68 無名さん
他人の笑顔や涙に振り回される。家族でもそうだ。この出来上がった完璧な仮面に誰が気づくだろう。わたしはこころのすみっこでずっと泣いている。なぐさめてほしいわけじゃない。ただ見つけてほしい。でも誰もわからない。だって小さい時からこの仮面は完璧だった。誰がいつ作ったのだろう。ただ、その仮面はいつでも笑っている。つらい夜も冷たい朝もいつでもずっと笑っている。だからどっちつかずの真夜中洗面所の鏡を見てわたしのゲシュタルトはあまねく崩壊する。笑いながら泣いている自分の顔と、傷つきボロボロになった精神を両手に抱えて、それでもなお世界が愛しいと繰り返す。どちらがほんとうでどちらが嘘なのか。でももうそんなのも考えるのにも飽きてしまった。
死ぬなら朝がいい。もっと遠くに行きたい。だれも知らない遠いところに行きたい。苦しい
苦しい
ちな鬱状態のとき
死ぬなら朝がいい。もっと遠くに行きたい。だれも知らない遠いところに行きたい。苦しい
苦しい
ちな鬱状態のとき