30 無名さん
>「本当に。そんな使い道しか思い浮かばないんだったら切ってあげましょうか、その無駄な脚」

「あ?」


腕を組み蔑むような視線でそう言うと、私の言葉にカチンときたのか振り向き、立ち上がる。それに国君、景君、弦君が反応し、景君と弦君は私を守るように前に立った。それに少し驚いた彼が何かを感じたのか前を向き直る。国君の鋭い視線に睨みつけられ完全に諦めたのか大人しく座った。私の方少し見つめた後、国君は壇上へと歩みを進めた


「2人共、ありがとう。でも、大丈夫だったのに…向かってきたらそれこそ本当に切ってあげようかなと思ってたところだし」

「笑顔で物騒な事を言うな。…相変わらずだな、お前は」

「俺は今だに栞のこの雰囲気に戸惑うが…」


景君が私の手を取り、軽く手の甲に口付ける。それに弦君が驚き、私を見つめるが何事もなかったかのような表情をする私にさらに驚いていた


「お前がやりたいことなら、俺は反対しない。むしろ全面支援するぜ」

「ありがとう、景君」

モブの足切り宣言
直接殴られた真田や赤也に比べたらマシかなとか思っちゃった