34 無名さん
> ひとり暮らしには大きすぎる地下有り二階建てのロッジだ。木で組み立て、ペンキで着色されていないまさに茶色のロッジ。この付近はなだらかな方なので、庭ではないが周辺の木を伐採して小さな畑もある。上等すぎる広さ。元々は一人暮らし用に作っていないんだから、そりゃまあ仕方ないんだけど。

「前回は台所にそのまま連れ込んだからさ。どうせなら家見てくかなと」

「でけえな」

「部屋余ってんよ」

「むしろ全部埋まってるって言われたら、それ何に使ってるんだって聞いてた」

>「一人暮らしなんじゃなかったか?」

「……は?」

 カレーを掬って、口に運ぼうとしていたその手が止まった。今度は私が彼を凝視する番だった。え? なんつった君。私、君に一人で暮らしてるだとか言ったっけ? 言った記憶ないんだけど。

「部屋余ってるんだろ」

「……あ?」

「おまえの家、随分と静かだったからな。もしかしたら外出してるのかと思ったが、部屋余ってるっておまえが言ったろ。家族暮らしならあれくらいの家、部屋が余ることはまずない。それなのにそんなこと言ったってことは、一人で暮らしてるんじゃないのか? あの家で」

フラスコたんちょっと前に自分で考えた設定忘れてるな
矛盾だらけ