ある春の日、袁紹は桃の咲き誇る庭を歩いていた。

隣には袁紹に仕える少女、柚希が続く。

しばらく歩くと、袁紹が柚希のために植えたアルメリアが咲いていた。

そのアルメリアを摘むと、柚希に差し出した。

「此の花はアルメリアというのだ。

そなたによく似合う」

『アルメリア…』

差し出されたアルメリアの花束を、頬を染めながら受け取り、柚希は抱き締めた。

袁紹は満足そうに微笑むと柚希の頬に触れた。

「私と共に、来てくれるか？」

『ええ、どこまでも…。

お慕い申し上げております』

にこりと微笑む柚希に頷いた袁紹は柚希と共に咲き誇る花を見続けた。


相互記念でこんなん
若手イケメンじゃないからかな？