12 無名さん
>>11の続き
…でも、こういうのって、相談してもいいのかな…?
相手の気持ちもあることだし…。
あ、でも…、名前を伏せれば……。
「……えっとね、…その…、実は……」
「………」
こういう時って、どもって話すのが遅くなっちゃうんだけど、ローくんはいつもじっと待ってくれるから、うれしい。
「………この前……、…あの、……………こ……、告白を……されて……」
「「「「「「ええっ?!」」」」」」
「誰だよ、その命知らず!」
え、どうしてみんな、そんなに驚いてるの? わたしが告白されるのが、そんなに不思議?
そりゃあ、わたしはナミちゃんやロビンちゃんみたにきれいじゃないけど……。
ていうか、命知らずってどういうこと? ウソップくん。
「お前に魅力がねェって意味じゃねェから、落ち込むなセレナ。………で?」
ローくんが頭をなでてくれる。これ、好き。
「それで……、もう5回くらい断ったんだけど………、恋人がいないなら問題ない、付き合おうって、言われちゃって……、あきらめてくれなくて………」
「―――あ、いた! セレナちゃん!!」
「ひ…!」
マズい。
「え…? あいつ…、デュバル?」
「知ってんのか? ナミ」
「同じ学年よ、ルフィ」
「あんな奴いたか?」
「隣の校舎だから、滅多に会わないけどね」
「ふーん…」
「え、何? ハンサム?」
「「「言ってねェ!!」」」
「あ、セレナちゃん! 待たせてごめんね!」
わ、こっちに来た…! 笑顔がちょっと、ううん、かなりこわい…!
「……え、あの…っ」
「どうしたの? さあ、一緒に帰ろう!」
「…いや、その………えっと……」
「何? かっこよすぎて目も合わせられない? ま、それは無理ないさ!」
ち、違うもん…!
「あれ、もしかして、みんなの前だから照れてる?」
「は…?」
そ、それはないです。まずないですっ。
「もういっそ公言しちゃおうよ、おれたち、付き合ってますって!」
「…! つ…、付き合ってません…っ…!」
「ああ、大丈夫。いつも一緒にいれば、みんな認めてくれるよ」
「……そうじゃ、なくて…っ」
ああもう。この人、いつもこの調子で…、人の話なんて、まったく聞いてくれない。
ローくんとはえらい違いだよっ…。
「ここにいるみんなは、おれのセレナのお友達かな? はじめまして、セレナの彼氏のデュバルです。よろしくねっ!」
…でも、こういうのって、相談してもいいのかな…?
相手の気持ちもあることだし…。
あ、でも…、名前を伏せれば……。
「……えっとね、…その…、実は……」
「………」
こういう時って、どもって話すのが遅くなっちゃうんだけど、ローくんはいつもじっと待ってくれるから、うれしい。
「………この前……、…あの、……………こ……、告白を……されて……」
「「「「「「ええっ?!」」」」」」
「誰だよ、その命知らず!」
え、どうしてみんな、そんなに驚いてるの? わたしが告白されるのが、そんなに不思議?
そりゃあ、わたしはナミちゃんやロビンちゃんみたにきれいじゃないけど……。
ていうか、命知らずってどういうこと? ウソップくん。
「お前に魅力がねェって意味じゃねェから、落ち込むなセレナ。………で?」
ローくんが頭をなでてくれる。これ、好き。
「それで……、もう5回くらい断ったんだけど………、恋人がいないなら問題ない、付き合おうって、言われちゃって……、あきらめてくれなくて………」
「―――あ、いた! セレナちゃん!!」
「ひ…!」
マズい。
「え…? あいつ…、デュバル?」
「知ってんのか? ナミ」
「同じ学年よ、ルフィ」
「あんな奴いたか?」
「隣の校舎だから、滅多に会わないけどね」
「ふーん…」
「え、何? ハンサム?」
「「「言ってねェ!!」」」
「あ、セレナちゃん! 待たせてごめんね!」
わ、こっちに来た…! 笑顔がちょっと、ううん、かなりこわい…!
「……え、あの…っ」
「どうしたの? さあ、一緒に帰ろう!」
「…いや、その………えっと……」
「何? かっこよすぎて目も合わせられない? ま、それは無理ないさ!」
ち、違うもん…!
「あれ、もしかして、みんなの前だから照れてる?」
「は…?」
そ、それはないです。まずないですっ。
「もういっそ公言しちゃおうよ、おれたち、付き合ってますって!」
「…! つ…、付き合ってません…っ…!」
「ああ、大丈夫。いつも一緒にいれば、みんな認めてくれるよ」
「……そうじゃ、なくて…っ」
ああもう。この人、いつもこの調子で…、人の話なんて、まったく聞いてくれない。
ローくんとはえらい違いだよっ…。
「ここにいるみんなは、おれのセレナのお友達かな? はじめまして、セレナの彼氏のデュバルです。よろしくねっ!」