27 無名さん
>>26
208 :本当にあった怖い名無し:2013/05/22(水) 16:23:22.00 ID:SyPkEOA60
ほんとに怖かったのは、後ろから笑い声が追いかけてくることです。
僕らは振り返ったりせず、一目散に走りました。
今思えば、本気であの女性が走ってきていたら、僕らは捕まってたのかな、なんて思います。
追いかけてきてたかどうかも分からないけど、でも、廃墟を出て、山を降りるまで、ずっと声は後ろから続いて
ました。
声はいつしかしなくなっていて。僕らはようやっと、麓まで降りることができました。もう心臓バクバクで、もう声
はしないけど、でもまだ追いかけてきそうで怖くて、僕らは今日は帰ろう、ってことになりました。
さすがのA君も大人しくなって、その日は、二人とも、自宅へ帰ることに。
で、無事自宅についたんですが、僕は今日のことを来なかったみんなに伝えておこうと思って、僕の部屋にあ
る子機から電話をかけることにしたんです。
まずはB君。電話をかけて、起こった全てのことを話すと、ふーん……と何やら明らかに信じてない感じでした。
「お前、今テレビか何か見てる?」
って聞かれました。いや、見てない、と答える僕。で、次にB君が放った一言で、僕はもう恐怖から声を荒げて、
すぐさま電話を切ったのを覚えてます。B君は、
「なんかすげー笑い声聞こえてうるさいんだけど。テレビの音じゃないの?」
って。もちろんテレビも、音楽も、なにもつけてなかったです。僕は怖くなって、早めに寝ることにしました。