53 無名さん
「ありゃりゃ…顔ぐしょ濡れだよ出久。ほら、こっち向いて」
「い、いいよッ。自分で拭けるから!」
「良いから良いから。固いこと言わないの」

まだ未使用だった僕の分の濡れたおしぼりで、顔を拭いてくる羽依ちゃん。自分で出来るよなんて首を振っても、彼女は気にするなと言わんばかり。その姿はまるで、近所のおばちゃんを連想させた。

ちょっと読んでみたら突然の近所のオバサン扱いに吹いた