11 無名さん
>>10の続き
「あ、それはムリ。だって、わたしたちも知りたいから」
……たち? 知りたい…?
「セレナ、お前、悩みがあるんじゃねェのか? あるなら言っちまえよ」
え、ルフィくん…。
あれ、よく見たら、ゾロくん、サンジくん、ウソップくん、ロビンちゃんまでいる。
「えっと…、何で…」
「いや…、おっとりしてるセレナちゃんはとても素敵だけど、今日の様子じゃあ、これ以上放っておくと、さすがにケガのひとつでもしそうだからな」
サンジくん…。
「ていうか、あれだけドジやっておいて、ケガをしなかったのがむしろ不思議だぜっ」
ウソップくん…。
「あら、ケガならしたわよ。体育の時、何もないところで転んだものね」
! ロビンちゃん…! それ言ったら…!
「…! セレナ、お前…! おいどこだ、どこをケガした…!」
「膝よ膝。大丈夫、ちゃんと保健室に連れて行って、先生に手当てしてもらったから」
あああ、怒れるローくんを、ナミちゃんがなだめてくれました。
ありがとう、ナミちゃん。
「チッ…! セレナ…! 何でなにも言わねェんだ…!」
「ご、ごめんなさ…」
ローくんこわい。
「いいから言え…。お前が、いつも以上にドジをやらかす原因は何だ…!?」
いつも以上って………、ひどい。そりゃあ、いつもドジだけど。
ほとんどローくんにフォローしてもらってる自覚もあるけど…。
「ねえ、セレナ。教えてよ。できることがあれば、協力するから」
「誰かにおどされてんなら、蹴散らしてやるぞ?」
「…ナミちゃん、ルフィくん、ありがとう…。ルフィくんは、気持ちだけ受け取っておくね。……おどされてるわけじゃないから、大丈夫…」
「……だったら原因は何だ?」
「………、ローく」
「おれには言えねェことか?」
「……えっと…その……」
う…。ローくんの顔が寂しそうに…。
わたし、この顔に弱いんだけど…。
「あ、それはムリ。だって、わたしたちも知りたいから」
……たち? 知りたい…?
「セレナ、お前、悩みがあるんじゃねェのか? あるなら言っちまえよ」
え、ルフィくん…。
あれ、よく見たら、ゾロくん、サンジくん、ウソップくん、ロビンちゃんまでいる。
「えっと…、何で…」
「いや…、おっとりしてるセレナちゃんはとても素敵だけど、今日の様子じゃあ、これ以上放っておくと、さすがにケガのひとつでもしそうだからな」
サンジくん…。
「ていうか、あれだけドジやっておいて、ケガをしなかったのがむしろ不思議だぜっ」
ウソップくん…。
「あら、ケガならしたわよ。体育の時、何もないところで転んだものね」
! ロビンちゃん…! それ言ったら…!
「…! セレナ、お前…! おいどこだ、どこをケガした…!」
「膝よ膝。大丈夫、ちゃんと保健室に連れて行って、先生に手当てしてもらったから」
あああ、怒れるローくんを、ナミちゃんがなだめてくれました。
ありがとう、ナミちゃん。
「チッ…! セレナ…! 何でなにも言わねェんだ…!」
「ご、ごめんなさ…」
ローくんこわい。
「いいから言え…。お前が、いつも以上にドジをやらかす原因は何だ…!?」
いつも以上って………、ひどい。そりゃあ、いつもドジだけど。
ほとんどローくんにフォローしてもらってる自覚もあるけど…。
「ねえ、セレナ。教えてよ。できることがあれば、協力するから」
「誰かにおどされてんなら、蹴散らしてやるぞ?」
「…ナミちゃん、ルフィくん、ありがとう…。ルフィくんは、気持ちだけ受け取っておくね。……おどされてるわけじゃないから、大丈夫…」
「……だったら原因は何だ?」
「………、ローく」
「おれには言えねェことか?」
「……えっと…その……」
う…。ローくんの顔が寂しそうに…。
わたし、この顔に弱いんだけど…。