25 無名さん
サロメの愛
空条くんはとても優しい人です。私の事をいつもかわいいと褒めてくれます。頼もしくて男らしくて、とってもかっこいい空条くん。そんな空条くんは私の彼氏で、花京院くんやお友達はお似合いだと言ってくれます。
「名前、フケようぜ」
空条くんが私に耳打ちしました。もちろん、空条くんのお願いなら、あとで先生に怒られちゃうかもですけど…
「あっ、……ぃ…名前っ…いて、ぇ」
頬を打ったさいに口の中が切れてしまったのかお口の端から血が垂れてきてしまいました。
私が打ったのです。
空条くんはかっこよくて男らしい人だと思っていたのですが意外にもマゾヒスティックな一面を持っていて所謂ドMと言うやつだったのです。
でもかまいません。私、サディスティックな面を持っていますし、なにより私は空条くんの痛がってヨガっている顔が好きです。
そう、私が好きなのは空条くんの首です。
空条くんの赤く腫れた頬に手を添えて柔らかそうな唇にそっと口づけました。
「ふふ、空条くんの唇にキスしちゃいました」
空条くんはとても嬉しそうに微笑んでいました。
やっぱり好きだなあ、空条くんのお顔

これだけで短編って…