54 無名さん
まーた鯖に変身させてるし今回はアルトリアとアーサーかよ
https://nanos.jp/breaktime0250/novel/1/154/
>『僕ねー、何にでも変身できちゃうのが自慢なんだー。たとえばー』

全身桃色の小さな体を回転させたかと思えば、今度は一瞬で変身を遂げてしまう。
金髪で、銀色の鎧と青い衣を身に纏った、小柄な少女だった。
右手には黄金に輝く剣が握られており…、もうお分かりだろう。
騎士王、である。

「このように、性別に関係なく姿を変えることができます」
「うわぁ…、めっちゃ美人…」
「セイバーのサーヴァント、真名をアルトリア・ペンドラゴン。私の剣が幾ばくかの力になるのなら、全霊を以て貴方の力になりましょう。…加えて」

また、光が桃真の体を包んでいく。
同じ金色の髪の、同じ銀の鎧と青い外套を羽織り姿を現したのは、…青年の騎士。

「僕はセイバー。真名をアーサー・ペンドラゴン。この剣が幾ばくかの力になるのなら、全霊を以て力になろう」
「あれ?同じ人?いや、でも男…」
「桃真君のその姿は初めて見るね」
「これは先の英霊アルトリアと同一の過去と伝説を持つ完全な同一人物にして、別人…。要するに別世界線の騎士王、とでも覚えてくれればいいよ」

言い終えると、アーサー王に変身した桃真がパチンと指を鳴らす。
すると鎧と外套が弾け、代わりにワインレッドのシャツと黒のジャケット、そして黒のスラックスへと衣装が変わった。
…元の姿に戻る気はないようだ。