40 無名さん
ゆるゆると撫でていた陰核を、不意にぎゅうっと潰すように摘ままれた瞬間、一瞬で私の思考を吹っ飛ばした。快感が迸り、何度も強制的に絶頂に追い込まれる。

容赦ない快楽から逃げようと握るシーツに力を入れて前に進もうとするが、それを見た彼は逃さないとでも言うように覆い被さると、がっしりと私の四肢を抱き込んだ。

少しも身動ぐことができなくなった事で、更に与えられる彼からの快楽に最早肩を低く下げ、枕に顔を押し付けるしか出来なかった。

「ぐぅうう!んっ、んんんんっ!んっんっん!」
「っオラ!へばってんじゃねぇ、クソ淫乱女!!」
「ひゃあんっ!?」

バシンッと尻を叩かれ、口から悲鳴が溢れた。腰を掴み、尻を高く持ち上げるとバシンバシンと何度も叩かれた。

「いっ、痛いっ!やだぁ!やめてぇっ!」
「嘘、ついてんじゃ、ねぇぞ!テメェの尻っ、叩く度に、締め付けて、っ離さねぇぞ!」

言葉を区切るごとに容赦なく叩かれた。叩かれる度にきゅっと尻に力が入って、中を擦るペニスがより感じられ、思わず喘ぎ声が溢れてしまった。

「んぁっ!やぁんっ!やっ!っぁ!あん!」
「テメェが被虐趣味のクソド淫乱女だったとはなぁ!!んなのが俺の!彼女かよ!」
「っ、ご、ごめんなひゃぃいいいいっ!いっ、いんらんでぇっ、ごめんなひゃいいっ!!でっ、でもきもちいぃのぉっーー!」
「……ックソが!」

私の胸と陰核を同時に摘むと、乱暴にぎゅっと力強く引っ張り上げた。

「あ゛ーーっ!!あ゛ぁぁあああああっ!!ごめ、なさぁっ!!んぁああああああっ!ぁああああっ!!やめ、しんじゃ、からぁっ!つま、まないでぇっーー!」

背中を逸らして頤が跳ね上がる。やめて、きもちよくて死んじゃいそう!頭おかしくなるからもうやめてーーっ!!

霞んだ頭ではやめて欲しいと懇願するが、身体は正直なのか、もっと快楽が欲しいと、自ら身体を前後させて尻を振った。そんな痴態を見下ろした彼は、また私の尻を叩いた。ヒリヒリと痛むが、それもだんだんと気持ちよくなっていく。