46 無名さん
重たい瞼をゆっくりと開けば
白い天井が見えた…
そして独特の薬品の匂い…俺は…助かったのか?
生きている‥‥のか?

あんな感じたことのない衝撃を受けて生きてたのか?

…俺は…

グーぱーぐーぱしようとすると自分の視界には手が写っていなかった。
あれ?確かにぐーぱーと開いている感触はするのに…
と思いつつ下の方へ視線を下げると
何故か視界に入るのは小さな小さな赤ん坊のような手だった

「おギャー・・おぎゃー(なんだ…これ!)」

ちゃんとした声が聞こえる代わりに赤ん坊の声が響き渡る

おギャー・・おぎゃー(なんだ…これ!)
読者の気持ちを代弁する夢主の鑑