─皆右手に刀を持っている─を見つめ、口を開いた。
集団っぽいね
リンは防壁の内側から、目の前に並ぶ男達─皆右手に刀を持っている─を見つめ、口を開いた。
集団っぽいね
81 無名さん
凪子たん子持ちババアなのに口悪くてきもいよ子供かわいそうに
ツイから
ほんと死んでほしいーーーーーーー何なのほんと気持ち悪いにも程があるんだけど何なの。うちってそんな粘着晒しする価値ある?ないよ????底辺ゴミサイトだよ何がしたいのよほんと……
ツイから
ほんと死んでほしいーーーーーーー何なのほんと気持ち悪いにも程があるんだけど何なの。うちってそんな粘着晒しする価値ある?ないよ????底辺ゴミサイトだよ何がしたいのよほんと……
98 無名さん
これが冒頭
この続きが>>7だよ
>トンネルを抜けたらそこは不思議の街でした──なんて映画があったっけ。
漆黒のローブに身を包んだまま、少女はそんなことを思う。
光を抜けた先にあったのは祖国の、やけに古めかしい様式の建物だった。いわゆる、日本家屋である。平屋建で武家屋敷のような、少なくともリンが生きていた時代にも、そして先程までいた時代にも、物珍しい様式の建物だ。
さて、ここはどこだろう。杖を左手に、リンは思案する。少なくとも、魔法界でもなければ英国でもないだろう。だって今日の天気は晴れだった。こんなにもどんよりとした重苦しい曇天ではなかった。
この続きが>>7だよ
>トンネルを抜けたらそこは不思議の街でした──なんて映画があったっけ。
漆黒のローブに身を包んだまま、少女はそんなことを思う。
光を抜けた先にあったのは祖国の、やけに古めかしい様式の建物だった。いわゆる、日本家屋である。平屋建で武家屋敷のような、少なくともリンが生きていた時代にも、そして先程までいた時代にも、物珍しい様式の建物だ。
さて、ここはどこだろう。杖を左手に、リンは思案する。少なくとも、魔法界でもなければ英国でもないだろう。だって今日の天気は晴れだった。こんなにもどんよりとした重苦しい曇天ではなかった。