10 無名さん
健忘症夢主

http://nanos.jp/kmy821/novel/11/6/
黒尾が好きだと言う秋刀魚の骨を生ゴミ専用の処理機械に突っ込み、電源ボタンを入れる。最近のマンションは設備がよく、上記の機械も全室に備えているらしい。

http://nanos.jp/kmy821/novel/11/8/
それなりとは何だと、冗談混じりで黒尾を睨むとまるでおもちゃを取られた子供の様に、すぐさまサンマを奪い返されてしまった。
「これ、俺の好物」
初めて知った黒尾の好きな食べ物。たわいもない食事の途中で、まさかこんな事が知れるとは思ってもみなかった麻衣は少し泣きそうになりながら白米を口に運んでいく。