61 無名さん
大元帥に会い、ヘブラスカに会った帰り、ミラはとある少女と出会っていた。

「あぁ、紹介するよミラちゃん!」

愛想良く笑う彼女の登場に、コムイはすかさず口を挟む。彼がどこかウキウキして見えるのは、きっと気のせいではないはず。

「この子はリナリー!!室長助手であり、エクソシストであり、僕の妹さ!!」
「(妹…)」

だから楽しそうなんだなぁとミラはまじまじとコムイの妹・リナリーを見上げた。そして気づく。彼女の着ている服のデザインに、ミラは見覚えが合った。きっとエクソシスト共通のものなのだろう。此処を教えてくれた彼が、こんな感じのコートを着ていた。自分もこれを着るようになるのか。嫌いじゃないデザインだ。彼女の胸元のローズクロスがキラリと輝く。

「(Cカップかな〜)」

ミラは同じく愛想の良い笑みを浮かべると、リナリーに向かって左手を差し出した。

「よろしくね!リナリー姉!!」


この夢主のどこが可愛いのか誰か教えてくれ