1 無名さん

魔法晒し154

2 無名さん
3 無名さん
4 無名さん
5 無名さん
6 無名さん
その日、俺は部屋で勉強していた。 
母親は出かけていて夜まで帰ってこない。 
しかし夕方ごろ俺のドアの前に誰か来た。 
まだ早いはずだが 

「ちょっと、A、開けてくれない?」 

母の声だ。しかし今は面倒なのでこう言った。 

「やだよ。下にでも行ってろよ。」 

「何で、ちょっと、開けてくれるだけでいいのよ。」 

「嫌だって言ってるだろ。」 

「・・・・・チッ」 

「・・・・・?」 

その直後電話が鳴った。 

「あ、A? もうすぐ帰るから」 
7 無名さん
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家に帰ると天井の板が一枚外れていた。 

あまり気にすることなくそのままにして風呂に入った 

風呂から上がりビールを飲みながらニュースを観た。また通り魔か……。しかもこの辺だ…。 

そのとき急に寒気がして天井板のことを思い出した。すぐに板をはめて合板と釘で補強した。 

これでもう安心だ 
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俺とユウキとアズの3人は、小さい頃からの幼馴染だ。 
3人の親の仲が良かったので、家族ぐるみでの付き合いをしていた。 
俺達が中学2年生の時、アズの母親が交通事故で亡くなった。 
アズとアズのおじちゃんはとても泣いていた。 
暫くすると、アズはアズのおじちゃんの実家に引っ越していった。 

それから1年位たった頃、アズから俺とユウキ宛に手紙が届いた。 

【俺とユウキへ】 

たのしい季節もあっという間に過ぎますね、私は元気です。 
けれど、こっちの生活にも慣れないといけなくて・・・ 
ちょっと大変、そういえばあの秘密きち! 
にんげんが3人入れたよね、あとねこ! 
ロックって名前だったね、ちっちゃくてさ。 
れんらくあんまり取れなくてゴメンね、またおくる。 

PS;ちなみにこの手紙は父と一緒に書いてます。 
   また会いたいなぁ 

                       アズ 

手紙を読み終わったあと、ユウキが疑問有り気な顔でもう一度手紙を見せてくれと言った。 
手紙を渡すと、食い入るように読み「やばい・・・」と言った。 
俺ももう一度手紙を読み、理解した。 
すぐに両親に事情を話し、急いでアズの元へ向かった。
大昔、とあるホームページで、「怪我をしたかわいそうな動物に寄付を」というのがあった。 
片足が無い犬や、内臓が飛び出た猫たちの画像があり、目を背けたくなるようなものばかり。 
だが、回復経過の画像を順を追って掲載していたので寄付もそこそこ集まっていたようだ。 
ちゃんと寄付を手術に充てているようで、元気な姿にホッとさせられるホームページだった。
とあるマンションの一室に、仲が良いと評判の家族が住んでいた。 

しかしある日、夫婦は些細なことで喧嘩を始めた。 
恐くなった娘は、思わず外へ飛び出した。 
娘がいなくなったことに気づいた夫婦は、深く後悔した。 
しばらくの間、夫婦は呆然と窓の外を見つめていたが、 
意を決して、娘の後を追った。 

その家族は、仲が良いと評判であった。
これは、私が小学生のころの話です。学校からの帰り道、真っ黒な髪を腰まで 
のばした女の子が、公衆電話の前に立っていました。その子が振り向いて 
話かけて来た時に、その目が白く濁っていたことから、私は彼女が盲目であること 
を知ったのです。その子は透き通った声で言いました「美加ちゃん、お葬式の 
最中に悪いんだけど、私の代わりに電話をかけてくれる?」わたしは(何か 
誤解されてるな)と思い乍らも、そこは突っ込まずに、それよりも彼女が何故 
まようことなく私の名前を言い当てたのか、知りたいと思いました。「どこか 
で、会ったかしら?」すると彼女はクスクスと可笑しそうに笑い、本を 
読むように饒舌に語り始めたのです。「クラスが違うから、知らなくても 
無理はないけど、アナタの同級生よ。貴方は1組で私は6組。廊下の端 
と端ですものね。でも私は、ずっと前からアナタを知っていた・・・。 
目の悪い人間ほど、声には敏感なものよ。アナタはとても綺麗な声で、クラス 
の人望も厚くて、よく皆の話題になってた・・・。だってアナタは優等生の 
見本のような人ですものね。きっと私の頼みを聞いてくれると思ったの。 
エゴイスティックな他の人たちとは大違い・・・。」 
なにかが狂ってるような気がしました。それでも私は、その少女の 
いう通りに、ダイヤルを回し(当時はまだダイヤル式の公衆電話でした)、 
少女のいう通りに、受話器を渡したのです。 
女の子は、電話の向こうの誰かと声を潜めて話しては、ときどきこちらを見て、 
にっこりと笑いました。その電話が終り、少女が去った直後でした。私が、 
途方も無く恐ろしいものに取り憑かれていたことに気付いたのは。 
理由を詳しく説明することはできません。私の 
つまらない文章の意味を理解した者だけが、とり 
かれる。そ 
れが、この少女の呪いの 
ルールなのですから。
先日、いわゆる心霊スポットという所に、同じバイトの4人で行ってきた。 

俺「ようやく着いたな」 
A「そうですね」 
B「早く帰りましょうよ」 
C「お前は臆病だな」 
A「懐中電灯ちゃんとありますか?」 
C「お前もおんなじか」 
俺「これが噂の…」 
A「いわく付きの小屋ですね」 
B「帰りましょうよ」 
俺「本当に恐がりだな」 
A「とか言って、一人だけお守り持って来てるじゃないですか」 
俺「うるさい!」 

その後、そこで写真を撮ったり、かくれんぼをしたり、小便をしたりした。 
しかし、何も心霊現象は起こらなかった。 

俺「結局何も無かったな」 
A「そうだな」 
B「早く帰ろうぜ」 
C「帰りましょうか」 
俺「さあ、乗れ乗れ」 

俺は車を発進させた。 
来た時よりも何か増えたような気がしたが、振り払うようにアクセルを踏み込んだ。
「ママー、お散歩行きたい!」 
麻衣が何度も私にねだるので、仕方なく出掛けることにしました。遊具の事故で一ヶ月前まで入院していたというのに、今ではすっかり元気なようです。 
お決まりの道を一緒に回りました。こうして歩くのは久しぶりです。 
ただ一つ、いつも友達の家に寄って帰る麻衣が見向きもせずに通り過ぎてしまったのは気になりました。 
「今日は○○ちゃんの家に寄らないの?」 
「いい!走ろ」 
突然走り出されると、追いつくのに一苦労。手を離しそうになります。 
自宅の前まで来ると、どこかのおばさんが麻衣を可愛がってくれました。 
「可愛いねえ。お名前は?」 
「ほら、どうしたの?お名前言って」 
麻衣が名前を言っているのに、おばさんは怪訝な顔をしてどこかへ去ってしまいました。 
「…麻衣、お家に入ろうか」 
「うん!」 
楽しい日々が続きそうです。
取り返しのつかないことに気付いて、本当に後悔した。 

学校に行く途中、秘密基地にしていた空家が取り壊されてるのを見た。 


僕はよくこの空家でかくれんぼをして遊ぶ。昨日もやったばかりなのに・・・。 

少し悲しくなって僕は言った。 
「もう、いいよ・・・」 
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派手さが売りのイリュージョンショー 

【初日の演目】 

1・物体復元 
2・バイク消滅 
3・瞬間移動 
4・人体切断 
5・瞬間、早着替え 
6・空中浮遊 
7・人体発火 

序盤は、何事もなく進んでいたが、4番目の人体切断でアクシデントが起こった。 
いや、少し手間取ったものの、何とか成功させたようだ。 
その後の演目はスムーズに進み、鳴り止まない拍手の中、ショーは終わった。 

【二日目の演目】 

1・物体復元 
2・バイク消滅 
3・カードマジック 
4・人体切断 
5・瞬間、早着替え 
6・空中浮遊 
7・人体発火
ある人が幽霊がでるという噂のある山道へ行ったとき、 
木の葉の間から人らしき物体がふわふわ浮いてみえた。 

もしや幽霊!?と思っておそるおそる近づくと、幽霊ではなく男性の首吊り自殺だった。 
このままにしておくのもかわいそうだから、 
下へおろそうと近づくと 
「ばさっ」という音がした。びっくりすると只たんに自殺者の靴が落ちた音だった。 
とにかくおろそうと思い、紐に手を伸ばそうとするがなかなかうまくいかない。 
場所を変えようと死体の正面に回ったり何度も挑戦するが全くできない。 

そうこうしているうちに、また「ばさっ」という音がした。 
えっ?と思い下を見ると、死体の下には何もなく自殺者の足を見ると、なんと靴を履いている。 
気味悪く思い、もうその場を立ち去ろうとして歩き出したとき、あることに気がついた。 

何度も正面に回ったりしていたのに、死体の顔が思い出せず、しかも常に後ろ姿しか見ていなかった事を…。
表向きは仲良くしてるんだけど、 
クラスでムカツクAの携帯に 
非通知で朝となく夜となく嫌がらせの電話を 
仲間うちで繰り返してた。 
『氏ね』とか『殺す』とか声色使って。 


ある日、知らない番号から電話があって出た。 
『もしもしAだけど、明日バイト変わって』
友達を家まで送っていくことになった。 
私は原付しか持っていないから無理だと言ったのだが、深夜のこの時間なら警察もいないだろうという友達の言葉にしぶしぶ了承した。 
友達の家までは20分弱。田舎町だから車は一台も見あたらず、無事友達を送り届けた。 
お礼に缶コーヒーを買ってもらい、しばらく話をしてから家に帰ることにした。 
帰りの道中も一台も車は見かけず町を独占した気分を味わっていた時、後ろから声が聞こえた。 

「そこの原付とまりなさい。」 

なんだ?と思ったら警察官が一人パトカーから降りてきた。 

「二人乗りしちゃダメじゃないか。」 

さっきまで二人乗りをしてた後ろめたさから何も言い返せなかった。 

「二人乗りしてた奴は彼氏?」 

なんでこんなこと聞くんだ?と思ったけど、軽く返事をしておいた。 

「君、だいたいね、いつも対向車にあんなに寄せて走ってたら危ないよ。スピードも出しすぎてるし、何かあってからじゃ遅いんだから。それに余計なお世話かも知れないけど、若い女の子がこんな時間に危ないよ」
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中学の頃、サボりによく保健室に行ってた。もちろん仮病。 

その日も仮病を使って保健室へ行くと、保険医が体温計の手入れをしていた。 
保険医はまたお前かとウンザリした目を向けてきたが、一応体温測れと言った。 
渡された体温計を腋下にはさむと、プツンとした感触。 
腋下から玉状の血が吹き出し、見ると体温計の先端が割れていた。 
保険医は「アラアラ」と薄ら笑いを浮かべながら、体温計を消毒綿で拭く。 
もちろん、今みたいに電子体温計じゃなかった。 

別に死に至ることはないと思うけど 
なんか怖くなって、以来保健室に行くことはなくなった。
職場の同僚A、B、C、D、Eの5人が熱海の旅館で小さな忘年会を開いた。 
その帰り際、旅館の仲居さんにシャッターを押してもらって集合写真を撮った。 
しかし、その集合写真には不思議なものが写っていた。 

Aの頭からうっすらと白い手が生えており、指を1本立てている。 
Bの頭に生えている手は指を2本立てている。 
同じくCは3本、Dは4本、Eは5本。 

すると、あいついでA、B、Cが順番に亡くなった。 
Dは写真を思い出した、「次は自分だ・・・」 
しかし、Dよりも先にEが死んだ。 
自分の順番がとばされたことでDは安堵した。 

心に少し余裕が戻ったDは、忘年会の時に撮ったその他の写真を見直してみた。 

すると問題の写真の右端に、旅館の仲居さん(シャッターを押してくれたのとは別の人) 
の半身が見切れており、やはり頭から白い手が生えている。 
しかし見切れているせいで、指が何本立っているか分からなかった。 

Dは旅館に問い合わせたところ、Cの死とEの死の間に 
その仲居さんは亡くなっていたらしい。 

Dは自分の順番が来たことを悟り、自殺した。
ある夏の暑い日に、僕は友達と朝早くに少し遠くの山に虫を採りに行く約束をしていました。 

朝早いのにお姉ちゃんは手作りのお弁当を作って渡してくれました。 
僕はそんなお姉ちゃんが大好きです。 

山は遠いのでお母さんに5人乗りの車で送ってもらいました。 
お父さんは車がないから、パチンコにいけないとぼやいてました。 

三人の友達を迎えにいっている間にお腹が減ったのでお弁当を食べてしまいした。 
お母さんに友達の前で怒られて恥ずかしかったです。 

でも山の近くにはお姉ちゃんが働いているコンビニがあったから大丈夫でした。 
お姉ちゃんに、弁当おいしかったよっていうと笑って頭をなでてくれました。 

山ではたくさんの虫がとれました。 
みんな笑顔で楽しい一時でした。 
帰りにバイトの終わったお姉ちゃんも乗せて帰りました。 

なんだか幸せだったので5人全員で歌を歌って帰りました。また行きたいです。
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昔物凄く年上の男と同棲して3ヵ月後。 
その男が逮捕され私も警察に呼ばれ事情を聞かれた。 
警察では好きなものを取っていいよとそばやのメニューを見せられ 
天ぷらうどんをご馳走してもらった。 
冷たいものを飲みたいと言ったら水が出てくると思ったがカンのお茶をくれた。 
警察は「彼はしばらく出てこれないと思うよ」と。 
聞けば彼は前科14犯だった。 
飲酒運転で捕まった過去は知っていたが・・。 
最後に普通の車で家まで送ってくれた。 
彼が拘置所に移されたあと警察官が二人で心配して様子を見に来てくれた。 
玄関を開けた時の最初の一言が「おお!生きてるか!?」だった。 

警察は思ったよりも優しい人ばかりだったなあ。
男は3ヶ月前、息子を轢き逃げで亡くしていた。 

妻に先立たれ、男手一つで育ててきた息子だけが生き甲斐だった男は、犯人を殺したいほど憎んでいた。 

犯人は捕まったが、これでは容易に復讐も出来なくなってしまった。 

ある日、男は古本屋で【悪魔召喚】と書かれた一冊の本を手に入れた。 

こんなモノを信じてはいなかったが、 
何も出来ない自分が許せなかった男は“悪魔”を呼び出してみる事にした。 

見事、悪魔は現われた。 

悪魔「…お前の望みはなんだ?」 

男「息子を殺した奴に復讐がしたい!殺してやりたい!」 

悪魔「…前払いで“お前の死”を報酬として貰うが良いか?」 

息子を失った男は、自分の命など惜しくはなかった。 

男「ああ…それで構わない…」 

悪魔「…ならば契約成立だ」 


数日後、轢き逃げ犯が謎の死を遂げたと聞いた男は、悪魔との契約の事を思い出した。 

男「前払いで“私の死”ではなかったのか?だが私は生きている…。 
奴は悪魔に殺されたわけではないのか?あの悪魔は嘘を吐いたのか?」 

そんな疑問を抱え数日が過ぎた頃、再び男の前に悪魔は現れた。 

悪魔「…契約は果たした…さらばだ…」 

男「待ってくれ!あんたは“私の死”を報酬にしたはずだ!…なのに、何故私は生きている!?」 

悪魔「…たしかに報酬は“お前の死”だ、勿論きちんと頂いた」 

悪魔は笑いながら、最後の言葉を残して消えた。
ある日、男は殺しの現場の被害者の声を聞けるようになってしまう。 
そのどこかで殺されてる声が、何日か毎に頭に入って来る。 

しかも男がその声を聞くたびに、新聞に声と同じ内容の殺人事件が載っている。 
そしてまたある日、今度は犯人の声が聞こえるようになる。 

犯人は最後に、男の存在に気付いた。 
「この事を誰かに話したら殺す」 

男は恐ろしくなって家に引き篭もり、会社も辞めてしまう。 
心配で家に来た友人に男は安心感から全てを話す。 

友人と考えた末、警察に行く事にした。 
男の近所には幸いな事に交番があった。 

男は次の日交番へ行った。 
出て来た警官に全てを話した。 

住所と電話番号を教え、警官が夜間パトロールをしてくれる事になった。 
男は安心して家に帰った。 

その夜、男は殺された。
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この前大学に通うために地方へ行った友達から電話がかかってきた。 

結構夜遅い時間だったけど、久しぶりの電話だから寝るまでの時間大いに盛り上がった。 

ただ、そいつの話で一つ気になる事があった。 
隣に住んでる奴がオカシイらしい。 

朝会っても挨拶もしないし何より臭い。 
頭はボサボサ、服はボロボロでどうみても風呂に入ってなさそうな格好らしい。 

行動もおかくて、カラスを捕まえて殺したり、 
猫の尻尾を切ったりと近所でも有名な基地外とのこと。 

またそのアパートの壁が薄くて、夜中ゴソゴソ何かをしている音がいつも聞こえると言っていた。 

まだ実害が無いから今の所は心配無いと言ってたけど、気持ち悪いから機会があったらすぐ引っ越したいんだとさ。 

その後、友達が殺されたのは言うまでもない。
深夜にコンビニに行く途中で男に追いかけられた。 
男は「傷...傷...」っていいながら追いかけてきた。 

必死に逃げる俺に男は「痛...痛...」っていいながら追いかけてきた。 
さらに必死に逃げる俺に男は「ラシ...ラシ...」っていいながら追いかけてきた。 

大きな交差点まで来たところでやっと追いかけるのを諦めたらしく 
男は恨めしそうに「ぬ...ぬ...」っていってた。 

あの男はなんだったんだろう...。 
そうか、わかったぞ! 

俺は車に跳ねられた。
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テレビを見ていると画面に数人映っておりワーワーと叫んでた。 
いつもの事なので無視してチャンネルを変える。 

腹も減ってきたのでご飯を作りゆっくりと食べた。 
いつもはお笑い番組などを見ながら食べるのだが、 
今日はうるさいのでパソコンで動画を見ながら食べた。 

一応テレビは消音にしておいた。 
ご飯を食べ終えて、風呂に入る。 

テレビにはまだ数人が座ってワーワーやってた。 
電気を消して寝る事にした。 

それから数日間は同じような生活だった。 
勿論今日も。テレビは2人が映り何か掛け合いをしていた。 
漫才のようで、プッと噴出してしまった。
霊能者 
「あなたはこわい話が好きですね。何かこわい話を聴いて、こわい感じがするなら何かがそばまできています。暗黒な霊界とつながりかけているか、そういう存在がすぐそばにいます。一念三千て知っていますか?そういう世界を見ようとするから、そういう世界とつながるのは当然なんです。あなたの背後にはたくさんの暗黒な霊がついていますよ。それはあなたが望んだ結果です。現実の生活がおかしくなりかけていないですか?彼らはしつこいですよ。用心してください」 
私 
「はい・・・。」 
私はわかったので本当にこわくなった。
帰宅するとポストに手紙が入っていた。 『よんるいのまえきんおろす』 文の下には「文字から2を引く」とヒントらしきものが書かれていた。 少し考えたが面倒くさくなりそのまま寝ることにした。  翌日、僕は遺体で発見された
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A君と母校の中学に夜11時に侵入した。 
そしたらA君が 
「うおー!!なんか走りたくなって来た!!」 
とか言って真っ暗の校庭の中適当にトラックを走り出した。 
めんどくせ〜、と思いながら俺も10秒後くらいにジョギングくらいのペースで走り出したのよ。 

そしたらその10秒後くらいにA君が後ろから1週抜かしで追い付いてさ。 
もの凄い勢いなわけ。 
なんか燃えて来て「負けるか〜〜!!」と思って全力疾走したのよ。 
俺50m6秒台で走るからかなり早いわけ。 
だから少しずつ引き離してさ。 
後ろの気配が無くなったから「よっしゃ〜〜!!」って思ったのよ。 
そしたらさ、何かを踏んだ。 
何だ!? 
と思ったら「やっぱ昔みたいに走れないよな〜」ってA君が笑いながら俺に言うんだよ。
いま電話があって俺がバイクで事故を起こして警察に捕まったらしい。 
しかも相手が妊婦で流産までさせてしまったそうだ。 
示談にするから金振り込めっていうし、電話の向こうで俺は泣いてるし、 
いったい俺はどうしたらいいんだ。