19 無名さん
「えっと、白山吉光です。
でもななしって呼んで下さい。
自分が剣だってこと以外、記憶はないので色々教えて頂けると助かります。」

ふと目を開けた瞬間に、思わずそう口に出していた。
見覚えの無い、まるで江戸時代のような木で出来た鍛冶場・・・だろうか。
そこにこれまた見覚えの無い女の子と、こちらを驚いたような目で見る水色の髪のイケメンさんがいた。
いや、水色の髪のイケメンさんにはとっても見覚えがある。
ここに来る前に趣味でやっていたオンラインゲームのキャラクターだ。


文追加されてる…?