33 無名さん
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「恥ずかしくないんですの?」
「…八百万さん」

透ちゃんは三奈たちと話しに行って私と八百万さんの間になんとも言えない空気が流れた。

「同じ推薦組として…最終トーナメントに残るのも精一杯だなんて」
「私、八百万さんとか轟くんみたいになんでもできるわけじゃないからなぁ…悔しいけど八百万さんの作戦すごかったもんね!」

私も頑張らなきゃなぁと言うと八百万さんは顔を歪ませて私を睨みつける。

「次のトーナメント、一つ勝ち上がれば私と当たりますわよね」

そう、私が一番心配してたのはそこだ。こんなに嫌われてるのに八百万さんと当たってしまう。わざと1回戦で三奈に負けてしまおうかなんて考えてたから痛いところを突かれてしまった。

「そうだね、もし勝てたらよろしく!」
「勝てたら…貴女プライドはないんですの?」
「プライドかぁ」
「相澤先生の一番そばにいておいて…先生も大した事ないのかもしれませんね」

ヤオモモはこんなこと言いません
34 無名さん
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「それこそ人気つったらA組の女子はみんなそうだけど、特に名前が人気でそうだよなあ」
「えっ」
「それわかる!名前ちゃんお人形さんみたいにかわいいもん!」
「おっ、気が合うじゃねぇか麗日」
「俺も名前かわいいと思うぜー」

電気まで何を言ってるんだか…困ってやめてよと言う意味でお茶子ちゃんを見たらその奥に座ってる八百万さんと目が合った。

「ヒーローは見た目がかわいらしいだけでは務まりませんわ」
「もう着くぞいい加減にしとけよ…」

八百万さんはプイッと向こうを向いてしまう。

夢主ageヤオモモsage酷すぎるよぉ