30 無名さん
>狭間の現時点での最高傑作、そして僕の最たる信頼を置く妹の、その血が。“個性”が。外に出ないかどうかの、その心配である。

>髪を雑に後ろに結び、手を組みながら前に伸ばして首を左右に折る。自分の目が少々据わっているのは、一応の自覚はあった。それは数十分前の美形くんとの会話のせいかと尋ねられたらそうではなく。真面目に、……ここで戦闘力を見せておかねばならぬという義務感のせいである。

>伸ばした腕をだらりと下げ、喉に手を当てた。自分の、最近の自分の使っている言葉を意識して思い出しそれを音にせずに口の中で転がす。脳内にそう綺麗と言われない言葉が並び、意味なく動いていた黒目がぴたりと特に意味のない場所で止まる。

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