14 無名さん
『じゃあ、治さなくていいですか?』
私が笑顔で言うと2人は同時に焦ったような顔になった。
「はっ!?ちょっ、何言ってるんだい!?治すのが君の仕事だろ!?」
『そうですけど、あんまり貶されると・・・』
逆に足が崩壊しますけど・・・。
私のこの言葉に2人は(特に物間君)真っ青になった。
ごめんね、拳藤さん!貴方まで巻き込みたくは無かったんだけど。
すっかり大人しくなった物間君の足に手を当てた。
すると痛いであろう足をバッと避けられた。
「じ、冗談じゃない!?そんなヴィランみたいな事・・・」
『動かないでください!足がバラバラになってもいいんですか!?』
物間君はヒッと短く言うと。震えながらもじっとしてくれた。
っていうか震えすぎじゃない?

治療拒否だけじゃなくて脅しもしちゃう夢主