56 無名さん
初めて感じる彼の怒りに、
このままではドアを壊しかねないと感じた私は…

『……』

仕方なく、無言で鍵を外した…。


―――――――っ


力いっぱい開けられたドアは、
大きな音を立てる…。
だがさすがは雄英…ドアまで頑丈だ。

『……』
「…なんで、泣いてんだよ…。」
『なんでもない。』
「なんでもねぇことないだろぉが!」

荒々しく肩を掴まれて、近くの机に追い込まれる…。


突然のドアの頑丈さへの関心に草