74 無名さん
http://nanos.jp/kura1114/novel/4/70/
「ほらっ、苛めてくださいって、この口で言って」
「あんっんっあうっ」
「はやく、じゃないと手、止めちゃうよ」
「…っ、っ、っ!」
責め立てるような口調と視線で急かされて、胸内に隠していた劣情が弾けた。
「…い、いじめてくだ、さい…っ」
「どこを」
「あ、う、そ、そこ…!」
「ちゃんと名称で言って。…ああ、すけべな言い方してくれると、もっと分かりやすいかも」
ずるりと舌なめずりをする男は、早く言え、と命令しているように思えた。ごくりと生唾で喉を潤し、言いよどむようにして視線を這わせた。すけべな言い方、って、なんだろう。どんな言い方をすればいいのか。
拙いながらに、零さんが吐き出していた言葉の数々を思い返す。きっとああいう言い方をすればいいんだろうけど、やはり羞恥が勝る。微量に理性が残っているからこそ困っていると、零さんの親指がクリトリスをぐりぐりと弄り回す。
勃起しているせいで、零さんの指から逃れようとしてぷるぷるとクリトリスが滑ってしまう。暴力的な快感に目を白黒とさせて、慌てて零さんに縋った。
「ああっ!あうっんっ、おま、おまんこしてぇ!」
「おまんこしてほしいの?おまんこでイクイクしたいの?」
「んっしたい!おまんこで、いくいく、するっ」

一次でやってくれよ…