30 無名さん
私は今赤葦くんとお風呂に入っている。そして、手にシェーバーを持ってスケベイスに座る赤葦くんの前に座り、目の前にある大密林をまじまじと見つめて困惑している。
事の発端はフィニッシュを迎えて、ゴムを外す時に赤葦くんの陰毛が絡んでぶちりと抜けることを気にしすぎた私が赤葦くんに告げたことからだった。赤葦くんは意図的に無法地帯にしていて、ゴムに絡まった陰毛が抜けることに快楽を得ていたようだった。更に指摘した私に対して今度風呂で剃って欲しいなどと頼むくらい彼は変態的な思考の持ち主であることまでも知ってしまった。

赤葦くんの陰毛もとい、大密林は明るいところで見ると更に凄まじく、存在感があった。窓から差し込む光により、真っ黒かと思った陰毛は少しだけ赤茶色に光っている。

「あ…赤葦くん…。どんな風に剃ればいいの…。」
「名前が心配にならない程度に。」
「は…はい。」

シェーバーを持つ手が震える。手にボディソープを出して泡立てネットで泡を立てようとしたら赤葦くんがボディソープを出した私の手をとり、そのまま直で股間にぶっかけた。私の手で陰毛を揉みこむと、みるみるうちに
繊細な泡が立ってきてなぜか感動してしまう。が、泡でふわふわになった陰毛を触り続けていると何かが上がってきて私の手に触れた。

「あああ…あ…。」
「名前がチン毛触りすぎるから勃ったんだよ。そんなびっくりすることじゃない。」

これはびっくりすることだ。泡まみれになった股間からあまり泡の付いていない亀頭が出てきてなんとも言えない気持ちになる。

「はやく剃らなきゃ泡消えるよ。」
「わかった…。」

震える手でシェーバーを握り、赤葦くんの大密林に近づける。人の毛を剃るのは怖いうえに、勃起したちんこがあって気になってしょうがない。しかし、意を決して私は大密林に手を伸ばし、シェーバーの刃の部分を当てた。

「ちゃんと綺麗に剃ってね。」
「うん…がんばる。」