1 削除済
8 無名さん
いちおつ
>さらり、前髪を。
まるで、このまま触れ続けていても目覚めぬかの如き人間に、小さな溜め息。
自室で眠っているのなら、わからなくはない。しかし、夜も遅くに、この家に入って来た者ならば誰もが目にする場にて、眠るなど。らしくは、ない。らしくは、ないが。夜中に帰宅する者が誰だかわかっているが故、に。他の者が来るとは思っていないが、故に。
俺であれば、危険など一切ない、と。
「・・・水紀」
指の背にて、頬を。
名紡ぎにか、触れたが故か、微かに変化を見せるも寝息は変わらず。狸寝入りを器用にできる人間とも思えぬから、やはり、眠っている。寝入っている。心の底からの、安心、を抱いて。
喜ぶべき事象であり、憂えることなど何もない。
あるとすれば、せめて玄関の鍵をかけておけとは思う。起きているつもりだったから鍵もかけずに俺の帰りを待っていたのだろうが、女一人で夜中に鍵もかけずにいるのは不用心が過ぎる。その上、仮眠を取ると決めて毛布まで用意しているのなら、余計に。
「どちらにせよ、・・・俺の前でも用心はしろ」
肌を、温かさを堪能するように頬を何度も撫でるが起きる様子もなく。薄く開いている唇に触れたところで、漏れるは寝息。
穏やかな、空間。静かなる、時。耳に届くは、眠りにつく者の。
いとおしき もの の
「無防備な姿を見せているお前にも、非は、ある」
言い訳のように、互いに非はあるのだと、夢路へ旅立っている者には無意味だと理解していながら。
「相応の、」
罰、とは重すぎる。罪、とも言い難い。
しかし、罪深きと述べ、相応しき罰と称し。
唇へ、落とすのは。
赤井さん視点の夢なんだけどコレジャナイ感すごい
>さらり、前髪を。
まるで、このまま触れ続けていても目覚めぬかの如き人間に、小さな溜め息。
自室で眠っているのなら、わからなくはない。しかし、夜も遅くに、この家に入って来た者ならば誰もが目にする場にて、眠るなど。らしくは、ない。らしくは、ないが。夜中に帰宅する者が誰だかわかっているが故、に。他の者が来るとは思っていないが、故に。
俺であれば、危険など一切ない、と。
「・・・水紀」
指の背にて、頬を。
名紡ぎにか、触れたが故か、微かに変化を見せるも寝息は変わらず。狸寝入りを器用にできる人間とも思えぬから、やはり、眠っている。寝入っている。心の底からの、安心、を抱いて。
喜ぶべき事象であり、憂えることなど何もない。
あるとすれば、せめて玄関の鍵をかけておけとは思う。起きているつもりだったから鍵もかけずに俺の帰りを待っていたのだろうが、女一人で夜中に鍵もかけずにいるのは不用心が過ぎる。その上、仮眠を取ると決めて毛布まで用意しているのなら、余計に。
「どちらにせよ、・・・俺の前でも用心はしろ」
肌を、温かさを堪能するように頬を何度も撫でるが起きる様子もなく。薄く開いている唇に触れたところで、漏れるは寝息。
穏やかな、空間。静かなる、時。耳に届くは、眠りにつく者の。
いとおしき もの の
「無防備な姿を見せているお前にも、非は、ある」
言い訳のように、互いに非はあるのだと、夢路へ旅立っている者には無意味だと理解していながら。
「相応の、」
罰、とは重すぎる。罪、とも言い難い。
しかし、罪深きと述べ、相応しき罰と称し。
唇へ、落とすのは。
赤井さん視点の夢なんだけどコレジャナイ感すごい
15 無名さん
>誘うように言葉を紡ぎて自動販売機に向かい財布を出そうとすれば、服が引かれる。小さく服を引かれて素知らぬ顔で振り向きて。
「あの・・・その、私の体温、じゃ駄目ですか?」
普段では言うはずもないだろう言葉を紡ぎ、そっと。冷たい、手が触れる。冷えた手、が己が手に触れて、生じる。冷たさと冷たさが合わされば、ぬくもり、になるのだろうか。そんなことを思わせるような様に頬を緩め、絡めた。
「いいえ。・・・むしろ火傷してしまうかもしれませんが」
指を絡めれば、頬が緩む。彼女の頬が緩み、闇夜に花が咲く。花が咲きて、温もり来たりて。
「子供体温ほど高くないですよ」
しっかりと絡ませた手から伝わる温もりに、身を寄せ合いたいならば何もわざわざ寒い地方に行くまでもなく、そもそも、寒さ、など言い訳にせずに寄り添ってくればいいのにと、まったくもって面倒くさく厄介な人間の性質に、ひたすらに愛しいと想いを重ねて彼女の身を己が身に寄せて家路に着いた。
可能であればこのまま温もりから熱き夜にしてもよかったが、艶やかさよりも穏やかに微笑む様を堪能したかったから、ゆるり、ゆるりと歩を進め、時間をかけて互いの温もりの分け合いに留めた。
安室さん視点なんだけど地の分がお年寄り
「あの・・・その、私の体温、じゃ駄目ですか?」
普段では言うはずもないだろう言葉を紡ぎ、そっと。冷たい、手が触れる。冷えた手、が己が手に触れて、生じる。冷たさと冷たさが合わされば、ぬくもり、になるのだろうか。そんなことを思わせるような様に頬を緩め、絡めた。
「いいえ。・・・むしろ火傷してしまうかもしれませんが」
指を絡めれば、頬が緩む。彼女の頬が緩み、闇夜に花が咲く。花が咲きて、温もり来たりて。
「子供体温ほど高くないですよ」
しっかりと絡ませた手から伝わる温もりに、身を寄せ合いたいならば何もわざわざ寒い地方に行くまでもなく、そもそも、寒さ、など言い訳にせずに寄り添ってくればいいのにと、まったくもって面倒くさく厄介な人間の性質に、ひたすらに愛しいと想いを重ねて彼女の身を己が身に寄せて家路に着いた。
可能であればこのまま温もりから熱き夜にしてもよかったが、艶やかさよりも穏やかに微笑む様を堪能したかったから、ゆるり、ゆるりと歩を進め、時間をかけて互いの温もりの分け合いに留めた。
安室さん視点なんだけど地の分がお年寄り
27 無名さん
>満足げに微笑まれて身が遠のいた。遠のいた瞬間に熱が上がる。心音が煩い。止まっていた時が一気に動き出したかのように、熱くて、胸を掻きむしりたくなるほど心臓が煩くて。
闇夜に浮かび上がる白き怪盗の華麗なるマジックを夢心地で見惚れ、ぼーっとしている様を微かに笑われながら拙くも模倣して。小一時間ほどの講習が終わりし時に、第一回目の報酬、という名の、キス、をした。
頬、へキスをしたことで妙に不満げな表情されたけれど、どこにキスをするか、とは言われてないとして逃げた。すべての道具を持って足早に逃げようとした際に腕を取られて。
なあ、何、を。貴方、は、何、が。
「―――ではすべてが終わりし時には、貴方の清らかな唇を我が唇へと」
重ねていただきましょう
まるで夢の使者が紡いでいるかのように、ふわり。耳に届いた言葉に逃げ道を塞がれ固まったまま夜中に身を隠した白き衣をまといし怪盗の言葉を延々と反芻し、夜風で身は冷えているはずなのに熱を持ちながら帰宅した。
出迎えてくれたマジックを始める原因になった同居人の言葉も何も入らぬままベッドに突っ伏し、夢中でも。
高校生キッドなら若々しいはず!と思ったんだけど…
闇夜に浮かび上がる白き怪盗の華麗なるマジックを夢心地で見惚れ、ぼーっとしている様を微かに笑われながら拙くも模倣して。小一時間ほどの講習が終わりし時に、第一回目の報酬、という名の、キス、をした。
頬、へキスをしたことで妙に不満げな表情されたけれど、どこにキスをするか、とは言われてないとして逃げた。すべての道具を持って足早に逃げようとした際に腕を取られて。
なあ、何、を。貴方、は、何、が。
「―――ではすべてが終わりし時には、貴方の清らかな唇を我が唇へと」
重ねていただきましょう
まるで夢の使者が紡いでいるかのように、ふわり。耳に届いた言葉に逃げ道を塞がれ固まったまま夜中に身を隠した白き衣をまといし怪盗の言葉を延々と反芻し、夜風で身は冷えているはずなのに熱を持ちながら帰宅した。
出迎えてくれたマジックを始める原因になった同居人の言葉も何も入らぬままベッドに突っ伏し、夢中でも。
高校生キッドなら若々しいはず!と思ったんだけど…
37 無名さん
「こうしてまた姫君に出会えたことは嬉しいけど、オレと離れている間に得体の知れない男につきまとわれているとはね。天上に咲く花の香りと美しさに心奪われるのは仕方ないとはいえ・・・姫君の美しさには困ったものだね」
「それはこちらの台詞だ。ようやくあなたに会えたと思えば・・・いくらあなたが単純だからといって少しばかり口が達者な、子供、に誑かされているとは」
「・・・二人とももう少し言葉を減らしてくれると大変わかりやすいんだけどな」
異世界の人間たちがやって来た。
自分、が異世界に行くことは体験している。そうして異世界の人間が私の世界に来たことも、ある。けれども別々の作品の人たちがやって来たことはない、のに。
「想い恋しいと幾千の夜を寂しく一人寝で過ごし、今すぐにでもお前を抱き寄せ甘やかな言の葉を紡ぎ注ぎたいってのに・・・相変わらずつれない姫君だね」
「言っておくが、君はこの世界では未成年。成人した彼女と何かあった場合は彼女が法的に罰せられる。そのことはきちんと頭に入れておくんだ」
「あぁ、わかっているよ。オレは姫君が困り憂える顔を見たいわけじゃない。花の顔を見るためならどんな試練でも耐えてみせるさ。それが異界の姫君―――水紀に惚れて手にするとした時に決めた覚悟だからね」
遥か3とクロス痛すぎて草
「それはこちらの台詞だ。ようやくあなたに会えたと思えば・・・いくらあなたが単純だからといって少しばかり口が達者な、子供、に誑かされているとは」
「・・・二人とももう少し言葉を減らしてくれると大変わかりやすいんだけどな」
異世界の人間たちがやって来た。
自分、が異世界に行くことは体験している。そうして異世界の人間が私の世界に来たことも、ある。けれども別々の作品の人たちがやって来たことはない、のに。
「想い恋しいと幾千の夜を寂しく一人寝で過ごし、今すぐにでもお前を抱き寄せ甘やかな言の葉を紡ぎ注ぎたいってのに・・・相変わらずつれない姫君だね」
「言っておくが、君はこの世界では未成年。成人した彼女と何かあった場合は彼女が法的に罰せられる。そのことはきちんと頭に入れておくんだ」
「あぁ、わかっているよ。オレは姫君が困り憂える顔を見たいわけじゃない。花の顔を見るためならどんな試練でも耐えてみせるさ。それが異界の姫君―――水紀に惚れて手にするとした時に決めた覚悟だからね」
遥か3とクロス痛すぎて草
56 削除済
67 無名さん
孤島でさ
それなりに人気なんだけど文章が浅いっていうか内容が薄いなって思う管があってこういうのでこんな人気になるんなら私の神がそこまで拍手の返事してないのって読み手が頭悪い人ばかりだからなのかって思い始めた
それなりに人気なんだけど文章が浅いっていうか内容が薄いなって思う管があってこういうのでこんな人気になるんなら私の神がそこまで拍手の返事してないのって読み手が頭悪い人ばかりだからなのかって思い始めた