>>27
マジか胸糞だから文章晒すわ

>「ロロ様、私、ロロ様のためにお料理に挑戦しましたの。この中で、魔法を使わずに作った料理を当ててみて下さいませ」

私は、フランム家の跡取り様を相手に、思い切り愛想の良い笑みを浮かべてみせました。


お見合いのためにセッティングされたフランム家の中庭のテーブルには、私の手料理が並んでいます。
豆入りサラダ英雄の国風、輝石の国式子羊のシチュー、珊瑚の海産の海老のチーズ焼き、夕焼けの草原伝統のフルーツゼリー……。

どれもこれも、有名な死刑囚のラストミール。


フランム家の跡取りなら、これくらい知っているはず。
そんなメニューをお見合いの席に持ってきた意図も分からないほど、愚鈍でも無いでしょう。