3 削除済
11 無名さん
いちおつ
http://nanos.jp/kirara300/
http://nanos.jp/kirara300/novel/4/
テニス嫌われでキャラヘイトが酷い
ジャッカルだけいい人扱いで他は屑野郎にされてる
最後はマネージャーをやめて何故かでばってきたオリキャラとくっついて終わり
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テニス嫌われでキャラヘイトが酷い
ジャッカルだけいい人扱いで他は屑野郎にされてる
最後はマネージャーをやめて何故かでばってきたオリキャラとくっついて終わり
29 無名さん
さすがに疲れる。中学からやっているマネージャーだけど、高校にもなると人数が私を苛める訳で。高2になって更に増えたからもう限界だ。とりあえず幸村、一発殴らせろ。
『退部届けを所望する』
「断る」
中学時代、この会話は毎日行った気がする。マジふざけんな幸村。
「今度は何されたの?」
何された?そんなの聞いたって、中学のときは何一つ無くならなかったよ。正直助けて欲しかった。
『仕事多すぎ。限界』
そう言えば、幸村は鼻で笑いやがった。
「なんだ、そんなことか」
マジ腹立った。死ね幸村。私はお前を一生呪い続ける、そう思った瞬間だった。
何も萌えない
『退部届けを所望する』
「断る」
中学時代、この会話は毎日行った気がする。マジふざけんな幸村。
「今度は何されたの?」
何された?そんなの聞いたって、中学のときは何一つ無くならなかったよ。正直助けて欲しかった。
『仕事多すぎ。限界』
そう言えば、幸村は鼻で笑いやがった。
「なんだ、そんなことか」
マジ腹立った。死ね幸村。私はお前を一生呪い続ける、そう思った瞬間だった。
何も萌えない
46 無名さん
>耳を済ませば、何度も繰り返されるボールが打ち返される音。
耳を済まさなくても聞こえる黄色い歓声。
部室にいてこんな感じじゃ、テニスコートは大変なことになっているだろう。可哀想と思うのと同時に、ちょっと嬉しい。ざまあ。
最初の部分ちょこっと読んだだけで「なんだただの嫉妬かよ」って思ってしまった
耳を済まさなくても聞こえる黄色い歓声。
部室にいてこんな感じじゃ、テニスコートは大変なことになっているだろう。可哀想と思うのと同時に、ちょっと嬉しい。ざまあ。
最初の部分ちょこっと読んだだけで「なんだただの嫉妬かよ」って思ってしまった
50 無名さん
ジャッカルの話によると、今のマネージャーはろくに仕事もしないでジャッカルに任せてるらしい。更にレギュラーに媚売ってレギュラーもあんま練習してくれないらしい。
死ねばいいと思った。
マネージャーが媚売ったくらいで練習しなくなるキャラじゃないと思うけど
死ねばいいと思った。
マネージャーが媚売ったくらいで練習しなくなるキャラじゃないと思うけど
66 無名さん
http://id37.fm-p.jp/514/1122mu/
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指摘を受けても絶対名前変換をつけない
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更新時間の改竄を行い1日1更新に必死
成りすまし被害自作自演でアクセス稼ぎ
他にもある?
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75 無名さん
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晒しに気づいているが無視を続ける馬鹿
後はなにがある?
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後はなにがある?
83 無名さん
突然だけど私は今とある人から逃げている。逃げている理由となるきっかけは多分きっかけといえる程、明確な理由はない。
気付いたらもうこの状態だった。体が悲鳴を上げるのにも構わず、兎に角全て思考を頭の端に追いやって私は走る逃げる。
何ヵ所目かの曲がり角を曲がって、後ろを追って来ていた足音が聞こえなくなったのを確認してから私は、ほてった背中をひんやりとした冷たさで熱を奪ってくれる壁に預けるとズルズルと座り込み、五月蝿く酸素を求める肺に精一杯空気を送った。
それからどれくらいの時間が経っただろう。
首を回せば窓枠から切り取られた茜色の空が見えた。窓枠から射すオレンジ色は薄く廊下のコンクリートの色に溶けるように床を照らしていた。…全くなんでこんな事になったのか、理由があるなら私が聞きたいくらいだ。落ち着いてきた呼吸に比例するように私の頭もまともに機能しはじめ冷静に分析を開始する、がそれはいともあっけなく思考を停止する。
気付いたらもうこの状態だった。体が悲鳴を上げるのにも構わず、兎に角全て思考を頭の端に追いやって私は走る逃げる。
何ヵ所目かの曲がり角を曲がって、後ろを追って来ていた足音が聞こえなくなったのを確認してから私は、ほてった背中をひんやりとした冷たさで熱を奪ってくれる壁に預けるとズルズルと座り込み、五月蝿く酸素を求める肺に精一杯空気を送った。
それからどれくらいの時間が経っただろう。
首を回せば窓枠から切り取られた茜色の空が見えた。窓枠から射すオレンジ色は薄く廊下のコンクリートの色に溶けるように床を照らしていた。…全くなんでこんな事になったのか、理由があるなら私が聞きたいくらいだ。落ち着いてきた呼吸に比例するように私の頭もまともに機能しはじめ冷静に分析を開始する、がそれはいともあっけなく思考を停止する。
84 無名さん
「みィつけた」
「荒北…く、ん」
「○○チャン、鬼ごっこは終わり?」
荒北君はにやにやと笑いながら、目の前唯一の退路に私と同じように塞ぐようにして座り込む。まるで見せ付けるようにして私の顔のすぐ側に手をついた荒北君に私はああ、捕まってしまったのだと何処か他人事のように思った。よく思い返せばこれは単なる現実逃避だったのだと分かる。私はぶっきらぼうに吐き捨てた。
「…私に何か用でもあるの」
「なかったら追っ掛けたりしねぇヨ。あれぇ?もしかしてテンパってる?」
「…要件はなに」
「ないけど?まぁ強いて言うなら○○ちゃんが好きだから?」
普段なら絶対しないようなうっそりとした笑みを浮かべ彼は壁に付いた手とは違う反対の空いた方の手で私の顔の輪郭を確かめるようになぞる。
「でも。本題はコッチ。」
粗暴さが目立つ普段の印象とは裏腹に繊細そうな細く節くれた指先が擽るように頬を滑る。そして、近付けられた耳元で静かな怒りを称えた獣のような低い声が耳朶を食む。
「荒北…く、ん」
「○○チャン、鬼ごっこは終わり?」
荒北君はにやにやと笑いながら、目の前唯一の退路に私と同じように塞ぐようにして座り込む。まるで見せ付けるようにして私の顔のすぐ側に手をついた荒北君に私はああ、捕まってしまったのだと何処か他人事のように思った。よく思い返せばこれは単なる現実逃避だったのだと分かる。私はぶっきらぼうに吐き捨てた。
「…私に何か用でもあるの」
「なかったら追っ掛けたりしねぇヨ。あれぇ?もしかしてテンパってる?」
「…要件はなに」
「ないけど?まぁ強いて言うなら○○ちゃんが好きだから?」
普段なら絶対しないようなうっそりとした笑みを浮かべ彼は壁に付いた手とは違う反対の空いた方の手で私の顔の輪郭を確かめるようになぞる。
「でも。本題はコッチ。」
粗暴さが目立つ普段の印象とは裏腹に繊細そうな細く節くれた指先が擽るように頬を滑る。そして、近付けられた耳元で静かな怒りを称えた獣のような低い声が耳朶を食む。
85 無名さん
「なんで俺のこと避けてんのォ?」
刹那、ぬるりとした何かが耳の中に入ってきた。反射的に肩をすくませ突き放そうと手を伸ばせば造作もなく壁に付いていた筈の掌に絡め取られそのまま壁に押し付けられ文字通り拘束されてしまう。
尚も耳を蹂躙するのはそのままに、再び途切れた合間に「なあ」と呼び掛けられるも、まともに答えられる筈もなく。得体の知れない感覚が体の中に侵入しようとする感触と時折、聞こえる彼の吐息に自分の口の端からあられもない声が漏れた。
「う……あっ………やぁ…だ!」
「気持ちいいのォ?○○チャン?」
「やめて!やめて!荒北君!」
「じゃあ答えろよ」
そんなの、君が苦手だからだよ、そう言えればどれだけ楽だろうか。苦手といっても直接彼が私に何かをしたワケじゃないし、されたワケでもない。見た目だって一年生の頃に比べたら落ち着いて誰かれ構わずに噛み付くという事はなくなったし、今でも声を荒げてる所等を見掛ければ少なからず恐いという印象も受けるが、言ってしまえば、彼よりも不良と呼ばれるレッテルを貼られた恐い人だっている。
ならば、何故。彼が自分自身で避けられているとう自覚を持つ程、顕著に行動に出てしまったのかと問われれば、ただ苦手。その一言だった。
言い方は悪いかもしれないが、生理的に無理というやつだった。勘違いしないで欲しいから捕捉をするが、例えばだ。地味で内気な文系の子がキャピキャピの派手系肉食女子と気が合うだろうか?答えは否。分かり合えないジャンルとは必ずしも存在するのだ。勿論お互い歩み寄ろうとした場合は除くが、残念ながら私は彼と歩み寄る気持ちなど端からありはしない。
刹那、ぬるりとした何かが耳の中に入ってきた。反射的に肩をすくませ突き放そうと手を伸ばせば造作もなく壁に付いていた筈の掌に絡め取られそのまま壁に押し付けられ文字通り拘束されてしまう。
尚も耳を蹂躙するのはそのままに、再び途切れた合間に「なあ」と呼び掛けられるも、まともに答えられる筈もなく。得体の知れない感覚が体の中に侵入しようとする感触と時折、聞こえる彼の吐息に自分の口の端からあられもない声が漏れた。
「う……あっ………やぁ…だ!」
「気持ちいいのォ?○○チャン?」
「やめて!やめて!荒北君!」
「じゃあ答えろよ」
そんなの、君が苦手だからだよ、そう言えればどれだけ楽だろうか。苦手といっても直接彼が私に何かをしたワケじゃないし、されたワケでもない。見た目だって一年生の頃に比べたら落ち着いて誰かれ構わずに噛み付くという事はなくなったし、今でも声を荒げてる所等を見掛ければ少なからず恐いという印象も受けるが、言ってしまえば、彼よりも不良と呼ばれるレッテルを貼られた恐い人だっている。
ならば、何故。彼が自分自身で避けられているとう自覚を持つ程、顕著に行動に出てしまったのかと問われれば、ただ苦手。その一言だった。
言い方は悪いかもしれないが、生理的に無理というやつだった。勘違いしないで欲しいから捕捉をするが、例えばだ。地味で内気な文系の子がキャピキャピの派手系肉食女子と気が合うだろうか?答えは否。分かり合えないジャンルとは必ずしも存在するのだ。勿論お互い歩み寄ろうとした場合は除くが、残念ながら私は彼と歩み寄る気持ちなど端からありはしない。
86 無名さん
つまり、それくらい私からすれば彼は、荒北君は苦手なのだ。
「俺、なんか嫌われるようなコトした?」
「いや…別に」
「…だったらなんで?」
顔の隣に突き立てられた彼の腕が柵のように私の逃げ場を囲い、今度は正面、至近距離に近付いた彼の顔に息が詰まる。現在進行形で、していると指摘してやりたいがそんな勇気私にはもう残っていない。なけなしの勇気は最早最初彼に捕まった時点で既に尽きたのだから。
淋し気に「なんで…?」と断続的に繰り返す囁きに罪悪感が芽生えはじめる。
確かにあからさまに彼を忌避したのは悪かったと素直に謝ろう。時たま向けられる熱い視線に気付かないふりをしたことも謝る。ごめんなさい。だけど、決定的に溝を埋められない程に深めたのは彼自身だ。私は、力の抜けた彼の肩に手を掛けるとそっと押し返して、幾分高い位置にある彼の顔を真っ直ぐに見上げた。相変わらず距離は近い。
「…ごめん。苦手なの」
「苦手?」
「…ごめんなさい」
「いいから。先、続けてくれる?」
ピタリ、と動きを止めた荒北君は距離はそのまま捕まえていた私の腕を壁から離すと労るように手の甲を撫でてそっと指先を絡めた。振り払いたいけど、今それをしたら取り返しがつかなくなる気がしてやめた。私は気まずさから俯きがちになると、繋がれた手に視線を落とし口を開いた。
「俺、なんか嫌われるようなコトした?」
「いや…別に」
「…だったらなんで?」
顔の隣に突き立てられた彼の腕が柵のように私の逃げ場を囲い、今度は正面、至近距離に近付いた彼の顔に息が詰まる。現在進行形で、していると指摘してやりたいがそんな勇気私にはもう残っていない。なけなしの勇気は最早最初彼に捕まった時点で既に尽きたのだから。
淋し気に「なんで…?」と断続的に繰り返す囁きに罪悪感が芽生えはじめる。
確かにあからさまに彼を忌避したのは悪かったと素直に謝ろう。時たま向けられる熱い視線に気付かないふりをしたことも謝る。ごめんなさい。だけど、決定的に溝を埋められない程に深めたのは彼自身だ。私は、力の抜けた彼の肩に手を掛けるとそっと押し返して、幾分高い位置にある彼の顔を真っ直ぐに見上げた。相変わらず距離は近い。
「…ごめん。苦手なの」
「苦手?」
「…ごめんなさい」
「いいから。先、続けてくれる?」
ピタリ、と動きを止めた荒北君は距離はそのまま捕まえていた私の腕を壁から離すと労るように手の甲を撫でてそっと指先を絡めた。振り払いたいけど、今それをしたら取り返しがつかなくなる気がしてやめた。私は気まずさから俯きがちになると、繋がれた手に視線を落とし口を開いた。
87 無名さん
「言い方は悪いけど…荒北君みたいなタイプは特にというか…」
「タイプって?」
「えと、声が大きい所とか、よくイライラしてるし、言葉がちょっと乱暴なとことか…」
どんどんと尻すぼみになっていくのも仕方ない。だってこんなこと彼を目の前にしてカミングアウトしなければならない日が来るとは夢にも思う訳ないじゃないか。地獄だ。拷問だ。私は早くこの時が終われと祈りながら畳み掛けるように謝罪を繰り返した。
「本当にごめんなさい、変な気使わせて。荒北君は悪くないの、全部私のせいだから、…だからごめん」
そこまでいい終えると彼は私の傍に着いていた手を退け、思案するように視線を後ろに投げてから体を離した。やった。やっと終わりだ。私は強張っていた体が緊張が萎え緩んでいくのを感じた。だが、それは一瞬で。再び目の前に射した影が私の体を捕えられる。
「へぇ、そうなんだァ。なら安心」
「…な、に」
「嫌いってことは、好きと同等に俺を意識してるって事だろ?」
「………。」
「俺は○○チャンの事好きだから」
ぎらり、と荒北君の目が鈍く光った気がした。そしてまたうっそりと笑うと覆い被さるようにして私の体を抱き寄せる。
「ちがっ!?」
「タイプって?」
「えと、声が大きい所とか、よくイライラしてるし、言葉がちょっと乱暴なとことか…」
どんどんと尻すぼみになっていくのも仕方ない。だってこんなこと彼を目の前にしてカミングアウトしなければならない日が来るとは夢にも思う訳ないじゃないか。地獄だ。拷問だ。私は早くこの時が終われと祈りながら畳み掛けるように謝罪を繰り返した。
「本当にごめんなさい、変な気使わせて。荒北君は悪くないの、全部私のせいだから、…だからごめん」
そこまでいい終えると彼は私の傍に着いていた手を退け、思案するように視線を後ろに投げてから体を離した。やった。やっと終わりだ。私は強張っていた体が緊張が萎え緩んでいくのを感じた。だが、それは一瞬で。再び目の前に射した影が私の体を捕えられる。
「へぇ、そうなんだァ。なら安心」
「…な、に」
「嫌いってことは、好きと同等に俺を意識してるって事だろ?」
「………。」
「俺は○○チャンの事好きだから」
ぎらり、と荒北君の目が鈍く光った気がした。そしてまたうっそりと笑うと覆い被さるようにして私の体を抱き寄せる。
「ちがっ!?」
88 無名さん
言い掛けた否定の言葉は、生暖かい熱が首筋を這ったことで霧散する。ちゅ、と愛らしい音が今度こそ私を絶望の縁に追いやる。どくどくと激しく脈打つ心臓に言葉を無くす私に構わず彼は首筋に顔を埋め、愛撫と言って差し支えない程の施しを続ける。彼の短い髪が思い出したかのように頬を擽りこれは夢でなく紛れもない現実なのだと思い起こさせる。
間近に感じる吐息に私は必死に彼から離れようと身を捩るが抱き込まれてしまえば男女の体格差などあってないようなもので。荒北君はお構いなしに撫で上げるように吐息を首筋に吹きかけ、「ねェ」それは耳元で止まる。
「好きだよ○○チャン」
回り込まれた耳元から注ぐようにして囁かれる。ああ、やめて。壊さないで。お願いだから。
「今はまだだけど、覚悟しといてネ」
ちゅ、と耳朶に落とされたキスと共に囁かれた低音。呆然とする私の正面に回った彼の表情に私は悟る。もう駄目だと。きっと本能で分かっていたのだ。私がいくら彼を否定して逃げようとも、全て無駄な足掻きでしかなく。逃げることなと無意味だと。彼も、きっとそうだ。
ゆっくりと近付いてくる唇に私は目を閉じた。ぞくりと電流にも似た何かが背筋を舐め上げる。
「つーかまえた」
間近に感じる吐息に私は必死に彼から離れようと身を捩るが抱き込まれてしまえば男女の体格差などあってないようなもので。荒北君はお構いなしに撫で上げるように吐息を首筋に吹きかけ、「ねェ」それは耳元で止まる。
「好きだよ○○チャン」
回り込まれた耳元から注ぐようにして囁かれる。ああ、やめて。壊さないで。お願いだから。
「今はまだだけど、覚悟しといてネ」
ちゅ、と耳朶に落とされたキスと共に囁かれた低音。呆然とする私の正面に回った彼の表情に私は悟る。もう駄目だと。きっと本能で分かっていたのだ。私がいくら彼を否定して逃げようとも、全て無駄な足掻きでしかなく。逃げることなと無意味だと。彼も、きっとそうだ。
ゆっくりと近付いてくる唇に私は目を閉じた。ぞくりと電流にも似た何かが背筋を舐め上げる。
「つーかまえた」
99 無名さん
■個人情報の掲載
他人の本名や住所や連絡先など個人情報を投稿すると名誉棄損になります。
本名を出さずとも学校などの組織内でのあだ名など個人が特定できる表現で誹謗中傷を行えば名誉棄損になる恐れがあります。
■脅迫行為
他人の生活を脅かすほど極めて悪質な脅迫を行うと脅迫罪になる恐れがあります。
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■脅迫行為
他人の生活を脅かすほど極めて悪質な脅迫を行うと脅迫罪になる恐れがあります。