40 無名さん
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その日綾音は荀いくを城に送り出したあと、台所に籠った。
甘い匂いを漂わせ、上機嫌に作業を進める。
どうやら今日は遠い異国で、愛しい人にチョコレートを贈る日だ、と数日前に李典から聞いた綾音は、ものの見事その数日で(主に李典と楽進が)準備をした。
チョコレートを溶かしつつ自然に笑みが溢れながら、手早く色々なお菓子を仕上げ、世話になった皆にも配り回った。

この時代にチョコレート()