57 無名さん
まえがき
「…!!」


今日も泣きながら目を覚ます。


夢の中で自分はいつも戦ってる。

何人もの巨人と。


彼女は手をぎゅっと握り締めた。


「…戻りたい…。」


彼女の声は、一人で寝るには広すぎる部屋に吸い込まれて行った…。