20 無名さん
>カラスの指示を聞きながらしばらく歩いていればたどり着いたのは山の中にある古びた一軒家だった。

「血の匂いがするな…でもこの匂いは、」

「えっ?なんか匂いする?」

「ちょっと今まで嗅いだことがない、」

「それより何か音しないか?あとやっぱり俺たち共同で仕事するのかな」

炭治郎の嗅覚が嗅ぎ取った匂いに対して善逸が聞き取った音に「善逸くんは、耳がいいのね?」と聞けば善逸くんは振り返った。

「炭治郎は嗅覚に優れているけれど、貴方は聴覚に優れている。そういうことでしょう?」

そう問えば「ひぇ、あ、はい!」と善逸くんは真っ赤になりながら頷いた。

「音?どういう、」

炭治郎がふと気づいたのは近くに立っている2人の子供だった。

「子供だ…」

「どうしたんだろう。────こんなところでなにをしているんだ?」

炭治郎が近くに寄ってそう問いかけるが、二人はびくりと体を震わせると身構えた。

「(かなり怯えてるな……)」

「炭治郎、私に任せて」

とん、と炭治郎の肩を叩いて下がらせてしゃがんで「こんにちは、私の名前は夕霧というの。あなた達を怖がらせるつもりはないわ」と声をかけた。

「…………」

「大丈夫よ、もうこわいことは何もないから…ね?おはなし、できるかな?」

そう問えば力が抜けたのか座り込む二人に「何があったのか教えてくれる?あのおうちはあなたたちのおうちかな?それとも違う人のおうち?」と質問を重ねた。

○○すれば「〜〜」と××した
この描写多い